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おはようございます、あさひです。
このチャンネルでは、ADHD当事者でうつ病診断も受けている僕が、営業職としてどのように働いているかを発信しています。
今日は、うつ病になったことで得たもの、よかったと思えることについて話していきたいと思います。
結論、これは寛容性というものが得られたと感じています。
基本的には、うつ病になってよかったと思えることはほとんどないのですが、
唯一、これだけはこの状況に陥っていなければ、もしかしたら人生で知ることがなかったのではないかという感覚です。
そもそも、ADHDが発覚して、自分の短所が改めてあらわになったとき、
じゃあ逆に自分の長所はどんなところだったんだろうかというふうに自己分析を改めてしました。
自分の短所は異常なほどのケアリスミスの多さ、日々の営業にまつわる書類だとか、営業数値に関する部門だとか部分だとか、
具体的にはファックスの送信間違いだったり、注文書の書き間違いだったり、そして大事な商品の納品間違いなど、日々いろんなミスをやっていました。
これがADHDである自分の短所で、もはやこれは変えることのできない、一生消していかなければいけないところなんだなと改めて感じたところ。
これは今更ショックではありませんでしたけど、これはもう付き合っていかなきゃいけないんだなと改めてわかりました。
逆に得意だと思える部分として、一つのことにかなり注力して、加集中してやり遂げられる、やり切る力を持っている。
これは自分の得意な部分です。
しかしうつ病になってしまうと、バイタリティというか活動量、自分の行動力、時には衝動性も生かして、いろんなところにチャレンジする力も持ち合わせていましたが、
うつ病になってしまうと、この辺の行動力が一切なくなってしまいます。
気力も体力もすべてが失せてしまって、何もする気が起きない、朝起きられないという状態になってしまいます。
それによって自分の長所が完全に打ち消されてしまう。
その時、自分に果たして生きている価値はあるんだろうかという風な思考ルートをたどって、
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おそらく多くのうつ病を患った人が生きる目的を失ってしまったんじゃないかなという風にその時身をもって体験しました。
自分の良いところさえも消してしまううつ病、これをすごくすごく恨みましたが、
逆に端緒を改善することというのは非常にコスパが悪いことなんだなというのも改めて気づきました。
自分の端緒を克服するぐらいだったら、長所を伸ばした方が圧倒的に成長速度は速い。
これに気づき、もし自分に部下ができたり、後輩ができたり、実際後輩はいますけど、
そういった人たちに自分が指導する場面が来たとしたら、
まずは端緒を伸ばすことを最優先してアドバイス、助言をしていったら一気に成長してくれるんじゃないかなと、そんな風に気づきました。
誰しも苦手なことっていうのはあります。苦手なことを毎日指摘しても苦手なものは苦手なんで、
そう簡単にはうまくこなせない。だから人それぞれ得意なもの、得意な分野、得意なスキルというものが持っていると思うので、
まずはそれを生かしてもらって、みんなが得意なものを生かし合えば、同じもの、同じ事柄が得意な人って厳密にはなかなかいないと思うので、
それぞれスポーツで言えばサッカーだったらシュートが得意な人がいれば、ディフェンスが得意な人もいる。
それぞれ得意なものをうまく組み合わせれば素晴らしいチームになる。
端緒はみんなで補い合えばいい。そんなチーム構成が理想像として自分の中で浮かび上がりました。
きっと端緒は本当に手を付けるのは最後の最後でいいんじゃないかなっていう風に思います。
いくら長所を伸ばしても、この分野ではどう頑張っても自分はもう成長できない。
この分野ではもう絶対に勝てない相手がいる。
そうなった時に初めて、よしそうなったら端緒をどうにかしてやろうという風な気持ちが芽生えて、
どうにか端緒と向き合う、そんな状況になるんだと思います。
そこで端緒を補うためにどうしたらいいか、周りに助言を求めてきたり、
何か手を差し伸べるタイミングが来た時に自分にできる指導をしてあげればその人は伸びるんじゃないかなという風に思います。
つまり苦手なことがあったっていいじゃんっていうのが僕が考える端緒性です。
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どう頑張ったってできないことはできないし、苦手なものは苦手だし、
なんせ自分がそうなんだから周りの人だって苦手なものがあるっていう状況を受け入れることができる。
これがいろんな意味で、よく言えば寛容性だし、悪く言えば諦めの苦労かもしれませんけど、
そうやって組織作りや子育てに関してもいろんなところでコミュニケーション力が生かされてくるのかなと、
そういう気持ちが土台にあってこそ初めて人と人との関わりでいろんなスキルが生きてくるんじゃないかなという風に思いましたので、
これはうつ病になって唯一自分が得たもの、逆にこれだけは絶対忘れてはいけない。
これを忘れたら自分がうつ病になった価値すらもそれすらも無駄になってしまう。
絶対に忘れてはいけないマインドだなという風に思ってこれから後輩指導だとか、
自分の子供に対して接していきたいなと考えています。
皆さんの得意なこと、不得意なこと、それぞれ何でしょうか。
なかなか普段考えることはないかもしれないです。
だけどこれをやっていると、逆にこれをやってしまうと調子が悪くなる。
あまり得意じゃない。先送りしてしまう。
そんなことから考えることもできると思います。
予定としてこれが入っているとウキウキする。楽しくなる。それはおそらく得意なこと。
予定としてこれが入っているとなんだか憂鬱になってしまう。
いつもだいたい先送りしてしまう。そういうものはだいたい苦手なこと。嫌いなこと。
一層の苦手なことは誰かにお願いしてやってもらうというのも一つの手だと思います。
お金を払ってでもやってもらう。だって苦手なんだから。
という思考でもこの際いいんじゃないかなと。
ADHDの経営者の方はよく優秀な秘書だとか、きっちり作業をこなせる人を
身近に置いているケースが結構あると思います。
自分は事業構成だとか対外的なやり取りに専念する代わりに
スケジュール管理だとか書類だとかそういったもの、経理だとか事務だとかは
別な優秀な人間にお願いする。そういうふうに自分の苦手なものは
外に出してアウトソーシングして自分が本来注力するべきことに注力する。
それが人生を過ごす意味でも生きる上でも有意義だし、
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たぶん生きていて毎日楽しいんじゃないかなというふうに思うので
改めて得意なことと苦手なことをきっちり自分自身が把握して
向き合っていくといいんじゃないかなと。
そして自分自身よりももしかしたら周りの人間の方が
自分について詳しいことがあると思います。
ADHDやASD、発達障害をお持ちの方は
得意なことと不得意なことがかなり極端だと思うので
ここを把握すれば逆に得意なことを思いっきり生かせるようになると思います。
ある意味開き直って得意なことに集中して
その分野で無双状態にしてしまいましょう。
ある特定の分野ですごい成果をあげれば
仮に苦手なことがあって周りに迷惑をかけても
あいつはあそこでこれだけ結果出してるからなっていう風に見られるので
簡単に首を切られるっていうこともしにくい状態が作れます。
僕も一定の営業成績を出してるので
多少ケアレスミスしてもなかなかやめさせられないんじゃないかなと
いやわかんないですけど
そんな風に思ってるので
それはそれで一つの生き方
自分の使い方というか
周りへのアピールの仕方
スポーツで言えばサッカーで言えば
あいつはシュートは下手くそだけど
パスのセンスは半端じゃない
っていう風になったら大事なところで
パサーとしてキックを蹴るチャンスが来るかもしれません。
ここ一番でディフェンダーとして投入される
後半の勝負の場面とかあるかもしれません。
自分の特徴をぜひ把握してみてください。
毎日考え続ける価値もあると思います。
ではまた