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ラグビーのワールドカップが盛り上がっていますね。
Googleでラグビーワールドカップと検索すると、
試合の日程や結果などが別枠で出てくるので、そこで情報を見ていました。
先日、iPhoneのアップストアでラグビーで検索して、
どんなゲームがあるのかなとか見ていたら、
ラグビーワールドカップ2019の公式アプリがあったので、それをインストールしました。
そのアプリだと、Googleの情報ではなかった試合会場や、
どこのテレビ局で放送するのかも表示されていて便利です。
これ、ラグビーワールドカップ2019の公式サイトがあって、
そこと基本的には情報は同じですし、
公式サイトもちゃんとパソコンから見たらパソコンできれいに見れて、
スマホで見ればスマホできれいに見られるようになっています。
ということで、今回はサービスを提供する側からして、
今のこのモバイル時代にアプリで提供するのがいいのか、
スマホに最適化したスマホ用サイトがいいのかといった話をしたいと思います。
アプリはインストールさえしてもらえれば、
次からはそのアプリを立ち上げるだけで自分たちのサービスにユーザーが来てくれますし、
通知を出すなど通常アプリじゃないとできないこともあります。
ただ、このアプリを入れてもらうということは結構ハードルが高いと思っています。
私は結構アプリを入れる方なんですが、
それでも信頼できる開発元のアプリじゃないと入れるのをちょっとためらいますよね。
そして世の中の多くの人は、あまりアプリを入れないように感じています。
IT勉強会をやっていて、じゃあアプリを入れましょうと言って、
すんなり入れる人もいるんですが、
アプリを入れたことがないような人も多くて、
手伝ってあげて、いざ入れようとしたらパスワードがわからないとか、
そういうことが結構あって、
アプリを入れてもらうというのは大変なんだなということを実感しました。
あと、アプリ開発は従来のウェブの開発とは違う技術が必要で、
開発コストもかかりますし、
iPhone用、Android用を別々に作らないといけないというのも大変なところです。
また、サービスをアプリだけで提供すると、
ブラウザで検索して見つけてもらうとか、そういうルートがなくなってしまうので、
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結局はラグビーワールドカップみたいに、
サイトがあってパソコンでも見れて、スマホからも見れて、
そしてアプリもある、ベースになっている情報は全部同じと、
そういう作り方に行き着いてしまうんですね。
ウェブサイトを作るときの技術で、
レスポンシブウェブデザインという言い方で、
データ上は一つのウェブページなんだけど、
ブラウザのウィンドウのサイズによって見た目を調整するという技術があります。
今はそれが主流で、ラグビーワールドカップのサイトもそうなんですけども、
じゃあアプリなしでそれでいいじゃないという気もすると思います。
ところが実はプログレッシブウェブアプリ、略してPWAという技術があって、
ウェブサイトにアプリっぽい機能を持たせることができるやり方があります。
実はツイッターのモバイル版はプログレッシブウェブアプリになっていて、
ホーム画面に追加してそこから起動するとアプリっぽく使うことができるんですね。
iPhoneの場合だとサファリでツイッターを開いて、
共有メニューからホーム画面に追加でホーム画面にアイコンができるのでそこから起動します。
そうするとまずブラウザーのナビゲーションが出ないで、
フル画面でウェブページが開いてアプリっぽく表示されるんですね。
ただ実はこれはプログレッシブウェブアプリが出てくる前からiOSにはあった機能です。
プログレッシブウェブアプリだとネットにつながってなくても使える。
プッシュ通知ができるというのがメリットになります。
ただ今のところiOSではプッシュ通知が使えないなど機能が制限されています。
ということでスマホが前世の今サービスを提供するのにアプリがいいのかスマホに最適化したサイトがいいのかという話で、
実はプログレッシブウェブアプリというのが良さそうですよという話でした。