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2024-09-18 08:48

1on1を変える!部下の潜在能力を引き出す質問術

本エピソードでは、1on1ミーティングを活性化させる「視点を変える質問」のテクニックを紹介します。なぜこの質問が重要か、具体的な質問例、そして実践のポイントまで、プロコーチの経験を交えてお伝えします。部下の潜在能力を引き出し、チームの生産性を高めたい方必聴です。
#コーチング #1on1 #リーダーシップ

▼私について
・梶@ビジネスコーチ
経営学修士MBA/(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ/プロフェッショナルコーチ
主にビジネスパーソン向けに独自の「思考マップ」を用いた戦略的コーチングを提供し、これまでに150名以上のクライアントと1on1セッションを行ってきました。
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皆さんこんにちは、コーチング中毒パーソナリティーの梶です。このポッドキャストは、ビジネスパーソンの皆さんに役立つ情報を、プロコーチの目線でお伝えしている番組です。
今日のトピックは、1on1で部下の視点を変える質問術というテーマでお話したいなというふうに思います。
皆さん1on1しているかなというふうに思うんですけれども、部下との1on1というのは、単なる報告会とか雑談の場とか、進捗確認だけする、みたいなそういう場ではないんですよね。
部下の成長を促して、その潜在能力を引き出すという、そういう貴重な機会というふうに言えるかなと思います。
今日はその1on1をですね、もっと効果的にする視点を変える質問というところに着目してお話をしたいなというふうに思います。
まずですね、なぜ視点を変える質問が重要なのかというところについて考えてみたいと思うんですけれども、私はですね、これ4つぐらいポイントあるかなというふうに思っていて、
1つはですね、固定観念の打破というかですね、私たちこう無意識のうちに自分の経験とか価値観に基づいた思考パターンというのを持っていて、そこに落ち入りがちというところがあります。
視点を変える質問というのは、この固定概念、観念みたいなものを打ち破る力があるかなという点が1つ、そして2つ目に想像性を向上させるという観点で重要かなというところですね。
新しい視点とか斜め上からの視点みたいなものって新しいアイデアを生み出しやすいというふうに言われます。
部下の想像性を刺激してイノベーションを促進するとか、そういう意味でも視点を変える質問の効果というのがあるかなと思いますね。
そして問題解決能力を強化するというところ、ここも1つ視点を変える質問の効果として挙げていいかなと思います。
異なる角度から問題を見るというか、視点を変えた質問をされることで、そういうふうに考えるとこうかなみたいな、そんなふうに部下のほうも考えるようになるので、これまで気づかなかった解決策みたいなものが見つかることがあるんですね。
そういう効果も期待できます。
そして最後4つ目に自己理解の進化というところで、例えば上司から見た自分ってどうだと思うかというような質問を投げかけたりすると、自分をより客観的に、そう聞かれると客観的に見るようになるんですね。
そうすると自己理解を改めてし直す、そういう機会にもなるという意味で視点を変える質問というのは効果的かなというふうに思っています。
ではですね、具体的にどんな質問をすれば視点を変えることができるのかというところについて、いくつか例を挙げてみたいなというふうに思います。
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これもいくつかパターン考えたんですけれども、5つぐらいに分けてご説明しますと、まず1つ目が時間軸を変えるという観点です。
これはですね、部下に対して1年後の自分から見て、この問題、今話している問題ってどう見えるかね、こういうふうに聞いてみるっていうもの。
あるいはもし昨日この決断をしていたら今日どうなっていたと思いますかとか、時間軸を少しずらして今話しているテーマ、中身について考えさせる、そういう問いかけを行うというものになります。
2つ目にこれは立場を変えるという意味での視点を変える質問。
これはですね、もしあなたがチームリーダーだったらこの状況にどう対応しますかという質問をメンバーの一人に言うとか、あなたがこのプロジェクトのリーダーだったらどうかみたいな、そういう形で役職とか立場を変えてみたときにどうかというふうに問うというものですね。
あるいはお客さん、顧客の立場から見たらこの提案ってどう移るかな、そういうふうに聞いてみるというのも有効かなと思います。
そして3つ目にスケールを変えるという観点です。
これはですね、具体的にはこの問題を会社全体の課題として考えたらどんな解決策が思い浮かびますかとか、今目の前で自分が向き合っている課題を会社全体のビューで見たときにどうかみたいなふうに問うとかですね。
事業部全体みたいなところでもいいんですけど、少し視点、スケールを変えるというところですね。
あるいはですね、もしこの課題を小さな実験として捉えたらどんなアプローチができそうですかみたいな形で、より軽く捉えさせるというか小さく見させるみたいなふうにして考えたらどうかというような、そんな問いかけも聞いたりします。
4つ目に制約を取り除くというアプローチ、これはですね、具体的にはもし時間とリソースが無制限にあったとしたらどんな解決策を考えますかとか、あるいは失敗を恐れなくていいとしたらどんな挑戦をしたいですかとかですね。
もうなんか今ある制約みたいなところをある種前提として置いて考えてしまいがちなところをその前提を一旦取っ払うと。取っ払ったときにどういうハウがあるんだっけみたいな、どう感じるんだっけっていうところを問うっていうそんなイメージですね。
そして最後5つ目にですね、これは比喩を使うというアプローチです。これは例えばこの問題を動物に例えるとしたらどんな動物になりますかとか、そしてそれは何でですかとかですね。
あるいはあなたのキャリアを物語に例えるとしたら今どんな章のどの辺にいるんですかとかですね。こういうふうに何かに例えて今を捉え直す、そういう質問を投げかけてみるというのもちょっとトリッキーですけれども話がここから膨らんだりということも結構あったりするんで、何かこう行き詰まっちゃった時とかには使ってみてもらえるといいかなと思います。
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以上のようにですね、時間軸を変える、立場を変える、スケールを変える、制約を取り除く、比喩を使う。こういう視点でですね、質問してみる。そうすると部下の思考の枠みたいなものをすごく広げますし、新たな気づきを促しやすくなるということになります。
最後にですね、この視点を変える質問というのをより効果的に使うためのポイントというのをお伝えして終わりたいなというふうに思います。
これはですね、一つは判断を避けて、ちゃんと好奇心を持って聞くというところ、傾聴の観点ですね。これは相手がどういう答えをしてきたとしてもですね、それを評価するのではなくて、純粋に興味を持って聞いてあげるという、そういう姿勢を見せていくということが大切だというところ。
そして、視点を変える質問というのは、やはり部下の方からすると、斜め上というか考えてもいなかったような質問であるケースって非常に多いので、沈黙になってしまうということもまあまああると。
こういう沈黙を恐れずに考える時間をしっかり与えるということですね。すぐに答えが出なくても全然焦る必要はないですし、上司の方から逆に声をかけるみたいなことはせずに、沈黙をずっと待つということ、相手の思考をする時間、そこをしっかりとって待ってあげるということが重要かなと思います。
また、フォローアップの質問で深掘りをするという観点も重要で、やはり視点を変える質問というと、答えが何か返ってきたときに、その答えに対してさらにもう一回深掘りの質問をするというところも非常に重要ですし、より深い息づきをそこから促せるということもあるので、さらに質問してみるというところを意識してみるといいかなと思います。
そして、当然その質問というのはオープンエンドというかオープンクエッションで質問していく、はいやいいえで答えられる質問じゃなくて、相手の思考を促すという観点でオープンクエッションを投げかけるということをやっていけると良いかなというふうに思います。
以上、今日は1on1で部下の視点を変える質問術というテーマでお話をしてきました。
次回もビジネスパーソンに役立つ情報をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに。
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それでは次回のエピソードでまたお会いしましょう。
コーチング中毒のカジでした。
08:48

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