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はい、みなさんこんばんは。こんにちは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。
ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。皆様いかがお過ごしでしょうかということで、
相変わらず暑いですね、本当にね。台湾帰りの私でも日本は暑いというふうに感じてしまいますね。
この台湾でね、経験したこのクソ暑さがですね、
その台湾で感じた熱波が、今日本に来ているのかなと思うとですね、
暑さを先取りし、さらにその熱波がまた日本に帰ってきてやってきたみたいな感じでね、
ダブルパンチでですね、非常にね、つらいですね。
地球って繋がっているんだなというふうに感じておる次第でございます。ということでね、
今日のお話はですね、皆さん、つらいこと、もう信じられないほどつらいことだとか、
もうそれ考えるだけでね、思い出すだけでね、息が詰まるようなね、経験というのがね、あるはずなんですよ。
人生長いですからね、いい時もあればつらい時もね、苦しい時もありますよね。
そういったですね、つらい出来事っていうのがですね、どのように対処したらいいのかということなんですけども、
これですね、このつらいこととか、もうなんか信じられないほど苦しかったことっていうのをですね、
文字にして書き出したほうがですね、いいよというのが科学的に実証されておりますので、
そういったお話をですね、今日はしたいと思います。
テキサス大学の研究なんですけども、
被験者、実験する方々ですね、被験者がですね、
4日連続で毎日15分から20分間、人生に影響を与えた最も悲惨だった、
つらかった経験の一つについて、その経験についてですね、
自分の反応や今自分自身が感じていることなどを手書きで詳細に書くということをしたんですね。
一方で、それの対象実験じゃないですけども、一方の被験者たちにはですね、
時間をどのように使っているかといったですね、当たり障りのないトピックについて書いてもらうということをですね、
研究でしたんですね。毎日15分から20分、4日間ですね。
一つのグループは、めちゃくちゃつらかったこと、
詳細に手書きで書く。
もう一方は、当たり障りのないトピックを書くということをやったんですけども、
この実験ではですね、注意点がありましてですね、
1、内容は絶対に秘密にする。
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2、スペルや文法の間違いは気にしない。
3、書き始めたら時間切れまで書き続けるといったルールが設けられて、
それは、つらいことを書くグループも、当たり障りのないことを書くグループも、
そのルールを守ってですね、4日間やったと。
4日間で合計ですね、1時間、15分程度ですので、4日間ですから、
1時間程度この作業をしてもらったということなんですね。
するとどうなったかというね、そういう感情どうなったかというとですね、
比較対象グループと比べてですね、
つらい経験について書いたグループの不安感はですね、
減少し、幸福感が増し、病院に行く回数が減るなど、
健康状態も改善したということなんですね。
4日間こうね、自分の嫌なこととかずっとね、
15分間書いて4日間で、1時間近くね、自分の嫌なことを書いたらですね、
不安感も減少して幸福度も増して、
病院に行く回数が減ったということなんですね。
その後の追跡調査によるとですね、
心に深いところにある感情と向き合うことで、
その出来事の意味を理解し、気持ちの整理をつけるという面で、
効果があるのではないだろうかということがですね、
テキサス大学のペンネバッカー氏、
これがね、論文の主で書いた方なんですけども、
そういった結果がですね、そういうことなんじゃないかという風にして、
考察を述べているということなんですね。
ひとつですね、注意事項があってですね、
これはまた別の研究になるんですが、
辛い出来事が起こってから最初の1ヶ月ほどの間に、
トラウマに注意を向けすぎると、
ネガティブな感情を強化し、事態を悪化させるという指摘もあるんですね。
これはですね、ベッソン・ラー、1997年の論文に載るとですね、
火傷による外傷者133人を対象に行った研究でですね、
外傷の直後にストレスとなった出来事に対する認知や考え、
情緒的反応を語るように求められる治療法の一つであるんですけども、
心理的デブリーフィングというものを受けたグループは、
そうでないグループと比べて、
13ヶ月後にPTSD、心的外傷後ストレス障害を抱えている比率が高かったということなんですね。
なので、書き出すこと、自分が辛かった出来事を書き出すことは、
その後の追跡調査によると、幸福度も増して不安感も減少し、
病院に通う回数も減ったんだけども、
直後に起こった極度なストレス、極度な辛いことを考えすぎたり、
それを表現したりすると、逆にダメだよということなんですね。
なので、この対処法を行うことの注意点としては、
1年以内といった直近に起こった出来事を考えすぎることは逆に良くないんだけども、
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過去に1年以上前に起こったことを紙に書き出して、
自分の気持ちを整理した方が幸福度は増すよということなんですね。
私も辛いこととか苦しかったこともあるんですけども、
直近のことはすぐ考えすぎない。忘れちゃう。
でも、過去に起こった辛いことをもう一回紙に書き出して、
気持ちの整理をすることによって、その後の幸福度が増すということなんですね。
なので、辛いことは紙に書き出して気持ちを整理することはいいんだけども、
直近のやつはダメだよということが科学的な今出せる答えなのかなということなんでございますね。
皆さんもね、辛いこととか苦しいことありますか?
なので、直近に起こったことはもう忘れましょう。
すぐ楽しいことをしたりとかね、私のように台湾に飛んでみたりね、
そういったことをして気持ちの整理をし、
辛かったこと、苦しかったこと、こんなこと過去にあったなということは紙に書き出して、
その後に気持ちが整理して幸福度が増すということなので、
直近のことは忘れましょう。楽しいことをやりましょう。
過去のことはしっかり紙に書き出して気持ちの整理をしましょうとすることで、
幸福度が増すよということは科学的にわかっておりますのでね、
そういった気持ちの整理の仕方が必要なのかなということでございますね。
ということでね、なかなか気持ちの整理は難しいかもしれませんが、
科学的にはそういうことが言われておりますので、
皆さん実践して実証、エクササイズとして取り入れてみてはどうでしょうかというお話でしたということで、
今日はこの辺にしたいと思います。
それではみなさん、さようなら。バイバイ。