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2025-01-06 37:35

#2-27 台湾人は人間関係に悩まない!? 心の知能指数EQとは?|ゲスト:近藤弥生子さん

夫婦関係の悩みとは人間関係の悩み。そんな人間関係の悩みは台湾人には無縁なものらしい。なぜなら、彼らにはEQ(心の知能指数)と呼ばれる概念があるから。


台湾での妊娠出産、離婚、6年間のシングルマザー生活、台湾人との再婚と出産を経験された、台湾在住の編集・ノンフィクションライターである近藤弥生子さんをゲストにお迎えし、EQについてたっぷりとうかがいます。


◾️ゲスト:近藤弥生子さん

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サマリー

このエピソードでは、近藤弥生子さんがEQ(心の知能指数)の重要性や台湾での受容について話しています。彼女は台湾での経験を通じて、EQが人間関係や感情の管理にどのように影響を与えるかを探求しています。また、感情知能を通じて人間関係を管理する方法や、台湾人のコミュニケーションスタイルについても触れています。近藤さんは、自身の経験を交えながら、感情をコントロールする重要性や、多様性社会における対話の意義について説明しています。さらに、台湾における多民族社会が文化的バックグラウンドに与える影響や、教育現場におけるEQの普及についても言及しています。最後に、近藤さんは台湾人の人間関係の悩みの少なさと心の知能指数について語っています。

00:02
こんにちは、夫婦関係学ラジオパーソナリティのアツです。このBotCastでは、多彩なゲストを招きし、家事・育児・キャリア・セックス・フリン・離婚など、様々な夫婦の葛藤をサバイブするためのナレッジをお伝えしていきます。
今日は近藤弥生子さんをゲストにお迎えしています。簡単な自己紹介を私の方からさせていただくと、台湾在住の編集・ノンフィクションライター、東京の出版社で雑誌やウェブヴァイターの編集に携わった後、
2011年2月に駐在院との結婚をひっかけて台湾へ移住。現時、デジタルマーケティング企業で6年間日系企業の台湾進出をサポート。台湾での妊娠・出産・離婚6年間のシングルマザー生活を経て、台湾人と再婚、次男を出産。
2019年独立し、日本語反対で中国語でのコンテンツ制作を行う会社を設立。雑誌&プレミアムや日系クロスウェーマンなどで台湾について連載中。
代表的な著作は大取り担の志向、EQリーダーシップ、ボイジーパーソナリティとしてもご活躍中です。
ヤヤコさんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
初めまして。
はい、よろしくお願いします。
EQの概念の紹介
今日はお話聞きたいなと思ってたのが、さっきも話したように、そのEQって何だろうっていうのが僕、すごい気になってたんですよ。
うん。
ヤヤコさんの本を読ませていただいて、読む前からEQって言葉だけはいろいろなところで出てくるんだけど、何なんだろうなーって、なんか心の柔らかさみたいな、心の知能質みたいなことをよく言ったりとかしますけど、
何なんだろうと思って、手本を読ませていただいて、これは夫婦関係でめちゃくちゃ使えるなーって思ったんですよね。
なので今日はEQの本を渡されているヤヤコさんにEQについてと、台湾でなぜこんなにもEQが重要視されているのかっていうのをお聞きしたいなーって思ってます。
よろしくお願いします。
ぜひぜひよろしくお願いします。楽しみにしてました。
さっきの自己紹介で大丈夫ですかね。なんか補足する部分とか。
何にもないですパーフェクトで。ありがとうございます。
早速ちょっとお聞きしちゃうんですけど、そもそもそのEQっていうのはどういうものだと捉えてます?ヤヤコさん的には。
ありがとうございます。先に言っておくと私全然EQの専門家でもなんでもなくて、本当にそこは申し訳ないと思いながら、でもそこが私の果たせる役目かなと思っていて、
EQについて語るなら多分心理学者の方とかいっぱい本出されている方とかたくさんいらっしゃるので、その方の本を読むのが一番なんですけど、たまたま私がEQについての本を出したので、
そんな私の知識で本を読みながらなんですけど、EQっていう概念自体はおそらく1995年にアメリカというか米国の心理学者のダニエルゴールマンさんという方が提唱されたEQについての本を書かれたりとかして、そこから爆発的に世界各地に広がってきた。
結構前なんですね。
EQは心の知能指数って呼ばれる。IQが知能指数であるのに対して、EQっていうのが心の知能指数。IQが記憶力とかそういうものだけなのに対して、EQは心の知能指数って呼ばれてるんですけど、それは実はダニエルゴールマンさんは別にEQじゃなくてEIって最初言ってたんですよ。インテリジェンスだから。
Eって何の略なんですか?
いい質問ですね。それは私もちょっとあんまり覚えてないんですけど。
僕ら一緒に読んでみよう。
そうそうそう。なんだけど、たぶんみんなが普及するときに。
インテリジェンスじゃないよっていう。エモーショナルか。
エモーショナルはいいの。
なるほど。感情的なってことですね。
そう感情的ななんだけど。
インテリジェンスって言うと確かに頭の良さみたいな、知能みたいなイメージ感じますね。インテリジェンスってね。
台湾におけるEQの重要性
そう、なんか爆発的にこのEQ自体が広がっていったのっていうのは、そのIQに対比させるような概念にして、IQよりもEQっていうふうな文脈で語られるようなことによって、すごいね、なんだろう心理学者の方たちだけじゃなくて、一般的にすごく広がっていった概念。
たぶんあなたもちょっと聞いたことあるなぐらいだったと思うんですけど、私もそうで。
でもすごく面白いことに、そう1995年に米国で提唱されて広がったものが、私たち東アジアで、なんかこう日本ではそこまで定着しなかったっていうふうに言われてるのが、
なんか私が台湾に移住した時、13年前ぐらいから、台湾はめちゃくちゃ定着してるなっていう違いが面白いなって思ったのが、私とEQの初めての出会いですね。
なるほど、なるほど。心の知能質EQっていうのは、例えばどういったことを指すんですか?
本当にその米国のとか心理学者の方たちの中の文脈と私のような生活者の中の文脈ってまた違うと思うんですけど、私の暮らしてる台湾でEQについて言うときって、やっぱりその感情をコントロールできないで、そのまんま湧いてきた感情を人にぶつけてる?
怒っちゃったりとか。
怒っちゃったりとか、不機嫌で人を動かしたりとか、よくあるじゃないですか、なんか自分は不機嫌であるっていうことを相変わりに示すことで他者をコントロールする。私も実はやってしまっていたんですけど過去に。
そうなんです、意外に。
通常めっちゃやっちゃったんだけど、それがEQが低い行為だっていうことを知ったんですよ、台湾に来て。
日本にいるときはEQが低いって言われるような行動をとってたんだけど、台湾に行ったらなんか全然違うタイプの人間がいっぱいいるなってなって、これEQが高いってことなのかって感じだったんですか?
そうですね、どちらかと言ったら、なんか無自覚にそれが当たり前、例えば私の身の回りの大人たちが、私が小さい子供の頃から結構そういうふうに自分が不機嫌であるっていうことを示して周りを動かすことをしてて、だから私もなんとなくそれを身を見真似で覚えてしまって、そういうもんでいいのかなぐらいな感じだったので、本当に恥ずかしながらそういうことをしてしまったんだけど、台湾に身を移したら、
それが恥ずかしいことっていうか、EQ低いっていうふうに言われてるのを見て、やばって思ったんですよね。
自分の感情のままに行動しないっていうことがEQが高いって言われるんですか?
感情もいろいろあるけど、主には悪い感情、イライラするとか、怒ってるとか、不機嫌、そうそう不機嫌に関して。
そういったネガティブな怒りとか、不機嫌だとかっていう感情を周りにぶつけたいとか、俺は今不機嫌なんだよ、刺しろよみたいな、ムラハラ、不気ハラ的な態度が、
不気ハラって言うんだ、今。
不機嫌ハラスメントっていう態度を取る人がEQが低いって言われていて、EQが高いっていうのはそういった態度を取らない人。
逆にどういった態度を取るんですか?EQ高い人っていうのは。
本当にすごくよくあると思うんだけど、私たちこうやって全然価値観が違う人たちが一緒に暮らしていると、当たり前のようにいろんな摩擦が起こるじゃないですか。
それにいちいち反応せずに、そのままやり過ごしている、振り回されてない、反応的な行動をしないことをEQ高いっていう風にして、
普段からめちゃくちゃ使われる。EQ高!みたいな感じで使われるんですよ。
自分の感情に振り回されない、冷静な対応を取ることがEQが高い。会話の中とかだとどういった例があります?
まさに私昨日やっちゃったんですけど、昨日すごい相手の高EQを見た瞬間があったんですけど、
ボイシー社の社長の尾形さんと初めて対談させていただいたんですよ。
でも、私一昨日、日本から台湾に戻ってきたばっかりで、パソコンの時計の設定が日本時間のままだったりとか色々して、
時差でスタート時間を26分遅れちゃったんですよ。
で、みんな周りがどうしたどうしたってなってて、
でも、この間どうなってるんですか?みたいな感じじゃないですか。絶対めっちゃイライラすると思うんですよ。
忙しい人が時間を奪われるって一番嫌だから。
社長さんですもんね。
うん、イライラすると思うんだけど、でも何事もなかったかのように対談がスタートしたんですよ。
これは超EQ高いと思うんですよ。
要は当たり前に絶対ダメだしイライラしていい状況なんだけど、
そこで感情に振り回されずに、今やるべき対談をできる範囲のことで調整しながらやる。
やっぱりそれがリスナーさんに対しての良い貢献というかね。
だっていうことがわかっているから、EQが高いとか低いとかの時に言われる感情っていうのが、
感情の中でも情動っていう、情報の上に動くかの、って書いてあるワッて湧き起こってくる感情を、
自分で自分のコントロール下に置けるかどうかっていうのがポイントって言われてて。
アチさんも今こういうふうにお話ししてて、
例えば配達員さんが来ちゃってチャイム鳴っちゃったとかだったら別にイライラしないじゃないですか。
でも私がここでちょっとお菓子とか食べだしたら、
ちょっと近藤さん勘弁してくださいよみたいにちょっと鳴るじゃないですか。
それを瞬間に湧き起こった怒りとかイライラとかモヤモヤみたいなものを制御できるのがEQって言われてるかな、台湾だと。
怒りとかイラッとする感情を抑える。でもどうやって抑えるんですか。
EQの管理方法
人間だからどうしても出てくること自体は避けられないと思うんですけど、
どうやってそれを台湾の方たちは抑えてるんですか。
すごいと思うんですけど、なんかいろいろね、私も本を書くにあたって台湾人に取材したりして、
あとダニエルゴールマンさんの本とか読んで、いろいろね、あれなんですけど、
まずなんか5つの要素があって、まずは自分の情動、
自分の感情の湧き起こってくるその情動の感情の癖っていうのがあるんですよ。
人によってみんなバラバラっていうこともあるってことですね。癖があるってこと。
アツさんが同じことが起こっても、アツさんはイラッとしないのに、私はイラッとするっていうことってありません。
あると思います。ポイントが違うっていうのはあると思います。
お店でサービスを受けてる、レストランでサービスを受けてる時に、
ある人はイラッとしてるけど、ある人は全然目の前のご飯に夢中とか、いろいろありません。
ありますあります。なんで気にならないのっていうのはあったりしますよね。
人によってやっぱり起こる感情の癖とか流れって違うから、
まずは自分でそれを、自分の感情の癖を、いつもこのポイントに対してイライラするみたいなのが絶対人によって違うんですよ。
確かに確かに。それを把握するのが最初のステップみたいな。
いろんなことを言う。自分のことは、私だったら自分に言われることは気にならないんだけど、
子供に関することにはめっちゃ反応的になるとかね、いろいろあると思うんですけど、
1つ目がまず、自己認識っていうのが1個。そして2つ目が、その情動が湧き起こってくるものを管理すること。
すごい難しいと思うんだけど。
どうやって管理するんですかね。
そこはやっぱり、それも人によって違うと思うんだけど、管理する方法。
感情管理の重要性
一番効果的な管理方法って、私だったら、過去にそれによってうまくいかなくなっちゃった人間関係を思い出して、
失敗を思い出す。
よしよしよし、あの時みたいなことは繰り返す前ってやるとか、
はいはい、このパターンはよく知ってるよみたいな。はい、一回落ち着こうみたいな。
一回ちょっと家事でもしてこようかみたいな。
それは人によって違うと思うけど、まつさんはどんな感じですか。
いや、めっちゃわかりました。過去事例を思い返すってよくあって、
僕も仕事してる時、お前の会社で働いてる時に、
なんでこんな変化越しなのかなとか、
あと、いったい言わない問題とかってやっぱりどうしてもあるんですけど、
そういう時にイラッとするわけですよ、人間なんで。
イラッとしちゃって、バーッと言っちゃって失敗したことって何度もあって、
ああ、俺はあんなことやらかしたなって思い出して、
抑えたりするし、その時に自分の感情が見えるようになってきたんですよ。
なんか僕の話にちょっとなっちゃいますけど、
僕はコンパッションを学んで、自分の感情のコントロール方法はなんとなくちょっとずつわかってきて、
自分の感情がグラフィカルに見えるようになってきた。
ビジュアライズできるようになってきて、
自分の感情が押しつぶされそうになってるなみたいに見えて、
ああ、今俺こうなってるな。押しつぶされそうになってるな。
自分の心は弾力があるはずだから、ちょっと戻そうかと言って、こうやって戻していくみたいな。
作業を心の中で視覚化してやってるんです。勝手に見えてきたんですけど。
それをすると管理できるようにちょっとなってきたかなって、
自分のネガティブな感情に振り回されない。
やっとこの年になってちょっとずつできるようになってきたかなっていうのはありますね。
台湾人のコミュニケーションスタイル
結構恥ずかしい話、最近ですよね、我々。
最近ですね。なかなか本当な感情のままに言っちゃうとかってどうしてもあったりしたんで、恥ずかしいですね。
本当に私も恥ずかしくてもうたまらないんだけど、
でもなんかやっぱり学んですごい良かったなって思うし、
今の自分の方がいいなって思いません?感情。
思います。好きだなって思います。
好きだなって思いますよね。
なんかさっきやつさんが感情抑えるって言ってたけど、
私は感情を抑えることが自分を押し込める悪いことなのかなぐらい思ってたんだけど、
でも押し込めたものをうまく調整しながら自分で処理すれば、
別にそれは自分を押しつぶすことにはならないんだって、
安心したっていうのもすごい自分自身ではあって、
なんかね、EQに出会って育てようって思ってからの自分の方が、
本当に自分らしくいいし、別にいいなって思うんですよね。
それはそういった感情を感じてしまう自分のことを受け止めてあげるみたいな感じ?
そうそうそうそう。だから感情を感じること自体は全然否定されないし、
そのことを嫌だとかイラっとするってこと自体は悪いことじゃないんだけど、
要は他者に対してそれを影響させてしまうかどうかっていうこと?
なるほど。相手に対してそういった態度を、
吹き払いもらう的な態度を取るかどうかっていうことですね。
自分の湧き上がる感情を認めることは構わないし、
そういったものがあるっていうことは問題ない、自然なことだけど、
それをそのまま他者に対して悪い影響を与えてしまうような、
それこそ加害になるようなことをしないで、
自分でそれをコントロールしていこうねっていうこと?
そうそうそうそう。私もやっぱりちょっと甘えがあって、
仕事で会う人とかにはしないんですけど、
身内?彼氏とか家族とか夫とか、
そういうところに私がこんなにイライラしてるのはちょっと分かってよみたいな気持ちで、
なんかちょっとぶつけてしまうところとかがあったんですよね。
やっぱりよくありがちだけどね、家事だとずっと私やってるんだけどみたいなのとか、
すごい相手にぶつけてしまうところがあったんだけど、
でもなんかそれはぶつけなくても、
そうそう、台湾、また話が飛ぶんですけど、
いえいえ全然。
台湾人の夫から再婚したばっかりの頃に喧嘩ばっかりしてて、
でもその時にすごい今でも覚えてるんですけど、
なんかそんな風に怒りをぶつけなくても、
なんかこういう風に手伝ってほしいとか、
してほしいことを言ってくれたら、僕は全然やりたいと思ってるし、
一番大切な人からそんな風に怒りをぶつけられたら、
めちゃくちゃシュンってなっちゃうから、
そういう言い方しなくても僕は、
なんだろうな、別に一緒にやりたいと思ってるよ、
ただそれを知らなかっただけでみたいなことを言われた時に、
なるほど、そう、なるほどって思って、
そうか、うん。
シュンとしちゃうっていうのが言えるのがすごいですね。
なんか、そんなこと言われても何なんだよとか、
なるんじゃなくて、
君はそう怒ってるけど、そういう風に言われてしまうと、
僕はシュンってなっちゃうんだよねって、
可愛いし、
自分のそういうなんか悲しいとかって気持ちを伝えられるのもすごいし、
僕はEQ高いの。
高いっすね。
そう、EQが高いの。
感情でガーって来られた時に、感情でガーって返すんじゃなくて、
今の自分のショボンとした感じを理解しながら、
相手にそういうことをされると、自分はショボンとしちゃうんだけど、
そういうことじゃなくても、
違うコミュニケーションで来てくれたら、
自分はショボンとせずに一緒にできるんだよって伝えたのは、
EQめっちゃ高い。
高いですね。
ですよね。
すごい。
他に例えば、台湾の方とのコミュニケーションの中で、
これめっちゃEQ高いなって思ったシーンって他にあったりします?
この人の対応、すごいなみたいな。
いっぱいあるな。
本当に、私が一番最初にEQ、
13年前に台湾に来た時から、
EQって言葉を周りがいっぱい使ってるのは聞いてたけど、
それがEQが何なのかっていうのは正直全然わからないまま何年も暮らしてて、
圧倒的にEQってすごいって思ったのはやっぱり、
元デジタル大臣の大取田さんの取材をしてた時。
大取さんって日本だと天才IQ180の天才大臣とかでよく言われるんだけど、
私も何十時間も取材させてもらって、
本当に大取さんの素晴らしいところはIQ、知能指数では全然なくて、
EQだなってずっと思ってた時から、
EQってめっちゃ大事だなって思ったんですけど、
エピソードで言うとそうだな、いっぱいあるんだけど、
結構叩かれてたりとかするわけですよ、ネットとかいろんなところで。
台湾の中でも叩かれるんですか?
台湾の中でも、台湾ってそもそも大事な概念として、台湾ってめちゃくちゃ多様性社会なんですね。
いろんなエスニックグループが混在していて、
日本は私はそうだと思うんだけど、日本ってすごい同一化の圧力が強いから、
なかなかそういうふうに可視化されないんだけど、
台湾はもう自分たちはダイバーシティーですよ、多民族だし、
もう多様性社会だっていうふうにオープンにしていこうっていう路線を取っているから、
めちゃくちゃ、だから同僚も隣の人もこうやって話してる相手も、
全然私と違う考えを持ってるのが当たり前なんですよ。
そこだから、私たちはオードリーさんのことすごく好きだけど、
そうじゃない人ももちろんいるわけですよ。
なるほど、多様性であるがゆえに国をまとめようとする人の意見と違う人も出てくるんですね。
それが世間的には良いと思われるようなアクションであったり思想であったとしても、
ちょっと僕は違うと思うなっていう人が多様性の中に含まれてくる。
めちゃくちゃ含まれるし、ちょっとどころか全然違う。
神対応の事例
なんか別に、私とかも日本に対してオードリーさんをすごい紹介して、
日本ですごいオードリーさんがテレビに出るときとかに、
やっぱりなんかもっとすごい人いるのになんでオードリーさんばっかりみたいな感じの人とかもいるわけですよ。
なるほど、なるほど。
だけど、その時にその人たちに対してオードリーさんの対応がもう本当に神対応というか、
どうやってそのアンチに対応してるんですか?
なんかね、
アンチ対応になるかもしれないけど、
そうそうそうそう。
私も日本のしか知らなかったから、
オードリーさんと話しててびっくりしたんだけど、
オードリーさんが超楽しそうにチャーミングに笑いながら、
あんまり自分には趣味が一個あって、
全然誰にでもお勧めできる趣味じゃないんだけど、
トロールを抱きしめるっていうのを言ってたんですよ。
トロール?
うん、トロールっていうのはインターネット界のすごい結構古い言葉?用語?
で、日本だとクソリプ送るような人のことを。
クソリプ送るような人?
嵐みたいな?
嵐、そう嵐みたいな。
トロールって言う?
トロールってインターネット用語で言うんですけど、
でもそのトロールを抱きしめるのが自分の趣味ですね。
どういう趣味なん?きつくない?つらくないんすかね?
で、抱きしめるっていうのは慈しみを持って迎えるみたいな感じなんですか?
そう。
言葉選びがもうマジで素敵ですね。
なんでそんなことを感じられるんだろう?
具体的には抱きしめるっていう行為っていう具体的な行動って何になるんだろう?
反応しないとか?もしくは何か返事をしたりするのかな?
オードリーさんは、私が素晴らしいと思うところは、
自分と他者は全然違う考え方を持っているのが当たり前だけど、
自分と相手の共通するところの価値観を見つけるのが、
自分が生きていてずっとやっている研究であり、実験であり、
ライフワークみたいなことをおっしゃってるんだけど、
だからトロールの中にも、
自分のことをすごい攻撃してくれる言葉の中に、
1パーでも5パーでも共通得するところがないかを見つけて、
そこだけを見つけて、そこを抱きしめる。
抱きしめるっていうのはもちろん比喩だけど、
でも反応しないんじゃなくて、
あなたとここを受け止めるっていうのが、
でも話がEQ…でもそういうことだから、
相手が怒っていても、そこに直接反応的になるんじゃなくて、
自分なりのやり方で対処する。
別にハグはしなくていいんだけど、
台湾とEQの意義
小鳥さんはハグしてたので、
なんかそういうところとかでもですね、
私はすごい目の前でそういうふうに対応しているのを見て、
これがEQなのか、そこは私全然育ててこなかったし、
日本の社会では全然そこが置き去りになってるし、
何だったら上の大人たちはみんな不機嫌で、
なんだっけ、すき腹?してる。
そう、すき腹したもん勝ちみたいな、
なんか不機嫌になったもん勝ちみたいな。
大きな声出した人は勝ちみたいな。
勝ちみたいな文化がありますよね。
駅とかでも電車が遅れると、
めっちゃ駅員さん怒鳴ってる人とかいて、
でも台湾だと駅員さん怒鳴ることなんか絶対にありえなくて、
なんか本当お疲れ様みたいな感じなんですよ。
すごいな。
そっちの方が良くないですか?
私そっちの社会の方がいいし、
暮らしやすい。
そう、暮らしやすいし、
子どもたちにもそっちの世界を見せたいし、
って考えた時に、
考えた時に?
考えた時に自分に戻ってくるんですけど、
自分はそうじゃなかったと。
自分は全然駅を育ててなかったっていうところで、
そうそうそう実感したんですよね。
なるほど。
すごいな。
でもなんでそんなに大取さん、
しっかり台湾の方は、
そういった自分と違う思想や思想を持ってる人たちを、
受け止めることができるんだろう。
それは文化的な背景があるんですか?
台湾という国の歴史的文化的背景があるのか?
おっしゃる通りで、
アチさんもしや本を読んで勉強してくれましたね。
はい、配読させていただきました。
これは知らない手で話してますけど、
読ませていただきました。
そうかそうか。
そうなんですよね。
やっぱり私もなんでだろうって思って、
それをまあ面白い大取さんに聞いたんですよ。
なんでこんなに台湾の方たちは、
EQを重視するんですかって。
私は大取さんについて、
EQがすごい大事大事って、
EQが高い人って日本に向けて紹介してるけど、
日本のテレビやメディアはみんな、
私の書いた原稿をチェンジして、
IQ180の天才大臣って、
みんなIQにばっかり気を取られてるけど、
なんでこんな台湾は違うんですかって大取さんに聞いたら、
台湾は多民族社会である上に、
国土のうちの7割ぐらいが山林で、
住めるとこがすごい少ないんですね。
富士山より高い山が台湾にあるし、
台湾って九州より一回りぐらい小さい島国なんですけど、
めっちゃちっちゃいですね。
そうめっちゃちっちゃいのに、
そこに富士山より高い山があって、
3000メートル以上の山が、
とか峰が200以上あるの。
もうすごい人が住めるとこが少ないんですよ。
そうすると人口密度がめちゃくちゃ高くなって、
世界でもトップクラスに人口密度が高いところに、
全然バックグラウンドが違う人たちが住んでるから。
バックグラウンドが違う人っていうのは、
もともと台湾に住んでた中華圏の人たちが多分いますよね。
その彼らと中国からやってきた方たち。
中国国民党?
国民党?
はい、よくご存知です。
国民党の方たち、外省人と呼ばれる方たちですね。
外省人が共産党との戦いに敗れてやってきて、
そこで台湾を作ったみたいな、
なんとなく覚えてるんですけど。
ってことは、もともといた人と外省人、
2つだけじゃないんですか?
2つだけじゃなくて、
やっぱり新の時代のもっと前から台湾に暮らしている、
日本で言ったらアイヌみたいな、
台湾で言うと台湾原住民って呼ばれてるんですけど、
日本語で言うと先住民族の方たちも、
国が認めてるだけで16あるんだけど、
そこが考え方も言語も文化も全部違うから、
言語も違うんですか?
違うんですよね。
だから本当になんだろう、
例えば原住民の方たちって、
今国家公園みたいな、
自然保護区みたいなところで昔から暮らされてるけど、
そこで昔から狩猟してきたから、
すごいわかりやすく言うと、
ここで狩猟する人と、
狩猟はここではダメですよっていう、
勝手な当たらとから来た人たちのルールとで、
ぶつかったりするじゃないですか。
でもここはぶつかってたらしょうがなくて、
やっぱり一緒に暮らしていくこの小さな島で、
方法を見つけなきゃいけない時に、
EQ必要なんですよね。
なるほど。
めちゃくちゃそれぶつかりますね。
16も民族だから。
ぶつかっちゃう。
別にそれだけじゃなくて、
あらゆるところで起こってるんですけど、
デリケートな政治の話にしてもそうだし、
いろんなことでぶつかるわけですよ。
だけど、すごく大事なのは、
基本姿勢としては、
あなたが言ってることを尊重します。
だけど同じように私の話も尊重してください。
考えも尊重してくださいっていうのが、
台湾でできてるところだなってすごい思って。
ぶつかり合いはなかったんですか?
ぶつかりますよ。
めっちゃぶつかってるんだけど。
ぶつかりますよね。
ぶつかってもいいことないっていうふうに、
悟った人たちがやっぱりEQを大切にしているし、
特にEQが広まったのは、
教育現場の方たちだっていうふうに言われてます。
なんで教育現場で広まったんですか?
子供たち、次の世代のためにっていうこと?
そうね。やっぱりEQが低いままでもいいやっていう人も、
もちろん台湾にはいっぱいいるし、
なんかそのすき腹的なことを今でもやり続けてる人はいるんだけど、
子育てをしてたりとか、子供に教育してる先生とか教師の方たちっていうのは、
やっぱりこのままじゃいけないってやっぱ思うんですよね。
今こそEQの教育が必要だっていうふうに思った方たちが、
すごい広めたっていうふうになってますね、台湾では。
社会を見たときに争い事があったりとか、
なんでしたっけ?ひまわり?
そうそうそうそう。ひまわり学生運動です。
ひまわり学生運動とか、前の時代にも私が会った関係者だと思うんですけど、
そいつは、なんか日本でいうと学生運動みたいな、
そういった争いがいくつかあったのを見てきた人たちが、
ちょっとこのままじゃ、この国ヤバいよねみたいな。
ふうに言って、じゃあ教育から変えなきゃね、
ポンポンから変えなきゃねみたいになってきたってことなんですか?
もっと前かな。
文化的背景と人間関係
もっと前?
ひまわりが学生運動があったのは2014年なので、結構最近なんですよ。
もちろんその時にもEQっていうのはすごい大事だとされてきたけど、
1995年とかなんで、もうすごい30年近く前ですね。
なるほど。
インターネットもまだない時代です。
その時代にやっぱり台湾で、独裁政権みたいな白色テロっていうのがあったんですけど、
人権とかが全部制限されてた時代が終わって、
これから民主的になっていこうってなった時に、
やっぱりその民主的な社会には、
相手の意見を対立してるだけじゃ前に進んでいかないから、
EQ大事だよねっていう風になっていったんだと思います。
なるほど。そっか。
歴史的文化的背景って結構大きいですね。
EQの教育と実践
めちゃくちゃ大きいですね。
実際じゃあ今の八重子さんは、
ご自身の生活の中でもEQをだいぶ活用されたいとか、
もしくは意識されて暮らしてると思うんですけど、
そのEQを使うにあたって一番気をつけてることって何ですか?
EQ高いアクションを取るって思った時に一番気をつけてることとかって、
どうやったらそれができるようになるのかなって。
本当にどうやったらできるようになりたかったか知りたくて、
本当この本を書いたんですよ。
いやなんかどうやったら私はEQを上げられて、
オードリー・タンさんまでは行かなくても、
隣にいる台湾人夫、隣で暮らしている台湾人夫みたいになれるのかな。
私に足りないのはずっと人間関係のトラブル、
いろんなトラブル起きてきたけど、私離婚も経験してるし、
でもEQが足りなかったんだってすごい思ってこの本を書いたんです。
気が付いた。
もう絶対に、私に絶対足りなかったのはこれなんだって思ったんですよね。
だからそこで一番EQを上げるために、
今私が大事にしている考えのいくつかのうちに、
例えば自分と他者の心理的な境界線、バウンダリー。
バウンダリーって今でも日本でいっぱい本とか出てると思うんですけど、
そこをあんまり考えないで、自分のことは自分で、感情は自分で処理するとか、
日本だとわかりやすく言うと、自分のご機嫌は自分で取るっていう言葉、
最近よく見ますけど、
自分っていう境界線がちょっとバグってたんですよね。
私がこんなに辛いんだからわかってよみたいな、
わかってよって普通にイライラせずに言えばいいだけだったんですけど、
させてくれとか、
こっちがこんなになってるんだから、お前が代わるよって、
お前のアクションを変えろみたいな。
聞くと本当恐ろしいですね。恥ずかしくて。恥ずかしいんだけど。
僕もそういうのはあるし、多くの人は多分耳に覚えのあることだと思うんですよね。
あとはあれですね、日本語で言うと思いやりになっちゃうんだけど、
思いやりって言うとはいはいって感じするんだけど、
台湾カゴでトンリシンって言うんだけど、道理の心って書くんだけど、
相手のことを思いやるというか、相手の立場からものを見る。
最近ね、ブレイディさんが他社の靴を履くっていう言葉が、
プットモスマンズブーチってやつですね。
そうそうそうそう、さすが。
僕も好きです、あの言葉。
私もあの言葉好きなんだけど、あれをまさに台湾カゴだとトンリシンって言うんだけど、
それですね、それが私全然できてなくて、自分のことしか考えてなかったんだけど、
他社の立場から物事を見てみると、なんで相手はこういうことになってるんだろうってね、
すごいなんかよく、私もいろんなところでイライラして爆発したりとかしてたんだけど、
台湾人夫とか台湾で子育てしてる子供たち、私の子供たちも、
なんか私がよく先生に対して、なんで夜9時にLINEで、
次の日にテイストしなきゃいけない宿題とか送ってくるの?みたいな感じで、
先生ちょっと、ちょっとそれはないよみたいなことを言うと、子供が、
いやいや、先生もたぶんすごい大変なんだよって。
めっちゃ大変なこともやってたんだけど。
30分ぐらいやったら終わるから、今からやるよ、みたいなこと言うんだけど、
やっぱその相手の立場に立って物事を考えられるっていうのは、すごい尊いなってね。
なるほど。すごいシンプルだけど、慣れてないと難しかったりもする感じですね。
だけど、誰かの、その人の視点に立って、今の状況みたいだから、自分自身を見つめ直すっていうのは、
シンプルだけど一番効果は確かにありますね。
その、なんかその、相手がこうするべきだにとらわれて、
先生がずっと宿題とか出して、夜9時とかに宿題出してきてって、ずっとイライラプリプリ怒ってることよりも、
うん、30分で終わるから、ちゃちゃっとやって、ちゃちゃっと寝て、楽しくしようみたいな方が、
すごい健康的だし、
なんか、台湾出版、日本の出版社の方が、なんかノートに書かれてたんですけど、
人間関係の悩みの少なさ
台湾人って人間関係で悩まないから、日本では、
めちゃくちゃ悩ましいですね。
そう、日本で出版された人間関係の本を台湾で売ろうとしたら、台湾の出版社の人に、
あ、あの台湾人に人間関係悩まないんだよ、その本はいいですって言われたって書いてあって、
すごいな、違う星の話みたいだな、そんなことあるんですね。
そう、でもそっちの方が、私たち人間関係にすごい悩んで暮らしてるじゃないですか。
一番深いですよね、そこが根っこにありますよね。
ね、でもどうしたら人間関係悩まないでいられるんだろうっていうのの、
夫婦関係がグラジオだから、すごい関連性はめっちゃあるなって私も思いました。
分かりました、ありがとうございます。
EKについていろいろお聞きしたんですけど、
八重子さんご自身が過去EQ低かったっておっしゃってたけど、
どういったことがあったのかとか、2回の結婚生活などについて、
ちょっとお話をお聞きしていきたいなと思うんですが、
一旦今回はここまでとさせていただいて、
次回に八重子さんご自身のお話をお聞きしていきたいなと思います。
よろしくお願いします。
ありがとうございます。
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