1. 音声広告実験隊
  2. EP.31 2023年の業界動向につ..
2024-01-15 14:39

EP.31 2023年の業界動向についてまとめてみた(海外編)

「音声広告実験隊」は、音声広告に関わる様々な実験・検証を行い、音声広告の現在・未来について考えていく番組になります。聞き流しているだけでデジタル音声広告の現状や活用可能性をなんとなく把握できる、そんな番組を目指しています。毎週月曜更新。
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サマリー

ポッドキャスト広告の市場は成長しており、2025年には5000億円を超える市場になると予測されています。その中でポッドキャスト広告の活用ケースが増えており、ブランディング目的の出稿比率も増加しています。『2023年の業界動向についてまとめてみた(海外編)』のエピソードでは、日本企業が海外に進出する動きやポッドキャスト広告の成長、ビデオポッドキャストの戦いなど、2023年の業界動向について詳しく語られています。

ポッドキャスト広告の市場成長
おだしょー 音声広告実験隊 今回も ロボットスタートの中の人1名と
外の人1名でお送りします まずは 新年1回目ということで 明けまして
おめでとうございます 海外編) おめでとうございます
おだしょー 本年もよろしくお願いいたします 海外編) よろしくお願いいたします
おだしょー さて 新たな年になりました けど 今年のポッドキャスト広告
市場はどうなりそうですかね 海外編) そうですね 去年の後半頃から
追い風を実は感じていて この 勢いが続けば 今年はポッドキャスト
元年ともいえる年になりそうな 気がしています
おだしょー これ ちなみにどの あたりに追い風を感じるんでしょうか
海外編) 海外市場が急成長している 中で 広告認識さんももちろんそう
なんですけど 特に広告代理店さん のマインドが変わってきた印象
を受けています
おだしょー 御社がやってることは 1年以上前から変わらない気も
しますけど なぜここ半年でマインド が変化してきたんでしょうか
海外編) 前向きな言い方をすれば 時代が追いついてきたっていう
ところなんですけど 正直なところ は これまでは知ってもらうための
努力っていうのが不足していて 後半から知っていただくための
活動が少しずつではありますが でき始めたっていうところですかね
おだしょー これ 知ってもらう タイミングと市場が現実的に立ち
上がるタイミングを合わせること も重要だと思うんで このあたり
は難しいテーマでもありますよね
山本 そういういみでは 以前の 回で 今のポッドキャストという
のは 番組のチャンネル登録者数 であったり 海外のマーケット
の状況から YouTubeに例えると だいたい 2012年から13年のタイミング
っていうふうにいったと思うんですが 知っていただくためには 今が
いいタイミングになってきたん じゃないかなっていうふうに考えて
います
おだしょー 確か 当時も海外の 状況はあくまで別物で 日本で
YouTubeが広がることですとか YouTuberが増えることについては いろんな
意見がありましたよね
山本 結構 会議的な意見も多かった と思うんですけど そうやって意見
が分かれて議論が深まっていく こと自体は すごいいいことだと
思ってます そのためにも まずは この状況を1人でも多くの人に知って
もらって それぞれの意見を持って もらうことっていうのが入り口
になると思うので 今年はそのための 活動に力を入れていきたいっていう
ふうに考えてます
おだしょー ちなみに御社は もちろん ポッドキャストですとか その
広告市場の可能性をかなり前から 信じて取り組んでると思います
けど その根底にあるものって何なん でしょうか
山本 私もインターネット広告とか インターネット自体 40年ぐらい
この業界にいるわけなんですけど 海外でここまで広がったインターネット
のサービスだったり広告序法っていう のは 日本で広がらなかったもの
って 僕の知る限りないってこと ですかね
おだしょー うん十年って表現ですね 今年も年齢はできる限り隠して
くと
山本 はい 個人情報ですからね
おだしょー そういう時代ですか スタンスは理解しました さて 今年
1回目になりますが 今日のテーマ どうしましょうか
山本 一つの区切りでもあります から 総集編として 2023年の業界
動向をおさらいするって形では どうでしょうかね
おだしょー 確かに去年もいろいろなテーマ
を取り上げましたし 途中から聞き 始めていただいた方もいらっしゃ
るかと思うんで 1年分の業界動向 をキャッチアップできる内容が
できるといいですね
山本 そこを目指したいですよね
おだしょー しかし さすがに海外 の動きと日本の動きを一緒にして
しまうと分かりづらくなってしまう かと思うんで 海外編と日本編の
2回に分ける形ではいかがでしょうか
山本 なるほど 確かにそうですね ということだと 今回はまず米国
を中心とした海外動向っていう のをまとめさせていただいて 次回
に日本はその中でどんな状況にな ってるかについて 触れることが
できればというふうに思います
おだしょー かしこまりました
山本 さて まず全体像をつかんで いただくためにも 史上規模の把握
っていうのが重要かと思います ので この辺りって覚えてらっしゃ
いますか
おだしょー IABさんがデータを出された と思いますけど 最近ではデジタル
音声広告の一つとしてではなく ポッドキャスト広告単体でも統計
がまとめられるようになりました よね
山本 そうですね デジタル音声広告 自体がここ数年 最も成長率の高い
広告市場として注目をされてた わけですが その中でもポッドキャスト
広告っていうのが特に伸びてるって ことが明らかになって そのおかげ
でより焦点が当たるようになった のかなというふうに思います
おだしょー 確か 史上規模としては 2020年が1000億円だったのが 2022年
には2.5倍の2500億円ぐらいになって いたって記憶してます
山本 うん さらに今後も年間30パーセント 程度で成長していくってことが予測
されてますので 2025年には5000億円 を超える市場となるってことが
予測されてます
おだしょー うん それで安定して 市場が伸び始めた背景には特徴
の理解ですとか活用パターンといいます か 型がある程度決まってきたって
お話ありましたよね
ポッドキャスト広告の活用ケース
山本 そうですね 黎明期にはインターネット 広告の一つの手法として注目されて
たので やっぱりネットらしく ダイレクトレスポンス目的の活用
可能性っていうのの追求が積極的に 行われてたと ただ ポッドキャスト
の特性柄 個人の特性だったり トラッキング には技術的な限界っていう
のもあるわけだから 正確なコンバージョン を追うためには 例えばオリジナル
クーポンコードを発行してとか アナログな手法を組み合わせる
必要があったので 結果としてキャンペーン 設計っていうのが結構 大掛かり
になるものになりやすいって課題 があったんですよね
おだしょー キャンペーンが大掛かり になると 活用できる企業が限られ
そうですよね
山本 うん で 一方でさまざまな 事例が溜まる中で これってユーザー
に陣地が生まれるじゃんとか あとは 実際にアクションを促せる
じゃんっていうことが そういった データが溜まってきたので 単体
出向 ポッドキャスト単体っていう よりは メディアミックスの一手段
としてキャンペーンに組み込まれる っていう活用ケースが増えてきて
いますと
おだしょー そのような中でポッドキャスト 広告の特徴ですとか 活用可能性
の整理が進んできたと
山本 うん そうですね 例えば米国 ですと 12歳以上の64%が効いてる
っていう すごい普及してるメディア になって 生活に溶け込んだこと
であったり あとは ブランド起走 のリスクが低いってことに整理
が進んできたので 広告に留意する 面っていうのが注目されてます
と その結果 やっぱりダイレクト レスポンスよりも ブランディング
目的の出向比率っていうのが増えて 2023年には60%以上になることが予測
されてるんですね
おだしょー 2021年時点では確か 半々だったと思うので それが60%
になるということは ここ2年で 変化があったっていうのは確かに
ブランディング目的の出稿比率の増加
言えそうですね
山本 うん ですよね
おだしょー ちなみに ブランド 起走のリスクが低いっていう話でした
けど この点については何かデータ があるんでしたっけ
山本 はい 直近だと大立さんが 出したデータが最も整理されてる
っていうふうに考えてるんですが ポッドキャスト番組の内容に関
わらず ポッドキャスト広告に接触 したリスナーの9割近くが ブランド
メッセージに耳を傾けて さらに 好意的な反応を示すっていうふう
にされてるんですね
おだしょー ありましたね リスナー さんは検索の上 能動的に番組
を選択して視聴してることが背景 にあると
山本 うん そうですね ポッドキャスト では 例えば発言事件を扱うトゥルー
クライムと ディープな内容を扱う 番組っていうのがすごい人気な
わけですけど そういった番組であっても 能動的に選んで ファン
として聞いてるみたいな状態なので そこの広告主になっているブランド
メッセージには耳を傾けて 好意的な反応を示すってことが調査
で明らかになったっていうこと ですね
おだしょー これ言われてみると 当たり前な気もしますが 過去において
は疑いを持たれていた時期もあった ということですね
山本 なんか 発言事件のウェブサイト に広告ってあんまり出さないイメージ
じゃないですか 一般的にね
おだしょー そうですね
山本 そういった意味で ブランド セーフティーの議論っていうのは
特にネット広告領域全般で行われて きたものっていうふうに理解をして
るんですけど ポッドキャスト広告 も大枠ではネット広告の一種
日本企業の海外進出
なので そういったちゃんとした 理解がされるまでには警戒されてる
広告の人さんもいたんだろうな ってことだと思います
ちなみにこのような安全性の議論 も進む中で 米国の出向金額トップ
10に日本の企業も入れ始めたっていう お話もしたかと思います 覚えて
ますかね
おだしょー アウターさんですよね
山本 はい 正解ですね これもマゼラン AIの調査によると 2023年の10月に
10位に入ってから 米国のなさざる 企業を上回ってる状態になって
いて さらに出向金額自体も 2023年の9月に2.16億ドル これが10月
に3.12億ドル さらに11月に3.45億ドル これ 毎月1億ドル 150億円ぐらい
増えてるってことですかね
おだしょー ランキングに入った って聞いたときには驚きました
けど さらに出向金額増やされてるんですね 何かこの件からは日本にも
そろそろ流れが来るのではない かって期待をしちゃいますね
山本 そうですよね Sounds Profitable さんがPodcast広告を既に利用している
広告主で行った調査があるんですけど 今後 広告予算の10から19パーセント
を使うって回答した広告主が36パーセント いて さらに広告費の20から49パーセント
を使うって回答した広告主が33パーセント いて さらに広告予算の50パーセント
以上を使うって回答した広告主 が12パーセントってなってるん
ですね
おだしょー 今の計算すると 20パー 以上を使うって答えた主さんが
これ 50パー近くになりますよね
そういうことになりますよね
山本 やっぱりこれ 一度経験すると 次につながりやすいという意味
では これ 海外でも出向経験がある 日本企業が増えていくと 日本でも
かなり広がりが早くなりそうですよ ね
おだしょー ですよね ちなみに IAB さんの調査の中で Podcast広告
のマスク広告にしかし活用が増 えてることを示すデータがあって
2023年に最も伸びたターゲティング 手法っていう話があったんですけど
これって覚えてますか
山本 デモグラフィックですとか オーディエンスデータを基とした
ターゲティングでしたっけ
おだしょー はい 大枠の番組のリスナー のデータを元に出向番組を基本的な
選定するって流れになるんですけど 近代的なマスク広告の選定の際
に すごい近しいフローになってる っていうふうに捉えてます
山本 確かPodcastの番組内容を分析 して オーディエンスデータを予測
生成するAIのお話もありましたよね
おだしょー これ まさにこの流れ を受けてのAIの開発だったふうに
捉えてますが PodChaserさんがリスナー の年齢と性別を予測可能とする
業界初の予測人口統計機能として 発表されてましたね
山本 これ 予測できるようになる と自動マッチングもしやすくなる
でしょうから また小規模だけど 今後将来性のあるPodcast番組も
早い段階から収益が得やすくなる っていうのは価値ありそうですよね
おだしょー ウェブメディアもYouTube も成長中のクリエイターが収益
を得られる環境があるからこそ 挑戦しやすくなったりとか あと
各媒体の成長につながっている っていうふうに思うので この
部分っていうのはとても重要じゃない かなっていうふうに思いますね
山本 これ 一方で日本の現状です と 御社のようなアナログな取り組み
が必要になりますもんね
おだしょー インターネットの例明 機からいる意味としては 誰かが
汗をかいて初期の環境づくり っていうのをしなければならない
ってことはそもそも覚悟して やってるんで とは言っても 当然
海外の技術動向もウォッチしている ので 良いものがあれば もちろん
積極的に取り入れていきたいな っていうふうに思いますね
山本 なんかかっこいいですね 覚悟して 臨んでいると
おだしょー そうですね
Podcast広告とビデオポッドキャスト
山本 最後に これ 2024年になりました けど 都市業界の中で論点になり
そうなテーマってありますか
おだしょー これはGoogleさんが ポッドキャストプラットフォーム
をYouTubeミュージックに一本化して Googleポッドキャストはやめてって
ことですね この発表を受けて 結果 音声だけのポッドキャストっていう
のと 動画付きのビデオポッドキャスト の戦いっていうのが これから本格化
するんじゃないかな これが一番 論点になるテーマじゃないかな
っていうふうに思いますね
山本 確かSpotifyさんも去年 ビデオポッドキャストにかなり力
を入れたと思いますけど これ 一方でイギリスの有名な方はネガティブ
にも捉えられてましたよね
おだしょー うん この点に関しては 個人的には ユーザーが好む方を
選ぶだけで共存するんじゃない かなというふうに思ってます 一方
をIABさんの調査を基に現状データ として示せることとしては 2020年
と2022年を比較した際に 音声のみの ポッドキャスト広告の収益は91
から95パーセントに増加してるん ですが 一方をビデオポッドキャスト
の広告収益っていうのは 9パー から5パーに減少してるってこと
ですね
山本 へえね これビデオポッドキャスト は注目されてるけど 広告の観点
からは22年までの期間では縮小 していると
おだしょー 縮小ではなくて 正確 に言うと この間に市場は2.5倍に
成長しているってことなので 横 倍かやや微増ぐらいの形になって
います 一方で これからGoogleが 本格的に開始したっていうのも
2023年の後半になってますから 今後 この業界にどのような影響
があるかっていうのは 引き続き 動向を見守らなければいけない
かなっていうふうに思ってます
山本 なるほど まさにこれからの 論点ということですね
おだしょー はい
山本 さてさて ひとくびり着いた かと思うので 今日はこのあたり
にしましょうか
おだしょー そうですね
おだしょー 本日もお聞きいただき ありがとうございました
山本 ありがとうございました 音声 広告に興味のある方 音声広告
についてもっと知りたい方 こんな 検証をお願いしたいという方が
いれば 概要欄にあるリンクより お気軽にご連絡ください それでは
また
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