キーボード文化から音声入力へ
LISTEN to me! presented by Campus!
LISTEN to me!の11回目のエピソードになります。
ここ何回かね、語るという話ですね、しゃべる、語るという文化について、
いろいろオンデマンドのことやら、ライブのことやらね、
あるいは文字入力との関係で音声入力の話とかしてきたんですが、
今度は、しばらく文字を書く、書く文化です。
文章を書く、文字を書く、いろいろな書き方がありますが、
今度は、書く文化。語る文化ではなくて、書く文化について、
こだわってみようかなと、これから何回か思っています。
みなさん、最近書いてますか?
手書き、もうめっきり手書きをしなくなったと思うんですが、
昔は、私の小さい頃は、お習字を習っています。
お習字、今はあるんですかね、お習字。
字を書く、書写、字を書く文化というのは、今後どうなっていくんだろうという。
私も手書きは、もうメモ程度しかしなくなりましたね、手書きはね。
メモ以外の手書きはしないですね。
だから文章を書かないですね。単語しか書かない。
せいぜい2つか3つぐらいのつながった単語とか熟語ぐらいしか書かないですよね。
だから、ちゃんと句点が入って。読点が入って、句点が入って、丸までうつ。
そういう文章自体を、もう手書きでは一切書かなくなっていると。
文章を書くときはどうするかというと、私の場合はだいたい長い文章を書くときは、
パソコン、ノートパソコンのキーボードに向かうわけです。
ここでキーボード入力という。
だからもう書く時代じゃなくて、打つ時代になっているわけですよね。
このキーボード文化がいつ始まったかというと、タイプライターですよね、一番早かったのは。
アメリカでタイプライター。
日本語入力っていうのはできなかったんですよね、昔ね。
今でもキーボードは、パソコンのキーボードはアルファベット表記じゃないですか。
50音入力する人もいますけどね。
その昔、オアシス変換なんてワープロもありましたけれども、
結局落ち着いたのはローマ字入力ですね。
やっぱりそれが一番効率的なのかな。
50音入力している人はほとんどいないと思うんですけど。
ローマ字入力の、いわゆるタイプライター型のキーボード。
これが今標準になっているんですが、
実はパソコンのキーボードは、それこそタイピングソフトとかってね、
キーボードを打つ練習とかしたと思うんですが、
今はフリック入力のタイピングソフトがある。
練習ソフトがあるみたいですね。
知りませんでしたけれども。
今は主流はフリック入力。
これが一番多いんじゃないですかね。
スマホでこうやって何回も、
例えば、あのところ、あいうえおって、
年寄りはそうやってやるんですけど、
若い人はもう、上下左右に動かすことで、
フリック入力をしていくと。
そうすると、予測が出るのでね、
ワードの予測が出るので、
その予測されたワードを選んでいくという。
これがもう文字入力の今主流ですよね。
ちょっと調べてみると、
スマホの入力、あるいは、
タブレットの入力としては、
フリック入力がメインなんですけれども、
全部で5つぐらいあるのかな。
手書き入力もありますよね。
タブレットやスマホに、
手書き入力もできるんです。
それから、私なんかよく使うのは、
フルキー入力ですね。
要するに、パソコンのキーボードと同じようなものが、
フルキーで、何種類か切り替えて、
それを使う。
特にアルファベットとか、
数字入れるときは、
フルキーでやる場合が多いですよね。
それから、トグル入力という言い方なんですね。
トグル入力というのは、
これ、年寄りがやる。
アのところを5回叩くと、オが出る。
カのところを2回叩くと、キが出る。
叩いている人は、だいたい、
フリック入力ができない人なんですけれども、
一番、主流で使いやすいのが、どうもフリック入力。
だから、打つ文化じゃないんですよね。
なぞる文化。
なぞって選ぶ入力になっている。
文字は、書く時代から打つ時代、
そしてなぞる時代になったというね。
文字の上手さの減少と漢字の未来
あと、結構多くの人が使い始めているのが、
音声入力ですよね。
ただ、音声入力が、なかなかメインになりきらないかったのは、
やっぱり、修正が必要だと。
結局、音声で入力して、間違いがあったときに、
音声で直すのは、一番大変なので、
結局、またそこで、
キーボードなり、フリックなり、
そういう入力の仕方が必要になってくると、
いうことになっているんですが、
これが、でも、音声でも修正できるとかね。
ここ、字、間違っているから直して、って言ったら直るとかね。
いうふうになったら、もう完全に音声入力が主流になって、
書く、手書きの文化から、キーボード文化、
そして、フリック入力が、もう終わってですね。
音声入力一本に。
やっぱり、なっていくんじゃないかと、いずれね。
そんな気がするわけです。
そうすると、文字を書くとか、打つとか、
なぞって入力するということ自体がなくなっちゃって、
語れば文字になるというふうになってくるわけですよね。
多分、5年後、10年後には、そうなってくるんですけど、
それってどういうことが結局起きているんだろうと、
また余計なことを考えるわけです。
これは結局、文字入力のインターフェースがね、
特にパソコンですね、の進化によって、
ワープロ、パソコンの進化によって、
インターフェースが変化してきた。
そして、スマホ時代に入って、さらに変化したということなんですが、
やっぱり一番画期的だったのはAppleですよね。
Appleコンピューターが出たと、
キーボード、タイプライターみたいなキーボードに
テレビくっつけたというところからね、始まったわけですけど、
あれがやっぱり一つ画期。
さらに、やっぱりiPhoneですよね。
これが、やっぱりそういう、何て言ったらいいのかな、
そういうパソコンとかiPhoneというものが出てきたことで、
インターフェースが変化していったという
ことだと思うんですよね。
iPhoneの次、何か来るのかというと、
やっぱりしばらくiPhoneじゃないですか、これは。
情報端末としては、
漫画も読めるし、新聞も読めるし、
ラジオも聞けるし、ポッドキャストも聞けるし、
テレビも見れるし、文字も打てるし、表も作れるし、
スマホでできないことって何かありますかね。
スマホ一台あればほぼ何でもできるというね。
そんな時代になっちゃったわけですよね。
文字入力ですけど、
結局音声入力が、
フリックから音声にどう切り替わっていくのかというところに、
私自身はちょっと今興味がありますね。
問題は、文字を書かなくなった我々は、
例えばね、昔の人はとても字が上手だったんですよ。
達筆って言葉があったわけ。
達筆って言葉はもう死語ですよね。
達筆である必要はないと。
だいたい今、もう年配の人も含めて字は下手くそ。
もう読めない字を平気で書くと。
色紙とかに書くけど、下手くそな字を書いて、
もう字が上手い必要がなくなっちゃったと。
これは、だってパソコンが打ってくれるわけですから、
キーボードが打ってくれるわけですから、
字を書く必要がなくなっちゃった。
だから字の上手い人がどんどん減っていったのは、
もう過去のこと。
達筆って言葉もなくなり、
習字とか書写も趣味以外ではあまりやらなくなり、
むしろタイピングの速度を競ったりとかね、
いうのも出てきたり、検定とかでね、
したわけですよね。
文字を書かなくなった人類は、どうなるのか。
やっぱり一番気になるのは、
もう字幕の漢字の間違いが多すぎる。
これはもう書かなくなったら必然ですよね。
だからある人はこういう風に言うんですよね。
もう漢字はなくなると、日本語から。
日本語から漢字はなくなって、全部ひらがなになる。
これはある意味あり得るんですけど、
ただそうなりきらないのは、ひらがなだけだと
意味が取れなくなる。
ひらがなは表音文字で、表意文字が漢字ですので、
どうやって意味を表すかというところがね、
ちょっと難しいわけですよね。
この辺どうするのか。
。
書くことの意味と効果
どっちにしても文字文化というのが
どんどんどんどん廃れていっちゃうだろうなと。
だけど書くことを忘れると、やっぱり人類はやばいと。
退化していくと。
滅びの道に入るというのが私の持説で、
ちょっと次回から書くことの効用というかね、
書くことの意味というかね、
それをちょっと考えていきたいと思っているんですね。
文字を書くとは根源的にどんな意味があるのか。
音声入力の時代に入って何を失っていくのかってね、
まあそんなどうでもいい話を、
このリッスンto me!では、
この後ちょっと書くというね、
語る文化じゃなくて書く文化についてちょっと
考察を深めたいと思っています。
ではまた。
ありがとうございました。