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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。 ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。ということで、
昨日ですね、キングオブコントの決勝だったんですね。 全く見ておりませんけども、サルゴリラというね、
芸人が優勝したということでね、もう全くテレビ見なくなったんで、バラエティも全く見ないんで、
もうめちゃくちゃ疎くなりましたね。もう昔は漫才とかね、めちゃくちゃ見てたんですけど、爆笑オンエアバトル、あの球入れるやつね、あれとかめちゃめちゃ
ビデオとかして見てたんですけどね、本当にもうわからない、お笑いが。あの、ガキの使いね、あの、大晦日の笑ってはいけないっていうね、まああの年末の風物詩みたいなところがあったんですけど、大晦日のね、もうそれも3年連続中止ということでね、もう何か何かやるとね、これはいじめに繋がるとかね、
まあ有害だ、みたいな感じでですね、BPO審査が入るわけですけども、本当になんかね、まあつまらなくなってしまったな、テレビがね、まあそれでYouTubeとかね、
皆さんこう、行こうというかね、まあそれがテレビ見なくなった理由の一つなのかな、という感じもしますけどもね、まあYouTuberはYouTuberでね、なんか東海オンエアの何かどうのこうのがね、
まあもう荒れておりますけども、本当になんかもう変な世の中になりましたね、と言ったところですかね。今日のお話はですね、運動しすぎると逆に体に良くないよっていうね、まあお話は科学的にあの話したいなと思うんですけども、
まあ適度な運動は大事だ、みたいなね、まあジョギングとか散歩とか、まあそういったものはあの肌感覚的に、なんか運動不足はあかんな、みたいな感じだと思うんですけど、この運動しすぎると逆に体に悪いよ、みたいなね、なんかなんていうのかな、あのアメリカの論文とかで、アスリートはあまり寿命が長くないみたいなね、まあそういった論文もありますし、
あとボディービルダーとかね、もうめちゃくちゃ体鍛えてるけど、逆にこれ運動しすぎたら体良くないんじゃないの、みたいな、あとお相撲さんとかね、割と早くいなくなる方が多い印象を受けるんですけども、この体を動かしすぎる、運動しすぎると体に逆に良くないみたいなのが、なんとなくそう言われていることもありますし、
また見た感じね、そんな感じするな、みたいなことを思っている方もいらっしゃると思うんですけども、これを科学的に解明していくと、そういうことかっていうことがわかってきますので。
酸素の誕生と毒性
運動は大事だなと思うんですけども、それはね、我々の進化の歴史というかですね、そういった地球の歴史をひもといていかないと、運動しすぎだからあかん、みたいなことに繋がりませんので、
我々ね、酸素吸い込みますよね、酸素吸って多くのエネルギーを得て食べたものとかを分解して、最終的には有機物とかっていうのは水と二酸化炭素にまで分解されるわけですけども、その分解していく過程でATP、エネルギーを作っていくわけですけども、
このね、酸素というものがもともと地球にあったのかって言うとですね、そうじゃないんですよね。酸素が誕生したのは28億年前にシアノバクテリアというね、化学抗合性細菌、抗合性をするバクテリアですね、が現れて、光のエネルギーを使って水と二酸化炭素から有機物を作り始めて、
その際ね、副産物として酸素が放出されて、多くのね、酸素が誕生したわけなんですよ。
以前ね、配信でお話したことがあるんですけども、このね、シアノバクテリアのおかげで酸素が誕生して、やった、ハッピー、やった、酸素ありがとう、みたいな感じかもしれませんけど、今の我々にとってみればね、酸素吸い込んでるからね。
そうじゃなくて、当時の地球の環境もめっちゃ変えたんですよ。一番地球最初の環境汚染と言っても過言ではないです。酸素っていうのはですね、ありとあらゆる細胞内の様々な抗分子を酸化して、機能不全にしてしまうので、酸素って最初は毒やったんですよ。
なんてことしてくれんねん、みたいなね。当時はね、酸素を使わずにエネルギーを取り出した生物しかいませんでしたから、そんなものなかったんですよ。めっちゃ形変わるやで、みたいなね。金属とか鉄とかを外に置いておいたらめちゃめちゃ錆びますよね。酸化するんですけど、非常に反応しやすいんで、体の中をボコボコにされてね、機能不全になってたと思うんですよ。最初の方の生物ね。
このね、酸素を、毒である酸素をうまく利用してエネルギーを得ようっていう生き物が誕生してきたからこそ、酸素っていうのは必要だよねっていうものになってきました。私、我々がね、酸素を利用した生き物の祖先はね、祖先が幼児の的につないできたからこそ酸素は大事だねって感じになってるんだけど、最初は毒でしたから、このね、酸素を使ってエネルギーを取り出す生物も現れて、
酸素をうまく利用することができたようになったんだけど、酸素をうまく利用してエネルギーを取り出すよっていうね、細胞の中のね、器官があります。それをね、ミトコンドリアっていう生物をね、勉強した方はですね、ミトコンドリア、中学校にもありますね。だからもうミトコンドリアっていうのは非常に有名なものなんですけど、それを酸素を使ってエネルギーを取り出す専用の細胞の中のね、器官というものが誕生しました。
で、このね、ミトコンドリアが働けば、酸素を利用してエネルギーを得るんだけども、その中でもね、酸素を取り入れて、酸素を利用して栄養分を作るんだけど、エネルギーを作るんだけど、そのね、副産物として必ずね、活性酸素というものがね、作られちゃうんですよ。
特に危険。特に機能不全に陥りやすい、細胞を傷つけやすい活性酸素が作られて、細胞を傷つけちゃうんですね。それが積み重なってがん化したりとか、がんの原因であるというふうにも言われておるんだけども、で、やばいじゃないですか。そのまま細胞を傷つけられたら、エネルギーを取り出すために酸素を入れて、どんどんどんどん作っていくと活性酸素が作られていくから、エネルギーを取り出すために活性酸素が作られてたら、細胞を傷つけちゃいますよね。
生きるためにエネルギーを入れてるのに、逆に攻撃してるみたいな感じになるから、その活性酸素をですね、要は無毒化するものを作り出したんですよ。我々生き物は。で、それが何かというとね、ペルオキシソウムと呼ばれるですね、活性酸素を無害化するものなんですね。
大きさがですね、直径0.2から0.7マイクロメートル。1マイクロメートルは1千分の1ミリメートルなので、非常に小さいですよね。
一重幕の小砲なんですけど、それで中にですね、このペルオキシソウムの中にペルオキシダーゼっていう酵素が入ってるんですね。で、活性酸素、スーパーオキシダアニオンとかいろいろよく言われるんですけども、その活性酸素をですね、分解する酵素が中に入ってて、
ミトコンドリアの活動に伴って出てくる活性酸素を水に変えて無毒化してるんですね。そういった酸素を使ってエネルギーを得ているけども、その副産物として活性酸素が出てくるから、それを除去するためのシステムが体内にあるってことなんですよ。すごいよね、人間ね。
このペルオキシソウムが働かなければ、我々はすぐに活性酸素によって傷ついて死んでしまうんですよ。
過度な運動と活性酸素の増加
というぐらい防御システムが備わっているんだけども、ここでタイトルに戻りますが、過度に運動したりとか、運動しすぎるとですね、それだけね、乳酸素運動とかいろいろやりますよね。運動をガーッとやるとですね、ミトコンドリアの活動が活発になりますよね。
このミトコンドリアの活動が活発になるってことは、たくさんの活性酸素が発生してしまうってことですよ。そんなに運動するとね、ガーッと運動すると、そうするとですね、ペルオキシソウム、さっき言ったようにミトコンドリアが出てきた副産物として出てくる活性酸素の除去をしてるんだけども、運動しすぎると、たくさんの活性酸素がいっぱい出てくるから、それを除去するペルオキシソウムの機能が追いつかなくなるんですよ。
いやもう無理やってみたいな、もうやめてやめてっていうぐらい活性酸素が誕生してくるんで、ペルオキシソウムのキャパがオーバーしちゃうんですよね。そうするとですね、細胞は傷つきやすくなりますよね。
ちゃんと除去できてたのに、それ以上に除去する分だけ、重要と供給の問題じゃないけど、それだけたくさん誕生してしまうと、いやもう分解できへんってみたいな、もう無理やってみたいな状態になってくると、細胞が傷つけやすくなっちゃうんですよね。
過度な運動しすぎると、活性酸素が無分解される分よりも、たくさん誕生してしまうと、より細胞を傷つけやすくなっちゃうので、がん化したりとか、自分の細胞を傷つけちゃうというのが、運動してない人よりも比べて過度になってしまうので、そうするとですね、活性酸素を無毒化できなくなってですね、細胞が傷ついてやすくなっちゃうので、
過度に運動しすぎる、運動しすぎるっていうのは、自分の細胞を傷つけてしまう可能性がより高くなっちゃうので、過度な運動はダメだよということなんでございますね。
ペルオキシソウム、これで覚えてくれたと思います。そういったものが備わっているんだけど、過度な運動しすぎると、より活性酸素がペルオキシソウムの分解分よりも増えちゃうので、過度に運動しすぎるというのは、何でもやりすぎはあかん。
過度な運動は確かに大事なんだけど、しすぎはダメだよというお話でございましたということで、今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さようなら。バイバイ。