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ゆみこ:こんにちは。チャコウェブラジオは、 株式会社Cyber Catsが運営するチャコウェブのスタッフが、
ウェブアクセシビリティやSNS運用など、 ウェブに関するテーマについて楽しくお話しするポッドキャストです。
進行を担当するゆみこです。よろしくお願いします。
みあ:みあです。よろしくお願いします。
ゆみこ:本日のテーマは、そもそもアクセシビリティって何?です。
前回、ウェブアクセシビリティは、アクセシビリティのウェブバージョンで、
ウェブを使えることという意味があるんだよというお話がありました。
今回は、そもそもアクセシビリティとは何かを掘り下げていきたいと思います。
それでは早速いきましょう。
みあ:はい。アクセシビリティは、アクセスとアビリティが組み合わさってできた言葉で、
直訳すると、近づくことができる、アクセスすることができるという意味になります。
そこから、製品やサービスを利用できることという意味で使われるようになりました。
つまり、アクセシビリティは、すべての人が製品やサービスを利用できることを指します。
ゆみこ:うーん、前回のお話にもありましたが、
障害の有無や年齢に関わらず、誰もが使いやすいようにするのがアクセシビリティなわけですね。
みあ:はい、その通りです。
ゆみこ:では、ウェブ以外でアクセシビリティの具体的な例はありますか?
みあ:そうですね、水道の蛇口が分かりやすいかもしれません。
ゆみこ:蛇口ですか?
みあ:はい、従来のハンドルを掴んでひねるタイプだと、
怪我や障害で、指先や腕に力が入らないような場合、水を出すのが大変ですよね。
ゆみこ:ああ、そうですよね。確かに、握ってから回さないといけないですもんね。
固く閉まっている蛇口は、結構力がいるので苦労したことがあります。
みあ:ああ、はい。その点、最近よくあるレバータイプだと、
手の甲や腕、肘など色々な部分を使ってレバーを動かし水を出すことができます。
ゆみこ:確かに、それだと握力が弱くても、ひねるタイプよりは楽に水が出せそうです。
みあ:しかも、こういったタイプなら、手が泡だらけの時でも滑ってハンドルが上手く回せないということがないので、
障害者、高齢者に限らず、誰でも楽に水を出すことができますよね。
これが身の回りにあるアクセシビリティの一例です。
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ゆみこ:なるほど。案外身近にあるんですね。探してみたら、他にもたくさんの例が身の回りにありそうです。
みあ:はい。
ゆみこ:ところで、1点気になったことがあるんですが、いいですか。
みあ:はい、何でしょうか。
ゆみこ:アクセシビリティというのは、みんなが使いやすいことというのはわかりました。
一方でよく聞くものに、バリアフリーとかユニバーサルデザインというものがありますよね。
アクセシビリティとバリアフリーやユニバーサルデザインは異なるものなのでしょうか。
みあ:ああ、なんとなく似ている感じがしますが、厳密に言うと少し違うんです。
ゆみこ:そうなんですね。
みあ:はい。バリアフリーというのは、バリアとフリーからできた言葉で、バリアは障壁、フリーは除くを意味します。
つまり、障壁を取り除くという意味なんです。
例えば、入口の段差を取り除くためにスロープを設置するとか、
転倒防止のために階段や壁に手すりを設置するということがバリアフリーの例となります。
ゆみこ:なるほど。
みあ:これはどちらかというと、障害者や高齢者のために現在あるバリアを取り除くというニュアンスが強くなります。
ゆみこ:なるほど。アクセシビリティとは違って対象者が絞られているんですね。
みあ:そうですね。その一方で、ユニバーサルデザインはアクセシビリティと非常に似た考え方です。
全てのユーザーが使いやすいように、初めからバリアがないように作るという考え方で、
障害や年齢、性別などに関わらず全ての人が対象となります。
ユニバーサルデザインとアクセシビリティは共通するところが多いんですね。
ゆみこ:なるほど。バリアフリーは、既存のバリアを障害者や高齢者のために取り除くという意味合いが強いもの。
一方でユニバーサルデザインは、アクセシビリティと同じように全ての人を対象としてバリアのないものを作るという考え方なんですね。
みあ:はい、そうなんです。
ゆみこ:そして、全ての人にとって使いやすいようにするというのがアクセシビリティで、アクセシビリティのウェブバージョンがウェブアクセシビリティというわけですね。
みあ:はい、そうです。
ゆみこ:なるほど。アクセシビリティがどういうものか少しわかってきました。
みあ:おー、それは良かったです。次回以降ではウェブアクセシビリティの詳しい例もご紹介できればと思います。
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ゆみこ:はい、それは楽しみです。
本日のテーマは、「そもそもアクセシビリティって何?」でした。
お聞きいただきありがとうございました。
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次回もお楽しみに。