00:10
こんにちは、英国ドラマタイムへようこそ。この番組は、イギリスの歴史ドラマの世界が大好きな私がその魅力を語る番組です。
おすすめのドラマや映画の紹介、見た感想、ロケ地や時代のことなどを話しています。
7月は、ダウントン・アビーの世界を深掘りしています。今日は、ダウントン・アビーの魅力3、ロケ地です。
ダウントン・アビーのロケ地の中心は、もうご存知の通りハイクレア城です。
ハイクレア城へ行った時の感想をお話しした回は別にありますので、ぜひそちらも聞いてみてください。概要欄に貼っています。
ドラマの中では、ハイクレア城以外にも様々なカントリーハウスが登場しています。
雰囲気が全く違う建物やインテリアが出てくるので、それがドラマに深みを与えているんですよね。
さて、一つ目は、ブランサム伯爵の妹、ロザモンドのロンドンの邸宅です。
こちらはウエストビッコンパークが使われています。
ロンドンにあることになっているので、黄色の印象的な外観は登場していないんですが、
このお屋敷は建物も部屋から見える庭園も本当に美しいんです。私も一度行ったことがあります。
大理石の柱や床が美しいダイニングルームは、ドラマの中で何度も登場していましたし、
ローマのベッドをイメージして作られているメインホールは、レースの事故の後、
メアリーがヘンリーと別れ話の電話をしていた場面で記憶に残っています。
さらにダウントンアビーの一室として登場していた時もあるんです。
シーズン1で所在にいる甲羅をバイオレットが訪ねる場面です。
インテリアの雰囲気が明らかにハイクレア城と違うし、窓から見える風景も違ったのですぐ分かりました。
どうしてこの部屋を使ったんですかね。
ウエストビッコンは他のドラマや映画にもよく登場しているお屋敷です。
最近ではブリチャートン家で見ました。
次はシーズン3のスコットランドのハイランドの旅で登場したダンイーグル城です。
ローズの両親、マクリアフ祭の邸宅として使われたのがインベラレー城です。
ローズの母のスーザンはグランサム伯爵のいとこなので、伯爵家は毎年ここを訪問しているという設定でした。
インベラレー城は絵本の中のお城のイメージにぴったりな丸い塔やとんがり屋根があったり、建物の色も緑がかったグレーで特徴的です。
03:04
スコットランドの大自然の中にあって、伯爵家の人たちがハイキングや釣りなどを楽しむ様子も登場していました。
カリで10時間も歩き回って成果がない、とマシュがぼやいている場面もありました。
夜はモーズリーが酔っ払って笑って踊り狂うダンスパーティーがあって、その中でリールというスコットランドのダンスも登場していました。
アンナがローズに教えてもらって踊っている姿をベイツが嬉しそうに見ていましたよね。
イングランドだけでなく、イギリスの異なる自然の風景や楽しみ方、文化を見せるロケ地選びのセンスが光っているなと思います。
最後は、国王ジョージ5世と王妃メアリーがダウントンアビーを訪れて、その後豪華な武道会が開かれた場所です。
国王夫妻の娘のメアリー王女の邸宅としてエアウッドハウスが使われています。
国王夫妻が到着する前に、王女コーラ、メアリー、イージスが訪ねるんですけど、その4人がお茶をするひとときを過ごす場所が、このエアウッドハウスの中にあるシナモンの間という名前のおせずまで撮影されています。
夜の武道会では、外観はエアウッドハウスなんですが、実際の武道会が行われた部屋は別の建物が使われています。
エアウッドハウスには武道会の撮影場所として最適な場所がなかったからだそうです。
エアウッドハウスは、実際にメアリー王女の夫の家で妻が相続して引っ越してきたという有意識ある場所なんですね。
ドラマの世界と現実の世界がところどころ交差するのはワクワクします。
トムはこの夜、ルーシーとダンスをします。
メアリー王妃の次女のモードのメイドのルーシーなんですが、彼女は武道会に出ることができないので、建物のテラスで2人が踊るんです。
2人の背景にはどこまでも広がっている庭園が見えているんですが、これはエアウッドハウスの庭園。
この2人のダンスシーンは本当に美しかったです。
さらにエアウッドハウスの建物の前には長さが1.6キロメートル以上もある壮大なテラスがあって、これを作ったのはハイクレア城を手掛けたチャールズ・バリーなんです。
またまた素敵なロケ地がドラマの中ではたくさん登場するんですが、今日はウエスト・ウィッカンパーク、インベラレー城、エアウッドハウスをご紹介しました。
ダントン・アビーのロケ地についてはブログでも書いていますのでぜひ読んでみてください。
こちらも概要欄に貼っています。
06:02
次回はもう一つ時間をとって語りたい、ブランカスター城として登場するアニック城についてです。
ぜひ聞いてくださいね。