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今回はですね、ロジカルシンキングは実は簡単ということについてお話ししていきたいと思います。
皆さんはロジカルシンキングを聞くと、どんな印象を持ちますでしょうか。
結構、お話をしているとですね、ロジカルシンキングというのは難しそう、ややこしそうか、自分にはできないとかね。
そんな風に捉えている人が多いなという印象なんですけど、ロジカルシンキングという横文字というかカタカナになっていると、
何かとっつきにくいなという感じがあるんですが、実はロジカルシンキングというのはめちゃめちゃシンプルでですね、簡単なことです。
前にですね、壁を階段にする魔法ということで、壁があったらですね、それを自分が登れるステップに分解して階段にしてしまいましょうと。
分かるというのは分けることができるということなので、分かることを増やしてね、分解していくことで壁を階段に変えられますよというお話をさせていただいたんですけど、
同じでですね、ロジカルシンキングというのは要は分けることです。
ロジカルシンキングをする上でですね、基本とされているものにミーシーと呼ばれるものがあるんですけど、
これは英語の訳語で、このミーシーということ自体は別に覚えなくていいんですけど、漏れがなくてダブリがない思考、これをミーシーというふうに呼ぶんですけど、
ロジカルシンキングができているかできていないかというののほとんどのポイントというのは、漏れがない思考ができているかということと、ダブリ重複がない思考ができているか。
この2点をクリアすることができれば、ロジカルに考えることができているというふうに言えます。
これはですね、具体的なビジネスシーンで考えていただくと、例えばお客さんが、この商品のリスクってどんなことがあるんですかというふうに質問してきたときに、
そこにですね、この商品のリスクというのは3つありますというふうに回答して、そこの3つに漏れがないなというふうにお客さんも思えば、それを理解して商談が前に進んでいくということになるんですけど、
例えばこの商品のリスクは2つですと言って、明らかに自分が考えているリスクが抜けてそうだなとか、そんなふうに感じると不安になって話が進まないということになります。
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今度は反対にですね、そういったプレゼンだったり説明をするときに、さっき話したことと重複したような内容、ダブってるような内容が何度も何度も出てきたりすると、話が整理できていないな、頭が整理できていないなということで、これはこれでですね、信用できないなということで商談がうまく進まなかったりということがあります。
なので逆に言うと、漏れもない思考でダブりもない思考になっていると、人っていうのは非常に納得、理解しやすい、そういう状況を作ることができます。
どうやって分けたらそれが実現するのかということなんですけど、実は分けるよりももっとその前に大事なことっていうのは、今考えたい対象、ロジカルシンキングしたい対象っていうのをしっかりと定めることですね。
今何について考えているのかっていうことを定めること。これが要はテーマは何なのかっていうことをね、はっきりさせることで、まず四角の箱ができます。
このテーマがはっきりしてしまえば、例えばその四角の箱にですね、縦と横にそれぞれ真ん中で線を引くと、一つの四角がですね、四つの四角に分かれることになります。
この四つの四角っていうのは、その大きな四角の中にね、真ん中で縦と横の真ん中でそれぞれ二本の線が引かれて、四つのエリアができることになるんですけど、この対象に対してですね、漏れもないし、だぶりもない状態っていうのがこれで作れています。
さらにね、もっと細かく考えていこうとしたら、この大きな四角の中にあるそれぞれ四つの四角に同じようにですね、縦と横に真ん中で二本ずつ線を引くと、今度は四つの四角は16個の四角になります。
この16個の四角も、それぞれ重複、だぶりもしていませんし、もともと一番大きかった対象の四角の中で漏れがない状態で分けることができています。
このようにですね、ロジカルシンキングっていうのは対象っていうのをしっかり定めて、それを丁寧に分解する、分けるということをやればロジカルシンキングっていうのはできますので、
ぜひですね、難しいものだというふうに捉えずにですね、この対象って何について考えているんだっけということをしっかり境界線を引いてもらって、それを一つずつ分解するということをトレーニングしていただけたらよいなというふうに思いますし、
もし、壁をですね、階段にするときにも非常に役に立つ考え方だと思っていますので、アレルギー的な苦手意識を持たずに、目の前のテーマについてぜひ考えてみていただきたいなというふうに思っております。
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今回はですね、ロジカルシンキングは実はとってもシンプルで簡単なものなんだということについてお話をさせていただきました。