レベル 42 N の特徴
レベル 42 N 危険度3 空間信頼性不安定、実体信頼性敵対
レベル 42 N は、バックルームにおける42N番目の階層である。
概要
レベル 42 N は、現実世界の環境に非常に禁止した領域を有する階層である。
レベル 42 N は、日本の地方都市に禁止しており、常に夕刻、もしくは早朝とほぼ同一の時間帯であるように見え、
四方無限に住宅街と田園地帯、小規模な商業施設や公共施設、そして多数の未確認の異常な存在が点在している。
直接的な害意をもたらす危険性を有する実体は多くはないが、一部は干渉することにより重篤かつ不可逆的な問題を放浪者に与える恐れがあるため、注意が必要である。
レベル 42 N への長期的な滞在を行う場合は、明らかな違和感を感じる者に対する警戒心を常に持っておくことが生き残るために重要である。
また、拘述する実態の干渉もあるため、この階層では複数名での行動は可能な限り避けるべきである。
この階層へ最初に到達したときには、大抵の場合はレベル 42 N の住宅の中にいることが多く報告されている。
まれに道路や森林、公園、学校の敷地などに降り立つこともあるが、確率的にはそれほど高いものではない。
レベル 42 N では必要な物資や食料、医療設備などを転在する施設から手に入れることができるが、
これらは使用しても再出現はしないため、長期的な滞在や拠点の設置を目的とする場合は移動し探索し続ける必要がある。
レベル 42 N には非常に多くの未確認の実態が存在している。
これらを使用することが直接的な問題につながることは極めてまれだが、
一部は未知、一部は基地、もしくは未知の異常な存在の発生や、レベル 42 N 内の環境を変化させるものも見られるため注意しなければならない。
実態
レベル 42 N 内で主だって多く見られる実態は2種類に大別される。
以下に記すのはその一例である。
より直接的な害意をもたらす恐れのあるものから順に記しているが、
これらに大別されない例外的な実態の発生も報告されていることも留意。
つきまとってくる実態
一般的な故障はなく、また定められるものでもないため、暫定的に背後についてくる実態すべてが該当する。
違和感を持つ物品を使用したり、特定の行動を行ったりした場合に出現することまでは判明している。
この異常な実態に遭遇した場合、大抵はその場で死亡を含む重篤な問題を引き起こす可能性がある。
複数の証言により、首から上が光の影響を受けないスーツ姿の男性、
血に濡れたトレンチコートを着た挑発の女性、見たことのないお面を顔につけた子供、
といったものが見られているが、全く同一の存在が複数人から確認された事例はないため、容姿による特定は不可能と思われる。
それらと同じくらいの頻度で、証言者のよく知る人物である場合もあるようだ。
遭遇した場合は話しかけず、可能な限り距離を取り、レベル42Nからの早急な脱出を試みるべきである。
這い回る実態
レベル 42 N 内の異常な実体
蒸気の実態と比較すると無害であるが、多くの場合、人間を含む欠損した生物の死体として出現することがほとんどである。
必ずしもそうとは限らないが。
レベル42Nに拠点を置く場合、長期的な生活で最も人間に影響を与えやすいものであるともいえ、不規則なパターンでどのような場所にも出現、消失することから、強い精神的なダメージを受けることが予想できる。
これらの存在を許容できない場合は、レベル42Nへの長期的な滞在はお勧めできない。
また、蒸気の付きまとってくる実態との瞬別のつけにくさも考慮した場合、迂闊に干渉しないことが賢明な判断といえるだろう。
異常な物品
以下に記すのは、レベル42N内で報告された異常な物品の一例である。
これらはレベル42N固有のものと思われ、他の階層では確認されたという報告はない。
一覧は危険性の高いと思われるものから順に記しているが、必ずしも全てを網羅しているわけではない点に留意。
発見された異常な物品
違和感を持つもの
概要
これを定量的に定義することは困難である。
レベル42N内に存在するあらゆる物資や設置物がこれに該当し、または該当しない場合があるためである。
少なくとも、レベル42N内で見られるものすべてに対し、明らかな違和感を有するものが見られた場合は使用してはならない。
使用した場合、人間につきまとう存在を呼び寄せたり、そうでない場合でも、ごく稀に放浪者が即座に失踪してしまう可能性をはらんでいる。
また、これは現在まで2例ほどしかないが、口述する白虫無敵現象を引き起こしたという事例も報告されている。
薄暗い古く汚れたトンネル
主にレベル42N内の森林や山中に出現。
稀に住宅街や商業施設内にも物理的制約を無視して出現する。
トンネルは外側に向かって霊気を発しており、時々低い、くぐもった声のような音が響く。
長く観察していると意識が網羅落とし、正常な判断が取れなくなるため、トンネルへと侵入しようとしてしまう事例が多く報告されている。
内部を探索した者が帰還したという例は現在のところない。奈落へ落下している可能性がある。
発見した場合はトンネルの奥を視認しないようにしながら速やかにその場を離れ、消失するまで近寄ってはいけない。
通常と異なる信号機
主にレベル42N内の直線道路上に出現。
レベル 42 N 内の異常な物品
稀に住宅街や屋内に壁などにめり込む形で発生する場合がある。
現実世界で見られるそれとは違い、全てのランプが緑色に点滅している。
通常よりも多数のランプが存在する。
青色表示のランプが自動車のヘッドライトのように明るく発光する、などの様々な形式が見られる。
この信号機が発生している道路を利用した場合、道路上に何も通過していないにも関わらず、歴史、もしくは自己死する可能性がある。
発見した場合はそれらが見られる道路は利用せず、迂回することが推奨される。
徒歩での移動の際は回避は容易だが、レベル42Nに存在する車両に登場している際に遭遇した場合は回避は非常に困難である。
痴漢された道路。主にレベル42N内の住宅街で出現。
稀に森林や山中との境界にも発生する場合がある。
奥が薄暗く視認不能となっている道路。
街中電灯などの光源も吸収するため、これらは意味をなさない。
使用した場合、トンネルの霊と同じく消息不明に至るほか、まれにレベル42N固有の異常な物品の発生も引き起こすことがある点に注意しなければならない。
これはすでに確認済みの道路や地点であっても、そこを置き換えする形で発生するため、長くレベル42Nに滞在していれば発見は容易となる。
未知の場所であっても、置換された道路は大抵文章の破綻した看板や標識、人に背を向けた地蔵などといった違和感を持つ物体が付近に発生していることがほとんどであり、回避はそう難しくはない。
札が貼られた空間。ごくまれにレベル42N内の家屋の一室などに出現。
日本語に類似した不明な言語で書かれた札が大量に張り巡らされた空間であり、これらは剥がすことができない。
この空間内ではレベル42Nで引き起こされる様々な現象の影響を受けず、異常な物品も実体も発生しないため、安全に物資を保管したり居住したりすることができる。
ただし、拘述するハクチューム的現象を予想できないタイミングで確実に発生させる恐れがあるため、長期的な滞在は推奨されない。
レベル42Nにおいて非常にごくまれに見られる建物。
最も明るい日差しを指す場所でとても薄暗く、最も明るい日差しを指す場所でもとても薄暗く、色あせた景色として見ることができる屋代。
神社のようにも見えるが、宗教的意困は様々なものが入り混じっているように見える。
内部に入ると無音であり、時折這い回る実体が多数発生していることがある。
拘述するハクチューム的現象が起きた場合に避難することで、現象から脱することができると思われるが、詳細は不明。
レベル42N内では特定条件下でハクチュームに類似した現象に見舞われることがある。
この現象が発生した場合、レベル42Nは放浪者の故郷とほぼ同一の空間に置き換わり、放浪者がよく知る人物が出現する。
これらの人物は対象者の幼少期の記憶にあるものに近いものであり、強い懐孤心と安堵、そして絶望を放浪者に植え付けることになる。
ある意味、バックルームからの脱出に成功したと錯覚させるだけの十分な理由にすらなり得る。
そのため、空間の地界も相まって、空間の時間も相まって放浪者は冷静な判断を行うことが非常に困難となるだろう。
この空間に長く囚われ続けてしまった場合にどうなってしまうかはほとんど不明だが、空間から脱出することのできた放浪者は一様に全てが満たされるんじゃないかと思ったと口走っている。
レベル42Nの現象と実体
この現象が発生した場合、可能な限り出現する実態に目を合わせず、ヤシロを探し出して避難するのが最善と考えられている。
ヤシロに避難するとこの現象から解放され、元のレベル42Nへと置き換えられる例が報告されているためである。
白虫無敵現象を発生させる条件は厳密には不明であり、報告される手順を行っても発生しなかった場合も少なくはないため、警戒しなければならない。
少なくとも、大量のフダが発生している場所には長く滞在しない方がいいことだけは確実視されている。
レベル42Nにおいて、通信機器を持っている場合に使用することで、レベル42N内に居合わせた他の人間と連絡を取ることができる。
しかし、これには付きまとってくる実態が干渉してくる可能性も僅かながら見られるため、注意が必要である。
レベル42Nでは、所持品の消失や発生がたびたび起きることがある。
これらは大抵の場合、強い違和感を感じさせる現象であるため、もしそのようなことが起きた場合でも、下手に気にかけることは推奨されない。
入り口と出口。階層への入り方。
レベル0とレベル1Nのいずれかの場所でトリーマークを書き、そこから外れをついるとレベル42Nへ移動する。
階層からの出方。
レベル42N内の公園や学校で違和感を持つ物品を使用して体に傷をつけるとレベル433Nへ移動することがある。
通常と異なる信号機に従い、不可視の車両と衝突時に頭部から外れ落ちた際にレベル1Nへ移動した例がある。
しかし実際に再現しようとする行為は非常に危険を伴うため再検証できていない。
違和感を持つ物品を使用することで稀に使用者が失踪することがある。
これは奈落へと落下している可能性があるという仮説が立てられているが実際のところは不明である。
たびたび出現するトンネルをくぐった場合も奈落へ到達する可能性があると考えられている。
あ、長い。結構な骨太な階層でしたね。
途中というか最後もですがめっちゃ噛んじゃったな。
画像が一枚。2003年頃に放浪者が撮影したと思われるレベル4Nの写真。
中央の小屋及び右側の電柱は違和感を持つ物品の一つと思われる。
中央の小屋及び右側の電柱。そうか?
違和感を持つ物品の一つ。
なんか貼ってあったりしますね。標識かなんかが貼ってある。これかな違和感。
真ん中の小屋は畑らしきエリアの角っこに建ってあるので、まあ違和感っちゃ違和感かな。
田舎だと割とあると思うんですけどね。畑の隅っこに待機場所じゃないですけど、畑仕事の道具を入れる小屋。
ありそうだけどな。このサイズはそんなにないか?
というか、こういう住宅街、住宅街でもないか、こういう風景の中では、まあ確かにちょっとうんとはなるかなって感じですかね。
つきまとってくる実体、這い回る実体、そしてその他、正体不明の実体やら、現象やらが起こると。
レベル42Nからの脱出
過去一、いろいろいるよう、階層ですね。何も解明されていない。
白虫無敵現象。
放浪者の故郷とほぼ同一の空間に置き換わる。放浪者がよく過ぎる人物が出現する。
ある意味バックルームからの脱出に成功したと錯覚させるだけの十分な理由にすらなり得る。
この空間に長くとらわれてしまった場合どうなってしまうかはほとんど不明だが。
ほとんど不明。
失踪してるのかな?
っぽいですね。
空間から脱出することのできた放浪者は一応に全てが満たされるんじゃないかと思ったですね。
あの、ナルトの無限つく読みとか、ダンジョン飯のラストの方とかですね。
よくある幻覚で全ての不安が解消された世界とか、そういう空間に置き換わったんですね。
まあでもそのまま失踪してしまえるのであれば、
まあ失踪語がね、意識があったりとかがあるのかわかんないですけど、
失踪がその死を意味するのであれば、
ある意味バックルームを永遠に放浪し続けるよりは幸せなのかもしれないですね。
そう捉える放浪者もゼロではないでしょう。
ということでレベル42Nでした。
ではまた次回。お疲れ様です。