00:00
はい、みなさんこんばんは。元公立高校理科教諭のちょぼ先生です。ちょぼっとサイエンスのお時間となりました。ちょぼっとサイエンスでは、みなさんにちょこっと、ちょぼっとサイエンスに触れていただいて、科学的思考力を身につけて理系頭になっていこうということを目的に配信しております。
昨日から今日の未明にかけて富士テレビのやり直し会見が行われまして、社長の港社長、会長の加納会長が辞任するということと、前回はクローズドの条件で行われたのでオープンな条件で記者を入れて生中継で会見をしたんですけども、
10時間にも及ぶ会見をして、結局着地点もよくわからないまま終わったんですけども、あんなおじいちゃんを10時間拘束して記者が質問責めってなかなかな拷問だなと思うんですけども、
結局、よくわからないのでどうでもいいんですけど、10時間もしんどかったよなというふうにお互い感じたわけなんですけど、そんな10時間も会見が長かったから、そんなときはゆっくり大きな海なんか眺めて、気分リラックスしてほしいなと思うんですけども、
今日のお話につながるんですが、皆さん、海といえば青色だよっていうね。海の色といえば青色というふうに思うかもしれませんが、なぜ海は青色をしているのか。
さらにね、深海魚、ノドグロとかカサゴとかね、赤い色の魚って結構多いと思います。深海魚ね。じゃあなんであんな目立つような色をしているね。青に赤色って結構目立つじゃないですか。なんであんな目立つ深海魚ってあんな目立つ、退職してるのっていうところをね、お話したいなというふうに思うんですけども。
宇宙空間から地球の海を見た図とかですね、映像を見たことある方もいると思うんですけど、海って青く描くと思います。青色しています。宇宙に行った宇宙飛行士、ソ連のガガーリンですかね。地球は青かったっていうね、名言をね。ガガーリン以外の宇宙飛行士も残してますよね。
なので、海そのものが青色をしているということなんですけども、でもですね、海泳ぎに行ってね、海の水をすくってみてもじっくり眺めてみても、全然青くないですよね。じゃあね、なんでね、海といえば青い色なのかっていうのがね、宇宙飛行士も言ってるし、我々の認識としても青い色っていうふうに思ってると思うんですけども。
どういうことかというとですね、海に潜っていくとですね、先ほども言ったように金目鯛、ノドグロとかね、カサゴとかね、チカメキンとかね、結構赤色の深海魚に出会うことがありますよね。
03:12
なんでこんな赤色してるのに目立ってしまって、敵に見つかりやすいように思っちゃうけども、先ほども挙げた赤色の深海魚はですね、海が青色であるという謎を解くヒントにつながるんですね、実はね。
意外なことにですね、海の底だと赤色っていうのはですね、非常に目立たない色なんですね。そもそもね、色って何なのかということなんですけども、例えばですね、我々が赤いリンゴを手に持っているとしましょう。
周りが真っ暗だったり、目を閉じていたりすると、何色のリンゴかわかりませんよね。光が当たって目を開いて初めて赤色だというふうに認識できますよね。
色は光、そしてですね、私たちの目の特性と深く関係しているんですね。この太陽の光が赤いリンゴに当たるとき、一体何が起きているのかというとですね、太陽の光には赤色とか黄色とか緑色とか青色とか紫色とか様々な色の光が含まれているんですね。
それらが重なり合った太陽の光はですね、人間の目には白っぽい色に見えるんですね。蛍光灯とかもそうですけども、色んな光の波長が合わさると透明、白く見えるわけなんですね。
赤いリンゴはですね、太陽の光に含まれる色々な光のうちですね、青緑色、青色と緑色の光を吸収する性質があるんですね。この時ですね、リンゴに吸収されずに跳ね返された青緑色以外の光が重なって、要は赤色の光が反射して赤色に見えるということなんですね。
なので、色というのはですね、物体が跳ね返した光が人間の目に刺激を与えることで生まれていると。赤いリンゴっていうのは、赤色の光を吸収して赤色の光を反射しているから赤く見えると。
青色だと赤とか緑の光を吸収して青色が反射しているから青く見えるというところなんですね。ちなみにですね、この青緑色の光と赤色の光を混ぜると人間の目には白い光に見えるんです。だから全部の光が届くと白く見えると。
このようにですね、混ぜると白っぽくなる2色の光の組み合わせを補色というふうに呼ばれているわけなんですね。この色の認識、こういう認識で色を認識しているということですけども、じゃあ本題に戻ります。じゃあなんで海は青色しているのか。
深海は赤色にしているけど、大丈夫?目立たないの?食べられない?ということなんですけども。じゃあ、太陽の光が海の中を照らす時、海の中ではどのように起こっているかというとですね、この先ほどのリンゴとは逆に水はですね、赤い光を吸収しやすい性質を持っているんですね。
06:20
そのためですね、水は赤色の補色のターコイズブルー、青緑色に見えるということなんですね。なので、赤色の光が非常に減衰しやすい、吸収しやすいので、赤色の光以外がですね、反射した状態になっているから海といえば青色に見えると。
でもね、先ほども言ったように海の水をすくってみても透明じゃないですか。じゃあなんで青く見えるのかということなんですけども、リンゴと比べるとですね、吸収する度合いが非常に緩やかなので、手やバケツの中では量が少なすぎてね、光はあまり吸収できないので水は透明に見えちゃうんですね。
海のようにですね、水の層が厚くなって初めて青色に見え始めるんですね。これね、水深別で考えると非常にわかりやすいです。水深1メートルくらいは太陽の光が届いて、水も透明に見えると。
シュノーケリングするところだからですね、非常に綺麗なね、沖縄の海とかですね、赤道直下のプニグリってね、モルディブとかね、非常に透明ですよね。水深が浅いと太陽の光が届いて水も透明に見えるんですけども、水深10メートルではコバルトブルー、50メートルでは真っ青、100メートル付近では周りは暗い青色になって、
150メートルとか200メートルで潜っていくと真っ暗になるんですね。これで保証深度と呼ばれて、太陽の光って大体ね、せいぜい200メートルぐらいしか届かないんですよ。
それをね、保証深度とかそこからしたらトワイライトゾーンとか言うんですけども、太陽の光が届かないとなると真っ暗になっていくということなんです。
なので赤色の光って非常に水の中で吸収されやすい、それ以外の光が反射するので青色に見えるんだけども、光の層がしっかりしないと、要は暑さがね、海の層がしっかりしないと青色に見えないということなんですね。
それで深海魚の話にね、今から行きますけども、そんな深海に生きる赤い魚たちはですね、どういうことかというと、捕食となる青緑色の光を吸収した状態なんですね。
なので深海には青っぽい光しか届かないから海の色って青色なんだけども、彼らはですね、ノドグロとかカサゴとかね、赤色の深海魚というのはですね、捕食の色、青緑色を吸収するんですね。
なのでですね、深海でさらにね、そこの100メートルとか数百メートル付近っていうのはですね、赤色の光吸収されてますよね。青緑色の光が届かないのにそれを吸収していて、赤色の色をしているということはですね、赤色の光届いてないから、もうね、赤色の魚っていうのはですね、海の中、その100メートルとか数百メートルの付近の深さで見るとですね、
09:24
赤色ではなく灰色とかね、ちょっと黒っぽい色をしてるんですね。なので姿が非常に見えづらい。そもそもね、トワイライトゾーン近いんで光もあんま届いてないから薄暗いし、さらにその青緑色を吸収して赤色をしてるから見えへん。だから目立つように見えて、彼らが住むその深さで言うと赤色って光が届いてないからもう灰色っぽく見えてる。
そもそも薄暗いのに灰色っぽく見えてるからマジで見えへん。本当にうまいことね、してね、保護色みたいになって本当に見えてない状態なんですね。でもそのね、カサゴとかノドグロが住む深さよりもさらに深くなると、本当に深海の深海ですね。
そうするとですね、白っぽい魚とか黒っぽい魚っていうのは増えてくるんですよ、体色がね。そこまで深くなると、そもそも太陽の光がほとんど届いてないので、もう体色内容にも関係ないみたいな状態なんですね。なので100メートルとか数百メートルの位置に住むね、深さに住む生き物っていうのは赤色してると保護色になって非常にね、もう本当に忍者みたいな状態で隠れ身の状態になって見にくいから、
ちょうどそこの水深に適応している魚に赤色が多いっていうのは、青緑の色を吸収して赤色っていうのはほとんど届いてないから、本当にね、灰色っぽいようになってて、逆にね、もう目立たない、分からないっていう状態になっているということなんですね。
一見目立つような赤い深海より、100メートル深いところ数百メートルの位置に住む魚っていうのはですね、非常に深海で見もとも見えないという状態になっているんですね。
一見目立つような赤い深海より、100メートル深いところ数百メートルの位置に住む魚っていうのはですね、非常に深海で見もとも見えづらい。先ほども言ったようにステルス色を選んでね、忍者のようになっているということなんですね。
でもこれはね、そんな見にくい色をしているというのは、そこまで研究進んでないから、彼らに本当のことを聞かないと分からないんだけども、色の関係から言うと、水の中の色の伝わり方のね、光の色の関係性から言うと、それが当てはまるというところなんですよ。
ということでね、なぜ海は青いのかと言うとですね、赤色の光を吸収しやすいという性質があって、それ以外の光が反射していると。青緑色、タイコーズブルーになっているということと、そこら辺に住むね、100メートルとか数百メートルよりも深いところに住む魚、赤色多いのは、それがね、青緑色吸収して赤色の光届いてないながら赤色の光、色をしているということはですね、もう見えへん。灰色みたいになっているという状態でね、防御策にもなっていると。
12:25
ということでね、そんな色にしてね、ステルショックになってね、あの会見乗り切りたかったのかなというふうに感じますけどね、フジテレビの方々ね、そうはいかないという感じですかもしれませんけども、ということで今日はこの辺にしたいと思います。それではみなさん、さよなら。バイバイ。