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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元、公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
2023年2月7日、火曜日のちょぼっとサイエンスのお時間となりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。ということで、先週ですね、大型の商業施設に行ったんですけども、
ちょっとトイレ行こうかなと思って、トイレ行ったんですけども、男子トイレはね、比較的スムーズに行けたんですけども、
ふとね、女子トイレの方を見ると、非常に行列ができてたんですね。
女子トイレだけに行列ができるっていうのは、テーマパークとかね、いろんなところでそういった光景を目にした方もいらっしゃると思うんですけども、
この時に、女子はトイレが長いから行列するよね、みたいなことをね、思っていらっしゃる方がたくさんいると思うんですけども、
それってね、科学的、生物学的に見たら、事実ではないんですよ。
どういうことかというとですね、我々人、男女に限らずね、人、ホモサピエンス、男も女も、犬も牛も象も、ほぼすべてのね、
3キロ以上の哺乳類は、おしっこにかかる時間が一緒なんですよ。
だいたい一緒。ね、すごいじゃないですか。っていうですね、お話をしていきたいと思います。
だいたい哺乳類、3キログラム、体重がね、3キログラム以上の哺乳類は、おしっこにかける時間はだいたい同じっていうことを発見した人がいましてですね、
パトリシア・ヤン博士をはじめとするアメリカのジョージア工科大学かな、の研究チームがですね、発見いたしました。
普段はですね、流体力学の観点から動物の動きについて研究しているんですけども、
その研究チームのヤン博士がね、地元の動物園で動物を撮影してたらしいんですけども、あることに気づいたらしいんですよ。
体の大きさや性別にかかわらず、体重3キログラム以上の哺乳類は、おしっこにかかる時間がどの動物も同じくらいだっていうことに気づいたんですよ。
気づく?すごいなと思うんですけどね。
そこでですね、実際に詳しくね、もうラボレベルで研究してみることにしたということなんですね。
この研究においてはですね、もうプライバシーなんか関係ないんですよ。
だってね、あのね、どうやって撮ったかというとね、各地の動物園とかね、公園でね、
ネズミとか犬とかヤギとかゾウおしっこするまで、そのハイスピードカメラでずっと構えてたんですよ。
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まあまあこれね、人間であったらもうこれもほんまにね、あのレベルですよね、もうプライバシー隠し撮りですからね。
っていうのがあったんです。
さらにそれだけではなく、YouTubeからもペットとか動物園の動物が用を足す動画を探してですね、
そして32匹の動物がおしっこする様子をスローモーションで再生して分析することができたんですね。
結構YouTubeにもですね、各動物がですね、おしっこする動画出てますからね、興味のある方は見ていただきたいんですけども、
そういった集めた32匹からハイスピードカメラとかを使ってですね、分析するとですね、
どの動物も21秒で用を足していることが分かったんですよ。
その21秒もプラスマイナス13秒なんで、まあまあの誤差はあると思うんですけども、
どの動物も3キログラム以上の哺乳類は、どの動物も21秒、おしっこにかかる時間は21秒ということがね、もう分かったんですよね、すごいですよね。
この実験結果とは別に、流体力学を研究しているラボなので、数学的モデルによると、哺乳類が膀胱いっぱいに溜めた尿を出し切るのにかかる時間はですね、
その動物の体積の6分の1に比例すると、つまりですね、どういうことかというと、体積が大きく変化してもおしっこにかかる時間はあまり変わらないということなんですよね。
体積の6分の1に比例するから、いや、そんなことないじゃないですか、みたいなね。いやいや、象と人比べてよ、というね、これ重いかもしれませんがね、このね、体積の6分の1に比例するというのは、
まあ、肺尿の法則と言われているらしいんですね。この肺尿の法則で見ていくとですね、象でも、あ、なるほどな、ということが分かってきますからね、はい。
で、まあ、このね、その肺尿の法則と、あとですね、大きなね、要因がありまして、それはね、重力があることなんですね。
まあ、なんか物を落とせば、地球の方向に向かって落ちてきますよね。この重力もこの肺尿の法則と共にですね、みんなおしっこを出る時間が一緒というのはだいたいね、そこが関わってきているらしいんですけども、
まあ、この象とね、まず象を比べましょうね。象のように巨大な動物の場合はですね、このね、尿道とかね、そのおしっこを出す管とかね、輸尿管とかね、そういったものも超特大レベルなんですよ。
象の尿道はですね、直径10センチメートル、長さ1メートルほどにもなって、もうなんか水道管のパイプみたいな感じですよね。
で、管が長い分、尿は下に行くにつれて加速していきますよね。重力があるからね、どんどん加速していく。で、巨大な方向にどれぐらい溜めれるかというとね、18リットル溜めれるんですよ。
すごない?もうほんまに18リットルって何?もうちょっとした軽自動車よね。我々はね、だいたいね、1リットル弱ぐらい溜めることができるんですけども、そんな限界まで溜めるとなかなかいないと思うんですけども、
18リットル溜めた尿もですね、象の場合ね、もう下に行くにつればどんどん加速が増していくから、勢いがめっちゃすごいんですよ。
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尿は我々の18倍ね、膀胱に溜めれることができるんだけど、管も太いし重力もあるしで、もう一気にブワーってね、滝のように流れていくわけですよ。
もう象のね、そのおしっこ出してるね、YouTubeの動画ありますから見てみてください。本当に滝みたいな感じですよ。ジャーって勢いよく出ていくわけなんですね。
反対に犬とかヤギなどのこの中型の動物はですね、尿道が比較的短く重力による加速も小さいんですね。
ちょっとだけ尿道が短ければ加速もあまり出ないから、ゆっくり流れて、ゆっくりね、速度が遅い、ゆっくり排尿していくわけなんですね。
象よりももちろん膀胱のサイズも小さいですから溜めれる量も少ないですよね。なので量も少ないし遅いから結果的に21秒なんですね。
量は多いけど加速的にブワーって出すから21秒。ヤギとか犬などの中型のやつは溜めれる量もそもそも少ないけど出す量も遅いので、
量は少ないけど出す量が遅いから結果的に21秒なんですね。体積の6分の1に比例するっていうのはそういうところなんですね。
結局は同じくらいの時間がかかるし我々もそうです。女子トイレが混んでるけども関係ない。我々も哺乳類ですから21秒で出せるはずなんです。
21秒で出せる。さっき最初の方に言いましたけど3キロ以上の哺乳類はだいたい21秒。だいたい一緒だよってことですけど、じゃあ3キロ以下。
なぜ3キロ以上なのかというと3キロ以下の小型の哺乳類、ネズミとかコウモリとかの体重の軽い哺乳類は1秒以内で済むらしいんですね。
スポイトで吸い上げたみたいに断続的にピョンピョンピョンって出すので結果的にその
哺乳の法則は外れてですね3キロ未満の哺乳類はだいたいですね1秒以内で済むのでこの法則に当てはまらないらしいと言うことなんでございますねということでねまぁ今度ね
トイレ行ってね並んでるの見たらですねストップウォッチを持って行ってですね 21秒経ったよってねもう早く変わってねっていうことがね
これはもう科学的にも生物学的にもですね エビデンスがありますからですね並ぶのはおかしいよ21秒で済むはずだよねっていうね
ちょっと言ってみていってみたらですね行列はなくなるかもしれませんね もう嫌味な感じですからねもうなんか何
おしっこでマウントとってきてんねみたいな思われるかもしれませんけども我々の我々も含むね 3キロ以上の哺乳類はおしっこにかかる時間だいたい同じでだいたい21秒
を言うことをですね皆さんにお伝えしたかったのでねぜひ今度商業施設でストップウォッチ を持って行ってくださいということでございましたということで今日はこの辺にしたいと思います
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それで皆さんはさようならバイバイ