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MAYO
Beside the Seaside プロデューサー兼 家業アトツギの永野 真代です。
MISAKI
アートディレクター兼デザイナーの 髙橋 美沙紀です。
MAYO
東京と茨城の海沿いの街との 二拠点生活をしている私たちが、
人生のA面、B面、C面について あれこれと語る言語化雑談番組です。
MISAKI
ここ数年、東京と茨城で 二拠点生活を続けてきた私なんですけど、
ついに7月1日に、仕事の拠点を 千葉県の東庄町に移しました。
MAYO
なんと。
MISAKI
だから、東京の家も引き払っちゃったんで。
でも、行くことはあると思うのよ。
実際、7月にもすでに 東京で打ち合わせが入ってるし。
でも、家としてはないですよ、 っていうことです。
MAYO
じゃあ、番組口上も変えなきゃね。
MISAKI
そこ、やっぱ住まいがなきゃダメですか。
一応、行き来はしてるんですよ。
MAYO
苦しいな。
MISAKI
ユータニストになる。
MAYO
なになに?
MISAKI
ユータニストになるのかなと思う。
MAYO
何それ?
MISAKI
勝手に作りましたけど。
MAYO
ちょっと、私のお十八番奪わないでよ。
MISAKI
冷たいと思って。
MAYO
冷たい?
MISAKI
冷たいと思って。
MAYO
何が冷たい?
MISAKI
何それ?
何それ?って。
何それ?って。
MAYO
何それ?
厳しいよ。名付けに関しては。
名付けマンとしては厳しいよ。
MISAKI
厳しかった。
何それ?
逃がしてくれなかった。
MAYO
そうだね。聞くよって。
ふんわりなことはもう、その輪郭とは?みたいな。
MISAKI
やめて、やめてって。そこはこっちだって、ふわっとさせておきたいままで話してるんだからと思って。
MAYO
名付けたからには聞こうじゃないかって。
MISAKI
そうですね。
名付けマンとしては。
MAYO
ユーモア名付けニストとしてはちょっと気になるわ。
ごめんね、話がそれちゃった。
なんで移したの?
MISAKI
いや、東京の仕事はさ、結構コロナ禍を経て、リモートの打ち合わせもどんどん増えていって普通になったし、
03:02
MISAKI
あとね、私の周りのデザイン会社も社員全員フルリモートで働いてますみたいな、
結構ね、変わっていってるなっていうのをどんどん肌で感じて、
そういう中にいると、なんだろうな、東京の仕事をするのに必ずしも東京にいなきゃいけないっていうわけではないんだなって思ったのが一つ。
あとはもう一つは、前から興味があった地方とデザインの仕事。
地方でのデザインの仕事っていうのを、もうちょっと積極的にやってみたいなって思って、
それで地方に拠点を据えちゃおうって思ったのが二つ目の理由。
この二つが一番でかかったかな。
MAYO
業界特性もあるだろうね。
MISAKI
あると思う、それは。
MAYO
東京にいながら、地方や地域の仕事をするっていうのは難しかったんだね。
MISAKI
うまくやる人もいるんだと思うのもちろん、そういうやり方で、
でもちょっと私にはできなかったなっていうのが正直なところ。
っていうのもね、東京の仕事を地方でやる分には本当に全く問題はなかったのね。
っていうのは、おそらく私の仕事って役割の枠が決まってるから、
やることの枠っていうのかな、役割っていうのかな、役割が決まってるから、
ミサキさんにはこれお願いしますっていうので、
そうすると場所の制約もそんなに受けなかったんだけど、
地方でデザインの仕事をするってなったら、
これは結構私の予想というか予感も多分に含まれてるから、予感とかも含まれてるんだけど、
結構それ私の仕事ですかっていうのもやっていかないといけないんじゃないかっていう予感がしてて、
いわばこのデザインだけじゃない、その周りに介在している近しい仕事っていうのかな、
も、していかないといけないんじゃないかっていう予感がしてて、
06:04
MISAKI
そうなってくると結構仕事に仕事の拠点をやっぱり地方に据えて、
がっぷり四つで挑まないと難しいかなっていう気がしたのよ。
伝わってる?
MAYO
伝わってる伝わってる。
MISAKI
そう?よかったよかった。
MAYO
なんかプレイヤーが少ない地域だからこそあるあるだよね。
みんながそれぞれの役割を担ったディレクターではあるが、
ADが足りないんでAD仕事もしますとか、
プロデューサーは一応いるんだけど、一人しかいなくて、
これ一人で全部プロデュースするんですかみたいなこともあるから、
ちょっとAP的なアシスタントプロデューサー的な動きもディレクターの中でできる人からするみたいな、
そういう全員野球感はあるよね。
MISAKI
本当ね、まさにそうでさ。
結構それが東京だと細分化されてて、
デザイン界隈でいうと、じゃあこういうパンフレットだったらパンフレット作りましょうかっていうところまでは、
会社の部署で戦略会議として決まっててさ、
じゃあ誰にお願いするって言ったらデザイナーさんっていうことになるんだけどさ、
地方だとそうはいかなくて、そもそもそのパンフレットっていうツールは手段として合ってますかっていう話からし始めないといけなかったりさ、
それはデザイナー目線っていうか何目線っていうのかちょっとわかんないんだけど、
でも本当マヨさんが言ってた通りで、そういう仕事の仕方になっていかなきゃいけないから、
そうなってくるとね、結構地方とリモートで関わるとか、
地方にいないのに関わるって難しかったんだよなっていう状況です。
MAYO
仕事の割合は地域と東京でどれくらいの割合?何対何とかある?
MISAKI
正直言うと、もう全然東京の方が多いんです。
東京の仕事を地方でやってるっていうことの方が多いんだけど、
今後地方の仕事も増やしていきたいっていうのを考えると、
ちょっとここに居を据えたいなっていう感じ。
そしたら、私自身も動きやすいんだよなっていう。
MAYO
どうして地域の仕事を増やしたいの?
MISAKI
それ、前にも言ったかな。
09:01
MISAKI
私の勝手かもしれないんだけど、やっぱり実家に帰って何日か過ごしてきた中で、
この大学卒業して、この40代に至る20年間、
だんだんやっぱりちょっと元気がないなっていうのを感じていく中で、
自分の手で地域を面白くしていけたらいいなって思ったからっていうのがあるね。
一番の理由。
MAYO
どんな感じで、地域にデザインという仕事を通して役に立ちたいなみたいな。
事業構想的なものとかある?
MISAKI
マヨさんに事業構想とか言われると、結構構えちゃうところはあるんですけど。
MAYO
いやいやいや。
MISAKI
でもこの2週間くらいさ、千葉で暮らし始めた中でちょっと見えてきたのがさ、
こういう私、デザイン会社になりたいなっていうのは見えてきてて、
フリーランスだから全然会社じゃないんですけど、
「とくし丸」みたいなデザイン会社にしたいなと思って。
「とくし丸」って知ってる?
MAYO
とっくしーまるー、とっくしーまるー。
何度も特集したよ。朝の情報番組で。
MISAKI
なるほど。
移動スーパー「とくし丸」なんですけど、結構あのイメージが近いなと思ってて。
「とくし丸」が買い物難民を支援しているように、
私はデザイン難民を支援していけたらなっていうふうにちょっと思ってて。
MAYO
素敵。
MISAKI
すごい嬉しい。伝わった?
MAYO
みさき丸?
急になんか回転寿司みたいになっちゃったけど。
MISAKI
本当だよ。あとなんかね、漁船の名前とかね。
MAYO
急になんか魚介系になっちゃったけど、みさき丸だね。
MISAKI
そうみさき丸。なんか最近そうやって考えたら、
どんどん自分のなりたい像が自分でも明確になってきて、
わかりやすくなってきたのがちょっと面白いなと思って。
大手スーパーみたいな品揃えはないけど、
12:00
MISAKI
みんなが来てほしいときにところに行けるよとか。
あとはまあ、品揃えこそ大手スーパーには敵わないかもしれないけど、
商品をさ、自分で考えて選ぶとかさ、やっぱり買い物の楽しさってあるじゃん。
そういう楽しみもあるし。
あとは品揃えっていうところに関しては、
利用者、お客さんの顔を想像しながら、
私も品揃えができるし、
あの人これが好きそうだからとか、
あの人これが必要そうだから、今度持ってこうかなとか。
あと全然普段扱ってない商品だけど、
利用者さんがこれ買ってきて、これ必要なの、これ持ってきてっていうオーダーがあったら、
全然そのオーダーにも応えられるしっていう。
ちょっと出張コンシェルジュとか、セレクトショップにも近いけど、
そういう立ち回りで動けるデザイン会社、デザイン室になっていけたら、
本望だわって思いながら、暮らしてる。
暮らしてるし、今後ね、動いていけたら動いていこうと思ってる。
MAYO
素晴らしい。
MISAKI
そんな構想です。
MAYO
いいですね。
MISAKI
外付けのデザイン室みたいなさ、
あなたの会社の駐車場にスペースだけちょっと作ってもらえれば、そこで仕事するんで、みたいな。
ほら、昔さ、あなたの局でさ、TOKYO MER みたいな。
MAYO
走る緊急救命室みたいなね。
MISAKI
そうそう、あのイメージでもある。
MAYO
トリアージしてくれるの?
助けてください。
デザインのDの字しかわかりません。
そもそもデザインってなんですか。
わかる前に死にそうです。
MISAKI
絶対そんな声あると思うからさ。
ごめんね。
今まであんまり深く考えずに、気軽にデザインの相談してくださいとか、依頼してくださいって言ってたんだけど、
15:05
MISAKI
気軽さっていうのはこういうもんだっていうのを、移動デザイン室を通して伝えていけたらなって思ってる。
MAYO
一方で懸念点としては、それだけ気軽さを打ち出すと、
ミサキさんが嫌だって言ってたスキル吸いが寄ってきそうだね。
MISAKI
せやね。
今後そこ、だからね、それこの前さ、言ってたスキル吸いがいそうだなっていう
空気を感じる能力とかさ、
あとはもう本当刺されないためのスプレーとか、
刺されちゃった時のいい薬とか、そういうのも同時に学んでいかないといけないよね。
今まで通りにはなかなかいかないだろう、当然っていうふうには思ってるわ。
MAYO
今まではある程度、そういう蚊の大量発生を抑えるような東京都の害虫対策があった中で、ガリガリ働け、ガリガリ動けっていう感じだったと思うけど、
もうそんな害虫対策とかございませんで、
ビジネスチャンスもあるかもしれないけど、蚊のチャンスもありますみたいな、ジャングルで働くようなことになるから。
スキル吸いにお悩みのミサキさんは悩むんだろうなっていう。
友達としては憂いておりますが。
MISAKI
憂いている?
MAYO
友達としては懸念しておりますが。
MISAKI
かたいよ。
友達かたいな。
MAYO
友達としては懸念があります。
なんていうの?
MISAKI
ルールが違うもんね。
MAYO
友達としては心配しております。
MISAKI
ちょうどいいです。
それそれ、それが欲しい。
懸念がありますって。
MAYO
また刺されちゃったよっていう、そういう話はするかもしれないけど。
あと一方で、ミサキさん自身もさ、この間スキル吸いの話で私に対して告白してたけど、自分もあなたのスキル吸いですみたいな。
あの告白はなんか、編集した、配信した後の方が衝撃が大きくて、あ、そういう話をしたかったのか、ミサキさんはみたいな。
私もあなたのスキル吸いだからね、よろしくっていう話をしたかったのか。
18:01
MISAKI
違う違う。
MAYO
収録時は気がつかなかったぞみたいな。
なんていうスキル吸い!みたいな、刺されたこと気がつかずに、全部整えて配信してフーってした後に。
MISAKI
そんな意図は全くない。
ただ、私も無意識に誰かのスキルを吸ってしまってるのかもしれないっていう、意識は忘れずに持っておきたいっていうことを言ったまでの話です。
MAYO
それで言うと、ミサキさんも多分スキル吸いになっていくところもあるだろうから、そこでの悩みも深まりそうだね。
今、すでにスキル吸いである可能性だって、往々にあるし。
その中で、たぶんミサキさんの中でどう折り合いをつけていくのかなっていうのは、友人としては大変興味深く観察しております。
MISAKI
いいね、許せそうな気がするよ、そういう友達。
そう宣言されると、おおってなる。
基本されないから。ありがとう。
MAYO
はい、今回はこのあたりで締めたいと思います。
番組では皆様からもお悩みやエピソード、トークテーマを募集しています。
メールアドレスは、bcside2.gmail.comです。
MISAKI
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
それではまた次回。