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2022-09-26 14:45

#416 ふたりを惑わす"三角関係"の甘い罠

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妻の浮気はなぜ起こるのか?

夫の浮気はなぜ起こるのか?

嫁姑問題はなぜ起こるのか?

その背景にあるのが「三角関係」です。

三角関係の理論を知ると、夫婦間トラブルの根本的な原因が見えて来ます。


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二人を惑わす三角関係の甘い罠ということで、話を今日はしたいと思うんですけど、
今日のアツの夫婦関係学ラジオでは、三角関係というものについて話をしようと思います。
これは、夫が浮気している、妻が浮気しているといった場合に、自分と妻、そして第三者が存在しますよね。
これも三角関係。何もこれだけを指すのではなくて、自分と妻、
そして妻の母親、これも三角関係なんですね。例えば妻と妻の母親が一緒になって、強い協力関係を作り上げていて、
そして夫側と対立しているというケースもあると思うんです。
もしくは逆に、夫と夫の母親、そして妻、この三角関係も存在する。いわゆる嫁姑問題ってやつですね。
これも三人が三角関係を作り上げていると。 こういったように夫婦関係であったりとか、親族を巻き込んだ
三者間による関係性というのがよく目にすると思うんですね。なぜこれが起こるのかと。
妻や夫の浮気といったこととか、嫁姑問題とか、家族を巻き込んだ問題ってのは、すごい困ることですよね。単純にすごく困っちゃいますよね。
なんでこんな困ったことが起こるのかということをひもといていくと、三角関係の二論を理解すると、ああそういうことが起こっていたのかということがすごく理解しやすくなるんですね。
浮気とか不倫とかはなくなるってわけではないんですけど、ただなんでこんなことが起こるんだろうってことを考えるときに、この三角関係の二論っていうのはすごく理解がしやすくなるツールの一つになるなと思うので、
今日はその話をしたいなと思います。 これはですね、日本の夫婦パートナーとやっていく幸せた葛藤という本がありまして、柏木慶子さんといった心理学者の方です。家族社会学とか
発達心理学、家族心理学が専門の東京女子大学名誉教授である柏木慶子さんといった教授が書かれた本をもとにお話をしていこうと思います。
三角関係の定義について書かれているんですけど、これがすごくわかりやすくて、その本の中抜き出すと
3人が2人対1人の組み合わせを作って情緒的に支え合うことで心理的安定が維持される関係
というふうに書いています。 つまり
三角関係というのは、当人たちにとって心理的安定が維持されているんだと、すごい安定した関係だと言っているんですね。
いやいや、夫が浮気しているのに安定な何もないよとか、妻が浮気しているのに安定な何もないよって多分思うと思うんですよ。
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確かにその通りなんですけど、それはそれがわかった段階で、そういうふうに危機に発展した段階で、これおかしいよねってなったわけですよね。
でも危機に派遣しなかった時というのは、当人たちにとっては心的に安定している状態なんです。精神的に安定している状態だったんですよ。
もうちょっと詳しく言うと、別な言い方で表現しているところもありまして、親密な関係を避けようとしている2人組。
あ、間違えた。親密な関係を続けようとしている2人組。例えば夫婦ですよね。
夫婦2人がいろんな問題があるんだけど、なんとか仲良くやっていきたいという時、親密な関係を続けたいと思っている2人組。
例えば夫婦、さっき見た夫婦。そしてその近くにいるやや不安定な第三者で成り立つと。
例えばこれが夫や妻の職場にいる浮気相手とか、その時浮気相手じゃないんだけどちょっと興味あるなとかって思っている
情緒的にやや不安定な第三者であるとか。これは男女の関係だけじゃなくて、
夫婦とどちらかの親っていうのもあり得ます。
やや不安定な例えば夫の母親とか妻の母親とか、やや不安定な小離れができていなくて、誰かに依存したいと願っている親っていうケースも存在します。
親密な2人がストレスにあった時、例えば夫婦だったら夫婦委員会になってしまった時とか、相手が求めているものを相手が提供してくれないってことで怒ってしまったりとか、
そういったストレスにあった時に不安を和らげるためにお互いに距離を取る。お互いに距離を取るんですね。夫婦だとよく分かりやすいと思うんですよ。
夫婦委員会になってしまった時に、なんで分かってくれないのって、なんでお前分かってくれないんだってなった時に、距離を取りますよね。
なんだよ、もう、ちょっと口聞くの嫌だなみたいな感じで距離を取る。すると、第三者の1人が2人組の片方に近づくと。
これがさっき言ったように、夫婦が浮気な話だったら、夫や妻の周りにいた第三者の異性が自分のパートナーに近づいてきて、そういった関係を作り上げていく。
すると、新たに親密になった2人と緊張から逃れることで安定した1人が新たな参加関係を作るという風に言ってるんですね。
これが自分の夫や妻と浮気をしている第三者が、これが2人関係を作るわけです。
ここで、例えば自分の妻が他の男性と浮気をしたと、そうなった時に妻は夫婦関係においては強い緊張を感じていて、そこから距離を取っていた。
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だけど他の男性によって心理的安全性が、心理的に安定した関係をそこで作り上げちゃうんですよね。
自分の夫は妻との緊張関係から逃れることで精神的に安定する。ここで新たな三角関係が生まれるということなんですね。
男女の関係じゃなくて、親の親を挟んだ場合で言うと夫婦関係になって、妻がもういいよと言って実家に戻って、実家の母親と2人組体制を作る。
母親と娘は気が合って、心理的に安定する。そして夫のうるさい妻がいなくなったことによって、緊張から逃れて安定する。
三角関係が作られるということなんですね。これが良いか悪いかという話じゃなくて、そのように三角関係が作られるということなんですね。
これが良いか悪いかという話じゃなくて、そのように三角関係が作られる背景にはこういった情緒的なニーズの揺れ動きがあるということなんですね。
これが何だろう、そうやって人って浮気するのかとか、そうやって嫁仕留め問題って起こるのかっていうことがすごい理解できたんですよね。
で、この柏木慶子教授がここに書いているのは、二人関係の情緒的ニーズ。分かってくれよ、分かってほしいって気持ちになるじゃないですか、夫婦関係って。
そういった情緒的ニーズと第三者の情緒的ニーズ。第三者、これが浮気の話であるならば、
第三者が抱えている情緒的ニーズがあるんですよね。例えば、その人が寄婚者の場合は家庭でうまくいっていないとか、寄婚者でなければ独身だとしたら女性からモテたいとか、
そういった恋をしたいとかっていう情緒的ニーズが存在する。誰かと精神的に安定した関係を作り上げたいというふうな情緒的ニーズを持っていると。
それに合わせて、無意識のうちに作られる安全維持装置という言い方をしているんですね。
この三角関係には良いか悪いかとかってそういった話じゃなくて、自分たちの精神を安定させるためにそうやって揺れ動きながらどんどん作っていくんですね。
自分たちの精神を安定させるための安全維持装置として三角関係が存在するってことなんですよ。
だけど、党の本人たちは自分たちの精神的安定性を求めて浮気をしているとか、精神的安定性を求めて嫁姑問題に発展してとか、
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そういうことに気が付かないんですよ。わからないんですよ。
そうですよね。だって浮気している女性とか浮気している男性とかが、自分が浮気をしたのは精神的安定性を保つためだ、なんてそんなわけわかんないこと言わないじゃないですか。
なんかフラーっと言っちゃったとか、例えばね、そこまで入れ込んでなかったケースだとしたら、フラーっとつい言っちゃったとか、気が付いたらそうなってたよねとか。
わかんないけど、渡った時点で、そもそも恋愛関係とかないでしょ、夫婦関係って言っても私たちに関係なんかそういうのないし、みたいな、自分でもよくわかんないままそっちにフラーっと言っちゃったりするケースが多いと思うんですよ。
だけど、その背景にあるものを紐解いていくと、二人の間にあった情緒的ニーズが満たされなかったために、二人に緊張関係が発し、ストレスが発生し、
そこに近くにいた、これまだ情緒的に不安定の第三者が近づいてきて、三角関係が作られてしまったっていうことなんですね。
これは、この安全維持装置であること、精神的に安定するために三角関係を求めているというか、自然に揺れ動いてしまうということっていうのは、危機に発展するものに気付かない。
そして、危機に発展しても誰かのせいにしてしまうんですよね。
忙しい会社仕事が悪いとか、家庭を顧みない夫が悪いとか、話を聞いてくれない妻が悪いとか、セックスしてくれない妻が悪いとか、
そういうふうに誰かのせいにしてしまう。子供に手をかけすぎる妻が悪いとか、誰かのせいにしちゃうんですね。
問題は、妻が悪いのか夫が悪いのかっていう話では全くなくて、個々の情緒的ニーズが複雑に絡まり合っていることが問題なんですね。
お互いに相手に求めているもの、その情緒的ニーズが絡まり合って、そして第三者も挟んだ上で、この三角間における情緒的ニーズが複雑にぐっちゃぐちゃに絡まり合っているんですよ。
だから、その誰かのせいにした、その誰かがいなくなったりとか、その誰かを買い落としたりとかしても、つまり症状を取り除いても、直接的な症状を取り除いたと思ったとしても、根本にある葛藤が解決されない限り何も変わらないということなんですね。
また新たな三角関係がどこかで発生するということなんです。
じゃあその根本にある葛藤をどうやって解決できるのかというのは、これまた別の長い話になってくるので、また別の機会に話そうと思います。
今日は三角関係がどうやって生まれるのか、その発生メカニズムについてお話をさせていただきました。
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今日お話した話のネタは、日本の夫婦パートナーでやっていく幸せだ葛藤という本なんですけど、これがめちゃくちゃいい本なんですよ。
これが久々にいろんな本を読む中ですごくいい本に出会えたなと思って、ツイッターである方の投稿を見て知ったんですけど、
特に妻が不倫しているとか夫が浮気していたとか、そういった性的な問題に対しての背景をすごい紐解いているんですよね。
ちょいちょいジェンダー化の話が多くて、男性を弥生するような表現が多い、仕方ないのかなと思うんですけど、というのが多いんだけど、
それを差し引いたとしてもすごいいい本で、婚外交渉、浮気とか不倫のことを婚外交渉というふうに教材を読んでいるんですけど、
婚外交渉がなぜ起こるのかということを冷静に客観的にいろんな調査をもとに分析されているんですよね。すごくわかりやすい。
この本をもとに紐解いていきたいなと思っています。
最後はお知らせです。
ノートのメンバーシップを使って夫婦関係改善サークルタイマツというものを運営しています。
これは夫婦関係悩んでいてどうしたらいいかわからないとか、ちょっと夫との関係が悩んでいるんだけど、自分でも何が悩みかわからないとか、
妻が浮気していて困っているんですとか、夫が浮気していて困っているんですとか、家庭の中でいろんな問題が起こって話をしてくれなくて困っているとか、
そういったいろんな夫婦関係の悩みがあると思うんですけど、そういった悩みのまず最初に相談できる場所として作りました。
本当は臨床心理士さんとかのカウンセリングがいいと思うんですけど、まず何をどう聞けばいいのかわからないとか、
いろんな話がいろんな問題があったりとかすると思うので、夫婦関係悩んでいてちょっと何とかしたいなとか話を聞いてほしいなという方は是非ご連絡ください。
こちら概要欄にリンクを貼っておきます。
はい、ということで今回も最後までありがとうございました。また次回お会いしましょう。さようなら。
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