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2023-08-16 19:15

「俺の嫁」vs「推し」#64

30代男性B型はオタクの愛情表現を考える LISTENで開く
00:06
ダブル君は推しって言いますか?
え?人間の話ですか?
人間の話、何でもいいよ。自分の推しだったら何でも。
まあ、抗議の意味ではいるんじゃないですか?
なんでそんなの?なんか喉に引っかかってる。
推しって言われるとどうしても、この人の魅力をみんなに知ってほしいみたいな。
そこまでの熱意を持ってないと言えないのかなって思ってしまうんですよ。
めんどくせえ。いいね。
誰かに推薦する気持ちっていうのがあって初めて聞きました。
自分が好きなのはもちろん前提として、それをみんなにもやっぱり知ってほしいみたいな。
例えばグッズとかにしても、鑑賞用と普及用とかにもグッズを買うぐらいの熱意。
そういうのがあって初めて推しっていう風になるのかなって捉えちゃってるんで。
そうなるとちょっといないんですよね。
今日はその、なんで今推しがそんな使われてるのって話で。
昔はね、俺の嫁みたいな感じで好きな人の好きなキャラクターのことを言ったりしたじゃないですか。
それがいつの間にかもうね、俺の嫁なんていう人はいなくて、
だいたいもうみんな推しとか言ってるじゃないですか。
これなんでなのかなっていうのを今日ちょっともう、ただただ話したいなっていう話で。
で、ネットで調べたところ、Twitterで一回みんなの納得を得た、バズったツイートがありまして。
まあTwitterっていうかXか、今もうXでね。
ああもうそれは言わなくていいです。
僕もXっていう人ちょっと無理なんで。
反イーロンマスクが。
ちょっともう無理ですからそれは。
まあとりあえずね、世の中はTwitterという言葉を封印するまではTwitterって言ってもらって。
まあそのTwitterで叫ばれていた、俺の嫁から推しに変わった理由っていうのが、
これツイートをそのまま読み上げますけど。
オタク、大昔は好きなキャラのことを嫁と称して結ばれることを夢見てたけど、
貧困化で養うだけの会社を失って、自分を庇護するママ、優しいギャルを求め出し、
さらにハラスメントの厳格化や性的接触のリスク増大に伴い推しとして、
もはや眺めてるだけで満足するよう適応進化したというね。
これがバズって、だから俺の嫁から推しに変わったんだっていう納得を得ていたんです。
これどうですか?
それその通りだと思いますね。
やっぱり貧困化が。
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中間部分はちょっとよくわからなかったけど、
やっぱり嫁っていう、結婚的なものに対する憧れとかがもう薄れていったっていう。
現実的にやっぱり、そもそも結婚できないんだけど、
そもそも俺の嫁って言ってるキャラクターと結婚できないんだけども、
そういう理想空間の中ですら、もう結婚はしたくないよねってなっちゃってるってことでしょ?
まあそうだね。結婚への憧れが全くないから、
それを表現に使うこと自体が発想にないんですよね。
まあ一理あると思いますよ、それは。
確かに一理あるなと思って。
ただね、これに敢えて意を唱えたいと思いまして。
ちょっと俺もこれをね、なぜ俺の嫁から推しになったのかを考察してみたんで、
それを今日ダブルクンに聞いてもらって判断してもらいたいなと思いました。
僕が想像するのは、キャラクターに対して占有する気持ちから共有する気持ちに変わったからじゃないのかなって思うんですね。
昔はもっとサブカルの、それこそライトノーベルだったりとか、
アニメであったり漫画であったりっていう、
そういうもののキャラクターの行為を示すことっていうのは、
共有することがメインじゃなくて、
自分の部屋でも楽しんで完結するっていうことだったんじゃないのかな。
ガンプラを自分一人で作って満足するとかね。
写真好きな人が写真撮って、自分の家で編集とかいろいろやって満足するみたいな、
そういう規模の感覚で漫画を楽しむとかアニメを楽しむとか、
そういうのがあって、そこにネットが入ってきたから、
その延長線上で俺の嫁っていう表現が出てきたのかな。
その時代と比べて今は、
キャラクターを自分自身で独り占めするっていう感覚がそもそもない。
SNSとかコミュニティで、このキャラクターいいよねって、
みんなで話すことが前提で進んでいるから、
俺の嫁みたいな独占する気持ち、
もしくは自分が好きっていう表現することが少し重たいみたいな。
それを周りに見られている状態で好きって表明するのが、
少し雰囲気に合ってないなってなって、
推しっていう、周りに推薦するっていう、
共感力を持った言葉に変わっていったんじゃないのかなっていうのが、
僕の推察です。
どうですか、とりあえずここまでなんです。
そもそも、俗に言うオタク界隈の人って、
あんまり推しって言葉を使わないような気がするんだけどな。
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その点に関してもちゃんとリサーチが進んでおりまして、
この推しっていうのが、そもそもどこから出てきたかっていうと、
地下ドル系、地下アイドル系の人たちから出てきた言葉なんだよね。
ああ、なるほどね。
ああいう人たちが、実際に地下のライブ会場に足を運んで、
私の推しはこれです、箱推しとかいろいろ言うじゃん。
そのグループ全体を推すことを箱推しって言ったりとか。
ああいう人たちは、実際にそのライブ会場に行って、
ファン同士で交流を深めることを前提で動くから、
そこであのアイドルは俺の嫁みたいな、
あのアイドル好きっていう言葉が重みを持ちすぎるっていうの。
ストーカー気質な感じが出てきちゃうから、
推しっていう、他の周りに推薦するっていう、
一押しはこれですっていう言葉が、そこで権威を持ったというか、
流行ったんじゃないかなと。
そこで使われてた、共有力がある言葉が、
どんどんタブカルチャーが世に出ていってね、
普通の人たちがアニメとか漫画とかを楽しむようになって、
何かいい言葉ないかなって。
このキャラクターが好きって言うと、すっごい好きみたいな気持ちになっちゃって、
そこまでのパワーはないんだけど、
このキャラクターを好んでいるっていうことを示す言葉がないかなってなると、
それまでに使われていた推しっていう言葉が合致して、
人に対して使ってもいいし、物に対しても使ってもいいしっていう汎用性と相まって、
推しって言葉が今流行ったんじゃないのかなっていう、
そういうお話なんですけど。
すごいライトな感じで、使いやすい言葉なのかなっていうふうには思うんで。
ちょっとカジュアルさがあるというかね。
そうですね。
結構いいところを言ってるかな。
まあまあまあ。
さっきのツイートとは、そんなに反する意見なんですか?
別の要素って感じで。
ちょっと諸説あるよねみたいな。
完全にそれを否定する気持ちではないけど、
主たる要因として貧困化なのかっていうのはやっぱり思ったね。
共有化の方が強いんじゃないっていうね。
なんなら俺の嫁が流行ってる時、氷河期世代じゃない?みたいな。
そういう気持ちもあった。
あんまり自我を主張するのも良くないよねみたいな。
でもそれあるよね結構。
やっぱりことながら主義でもないんですけども、
みんなと同じ感じでっていう雰囲気もあるじゃないですか。
あんまり自我を主張するんじゃなくて、
これはもう俺の嫁だからって言い出すよみたいな。
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そういう感じじゃなくて、これ俺オシチゾーフしてるんだよねみたいな。
そういう方が当たり障りない感じに聞こえる。
これが時代の変化ってことですかね。
周りから見られているみたいな意識があるから、
そこで自分の気持ちを出すっていうのがおこがましいみたいな。
だからおギャルとかバブみとか、
母性を求める風潮あるじゃないですかオタクに最近。
一部ね。
一部の人たちは。
コメント欄がママーって埋め尽くされるみたいなね。
一部ね。
気持ち悪い。
知らない人からしたらすごいことになるよね。
大人のおじさんたちがママーってコメント欄に。
僕も気持ち悪いと思ってますけど。
ちなみに。
これもなかったじゃないですか今まで。
確かに昔はなかったかもね。
これもここから結構乱暴な考察なんだけど。
共有が先行して。
自分たちがみんな子供だったらさ、
お母さんも共有できるわけじゃん。
確かにね。
俺の嫁はもう一人しかいないけど。
さすがに。
子供だったら、
横に繋がっている人たちの絆も維持できて、
かつ行為も示せるから、
そういう母性を求めるっていう流れになったのかな。
それが支持されるかどうかは別ですけどね。
そうだね。
それを手にして使う人もいれば、
それが世間に支持されるかじゃまたね。
調べていったら、もっと気持ち悪い言葉で、
これは俺を妊娠しているっていうオタクのことがあったからね。
気持ち悪いなと思って、いいなと思って。
確かにそうやって、
好きなものを表現する形は変わっているかもしれないですね。
今まではファンとかね。
○○のファンとかさ。
でもちょっとニュアンスが弱いとかね。
宝塚の人とかって、
誰々を秘域している。
秘域ってちょっと偉そうじゃん。
上から目線みたいな。
宝塚はやっぱりね、
高貴な存在だから、
ご秘域さん。
すごい秘域っていう言葉が、
すごい合ってるなと思いますよね。
好きな人たちも、お金をたくさん払っているマダムの人たちだから、
言葉の格式が上がっていって、秘域に落ち着いたのかなっていう。
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それはいいんですけどね。
ファンがニュアンスが弱くて、
秘域がグレードの高いところで、
推しっていうのが残って、
最終的に推しが使われるようになったのかなっていうね。
なるほどね。
ここからはもうちょっと話したいんだけど、
推しがこれから廃れていって、
次に流行る言葉は何なのか。
なるほど。
やっぱり気になるじゃないですか。
いろいろ考えたんですけど、
2パターンあると思ってて、
1個は、
言葉の表現を、推しっていうのをみんなが使いだして、
みんなが飽きてきて、
常トークみたいな。
推しっていうのが安っぽくなっていくような気がするんだよね、これから。
自分の好きな気持ちが、
推しっていう言葉によってだんだん表現されなくなってくるのかな。
はい。
そしたら、
現代にある言葉でいい言葉を探したのってないから、
別の国に行くか、
もしくは過去に戻るかの二択だと思ってて、
別の国に行く場合は、
レコメンドっていう言葉があるじゃないですか。
レコメっていう推しからレコメに変わって、
新鮮な気持ちで使いだすパターン。
うん。
もう1つが過去に戻るパターンですね。
うん。
これは申し語だと思ってて。
申し語?
はい。
今の使われ方では、
例えば、
サッカーの申し語って言ったら、
サッカーをするために生まれてきたような天才人みたいなね。
そういう言葉の意味じゃないですか。
でも本来は、
申し語って神社にお願いして、
神様に祈祷とかをして、
自分の中に宿った神様みたいなイメージ。
はい。
今、
〇〇のアイドルの申し語みたいな。
自分自身を申し語として、
おギャルの延長線上でやるかなみたいな。
神様っていう意味合いと子供っていう意味合いがあったって、
申し語っていうのがピッタリはまるんじゃないかっていう。
うん。
今思ってます。
なるほど。
間厚子の申し語みたいな。
リアルの人間に使うのはちょっと怖いけどね。
キャラクターだったら、
どうせ無理だから。
永田由紀の申し語。
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生の人間に対して、
おギャルとか申し語って言ったら、
生の人間に対して、
おギャルとかもそうなんだけど、
生の人間に対しておギャルとかは、
もう無理ですね。
以上がね、
嫁から推しに変わった考察ですけど。
どうでしたかね。
そもそも嫁って言って切れる人がいるんですよね。
嫁っていうか、家内っていうか、奥さんっていうか。
妻というか。
YouTuberとかで、
別に本当に深い意味とかはなく、
婚者が、
僕の嫁がね、みたいな感じで言うと、
結婚されてる、
妻のことを、
嫁って言うんですね、みたいな。
コメントがつくんですよ。
パートナーって呼んでほしい。
別に多分、誰もそういう意味で嫁って言葉を使ってないと思うんだけど、
女向けに。
正直、
響きというか、
言いやすさというか、
ニュアンスがちょうどいいわけですよね。
警察湧いちゃうから、
そういう時代背景とかもありつつ、
さらに使いにくくなったのもあるのかなって。
それも確かにありそう。
一応はね。
基本的に、そういう警察の方とオタクっていうのは、
別に何もなくてもバトってるぐらいの対立位置にあるんで、
別に関係ないっちゃ関係ないんですけど。
お互いネット上の声は大きいからね。
そうですね。
ネットではね、
ここまでオギャルとかパブミとか当然のように使ってたけど、
聞いてる人の中でもし、
分かんない人いたら、
一応言うけど、
自分を赤ちゃんとして、
個性を感じる相手に言う言葉っていうのは、
抗議ではね、そういう感じだよね。
まあまあ、
赤ちゃんは泣く、
オギャルはね。
おじさんたちがオギャってる姿がね、
今でも一部界隈では繰り広げられているっていうね、
地獄があるんだよね。
まあそんなところですかね。
まあでもとりあえず、
あれでしょ、たやま的には今言った2つの。
そうだね、レコメンドと申し語。
申し語は絶対怖いと思うんですけど、
レコメンドは絶対ないとは、
言い切れないかな。
レコとか言いやすいしね。
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そうそう、ちょっと省略しやすい。
でもなんかもう、
もし通過したら次の時代には、
自分の好きなものとか人とかを話すという行為が、
もうタブーになっている可能性はありますからね。
ちょっとはしたないみたいなね。
恋が、恋することは罪みたいな。
そんなディストピアみたいになってくるの?
いやでも割と近い状態なんじゃないの?
ああ、そうなのかね。
常に警察がね、
ネット上に警察がたくさんいるような感じがあるから。
まあ寂しい時代になってくるんじゃないかなと思って。
じゃあこれから到来する寂しい時代に、
レコメンドが流行ったりしたらね、
意外といいとこ言ってたんだなという風に思っていただければ。
そうですね。
ぜひディストピアで感じていただければ。
次はディストピアでお会いしましょう。
ここまでご視聴ありがとうございました。
ありがとうございました。
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