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アツの夫婦関係学ラジオです。このラジオでは、妻との関係に悩む男性向けに、夫婦関係改善のヒントになる発信をしています。
はい、いかがお過ごしでしょうか?お元気ですか?
今日はですね、よく夫婦で言われる、妻から言われる、
なんでさしてくれないの?って、よく言われる機会があるじゃないですか。
で、このなんでさしてくれないの?というこの妻の発言、
これがですね、そもそも察することとは何なのかということですね。
そして、じゃあ察するためにはどうしたらいいんだということについて、ちょっと詳しく今日は話をしていきたいなと思います。
はい、では今日もよろしくお願いします。
はい、では始めさせていただきます。第37話。
なんでさしてくれないの?妻にそう言われて困っているあなたへ、ということについてお話をしたいなと思います。
よく言われた方がいると思うんですよね。
喧嘩になった時とか、言い合いになった時に、なんでさしてくれないの?って。
さしてよとかって言われたりするじゃないですか。
こう言われた時にどう思いますか?
だって言わなかったじゃないかとか。
人の感情をどうやって把握するんだよ、目に見えないですからね、人の気持ちって。
だいたい察するって何なんだっていうのも思いますよね。
察するってどういうことなんだ、その定義は一体何なんだと思うじゃないですか。
この察することって一体何なんだと。
そして察するためにはどうしたらいいんだってことをちょっと詳しく話をしていきたいなと思ってまして。
で、そのことについてお話するときに、ちょっとまずお話したいのがですね、
僕が以前働いていた五福の販売店の販売員をしていた時代があったんですけど、
その時のことをちょっとお話したいなと思ってて、
着物ってすごい高いんですよね、何十万円何百万円もして、
簡単に買ってくれないので、その販売ストーリーっていうのを組み立てるんですよ。
お客さんがその着物に興味を持ってくれて買ってくれるまでのストーリー、
お客さんの心の流れっていうのをデザインするんですね。
これがですね、まさに感情のコントロールというようなすごい濃厚な販売手法なんですけど、
購買心理の8段階というのを耳にしたことってあります?
販売の仕事とかマーケティングでよく言われるんですけど、
注目、興味、連想、欲望、比較検討、信頼、行動、満足、
この順番にお客様の心理というのを階段を上っていく。
そうすると物を売りやすくなると言われているのがありまして、
この購買心理の8段階というのは僕、新卒で五福屋に入ったときに
徹底的に叩き込まれたんですね。
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これを実際の販売の現場に応用していくんですけど、
まず1ヶ月に1回ぐらい、サイジっていう販売会があって、
そこでお客さんを事前に名簿を集めておいて、
事前に連絡先を教えてもらったお客さんに対して案内をかけて、
来てくれた方に商品を販売していく。
そのときの流れなんですけど、
まずこの店の入り口にすっごい派手な着物を飾っておくんですよ。
客寄せ用みたいな感じなんですけど、
何百万円もするような豪華な着物を大きくババーンと飾っておくんですね。
そうすると来てくれたお客さんはワッて思うんですよ。
なんだこれって。
これが注目なんですね。まだ一番目の注目。
その後にお客さんが来てくださったんですね。
ありがとうございます。上がってください。お茶を出しますんで。
と言って、上がってもらってお茶を出して、
その後に着物に関するストーリーを話すんですね。
作家先生はどういう人で、
滅多にこの町になかなか来れないような人なんですけど、
今回特別に来てくださって、こうやってお見せすることができたんですよとか、
この着物はこういう風に作られていてみたいな細かい技法とかを説明して興味を持ってもらうんですね。
その後にちょっと試着してみませんかと言って、
奥の方にある試着用のまたちょっと高い着物があるんですけど、
それを着てもらって、
自分が着物を着たらどんな風になるのかというのをイメージしてもらうんですね。
その時にこれを着て、
例えば京都とか金沢とかそういったところを行ってみたら
すごいきっと素敵ですよという話をして、
着物を買ったことによって何が起こるかということを想像させるんですね。
これが連想です。
その後に、
じゃあありがとうございましたと。
実はマルマンさん用に取り分けておいた、
ちょっとお見せしたいものがあるんですよと言って、
奥の方からその方のためだけに取り分けておいた着物を持ってくるんですね。
だいたいその販売員って、
それぞれのお客さんのために特別にいつも取り分けておくんですよ。
販売会ってすっごいたくさん着物があるんで、
それを全部見てもらったら疲れちゃって、
何かが分からなくなっちゃって、結局買わないんですよ。
なのでその方に買ってもらうための着物を必ず用意しておくんです。
だいたい3つくらい用意しておくんですけど、
その中の1番、2番、3番というのがあって、
その1番を見せるんですね。
詳しく説明をして、試着してもらって、
その方に似合ってて、
その方にとっては買ってもいいかなと思うものをあらかじめ選んでおくので、
欲しいと思うようになってるんですね。
ここで欲望のステージに入って、
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ちょっと欲しいなと、いいなというふうになるんですね。
その後に比較検討で他の着物もお見せして、試着とかして、
もし買うとしたら、この中だったらどれがいいですかみたいな話をして、
実際に買うイメージを頭の中に描いてもらって、
購入まで持っていくんですね。
その後が信頼のステージになって、
だいたい販売員との信頼関係というのが既に出来上がっているので、
これ本当にいるのかなとか、
これ使うのかなとか、ちょっと高いなとか、
デザインちょっといまいち私の趣味じゃないみたいな、
という不安要素をどんどん潰していくステージになります。
その後に行動になっていって、
後押しですよね、ここで来ると。
作家先生が持ってきたオリジナルのセンスとか、
コマとかバッグとか、バッグというか、
巾着みたいなものですからね。
ああいうのを結構持ってきてるんですよ。
プレゼントしてくれるように持ってきてて、
そういうのをあげたりとかして、
購入の後押しをする。
もしくはめびきが好きな方とかもいるんですよね。
任せてやったというふうな感覚を味わいたいという方。
そういうのが好きな方もいらっしゃるので、
そういう方の場合はめびきに応じて、
それはさすがにそこだとかって言うんですよね。
それはちょっと考えますみたいな。
車の販売の試車の工場みたいな、
リーラーとかって結構やるんですけど、
そんな感じでちょっと考えるようなふりをしたりとかして、
運行の定時額の通りか、
それよりちょっと上回るんだけど、
まあまあ納得してくれるかなという金額を定義して、
負けたふりとか参ったふりをするんですね。
そうするとお客さんは、
このめびきをして自分は買ったという満足感を手に入れて、
自然に購入まで持っていくことができるんですね。
最後の満足はめびきをさせた満足感だったり、
自分が好きな販売のために買ってあげたという満足感だったりとか、
そういうふうになるんですけど、
ここで大事なのは、
お客さんが広盤シーンの8段階の中の
どこに今いるのかというのを見定める必要があるんですね。
もしかしたら今、例えば行動の段階、
行動のステージで、
本来だったらほぼほぼ購入することを考えているお客さんが
後押しをするステージにいるはずで、
サッカー先生とかもこれあげるわとか言っているんだけど、
実はお客さんの心の中では、
またちょっと欲望に火がついていなかったりとか、
比較検討はまだしている段階だったりとかするんですよね。
そういったお客さんの迷い、
迷っている気持ちとかにすごい敏感になる必要があるんですよ。
そこに敏感にならないと、
いらないから、本当にいらないから、
帰るからみたいな風になってしまって、
帰られてしまうんですよね。
ちゃんと今どこの段階にいるのか、
そのお客さんの感情は今どこにあるのか、
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今どういうステージなのかということを
すごい念入りに観察するんですよ。
これがすごい察知する力、
察する力というのをすごい最大限まで使うわけなんですけど、
ここで働いた経験で、
この察する力というのをすごい伸ばすことができたなと思ったんですよね。
お客様のサインを見逃さないということがすごい重要だったんですよ。
ちょっと長くなっちゃって、
夫婦関係に何の関係があるんだって思われているかもしれないんですけど、
結局僕が言いたかったのは、
サインを見逃さないということなんですよ。
幸福の販売で言うならば、
今日は本当に買うつもりないんだけどなとか、
強引でちょっと怖いなこの人たちとか、
本当はあっちのがいいんだけどな、
使い道なくないかな、
使い道ないよなとか、
値段じゃなくて用途の問題なんだよねとか、
ちょっと長くなって疲れてきたな、
お腹空いたなとか、
こういう感情って口に出してくれないんですよね。
なかなかほとんど出さないんですよ。
言わないんですよ。
言わないので、
お客様の表情とか、
言葉の端々に現れる感情のさざ波みたいなものを敏感にキャッチして、
自分の行動を変えていくんですね。
何かちょっと引いてるなと、
ちょっと引いてるなというときは、
無理矢理するわけではないので、
今日は楽しみましょうと言って、
好きなものいっぱい着せてあげるとか、
興味の段階、ステージまで一回降りるとかするんですね。
そういうふうにして、
どれだけお客さんが出しているかすかなサインに敏感になるかっていうのは
すごい重要だったんですね。
これがですね、
お客さん自身でも分からないことがあるんですよ。
気づいてないんですよ。
自分の感じには気がついてないことがあって、
何か分からないけど何か嫌な感じとか、
何でなのか何故かも分からないけど、
何かが違う気がすると思ってたりするんですよね。
この言語化できないこの感情を、
こちら側が言語化してあげて、
それに対して不安点とか不満点を一緒に潰していくと、
すごい絆が作りやすくなるんですよ。
これってあたしのこと分かってくれてるんだっていう実感を
すごく強く感じさせることができるんですよね。
自分でうまく言葉にできなかったこのモヤモヤが、
この人は分かってるんだと。
分かってくれてるんだと。
それを言葉にしてくれて、
理解してくれて、
共感してくれてるということで、
絆を作りやすくなるんですね。
一回絆が作れると、
あとはすごい商売ってしやすくなるんですよね。
これは本当に夫婦関係でも同じだなと思ってて、
妻が言う察してよっていう、
この察する力っていうのは、
妻のサインを見逃さない力のことだと僕は思ってるんですね。
例えばこの妻と会話をしていて、
何か言いたそうにしてるなと。
何か言いたそうにしてて、
でも何か言いづらそうで、
口こむったんだけど何も言わなかったなとか、
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あったりするじゃないですか。
あとはこちら側から話しかけてて、
話してるんだけど妻の表情が一瞬曇ったりとか、
あれ気のせいかなって。
あれ機嫌悪いのか。
あれ普通なら大丈夫かなみたいなことがあったりするじゃないですか。
それって大丈夫じゃないんですよ。
何かが引っかかってるんですよ。
何かが引っかかってて、
何が引っかかってるのか分かってる時もあるし、
自分でも分かってない時もあるんですよ。
これはこの変化に敏感になって、
サインを見逃さないようにすることなんですよね。
男性の場合って言葉にされたら分かるじゃないですか。
何かをしてほしいとか、これはしてほしくないとか。
だけどこういう感情って言語化されてないので、
言葉に出てこないんですよね。
分かんないんですよ。
僕ら男性って言ったか言わないかとか、
言った言わないってすごい敏感じゃないですか。
だけどこういうふうな言葉にできない領域に存在する、
漂っている感情というこの何か、
この存在感に気付けるようになると、
すごい妻との関係って良好になりやすくなるし、
絆を作りやすくなるんですよ。
僕もこういう言葉にするのが難しいんですけど、
本当に言語化されてない領域が存在するんですよね。
2人の間で会話をしていて、
一緒にいる空間の中での妻のちょっとした異変、
ちょっとした変化。
これに敏感になって、
これ今ちょっと嫌な顔をしたり、
ちょっと一瞬不安な顔をしたりとかした時に、
あ、大丈夫?
でもこれ別にそういうあれじゃないので、
別に無理に言ってるわけじゃないんだよとか。
大丈夫だったらって話だから、
君がちょっと大変だったら別にこれはいいんだよとか、
こっち僕がやろうかなとかっていう風に、
妻がちょっとでも見せた一瞬の変化というのを見逃さずに、
声かけをして畳みかけていくんですよ。
そうして向こうから言葉を引き出したりとか、
もしくはこちらからそれを言語化してあげたりとかする。
これの繰り返しによって、
信頼関係が築かれていって、
絆が作りやすくなるなって僕は感じてます。
はい、ということで今回はですね、
妻から察してよと言われて困っているあなたへということで、
察するとは一体何なのかと、
そしてその察する力はどうやってつけたらいいのか
ということについてお話をさせていただきました。
はい、いかがでしたでしょうか。
これでなかなかよく言われますよね。
なんで察してくれないのとか、
察してよとかって言われるじゃないですか。
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その真意、妻がその言葉を発する意味というのを
理解できるようになるとスムーズなんですね。
本当にこれって言語化されていない領域の話になるんで、
僕ら男性からしたら本当に分かりづらいんですよね。
分かりづらいんですけど、
妻が何を言ったか言わないかじゃなくて、
何を感じているか、
その妻を感情に注意して
接するようにすると、
そしてこちら側も声かけをして
妻の感情を引き出す形にしていく、言語化していくという
作業を繰り返していくと、
本当にこの絆が作りやすくなので、
妻との関係に悩まれている方には
ぜひ一度チャレンジしてみてはいかがかなと思います。
質問箱の方でご質問やお悩みなどを
募集していますので、ぜひそちらをお使いください。
じっくりご相談したい方には
ノートのサークル機能を使って
カウンセリングを行っています。
夫婦関係カウンセリングサークルという名前で行っています。
関係改善に向けて進んでいくと
すごい辛いことがいっぱいあるじゃないですか。
何をしていいのかなとか、落ち込んだりとか
妻の反応がずっと悪いままで
ちょっとこれ続けられない、心が折れそうだということがあると思うんですね。
そういう時に僕が一緒に伴奏をして
何をどうしていったらいいのかということを
一緒に考えていくという形になっていますので
ご興味がある方はぜひそちらもお使いください。
というわけで今回も最後までありがとうございました。
それではまた。