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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、皆さんにちょこっとちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。ということで、
今日ですね、太谷翔平選手の元通訳である水原一平氏が裁判所の方を出席いたしまして、概ね容疑を認めるといったところで、大きな話題になっておりまして、
久しぶりに親家の場に出てきて、やつれたとか、別人になったみたいなね。スーツ着てたけど、それを脱いで肩にかけて、気取ってたみたいなね。非常に水原氏に対して、日本人の反応は非常に風当たりの強い感じなんですけども、
ネットニュースの記事を読んで気になったのが、水原氏は、容疑を否認というか、無罪主張してるんですよね。
形式上、無罪を主張するみたいな。無罪を主張するのが当たり前で、とりあえずしゃーなしやでみたいな感じ。とりあえず無罪主張しますみたいな感じなんですか、アメリカの裁判は。
形式上無罪を主張するけども、最終的には認めて、刑に服すみたいなね。そんなこと書いてたんですけど、それに引っかかってね、やっぱり水原氏、罪かぶったんかな、みたいな感じを受けたんですけどね。
いろいろ我々が言ってても真相はよくわかりませんけども、20数億を盗めるみたいな、ルパン賛成よりもすごないみたいなぐらい思ってるんですけど、どうなんですかね。
この口座使ってくれてもいいよ、みたいなね。大谷さんに言われてて、じゃあ使います。使うわ、って使ってたのかもしれないし、そもそも大谷さんがギャンブルやってたかもしれないし、これヤバいってことで水原がやったことにしよう、みたいなね。
そんな感じなんかな、みたいな。本人は納得いってないような顔をしてたんで、疲れて、いろんなマスコミとかに追われて、非常に精神的にも辛いから、ああいうね、悲壮感漂う感じは受けたんですけど、
じゃなくて、俺ほんまやってへんねんで、みたいな感じの顔にも見えたんで、真相はよくわかりませんけどもね、闇の中に葬られるんじゃないかなっていう感じはするんですけども、今後の情報を待ちたいなというふうに思います。
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今日のお話はですね、オランウータンについてお話したいと思うんですけども、オランウータンがですね、これすごいね、最近発表された非常に新事実なんですけども、オランウータンが薬草で傷を治療してると。
野生動物で初観察されたんですよ。要はですね、薬になる草、薬草を自分で判断して、それで傷を治してた野生動物ですよ。これね、もうすごくないですか?っていうお話をしたいと思うんですけども、
これはですね、スマトラオランウータン。オランウータンね、本当に絶滅の危機に瀕しておりまして、マレーシア、インドネシアに生息する大型の類人猿ですけども、
2022年の夏、かつて誰も見たことのないオランウータンの行動が観察されたということなんですね。ラクスという愛称で親しまれているスマトラオランウータン、スマトラ島のスマトラですね。
スマトラオランウータンが抗菌・抗炎症・抗心菌・抗酸化作用のある薬草を使って、頬にできた大きなすり傷を丁寧に手当てしていたのだということでね。
その様子を記録した論文が、2024年5月2日付けで、科学史・サイエンティフィック・レポーズに発表された。できたてホヤホヤですね。
わずか数日でひどい傷が治り始め、さらに2日後には傷口が完全に閉じていました。
ということがですね、ドイツにあるマックス・プランク動物行動研究所の霊長類学者のイザベル・ラウマー氏は話しているんですね。
薬草のある植物を使って傷を治療する野生動物が観察されたのは、これが初めてですということなんですけども。
このラクスっていう名前つけてるんですけど、野生動物に名前つけてんのって感じかもしれませんけどもですね。
これですね、なんでかっていうと、インドネシア・スマトラ島のグヌン・ルセル国立公園内にあるスワック・パリンヴィン研究ステーションというのがありまして、
そこにね、熱帯ウリンの中にある研究ステーションがあるんですね。
この研究ステーションは、1994年から周囲の保護林に生息したり、頻繁に姿を見せるオランウーターを観察してきたと。
動物たちに干渉することなく、あくまで見守る形でその動きや行動を注意深く追跡・監視・記録しているということでね。
なので、干渉せずに観察すると。
このラックスというオランウーターは、多分そこの研究所内に頻繁に現れるオランウーターで、相性をつけている個体識別も兼ねて名前をつけているオランウーターなんですけども。
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このオランウーターなんですけども、ラックスは2009年から研究センターの中やその周辺で暮らしていると。
2020年6月のある朝、研究者たちはラックスの右目の下の頬に大きくすりむいた傷があることに気づいたと。
この画像を見たんですけども、すり傷どころじゃないですね。
右目の下のあたりの頬が欠けているぐらい、めちゃくちゃ結構な傷なんですよ。
えぐれているぐらい、大けがを負ってるんですよ。
皆さん、画像を見てみてください。これ見て、えらい怪我してるな、みたいな。
なんで怪我したのかというと、監視エリアの外に出ていたので、どういった怪我をしたのかというのは追跡できなかったみたいですけども、
おそらく木から落ちて枝にぶつかったのか、他のオランウーターと争った時におった傷だろうという風に推測されているわけなんですね。
いずれにしても、傷はその後数日間生み続け、かなり悪いように見えたと、さっきの論文を書いたラウマ氏は言っているんですけども、
観察していくと怪我が大丈夫かなということで、研究チームはラクスを追っていたわけですよ。
そうすると、怪我して3日目に、研究者たちはラクスがアカルクニンという鶴植物があるんですけども、
それを探し求め、それを食べている様子を観察したんですね。
一般にアカルクニンという植物は、セキリア、糖尿病、マラリアの治療に使われる植物なんですね。
その時点ですごいよね。そういう効能があるということをわかっていて、アカルクニンの植物の葉っぱを食べるために探し求めていたということなんですよ。
すでにアカルクニンに応用があるのはわかっているんですよね。なんで知っているのかという話だと思うんですけど、
それを探し求めて食べていたと。わざわざアカルクニンが生えている場所まで行って食べるという行動自体が極めて珍しいですし、
ということをラウマ氏は指摘しているんですね。
何を食べているかというデータも取ってまして、この研究チームのデータによると、
スマトラ・オランウータの国立公園内に住むオランウータの植生を調べた場合に、
アカルクニンが占める割合はわずか0.3%なんですね。他のものをいっぱい食べているのに、
アカルクニンは0.3%しか普段食べていないのに、怪我したラクスはアカルクニンを探し求めて、
それをターゲットにして食べているわけなんですよ。
ということは、何か効能があるということがわかっているということですよね。
この感染症を治す効能がアカルクニンにはありますから、
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これを理解して食べたとしたら、非常にすごい大発見だということを言っているんですね。
さらに驚くべきことに、食べて戻してその出てきた汁を指で傷口に塗ってたりとか、
何度もそれを繰り返したりとか、さらに7分間傷の手当てを続け、
その後さらに約30分に渡ってアカルクニンを食べ続け、
その汁をシップみたいにして、ペタッと張ってたらしいんですよ。
アカルクニンの葉っぱをね。ガムガム食べて、ガムみたいに食べて、汁を傷口に塗ります。
さらにそれをシップみたいな感じでむじゃむじゃして、噛み続けてね。
ペタッと張ったりとかしてたということなんですね。
完全に薬草というか、薬という認識で薬のように使ってますよね。
そうするとですね、傷はみるみるうちに治り始めて、
治療を始めた2日後には傷口が完全に閉じていたと。
閉じている様子も画像であるんですけども、あんなにえぐれてたのに、
めっちゃ綺麗に治ってるやんみたいな感じになってるんですよ。
これはすごいしね、この薬の効能を分かっているということがね、
知ってたらすごいですよね。
どうやって知ったのかということなんですけども、
アカルクニンを食べていて、たまたまそれを触った手で傷に触れたら、
すぐに痛みが和らいだということに気づいたので、
何度も傷にゆぬるようになったのかもしれないという偶然発見説とかですね、
子供の頃に母親か別のオランウータンの行動を見て学んだ可能性もあると。
これは覗き込み行動と呼ばれるね。
歴史としてはこの哺乳類の行動なんだけど、
そういった先人が怪我したらアカルクニンの葉っぱにガムガムして、
触ったらええよみたいなね、そういったことを分かってた。
その行動を見てたっていうのと、
アカルクニンを食べて、たまたま傷口を触ったら治ってみたっていう説明で
ぴったりいくのであれば、アカルクニンの葉っぱをもともと追い求めないんですよね。
追い求めたっていうことはアカルクニンを怪我したときはあれやな、
みたいなことを思ってるからこそ探し求めてたのかっていうのはあるので、
やっぱり覗き込み効果とか先人から伝えられたね、
コミュニケーションによって薬草がある、葉っぱがあるでっていうのを
その研究所内に住むオランオタンが分かってたのか、
そっちの説のほうが私は有力なのかなっていうふうに感じてますね。
こういった薬になるとか、これは健康にいいっていうものがですね、
野生動物って初めて観察されたということで、
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我々もね、今では文明を持ってしゃべれるし、データとかも残ってるから、
この病気にはこれに効くってわかってるけど、
ホモサーフェス誕生した頃はですね、何がそういった薬草があるものをですね、
先人に伝えられてですね、これは薬になるんじゃないかってね、
パイオニーがいるわけですよね。
それをやっていく上に文明を持って薬とかね、そういったものが発明されてるわけで、
我々が樹上生活してた頃だとか、草原にいた頃っていうのも同じようにね、
ご覧のうたのように、これは薬になるねみたいなやつがね、
積み重ねた情報がですね、伝わって生存活動してるのかなと思うとですね、
これは非常に興味深いし、我々にも通じるところだから、
さらにちょっと研究が進んでいくとですね、面白いかなっていうことでね。
でもラクスしかまだその行動は発見されておりませんので、
たくさんいる中でね、一頭だけだから他はどうなのか、
たまたまそのラクス、ラクスって呼ばれるオランウータンのみしかできない行動なのかもしれないし、
さらにこの研究の発展がですね、望むばかりですねということでね、
すごいねオランウータンねということで、
今日はこの辺にしたいと思います。
それでは皆様さよなら。バイバイ。