1. Beside the Seaside
  2. Ep.28: 私たちって何ターン?
2024-04-17 17:21

Ep.28: 私たちって何ターン?

Uターン、Iターン、Jターン。はたまた、C,A,Fターンまで?!

百花繚乱な地域移住のカタチから、二拠点生活な私たちの地域との関わりかたや思いを紐解きます。

私たちの生活スタイル
MAYO
Beside the Seaside プロデューサー兼 家業アトツギの永野 真代です。
MISAKI
アートディレクター兼デザイナーの 髙橋 美沙紀です。
MAYO
東京と茨城の海沿いの街との 二拠点生活をしている私たちが、
人生のA面、B面、C面について あれこれと語る言語化雑談番組です。
今日は、私たちって何ターン? っていう話。
MISAKI
何ターン?
岡っ引きになった。
どうした?どうした?
Uターンとか、Iターンとか、 そういう系の?
MAYO
Uターン、Iターン、Jターンって 言うじゃない?
MISAKI
Jって知らない。
MAYO
そっか。じゃあ、まずそこから 説明するね。
説明した上で、じゃあ私たちって 何ターンなんだろうって話ができたらいいな、
と思ってます。
ジョインっていう、移住交流推進機構が 出している定義によると、
Uターンは、生まれ育った故郷から 進学や就職を機に一回都会へ移住。
その後、再び生まれ育った故郷に 移住すること。
これはUターン。一番分かりやすいね。
Jターン、生まれ育った故郷から 進学や就職を機に都会へ移住した後、
故郷にほど近い地方都市に 移住すること。
茨城で言うと、私たちは鹿行地区と 呼ばれる鹿嶋、神栖で生まれたけれど、
そこには戻らず、例えば、つくばとかに 移住することだよね。
MISAKI
それがJね。
MAYO
Iターン、UとJと同じく、 生まれ育った故郷から都会に移住した後、
故郷にはない要素を求めて、 故郷とは別の地域に移住すること。
なので、私たちで言うと、 茨城ではなく、福島とか、
何だったら島根、沖縄とか、 別の地域に移住すること。
それがIターン。
さらに最近、さまざまなターンが 生まれていて、
Oターン。
一度Uターンで故郷に戻ったんだけれど、
地域でのスキルのシェアリング
MAYO
利便性や刺激、仕事などを求めて、 再び都市に移住すること。
ぐるーっとまた回ることになぞらえて、 Oターンなんだろうね。
MISAKI
それは戻ってくるってことなの?
MAYO
一度Uを描くんじゃない?
故郷から都会を経由して、 故郷に戻った。これがU。
そこからもう一回戻る。 戻るというか、都会に行くので、
丸は描くからOターンってことなんだろうね。
Cターン。
CはチャイルドのC。
動機が子育てである移住の総称。
子どもの健康とか教育のために、 縁もゆかりもないけれど、
そんな土地に移住をする。
MISAKI
なんか違う概念が出てきたね。 移動の軌跡じゃないんだね、それは。
MAYO
もうそれで言うと、 AターンとかFターンとか現れてて、
Aは秋田への移住の総称。
MISAKI
ズルくない?それ。
MAYO
Fターンは福島のFだそうです。
MISAKI
なんでAとFだけそんな突出して 出来上がっちゃったの?
MAYO
茨城ターン作りたかったけどね。
Iターンになっちゃう。
イバターン?
MAYO
私たちは2拠点じゃないですか。
それぞれの理由で。
MISAKI
そうだね。
MAYO
何ターンなんだろうっていう話を。
MISAKI
確かに。
MAYO
多分この話をするためには、
ミサキさんが茨城でどんな生活をしているのかを聞くと浮かび上がってくるかなと思って。
MISAKI
そんなに?
でもね、そういう意味合いに添えるかどうかはちょっとさておき、
最近なんかちょっと気づいたことがあるんだけど、
ぶっちゃけ私、茨城に帰って何してるかっていうと、
東京でいただいたお仕事をそっちでもやってたりとかってすることが多かったんだけど、
なんかね、最近フォトショップ教えてくれませんか?みたいな。
知り合った人からちょっと言われて、
ちょっと個人的に時間とって教えてるんだけど、
今までさ、私ってデザインお願いされたら作って、
それでお出しするっていう、それでお金取るみたいなそんな
なりわいの立て方だったんだけど、
それにプラスして、なんかそういう教えるっていうこと?
スキルをみんなに、このなんていうのかな。
MAYO
シェアするというか。
MISAKI
そうそう、シェアするっていう、
そうね、身の立て方もあるんだなと。
今までの従来的な稼ぎ方プラスそういうのもあるんだなっていうのを、
ちょっと気づき始めてる。
っていうのも、デザイナーさんにお願いするまでの予算は取れないとか、
小規模事業者だったらあるじゃないですか。
MAYO
です、です。
MISAKI
だから結局自分たちの手弁当でやっちゃうんだけど、
ちょっとコツというか、やっぱりその辺が分かってないから考え方とか、
なんかね、一枚チラシとか作るにしても、
どういう考えに基づいて作っていったらいいかとか、
MAYO
それは知りたい、確かに。
MISAKI
なんか情報の取捨、選択とかさ、
どこを立てたらいいかとかさ、立てるっていうのは目立たせるっていうことなんだけど、
っていうのは多分、分かってないと思うから、
そういうのをシェアしていくっていうのは、
一つ役割としてあるのかもしれないと思って。
MAYO
地域ならではのなりわいの立て方かもしれないね。
MISAKI
うん、なんかね、なんだろうな。
MAYO
その人とはどういう関係性なの?もともと。
MISAKI
いつも行くコワーキングスペースみたいなところで知り合った人なんだけど、
その人は家業があって、それで必要だから、
今までは Canva でやってたんだけど、
写真補正、写真の加工とかっていうのを、
そういう技術を教えてほしいっていうので、言われたんだよね。
MAYO
なんだろう?なんだろうね。
技術のシェアリングみたいなのって、
もし東京だったとしたら、
オンライン、オンサイト、限らずそういう機会がある。
けれど、地域の方が比較的ないから、
飢えていて、もしくはその機会があるとすら思っていなくて、
目の前にミサキさんみたいなスキルを持った人が現れたから、
そこで生まれたなりわいなのかな?
MISAKI
そうだね。
たまたまそういうのをやりたいけど、
どこにやっぱり掛け合っていいかわからない中で、
たまたま私がいたっていうので、声は掛かったんだろうけど。
MAYO
地域の方がフェイスtoフェイスで、
お仕事が成り立つっていうのはあり得るね。
MISAKI
そうだね。
それはそうだ。結構膝付き合わせてさ、
写真の加工でこういうことがしたいんだっていうのを、
その人にカスタマイズして教えられるから、
それは対面でやる意味はあるななんて思ってるけど、
それを学校とかいうレベルにしちゃうと、
ちょっと一般的なことしか言えなくなってくるから、
またちょっと話は違ってくるんだけど、
そういうマンツーマンの指導とかっていうのは一つサービスとして、
なんかありえそうな気がしたなっていう。
MAYO
個別指導は地域でやるのと東京でやるのはどっちがいい?
MISAKI
指導するんだったら地域でやりたいね。
多分困ってると思うから。より絶対数が、教えられる絶対数が少ないとかもあるだろうし。
スキルをシェアすることで、
住んでる人たちが自分でプロモーションツールをいろいろ作ってさ、
地域への思い
MISAKI
それで街が面白くなるんだったら、
すごいそれは願ったり叶ったりだなと思って。
MAYO
ということは根底には地域の役に立ちたいっていう思いがあるんだね。
MISAKI
そうだね、やっぱりそれは本当そうで。
さっきのUターンとかIターンとかの話じゃないけど、
なんでやっぱり地元なんだろうって考えたときに、
地元が元気なくなっていくのは単純に嫌だなって思っちゃうんだよね。
もうこの辺は産業もないしさとか、
っていう話をやっぱり帰った時に聞きたくないから、
一人一人がちょっと軽くやってみようとかさ、
思えるような土地であってほしいなとは思ってるから。
それが、地元とこっちを行き来してる理由かな。
MAYO
そっか。
私の話もしていい?
MISAKI
もちろん。マヨさんはさ、しかもそれに一個乗っかって、やっぱり家業っていうものがあるじゃない。
なんかちょっと私とは違う。
気持ちは共通だとしても、なんか一個違うものを背負っていたりするのかななんて思ったけど。
MAYO
いやいや、本当気持ちは一緒。
家業ってファミリービジネスって、普通のビジネスと何が違うかっていうと、
地域資源を経営資源にするところだと思うんです。
観光なのか産業なのか、おいしいものなのか、自然なのか、それは家業によって違うんだろうけど、
とにかくそういった人物、金、情報、地域に眠るそういう資源を経営資源の一つとして、
なりわいを立てていくのがファミリービジネス、いわゆる家業だと思っていて。
そう思うと、やっぱり地域社会のみならず、地域経済にも還元したいなって思うんだよね。
根底は地域の役に立ちたいというか、受けた愛をお返ししたい、恩返しをしたいっていうのもあるかな。
MISAKI
後継ぎならではの責任感じゃないけど、そういうのを背負ってるのかなと思ったりしたから。
MAYO
それで言うと、家業ってお墓みたいなものだから、自分の代で潰していいのかなみたいな、
そういう背負い方はするけれど、その家業という名のお墓というかお守り、お宝みたいなものを守るためにも、地域へのお返しはしなきゃって思うかな。
地域と一心同体感はあるよね。
MISAKI
そうだね、そりゃそうだ。
自分のところの事業だけじゃなくて、それを含め地域の経済を回すことも両軸で見ていかないといけないっていうね。
MAYO
だから都会で同じ産業を立てるよりも、同業他社との関係性は近いかもしれないね。
同業他社はもちろんライバルなんだけど、そこも有機的につながれないかとか、もちろん同業以外の人たちと力を結集できないかとか考えるよね。
MISAKI
やっぱり地域全体を見ている感じだよね。
私たちのターン
MAYO
そうかもしれない。
MISAKI
これからどうなっていくのか。
MAYO
最初の問いに戻ると、私たちって何ターン?
MISAKI
何ターンなんだろう。
ここで初めて話すけどさ、ちょっと本当に地元に軸を移そうかなと思ってて。
そういう意味では多分Uターンになっていくんじゃないかなというふうに将来的に。
MAYO
近い将来ね。
MISAKI
そう近い将来になっていくなっていうふうにはちょっと感じてる、予感してる。
MAYO
そういう軌跡的な、移動の軌跡みたいな形もターンとして表現できるけど、もし違う形で表現できるんだったら?
MISAKI
そういう大喜利的なやつ?
MAYO
愛着ターン、恩返しターンかな。
MISAKI
そうだね。
MAYO
私はね。
MISAKI
愛着ターン、いいな。恩返しまではちょっと背負えない。背負えないというか背負ってもいいんだけどなんていうのかな。
ちょっと私には良すぎる。
MAYO
返せるかしらっていう。
MISAKI
そうそう。そこまで本当に…。目の前の人がなんとなく幸せそうっていうようなノリができたらいいなっていう、ちょっとふわっとした感じでもあるから。
でも、愛着はあるかな、そういう意味では。
MAYO
なんか綺麗な話ばかりしたけど、私は自分のこと地域愛着障害があるって結構最近いろんなところで言っていて、その辺も今度いつか話せたらなって思います。
MISAKI
そうですね。ちょっと面白そうだね。
MAYO
地域愛着障害があるがゆえに40すぎてようやく地域に帰って関わって、何かできることはないかしらと事業を立てようとしているみたいな。
MISAKI
なるほど。それはちょっと面白いかも。話聞いてみたい。
MAYO
ぜひ今度おしゃべりしましょう。
今回はこの辺で。
番組では皆様からもお悩みやエピソード、トークテーマを募集しています。
メールアドレスはbcside2@gmail.comです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
MISAKI
それではまた次回。
17:21

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