着眼点からして少し普通ではないんですけれども、
そこからどうするかってことで、
三菱さん私は常々尊敬してるのはそういう、
まずプログラマーってさっきおっしゃってましたけど、
技術とかそういうところがあるんですよね。
そこでカメラっていうのは長時間録音して、
そこで2次元の平面に映し込むあれなんですけども、
三菱さんは独特のプログラムみたいなことで、
長時間で録音した中で一番長い時間を占めているものをピックしようって、
選び取ろうみたいな。
これもだから図解で解説されてるんですけども、
まず私の三菱さんすごいなと思ったのは、
それをもうある種造語、新しい言葉を作って、
多数決録音っていうことでプログラムをしたんですね。
まさにその多数決録音って言葉の選び方がものすごくわかりやすいし、
すごいなと思うし。
たしかにそういうのありますね。
三菱さんは文体に注目されることは必ずしも多くないかもしれないですけども、
すごくわかりやすく素朴で、
すごく無駄がなくてでもおかしみ面白みがあってですね。
やっぱり物によっては長く長くいろんなことを見て、これを見てって言うんですけども、
そのリズムもちゃんとあってですね、すごく読ませる力があるんですよね。
僕が言うのは本当に静謐ですよね。
本当に静謐です。
一発の路上のギタリストがいきなり、
いやーポールバックカットにはなかなかいいと思うよとか言ってるような感じなんで、
本当に恥ずかしいんですけど。
この記事は読んでいただくのが一番いいんですけども、
東京駅の前とかでもやられて、
それが人が歩いてる動きみたいなことをやっているうちに、
これは多分割と偶然だと思うんですけども、
初め歩いてきた人が徐々に消えていくみたいなことになるんですね。
その技術的なプログラムの生んだあれというか。
そうすると、そこに水志さんがこの企画をやり始めて試しにやってみたという
トライアンドエラーの中で初めて生まれた感情みたいなものは
この読み手に来るんですよ。
このわずか数分ぐらい読みに進めている上に。
そういうのって現実にある路上とかそういうのでは作り得ないし、
ただ単純にプログラムをどうにかしたっていう面白さだけではない、
違うものがあってですね。
そういうのをいろんなところで試していくっていうのがあってですね。
これはだからもうどなたにも作れないし、
しかもこれコロナの前の記事ですよね。
この後にコロナになって実際にそうなってしまったという、
つまりそこの時点でもう一回読んでみても、
今はもうアフターコロナですけれども、
かつて人がいた、そしていなくなってしまったという、
この社会批評とまではないけれども、
また何段も上のこのレイヤーの深読みしすぎかもしれないけれども、
そういうことも助けられたですね。
神に助けられたようなこの、これはもうベストオブザベストだと思いますね。
アマダール傑作の中の一つですね。
日本のヤオイロズの神でいうと、アマテラスオウウイの神みたいなですね。
大将さん。
お目殺しって言ってあんまり良くないんだろうな。
こういう熱心なファンって多分気持ち悪いので、
いきなり初対面で三角を持ってくる人の熱弁ですけれども。
ということに対して三菱さんどう思いますか。
この熱量で10分紹介して。
ちょっとまずいまずい。僕もだから選ばないなって。
いやでもね、すごく嬉しいです本当に。
黄色い車はトヨタのシェンタじゃない。
みたいな感じでちょくちょく車の情報が集まって。
で、私もアルテッツアかと一緒に思いましたが、このご時世にアルテッツアもなかなかレアだと思い、
またアルテッツアにしたらちょっと無理してるなと思い排除しましたが、
ウインカーの位置も一致しました。
アルテッツアのような気がしてきましたみたいな。
すごい詳しい人がどんどん出てきて。
それが車だけじゃなくて、ガイロジュとか、それこそ三角コーンとか、マウンホールとか、
あとビルの壁面の部品とか、そういうあらゆるものにどんどんいろんな世界の詳しい人が集まってきて、
最終的にこの画像がもう大量の名称で埋め尽くされるまでの天末を描いたっていう記事なんですけど、
これはなんかちょっと泣きそうになりましたね。
泣きそうになった。
そう、なんかこの一枚の世界、写真になんか全てが詰まってるというか、
世界をギュッとこの、もうなんだろうな、こんなのすぐ道端で見かけそうな写真じゃないですか、
全然珍しくもない写真に実はこんな広い世界があって、
その世界の奥行きみたいなものがこんな写真で表現されるってめっちゃすげえみたいな。
一枚の写真の圧力というか吸引力そうですよね。
ラジオで説明しにくいけど、一つのなんでもないようなところの中にこれは何メーカーのこれとか、
たくさんのキャプションがむちゃくちゃついてる画像が一枚バンと出てくるんですよね。
そうなんですよ。
すごいですよね。
マンホールの型とか、全然聞いたことないようななんか。
でもそれはその道のプロにとってはふと目に留めるような光景で、
それをみんな集めると、まさにインターネットの善なる使い方はこれだみたいな感じがありますね。
色質に長がけ耐えるトウシメジかっこ芋張りっていう。
なんだそれみたいな。
そんな名前のものがあったんだみたいな。
でなんか例えば、これってなんだっけ。
よく見るものの名前が実はこんな名前なんですよみたいな記事とか小ネタとかってよくあると思うんですけど。
そうですね。
そういうのじゃなくて、こんな景色にここまで深い広がりみたいなのがあるんだっていうような圧倒感みたいなものが。
大喜利じゃなくて味わえたっていうのはすごいなと思って。
これ自分でやりたかったなと思いました。
だから負けたってこと。
おばあさんは1位クリエイターとしての、1位創造者としての。
なんかこれを自分でこれができるようになるように調べたり勉強したりしたらめっちゃ面白そうだなと思って。
なんか最近それこそ来ないちょっと話が玉川歩いてるから草の名前とか分かったら面白いなと思って。
そういうちょっと教室に通ったりとかしてるんですけど、それをこうあらゆるものでできたら面白いなと思って。
でなんかこれ読んで触発されてネジの図鑑買ったことがあって。
で、この今持ってきてくださっている方は2冊目なんですけど。
2冊目はですね。
単純に1冊目がそこそこ売れてるんで。
2冊目もどうですかっていうことでやって。
うちの子供大好きですよね。
街角図鑑も。
1冊目はもっと早くに出て。
そうですそうです。
この4年か5年くらい前に出てましたね。
そうですね。
じゃあ私いきますか。
どうぞ。
私はその岡田さんのその記事を言おうと思ったんですけども。
ですよね。
でもその記事のある種でもう共同デッキみたいな感じで説明していきたいんですけれども。
いいですよね。
その記事はやっぱり三菱さんの一つのスタイルで。
こういうその物の魅力とか細胞を追い求めていくっていう方はね。
物書きというか表現者たくさんいらっしゃいますけど。
三菱さんのもう一つの特徴はその人徳があられるというか柔らかいリーダーシップというかですね。
非常にその愛好者を集めてそれを柔らかくハーモナイズする能力があられる方だと思ってた。
これはまさにインターネットの知らない人も含めた集合地を集めたようなあれですけれども。
僕の推薦する記事はその多分ある種つながりがある何でもない景色を語る会っていうですね。
その三菱さんがこのラジオの収録で同席いただいたリーダーシップというか。
三菱さんがこのラジオの収録で同席いただいたジオゲッサーの会にも通じるんですけれども。
それもともとそのデイリーポータルの一つのジャンルみたいなところで。
ここはどこでしょうみたいな一枚絵のピクチャーを写真を与えられて。
これはじゃあどこでしょうとかね。
この特徴的な建造物があるからこれは多摩ニュータウンだとか。
おーすげーお前なんでわかるんだみたいなことになりますけども。
これこそ本当に三菱さんの無視の心。
待って言っちゃったのかちょっと。
宗教者になっちゃうけども。
この記事は三菱さんの元にある人が誰かが撮った普通の平凡な写真を提示してですね。
それを他の専門家っていう表現でいいのかわかんないですけども。
それぞれ愛好家ですかね。
空想の地図を描く方とかですね。
元建築家とか元東京都でいらっしゃって土木とかそういうのプロの方とか。
園芸とか路上の園芸とかそういうのにね。
すごいお詳しい方。
三菱さんご自身も暗虚とか三角コートのお詳しい方。
そういう人が集まってそれぞれ特徴を言っていこうみたいなことで。
そういう対談記事みたいなものがものすごく読みやすく書かれてますよね。
お互いみんな知り合いでいらっしゃるからすごい細やかに軽やかにこういうのは語られるんですけれども。
何でもないような見える鳥の写真とかも生垣があんまり調和できてないよねとか。
この稲荷は結構最近に設されたんじゃないかなとか。
いろんなそういうことが語られていく中にやっぱり新鮮な喜びとか。
三菱さんご自身も知らないエリアの指摘がされた時に。
本当に素朴に面白がるように書かれているわけです。
三菱さんご自身も提供したそのご知見がみんなこれ面白いねみたいなセッションが生まれていくみたいな。
三菱さんは割とこういうスタイルがお好きというか。
こういう優秀な素晴らしい方に素晴らしい趣味の人が集まって。
知識マウントじゃなくてお互いのリスペクトを前提として。
そうやってみんなで楽しんでいこうっていうのはインターネットでありそうでなかなかなかったような。
それは待ち方図鑑とかもこの方は三菱さんがまさに編集編長っていうか編集で表してって書かれてるけど。
まずいなこれ。
お互いなんか戦うよ。僕と岡田さんの戦いじゃなくなってる。
思っていて。だってさ、暇と退屈の倫理学とか僕読んだことないですよ。
僕ズームに時間かかりましたよ。
石川さんあります?
ないでしょ。そういういわゆるみんなが読む教養の本って僕読んだことないので、すごいなと思います。
でも、暇と退屈の倫理学はね。
体験してるからもう読まなくていい。
聖書はあれ、イエスキリストが書いてないから。
お弟子さんが書いてるわけだから。
それでちょっと国分先生のあれがまた別のインプリケーションが生まれちゃうけど。
ここの本、暇と退屈の倫理学よりもね、教養をひたすら身につけるとか、それだけじゃない道もあるんだよみたいな。
そういう本だったしね。
なるほど。
そうなんですよ。
楽しく過ごせるみたいな。
そうそうそう。
じゃあ私からそうです。
じゃあ2記事とかにします、次。ちょっと1記事1記事いってると時間が。
そうですね。
あと2記事くらいそうですね。
確かに。
私はね、ミツシさんのデビュー作の話とか、本来はでも今ちょっと固い真面目な褒めをしすぎたんで。
私が聞いたのはジャッキー・チェンが追い詰められそうな行き止まりっていう記事があってですね。
最近の記事なんだけど、プリミテス初期デイリーモータル感があるですね。
最初からふざけて書こうとしてふざけて面白いみたいなね。
追い詰められて。
そうそうそうそう。
壁に登っていくみたいなことを。
ジャッキー・エーガーが今はもう若い世代の方に通じるかわかんないですけど。
私も厳密に言うと世代じゃないけど、私の母が結構ジャッキー・エーガーが好きでよく見せられて。
で、ジャッキー・チェンもある種究極の万年リズムというか、
だいたい追い詰められると生卵で相手をやっつけていくとか、
ダンボール箱みたいなところにすごいバイクが突っ込んでいくとか、
お決まりのシーンがあるわけですよ。
で、そのシーンの中でジャッキーが追い詰められて、行き止まりで追い詰められて。
で、圧巻に追い詰められて、それでそれをアクロバティックなところでかろうじて逃げたり反撃するみたいな。
そこが必ず次こうなるってことがわかってる面白さみたいなのがあって。
で、それを強要と人を呼ぶんですけども。
その前提に立って日本で、でもよく考えると、あれ?行き止まりってあんまないよね?みたいな、そもそも。
だって行き止まりなぜにないかって言ったら、不便だからないよね?とか。
だけど、ちょっと探してみようかみたいな。
その視点をね。
って言うとちょっと交渉っぽく見えますけど、まあ非常にくだらない記事でございまして。
そういうのを見つけて、で、なんかいろんな評価ポイントがあるんだけど、
まあここはジャッキーはたぶんここは行かないとか。
なんか、ジャッキーポイントってかなんか。
なんかクライテリアがなんかよくわからないんですよね。
ここはここが惜しいと書いてあるのは、ジャッキーはたぶんこの道は通らないとか書いてあって。
なんか、ジャッキーはもっとその対術が優れてるから、たぶんジャッキーはここを飛び越えちゃうとか。
だから評価×みたいな感じのものが書いてあって。
おい、死にられやしないと。
で、ここでまたそのミツシさんのお好きな暗教とか、ミツシさんのそのやっぱり誤人脈とかそういうところで、またここで広い公募をするわけですよ。
だからミツシさんの記事はそのあるところまでは自分のコントロールでやるんだけども、
あ、その先はもう集合地というか一般のとこに委ねて、誰がどうなるか、自分もプレイヤーから外れてなんか行くみたいなところがなんか面白さを。
完全にコントロールしない面白さっていうのはたぶんあるんですよ。