Bダッシュキャンプの概要とサイドイベント文化
BOOTUP RADIO、ポッドキャスターの伊藤です。この番組は、プライチ創業者でエンジェル投資家の橋田一秀さんと、スタートアップを立ち上げる上での疑問や企業に関するトピックを取り上げ、
SEED 企業家や企業界部の方に役立つ情報をお届けします。おはようございます。 おはようございます。
ということで、Bダッシュキャンプお疲れ様でした。
そうですよ。先週Bダッシュ行ってきました。これ配信日いつだっけ?まあいいや。
収録日はBダッシュ行ってきた翌週の月曜日なんで、先週行ってきましたということで。
Bダッシュキャンプね、今回も盛況でございました。福岡でやってた大きいカンファレンスなんですけど、
だいたいどれくらい来てたんですかね?ちょっと人数見てないんだけど。ちょっと、うーん、そうだな。
いつもね、でも今回1000人超えっていう話は聞きましたね。
大体いつも1000人くらいらしいんですけど、1000人超えで。
今回はスタートアップの創業直後の社長は無料キャンペーンとかやったりとか、一応その枠の数決まってたんですけど、
あとスカラシップみたいな感じで学生の人も少し入れてみたりとか、そういったこともやってて、
あとはサイドイベントとかも結構増えてて、これは明確にIBSの影響なんですよね。
やっぱそうですよね。
サイドイベントっていう言葉は僕6月のIBSより前は知らなかったので、明確にサイドイベント文化を作ったのはIBSかなという、今年のIBSかなという感じですね。
なので実際その公式サイドイベントとか、もちろん非公式でやってるものもいっぱいあって、
公式のサイドイベントとかは結構公式から紹介してもらったりも、公式のメールにも入ってたりとかしてて、
飲み会なのか、いろんなアクティビティがいくつかありましたね。
IBSほど多くなかったですけど、多くはいくつか非公式のものばっかり。
普通にサイドイベントって目打ってないけど、例えば初日のナイトパーティーの後に通し先中心の飲み会やったりとか、
あとはサウナ会に呼ばれたりとか、ちょっと体調悪くて行けなかったんですけど、
あとは土曜の朝にランニングイベントに行ったりとか。
土曜の朝とかボロボロなんですよ。
金曜3時ぐらいとかまで飲んでる。僕はちょっと体調悪くて全然お酒飲まなかったんですけど、
3時ぐらいまでみんな飲んでて、みんなで泊まってる宿に帰って、
通し先中心に今回みんなで泊まれる宿を用意して、そこでみんな寝泊まりしてたんですけど。
16人泊まれるとこ借りたんですけど、部活でしたね。
部活?
部活の合宿所でしたね。
みんな布団敷いて寝るんですけど、部活の合宿所風でしたね。男性しかいなくて。
いいですね、なんか。
みんな朝と夜、タイミングが合った人だけ会うみたいな感じですね。
もう大体行くと誰か寝てるみたいな。
そうですよね。
だから3時半ぐらい寝て、7時に起きて走ってきましたよ、大堀公園を。
お疲れ様です。
いやーボロボロでした。マジでまだ体調が戻ってないです。
ということで、Bダッシュはね、今回はいつも通りっちゃ通りなんですけど、若い人もいて。
そうですね。そして橋田さんと山崎さんが体を張っていただいたおかげで、めちゃくちゃポッドキャストのフォロワーが増えてるっていう。
はいはいはい。そうなんです。僕とインターンの山崎さん2人でですね、このBOOT UP RADIOのTシャツを3日間着てですね、フォロワーを増やすという地道な活動をひたすらやってました。
すごいですよ、本当に。今発表しますと、現在のフォロワーは11月13日時点で249人。
249人。
はい。
やったー。40人ぐらい増えたね。
増えましたね。あと51人で300人到達しちゃうっていう。
そろそろ、じゃあちょっと場所を押さえてもいいですかね。
そうですね。
オフ会の。
発生すると見越して。
オフ会の企画をちょっと始めましょうか。
はい、って感じですかね。
これ当日までにいけばいいってことにしましょうか。
いやー、あと50人どうしよっか。
いやちょっともうひたすらイベントに。
イベント行く。Tシャツじゃあ送りましょうか。
お願いします。
はい。ということで、じゃあちょっとそろそろ今日のテーマお願いしてもいいですか。
ブリッジファイナンスの概要
はい。本日のテーマはブリッジファイナンスについてお話ししていこうと思います。
Bダッシュもあったっていうことで調達に動かれてる方もいらっしゃるんじゃないかなっていうところで、
気をつけた方がいいこととか、ブリッジファイナンスに限らず経営の面で意識すべきこととかをお伺いしていこうと思います。
はい。ブリッジファイナンスってそもそも何っていうところかちょっと説明していくと、
ファイナンス、普通に資金調達ですね。
スタートアップやってると投資家さんから何回も資金調達をフェーズに応じて重ねていくと思うんですけど、
よく特にこの2,3年、ちょっと指標が悪くなってきてみたいなところで、
ブリッジファイナンスっていうことを聞く機会も増えてきたんじゃないかなって思ってます。
ブリッジファイナンスっていうのはまさにブリッジっていう、ブリッジ橋ですよね。
届かないんで、次のラウンドまで届いてないんで、橋繋ぎましょうっていうことでブリッジファイナンスと呼ばれていて、
今は繋ぎのファイナンスですね。
もともとは、例えばシード調達をしました。
ランウェイ1年半確保してあって、その間にPMFしてトラクション作ってシリーズAまで持っていきましょうみたいな事業計画を立てることがよくあるんですけど、
なんかいろいろあって、例えば目標達成できてないとか、PMFまだしてない、もう少しあればいくんだけどなみたいな状況まで持ってきているけど、
まだちょっと時間が足りないっていう時に、ランウェイを伸ばすためにブリッジファイナンスをするっていうのはよくありますと。
そうですね、やっぱりこれ非常に僕の投資先でも、もしくは投資先じゃなかったとしても、新しく相談に来るケースとかでも非常に多くて、
だいたい今言ったようなケース、シード調達はしましたが、まだシリーズAに行けてなくて、あと半年ぐらい時を稼ぎたいのでブリッジファイナンスやってますみたいなケース。
いわゆるプレーラウンドとかの資金調達のケースで多いんですけど、
ブリッジファイナンスの心得っていうとあれなんですけど、すごく多いですよね。
投資家として最近思ってることで言うと、ブリッジ結構ギリギリで持ってこられるケースすごい多いですと。
話聞いて、あとキャッシュどれぐらいあるんですかって言うと、ちょっとあと1ヶ月ですみたいな。
なんで2週間で着勤させたいですとか言われて、おーみたいな。なるほどーみたいな。
そういうケース非常に多いですね。
なんでこういうことが起こるのかみたいな話で言うと、大体シード機ってほぼほぼ何もない状態で投資を受けるんで、いわゆる期待値で投資を受けるんですよね。
ほとんど期待値で投資を受けるので、僕もプレシードとかだったらやっぱりファウンダーだけしか見てないケースとかほとんどなんですよね。
つまりこの人でこの人やっていけるかなっていうところと、その人もちろんバックグラウンドとかやろうとしてることとか、
もちろんどういう市場見てるかとかって見るんですけど、ほとんどファウンダーだけで投資を受けてますと。
これってやっぱりその人にかかる期待値で投資を受けてるんですね。
なんですけど、やっぱり1年とか2年とかやってきてたら、そこまで何やったんですかっていうところで、次のラウンドはもちろん見られるわけで。
だからなかなか企業家と投資家の目線の違いみたいなことが起こりがちなんですよね。
だから企業家としては1回目に期待値で投資を受けてるので、2回目もそういう、ちょっと言葉を選ばず言うとそういうノリで投資を受けれると思って、
シリーズA、このぐらいのバリエーションでいきますみたいな感じで投資家にプレゼンをするんですけど、
例えばシリーズA、ブリッジじゃなくてシリーズAとしてやっているんだけど、なかなか投資家から投資を受けなくて、
キャッシュが減っていって、結果バリエーション下げてブリッジファイナンスしないといけないというケースもすごく多い。
本人はいけると思ったんだけどなみたいな。
だけど投資家と交渉をしてたけど全然いかないみたいな。
結果キャッシュがどんどんどんどんなくなっていって、これは今すぐお金を入れないとやばいみたいな状況になるんですよね。
そういうのもすごくありますね。
ブリッジファイナンスの心得
心得的なとこで言うと、やっぱりこれブリッジに限らないんですけど、
シード調達をまずしたときに、次の調達、みんな基本的に一番いいシナリオだけ考えてるんですよ。
シリーズA、1年半後にシリーズAをやるので、1年後にから動き出しますみたいな。
1年後までにこういうマイルストーンでこういう結果出しますとか言って。
大体そのとおりいかないんで、
プランBとかCとかDとかって考えてるの?って聞いたりしますよね。
意外とあんま考えられてないことが多いので。
プランAしか考えてないと、プランA失敗したときにものすごいテンパるんで、
やっぱりちゃんとB、C、Dぐらいまで考えておく。
このタイミングで、大体もうキャッシュ尽きるタイミングってのはわかるわけだから、
そっから逆算して、このタイミングでこういう状態になってなかったら、
プランBに移行するとかCに移行するとかって決めておかないと。
それこそ例えば、
キャッシュが尽きる3ヶ月前までにプランAが終わってなかったら、
もうすぐプランB、残り3ヶ月だからもうしのごの言わずにプランBに移行する。
例えばバリエーションめっちゃ下げて、このタイミングまで絶対着近するとか、
そういうふうに動いてないと。
大体プランAの交渉がズルズルいってみたいな。
結果、ノーマネーでフィニッシュですみたいになっちゃってたら、
もう気づいたらあと1ヶ月でしたみたいな。
大体そうなるんですよね、やっぱね。
なんで経営者として、そこはもう経験すると。
僕もあったんで、その同じようなことが。
そこは経営者として、ちゃんとお金の管理を意識して、
ダメだったらこうするみたいなのを、一応シナリオをいくつか作っておくことによって、
スムースに、そんな慌てずにできるはずなんで。
意外とそういうところはやっぱ、こうやって言ってると別になんか、
いや別にそんな普通じゃんって思っちゃうんだけど、
意外となんかやってる側はなんかできないので、
そういうのはすごくちゃんとやったほうがいいですよってよく言ってますね。
ブリッジファイナンスになるのは、柱田さんおっしゃった通り、
シリーズAで自分はいけると思ったけれども、結局うまくいかない結果、
ブリッジの形を取るってことだと思うんですけど、
例えばですけど、そのシードの調達終わった段階で、
シリーズAを見据えた、取っておくべきいいコミュニケーションとかであったりしますか。
投資家さん、次回ラウンドに投資をしてもらえそうな投資家さんとはもちろん早めに話しておいたほうがいいし、
おすすめは、次のラウンドどうだったら投資してくれますかね、みたいな感じのコミュニケーションが一番いいですよね。
例えば投資家によってもちろん言ってくることも違うし、見てるポイントも違うんですけど、
例えばこの事業だったら、こういう状態、定制定量でこの状態になってたらツイートをしてもいいかな、みたいな。
ブリッジファイナンスの条件と注意点
僕はよく現地を取るっていう言い方をするんですけど、
現地、要は例えばMRRが月100万円いってたらいいんじゃない、みたいな。
例えばね、分かりました、じゃあ100万円まで作ってきます、みたいな。
なるほど、なるほど。
で、100万円いってたら、後で100万円いってたら、ほら、いったでしょ、みたいな。
実際、例えばそういうことかもしれないし、
これって何人かの投資家さんに次のマイルストーンのフィードバックをもらっておくっていうのはすごく大事なことで、
自分はこれで、一応自分で計画作るんで、これでいけると思ったとか、
あとはシード機の投資家さんと握るみたいなことはもちろんあると思うんだけど、
それでいいと思っても、意外と次の投資家さんと目線がずれてたりとかしたりするんで、
とか、あとはバリエーションの目線とかもそうなんですけど、
そこら辺を認識合わせぐらいしとくと、次のラウンドスムースかなと思いますけどね。
ブリッジのときで何か気をつけるべき条件とかありますか、その投資条件とかで。それはそんなにですか。
基本なくて、なぜならブリッジファイナンスしなきゃいけない状況って結構切羽詰まってるんですよね。
ってなるとやっぱり基本的には投資家は出す側が有利になるし、だって企業側は調達しないと死んじゃうわけじゃないですか。
ってことはそんなになんか、なんていうんですかね。死の後のあんまり言ってらんないっていう状況ですかね。
注意というか、ブリッジ繰り返して大優勝しまくっちゃってる会社もあるんで、
なんか注意も何もでもしないと死んじゃうんで、何とも言えないですよね。
今だったらプレイのフェーズとかも結構僕も含めてエンジェルの人とかがいっぱいいるんで、お金出すっていうのは全然ある。
やっぱVCがすごい出しづらいフェーズだったりするんで、エンジェルいっぱい当たってみるのもありですよね。
はいはい。なるほど。
あとバリエーションもつけづらいので、なんかわかんない。JXとかになりやすいとか。
うんうん。
とかかな。
うんうん。
お金が尽きた時の手順
ブリッジのこれ。あと何かあるかな。
あとはこのちょっと収録前に少し話したと思うんですけど、キャッシュが本当になくなってきたらどういう手順でいろんなとこ止め、お金流れ止めるみたいな。
いくつかあって、まずコストをとにかく、お金が出てくるとこ止めるしかないんで、どういう手順で止めるか。
なんか僕がやったのは、全ての支出に優先順位をつけて1,2,3みたいなのつけて、1とかはないとサービスが止まるみたいなやつ。
例えばAWSのサーバー費用とか、あとはカスタマーサポートの人とか、そういうのは1とかついたりしてましたかね。
2は当然ないと、1ほどじゃないけど運営困る。例えばエンジニアリソースもそうだし、売上作れる可能性があるものとかは全部そうですよね。
3とかはもう一旦全部止める。例えば契約してるサービスとか、バックオフィスの何かとか、あとはマーケットかもそうですよね。
そういうのは一旦全部止めますよね。なので、お金をとにかく、ブリッジファイナンスするしないに関わらず支出を止めなきゃいけないシーンいっぱいあるんで、
そういうのは僕とかも会計ソフトからダウンロードした一個一個の会計項目を全部見て優先順位を振るっていう作業をやってましたね。
あと支払いを待ってもらえるものを止める。例えば仮入れ金の返済を、もし仮入れ金があるなら銀行に交渉をするとか、
意外と社会保険料とかも待ってくれるんで、国とか社会保険の事務所に電話して、ちょっとこういう事情なんで待ってくれっていうとかっていうのは全部やるべきかな。
それでもダメな時に、かつファイナンスも難しいってなった時に、そうですね。
ブリッジファイナンスへの求め方
なんか僕あんま詳しくないんですけど、これ聞いてみたいんですけど、ファクタリングを使うっていうのはどうなんですかね。
場合によってはありで、使ってもいいんですけど、他に借りられる方法がなかったらって感じかな。
エンジェル投資家、株主にまずお願いするですね。ブリッジファイナンスも、どうしてもお金が必要な時にお金の借り入れも一技的にはまず株主にお願いするのがいいと思います。
既存株主にお願いするのがいいと思いますね。既存株主にこういう状況なんで、すいません追加で投資してください。もしくはお金貸してください。
VCはお金貸してくれないかもしれないけど、エンジェルは貸してくれるかもしれませんね。
追加投資の検討もしてくれるかもしれないですよね。VCであれば。
なるほどなるほど。
もちろんVCの、それぞれのVCの事情があるんで、投資できるできないはあると思うんですけど、ブリッジファイナンスは明確にやらないっていうポリシーの投資家もいるかもしれないし。
そうっすよね。ブリッジファイナンスするぐらいだったらもっと期待値の高いところに投資をしたいじゃないですか。
ブリッジファイナンスしたら一気に逆転ホームラン打てる可能性があるんだったらするかもしれないけど、わからないですよね。
基本的にはリスクが高いわけですよね。
そうですね。分散できないですもんね。
分散もそうだし、ピンチのところを助けるっていう行為は、そもそももうピンチになってるんで、投資したときのリターンこれちゃんとあるんだっけっていうのが投資家の考え方ですよね、基本的な。
一方で潰したら全損になっちゃうんで、それでいいんでしたっけっていうところと、そことの攻め合いな気がします。
なるほど。
というとこかな。
そうですね。
なので、繰り返しになるんですけど、ギリギリで言われても何もできないことが多くて、僕も結構投資先でもギリギリに相談来ることがすごく多くて、
もっと早く言ってよみたいな。3ヶ月前だったらもうちょっとうちで会ったよねみたいな。
うんうん。
っていうことが結構多くて。
なるほど。
だからこそ、常々株主といいコミュニケーションとっておきましょうとか、プランABCDを考えておきましょうとか、そういう話なんですよね、やっぱり突き詰めると。
なるほど。やっぱりそうなるんですね。
そこまでピンチにならないために、平時に何をできるかっていう話ですね、これやっぱり。
うん。
ピンチになってたらもうそんなこと言ってらんないんで、とにかくお金をかけ集めて、お金の出を抑えて売り上げを上げるっていう、なんかもうそれしかやることなくなるんですけど。
うんうんうん。
そうなる前に何とかするっていうのが一番ベストだし、良い経営者はそういう状況に追い込まれない。
うんうんうん。
でもこれも経験なんで、僕もそういう状況に追い込まれたことあるし、振り返るともちろんもっとよくできたなって思うんだけど。
うん。
だからといって僕も、みんな通る道なんで頑張ろうって言うしかないんで、言ってます。
はい。そんな感じですかね。
そうですね。
はい。
ブートアップレイディオは番組に対する質問や取り扱ってほしいテーマを募集しています。番組概要欄からぜひ送信してください。
そして冒頭にも述べた通り、もう少しでフォロワーが300人に到達します。
あと51人なので、ぜひこれを聞いていてまだフォローしてない方はフォローのほどよろしくお願いします。
それでは本日の収録を終了します。ありがとうございました。
ありがとうございました。