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2022-10-06 09:48

#294 貴婦人か悪魔か、ベラドンナの魔力

2022.9.30収録。
こんばんわ♪ちょぼ先生です。
今日は、ベラドンナについてお話しました。
それではまた。

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00:25
はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭SPPのちょぼ先生です。
ちょぼ先生の教室、2022年9月30日、金曜日のホームルームの次回になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。ということで、
今日でですね、9月も終わりでございます。明日からね、10月になるんですけども、10月からですね、数々のものが値上がりをしてね、
値上げラッシュということで、家庭を苦しめていくという感じになるんでしょうか。
パッと見た感じですけども、スーパードライ、朝日のスーパードライのひと缶が、今210円ぐらいだけど、230円から240円に値上げするということと、
あと吉野家ですね、吉野家の牛丼も値上げということだと、100円寿司が消滅するということでね、数々のものが値上げするんですけども、
安ですしね、物価高りもなってますしね、なかなかちょっとなという感じでございましょうか。
今日のお話はですね、皆さんベラドンナという植物を知ってますでしょうか。ベラドンナ。
これですね、イタリア語で美しい岐阜人を意味するということで、ベラドンナって言うんですけども、ナス科の植物でございましてですね、
原産地は西アジアからヨーロッパなんですけど、美しい岐阜人って聞くとね、非常に色鮮やかな、花が咲き乱れるのかと思いきやですね、
くすんだナス美みたいな色なんですね、ナス科の植物なんですけども、どう考えてもどこが美しい岐阜人だみたいな感じだと思うんですけども、
ぜひネットとか見てみてください。このベラドンナ、これですね、すごいね特徴があるんですよ。
だからそれを聞くとですね、美しい岐阜人というのも納得かなという感じなんですね。
これですね、今から700年ぐらい前のヨーロッパとか、あとですね、世界3大美人知ってますか?
世界3大美人といえば、クレオパトラ、オノノコマチ、ヨウキヒのこの3人がですね、挙げられますけども、このクレオパトラもね、ベラドンナと関係があるんですよ。
これ何かと言いますとですね、ベラドンナの根や花を絞って、その絞り汁を皆さん目薬として使ってたんですよ。
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ベラドンナの根や花とかをすりつぶして目薬にしてたんですよ。
このクレオパトラの世界3大美人の中で、クレオパトラはその中でも特別美人だったんですけども、すごい瞳がね、パッチリしてたんですよ。
このベラドンナの関係があるんですけども、このベラドンナですね、このエキスを目薬するとですね、
瞳孔がね、パーンって開くんですよ。だからキラキラしてる。もう瞳がね、キラキラするんですよ。このエキスを目薬とすると。
これですね、基本的にね、瞳孔っていうものはですね、自律神経で管理されておりますので、
開こうと思っても開かないんですね。明るいところ、暗いところで、要は瞳孔を開いて光をいっぱい取り入れて、暗いところでは瞳孔を開くんだけど、
明るいところで瞳孔を開いちゃうとめっちゃ眩しいですよね。だからこれも勝手に、体の中が勝手にやってくれている自律神経の一部なんですね。
あと心臓とかも自律神経ですね。心臓早く動け!と思って動かしてる人いないですよね。ゆっくり動け!ってゆっくり動かないし、
あと胃腸の全腸運動ね。消化頑張って!って思って、自分の意思を持って消化頑張っている人とかいないですよね。
これはもう体勝手にやってくれている自律神経、その動きを向上性って言うんですけど、生物みたいな授業になってますけど、常に体の中が一定になるように自律的に勝手にやってくれている神経があって、
それは脳からそういう信念が来て、一定になるようにメッセンジャー機能なんですけど、神経というのをやってくれているんです。
だから瞳孔っていうのも同じく自律神経系で管理されているんで、瞳孔を開け!と思っても開かないんですね。
このベラドンナのエキスを点眼するとですね、開きっぱなしで常に目がぱっちり開いてキラキラしているということなんですけど、
これ考えてみたら、普通開かないのに開いてるっていうことは、これなんかよろしくないんじゃない?みたいな感じしません?
自律神経で勝手にやってくれているその管理のもとを逸脱して勝手に開いているということですよね。
このベラドンナ、これですね、副交換神経の働きを鈍らせるアトロピンと呼ばれるですね、要は毒ですね、その物質が含まれてるんですね。
副交換神経が働くとですね、瞳孔がキュッとなってですね、明るいところだと副交換神経が働いてキュッとね、瞳孔を小さくするんですね。
基本的にどの臓器もですね、例があるんですが、自律神経系ということで交換神経と副交換神経両方ともくっついてますから、交換神経が働くとより活発になってアクティブな方向になるので、瞳孔が開くと。
副交換神経が働くとリラックスな状態になるので、瞳孔が閉じるんですね、瞳孔の場合ね。
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だから、普通は明るいところにいれば瞳孔は閉じるんだけど、副交換神経が働いて、その働きを鈍らせるので、瞳孔を開きっぱなし、キラキラという感じですね。
そうすると美しく見えるので、700年前のヨーロッパではですね、こぞってこのベラドンナをですね、エキスを皆さん、貴婦人の方がですね、婦人の方がですね、こぞってこのエキスを求めてたということで、
この貴婦人が求めるので美しい貴婦人という意味のベラドンナということがね、ついてるわけなんですね。
で、このベラドンナですね、もう一つ別の名前があってですね、悪魔や魔女が取り分け好んだという悪魔の草ということで、悪魔の草っていう別名もついてるんですよ。
これ何でかって言うとですね、まぁちょっとね、副交換神経が鈍らせるから、その時点でちょっと危ないかなっていう感じはね、思うと思うんですけど、
幻覚や錯乱症状を引き起こす副作用もあってですね、暗殺に使われる植物としても有名だったんですよ。
だから美しくなりたいがために、もう目ぱっちりだからもうね、目薬しまくってですね、使いすぎた女性の中には命を落とした者もいるということでね、非常にね、貴婦人なのか悪魔なのかっていうね、感じなんですね。
さらにですね、この医療にも使われてきたんですね、このベラドンナ、ベラドンナというか、ベラドンナに含まれるアトロピンですね、このアトロピンはこの副交換神経を鈍らせるので、涙とか汗の調節とか消化器の働きにも大きく影響してるんですね、副交換神経ね。
そのため、このアトロピンを含むですね、ベラドンナを使ってですね、鎮痛剤としても、鈍らせるからね、神経の動きをね、鎮痛剤としても重宝されてたんですね、ということで、まあそのままね、今の現代の医学ではそのまま歯を取り出してきてすりつぶしてアトロピンを取るってことはなくてですね、まあまあ科学技術が進歩しておりますから、アトロピンを単体をね、短離してそれを合成することができますのでね、
まあそれを今では鎮痛剤とかしても、ベラドンナの歯を使わなくとも、科学的にもしっかりしているので、それを単にすることができるから、合成はしているわけなんですけども、このですね、アトロピン、副交換神経を鈍らせるってことだけど、これですね、有名なね、オウム心理教のね、サリン毒発事件あったでしょ、このね、サリンっていうのはですね、これ逆に交換神経を
活発化させて、洞窟を閉じるっていう働きがあるんですよ。なので、サリンで吸ってしまった方の患者さんにですね、このアトロピン、ベラドンナのアトロピンを使ってですね、洞窟を開きますよね、アトロピンはね、サリンの下毒剤としても、このベラドンナの由来のアトロピンが使われてたということでね、今は医学的にも鎮痛剤として、サリン事件の時にも
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下毒剤として使われたということでですね、様々な顔を持ってるんですね、はい、ということでですね、このベラドンナ、皆さんは美しい貴婦人、悪魔の草、医療、この3つの顔を持つますけども、どの顔が印象深かったでしょうかということで、今日はこの辺にしたいと思います。それでは皆様、さよなら、バイバイ
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