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アップルポッドキャストがブラウザー上で使えるようになりました。
これまでは、アップルポッドキャストでポッドキャストを聞くには、
iPhone、iPadやMacのアプリを使って聞く必要がありました。
それがブラウザーで聞けるようになったということで、
WindowsやAndroidを使っている人でも
アップルポッドキャストが使えるようになったということだと思います。
もちろん、ポッドキャストは共通のフォーマットなので、
いろんなツール・アプリで聞けるのがポイントなので、
別なツール・別なアプリを使えば、
WindowsでもAndroidでも、これまでもポッドキャストを聞くことができたわけです。
ただ、ポッドキャストのこの番組をお勧めしますとか、
このエピソードを聞いてねという時に、
リンクで教えたほうが確実ですよね。
その際に、アップルポッドキャストのリンクで知らせると、
WindowsやAndroidの人には聞けないかもしれないという心配があったのが、
今後は大丈夫だろうと。
アップルポッドキャストのリンクをシェアしやすくなるということが、
今回の大きなポイントかなと思います。
アップルポッドキャストの登場から12年の時を経て、
ついにChrome、Edge、Firefox、Safariなどで利用可能になったということです。
新しいブラウザとして話題のArcブラウザでも動くという記述も見かけました。
じゃあ、アップルポッドキャスト上のポッドキャストのエピソードのリンクを
共有した時にどういう挙動になるかを調べてみました。
MacのChrome上でXを見ていて、
Xの投稿の中にアップルポッドキャストのリンクがあった場合、
これまではアプリで開いていたはずですが、
試してみたところ、ブラウザ上でアップルポッドキャスト上のエピソードが開きました。
一方でMacのSafariの場合は、Xの投稿上のリンクを押した場合、
アプリでアップルポッドキャストが開きました。
Mac版のSafariでアップルポッドキャストを開くことはできるんですが、
エピソードを再生したりできるんですが、
やっぱり基本的にはアプリを使ってほしいということなんでしょうね。
なので、たぶんSafari上でアップルポッドキャストのエピソードのリンクをクリックした時には
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アプリが開くという仕様なんだと思います。
また、iPhoneのXのアプリを使っていて、投稿の中にリンクがあった場合、
これもポッドキャストアプリでリンク先のエピソードが開きます。
リンクをタップすると、一旦アプリ内ブラウザで開いて、
このページをポッドキャストで開きますかで開くかキャンセルを選ぶダイアログが表示されるんですね。
ポッドキャストで開きますかというのは、ポッドキャストアプリで開きますかという意味ですね。
そこで開くを選んで始めて、アップルポッドキャストでリンク先のエピソードが開くことになります。
今度はブラウザのアドレスバーにアップルポッドキャストのリンクを貼り付けた場合の話です。
これはマックではサファリもクロームもそれぞれそのブラウザ上でリンク先のエピソードが開きます。
またiPhone版のChromeではリンクをアドレスバーに入れれば、Chrome上でポッドキャストのエピソードが開いて再生することができます。
このChrome上でのアップルポッドキャストのエピソードの再生ですが、バックグラウンド再生に対応していました。
アプリを切り替えたり画面を消しても再生は続きます。
iPhone版のサファリの場合はアドレスバーにリンクを入れてもこのページをポッドキャストで開きますかのダイアログが表示されて
開くを選ぶとポッドキャストアプリでエピソードが開きます。
そもそもiPhone版のサファリ上ではアップルポッドキャストのトップページのリンクを入れても
Chromeとかパソコン版のようにブラウザ上では開いてくれませんでした。
iPhone版のサファリではweb版のアップルポッドキャストは使えないとそういうことになっているようです。
ポッドキャストを聞いている人は再生速度を変えて聞いている人も多いと思います。
この私のポッドキャストも基本ゆっくりめに喋っているので
時短して効率的に情報を収集したいという人には1.5倍ぐらいで聞いてもらってもいいと考えています。
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ところがブラウザ版のアップルポッドキャストは今のところ速度の調整ができません。
速度の調整はポッドキャストを聞く上で結構重要な機能だと思うので早く対応してほしいと思います。
なお、アップルポッドキャストは自動文字起こし機能、自動トランスクリプト機能というのが今年の3月から利用できるようになっているんですね。
Apple Musicの歌の歌詞みたいにポッドキャストで喋っている内容が文字で読めるというものです。
ただしこれはまだ日本語には対応していません。
英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語に対応しているようです。
iOSの17.4から使えるようになった機能なんですが
この機能はまだiOS以外の環境、Mac版のポッドキャストアプリにも今回話題にしているWeb版のアップルポッドキャストにも対応はしていないそうです。
このポッドキャストの自動文字起こし機能が日本語に対応してWebブラウザ版にも対応して
キーワードで検索してポッドキャストのエピソードを探せたり
ポッドキャストの中でそのキーワードに関することを喋っている部分をピンポイントで再生できたりするようになると
ポッドキャストの聞かれ方もちょっと変わってくるのかなと思いました。
今でも日本のサービスのListenでポッドキャストの文字起こしが提供されています。
Listenはポッドキャストを配信している側が文字起こしを公開するのかしないのかを選べる親切な設計になっています。
アップルポッドキャストでは自動文字起こしを拒否できるのかどうかは調べてませんでした。
このListenというサービスを以前このアシカガキャストで紹介した時にも話したんですが
やっぱり音声として提供しているポッドキャストを文字起こししてテキストで読めるというのは良い点もあれば悪い点もあると思います。
このアシカガキャストのように情報を伝えたいというポッドキャストにとっては文字起こしでテキストでも見れる
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キーワードで探せるというのは少なくとも情報を探している側、受け取り手側としてはメリットの方が大きいと考えています。
一方で掛け合いが面白い、複数人で喋っている空気感がいい感じみたいなポッドキャストの場合は
やっぱり音で聞いてほしいという作り手の思いは大きいと思います。
あと以前も話しましたがやっぱり文字として一部だけを切り取られてそこを拡散されると誤解を招いたり炎上に繋がったりとかそういう可能性が増えてしまいますよね。
炎上しにくい気軽に発信できる多少言葉が間違ってたりおかしな言い回しでも雰囲気で何とか伝わるみたいな部分が文字起こしされるとなくなってしまうという心配はありますね。
最後、ポッドキャストの文字起こしの話が長くなってしまいましたがウェブブラウザ版のアップルポッドキャストがついに登場したという話でした。
今回は以上です。あしかがこうじがお届けしました。
キャストあしかがー!