1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
  2. Vol.16「一見違うものでも、実..
2016-07-14 40:00

Vol.16「一見違うものでも、実はすべてがつながっている。」

パリ在住のアロマトローグ、Tomomiさんにインタビューをしました(第2回)。医療関係者ではない立場であえてとびこんだ、そのプロセスや苦労話などをうかがいながら、アロマトローグになるまでの軌跡や、フランス人のコミュニケーションスタイル、日仏ダブルカルチャーの教育についてお話をうかがっています。オープニングでは、水泳の習い方が、根本的に日仏ではまったく違うという話をしています。


00:15
こんにちは、あきです。
今日も、パリから学んだ「ブレない自分の作り方」の時間がやってまいりました。
今日もさゆみさん、どうぞよろしくお願いいたします。
お願いいたします。
7月ということで、夏が来ましたが、
はい。
子供をね、プールを習わせてるんですよ。
で、ずっと見てて、
日本の水泳教室と、フランスの水泳教室では、
まるでやり方が違うっていうことに、衝撃を受けたんですよ。
フランスのやり方というのは?
フランスのやり方は、まず日本だと、お水に顔をつけてみよう、みたいな感じから始まるじゃないですか。
そうですね。水になれよう、みたいな。
顔つけられてないと泳げないよね、みたいな、そういう前提じゃないですか。
まず顔がつけられるようになりましょう、みたいな。
だけどフランスって、ちっちゃい子の場合は両腕とお腹に浮き輪のようなベルトを締めて、
水深2メートルにボン!
いきなり大きな大人用のプールです。
それも足絶対大人もつかないようなプールに投げ込むというわけじゃないけど、
入ってとにかく泳がせる。
完全スパルタ、スパルタって言ったら変だけど、
その顔つけましょう、みたいなのはいいから、顔つけなくてもいいから。
泳げなくても飛び込めさせてますよね、確かにそういえば。
浮き輪があるから大丈夫だから、とにかく手を動かし足を動かし、
前に進んでみよう、みたいな感じがまずやっぱり、
水深2メートルかいきなりって思ったのと、
あと思ったのは、まさゆみさんもお気づきだと思うけど、
フランスは絶対平泳ぎから始まる。
まず平泳ぎの足から教えるんですよ。
その時にどういう教え方をするかというと、ほら、まずカエルのポーズをとらせて、
そのカエルは、まずカエルのポーズ、カエルの足をやらせて、
その後足を伸ばして広げる形にするんだけど、
それはエッフェル塔の形。
なんかちょっとフランス的、カエルって言うとフランス感じにするよね。
フランス人のことをイギリス人ってカエルって言ってるんですよ。
なんで?
なんかそういう話を聞きました。
イギリス人はフランス人のことをカエルって言ってる。
カエルって食べるのかな?
03:00
そうだと思います。
伸ばすと、足を伸ばすとエッフェル塔。
すごいこれ。
伸ばして、最後ほら足を閉じるじゃないですか。
そこでハサミ。
だからカエル、エッフェル塔、ハサミの足の練習をさせるんですよ。
それをまず陸上というか陸の上で座ったまま足の形を練習させて、
で、ボーンと投げ込む。
足やってみようみたいな。
すごいですね。
バタ足から入るじゃないですか、日本だと。
私、去年日本に帰った時に子供たち、日本のスイミングスクールに入れたんですけれども、
まずバタ足、ケノビ、それからクロールになっていきましたね。
平泳ぎではなかったです。
平泳ぎはその後ですよね。
まだ後ですね。
だからフランスは平泳ぎ。
で、その後はひっくり返って背泳ぎ。
クロールは本当に最後。クロールとバタフライは最後なんですよね。
そうでしたね、そういえば。
だから結局息継ぎは後なんですよ。
息継ぎはもう本当にレベルが高くなってからで、
平泳ぎだったら水深2mだと顔を上げても泳げるので、
その状態で泳がれる。
で、背泳ぎも全然顔を上げたままで泳げるから、
水に顔つけなくてもいいじゃないですか。
それも一理あるといえばありますよね。
ありますよね。
で、前回日本の学校に入れた時に先生に、
日本の学校の先生に、
うちは平泳ぎしかできません、という話をしたら、
いや本来は、そっちのが私は理にかなっていると思います、
って日本の先生がおっしゃったんですよ。
なぜかというと、水泳の教育っていうのは長く泳ぎ続けるっていう。
例えば、非常事態のために海で泳ぎ続けなきゃいけないとか、
そういうことを考えると、
平泳ぎのような絶対エネルギーを消費しないで長く泳げるじゃないですか。
だから平泳ぎから教えるっていうのは案外いいかもしれませんね、っておっしゃっていて、
あ、なるほど、じゃあそういう視点でフランスでは平泳ぎを教えているのかな、
っていいほうに解釈したんですけど、実際はわからないんですよね。
でも面白いですね。
それちょっと調べてみたいですね。
なぜそういうふうに教えるようになったのかというね。
だから日本もなぜじゃあバタ足から教えるようになったのかっていうのは、
もしかしたらきっと。
それぞれの考えがあるんじゃないかなと思って。
だからフランスにいる子たちは、特にうちの子たちはクロールはできない。
普通でもできないと思います。
うちの子が学校で、学校のプールの時間に私をつき添いで行ったんですけれども、
これフランスの場合?
フランスの小学校ですね。
つき添いで行った時に、やっぱりクロールできる子ってほとんどいなくて、
06:02
いきなりうちの子だけが息継ぎしながらクロールしてるのを見て、
先生はびっくりされてたので、
どうして?日本の学校で、日本のスイミングスクールで習ったの?
クロールはもっと上のレベル?
息継ぎなんてまだまだ後のことなので。
そうですよね。
ということで驚かれてましたね。
そういう意味ではフランスでは平泳ぎから入る。
カエル、エッフェル塔、アサミ。
やっぱり平泳ぎというのはフランス的な。
そうなんですかね。
カエル、エッフェル塔。
例えがね、笑っちゃったんですけど。
すごいなと思って。
だからこれはフランスの特徴だなと思って。
他の国はどういう感じなのかも聞いてみたいなと思ったんですけど、
フランスのちょっとしたカルチャーの話を話してみました。
それでは本編スタートです。
今回はトモミさんのインタビュー第2回目です。
前回はアロマトローブとしてフランスに来てからの話と、
フランスでの魅力っていうかフランスで生活していくためにどんなことが必要かっていうところをお話しいただきました。
前回いかがでしたか?さゆみさん。
前回、トモミさんのおっしゃってたフランス人に可愛がられる。
これの大切さに改めて気づきました。
やっぱり可愛がられないとこの国では色々損をしていじめられる。
自分が辛い思いをすることになるので、
やっぱり人に、フランスでフランス人に可愛がられることっていうのはこの国で生きていく醍醐味なのかなという。
受け入れられていくってことですよね。
社会に入っていくっていうフランス社会でどう生活していくか。
リジェクトされないでちゃんと社会の一員として生きていくってことですよね。
今日は2回目でアロマの話も伺ってますし、
最後ちょっと教育の話も伺って終わってますのでぜひお聞きください。
日本語を専攻されて、出た後どんなことをされたんですか?
出た後、学生時代、在学中から通訳とかコーディネーターみたいなことをして、
日本のお客様で展示会に商品を展示するっていう時のスタンドでの通訳とか、
あとはその時のカタログをフランス語に直すお手伝いとか、
あとはガイドブックを作る、パリのガイドブックを作る。
日本語で作る場合のってことですね。
お手伝いをしたりとか、そういうことをしています。
09:00
どれくらいやってたんですか?
今も続けてるんですけど、
そうですね、もう10年くらいになるでしょうか。
気づいたら10年になってましたみたいな。
あれ?2016年ですよね。
そうですね、2016年ですよ、今。
10年くらいやってます。
やってますね。
じゃあそこの中で、アロマとのアロマセラピーといわゆる、
フランスっぽいアロマと出会ったきっかけって何だったんですか?
アロマと出会ったきっかけは、
パリに来て3年くらい経った時に、私すごい肌荒れをしたんですね。
原因が全然わからなくて、その頃はちゃんとお医者さんもいてたし、
いわゆる普通のお医者さん?
うん、普通のお医者さんに行って、
皮膚科で処方されたお薬、ステロイドが入ったお薬とか、
いろんなことを試したんですね。
だけど治らなかった。
幸いステロイドも効かなかった。
それで、食べるものがきっと良くないんじゃないかっていうので、
食生活が変わってきてると。
そうですね。
で、食べ物を全部オーガニックにしたりとか、
マクロビオティックっていう食糧をしたりとか、
いろいろしたんですけど、結局劇的に治ったのが、
西洋を使ったクリームを手作りして、
自分で作ったんだ。
それがすごく効いたのと、
あとは原因が水っていうことがわかって、
フランスの水。
シャワーヘッドを変えたんですよね。
香水の水をシャワーヘッドを何?
軟水にした?
うん。軟水に近づけるシャワーヘッドっていうのがあって、
で、それの2つで劇的に変わったんですけど、
水だったってことかな?
水が原因でした。
で、水が原因なんですけど、やっぱり水はなくてはならないものなので、
出汁で過ごすわけにいかないですよね。
で、シャワーヘッドもやっぱり全部ゼロに、
香水を完全に軟水にすることはできないので、
多少自分の疲れてる時とか免疫力が落ちてる時とかって、
たまに繰り返すんですよね。
で、市販の化粧品が私怖くて使えなくなって、
で、自分で全部作るようになった。
その精油とクリームとかを自分で作るようになった。
で、ずっとそうやって自分で、自己流でアロマをやっていたんですけど、
自己流でやってたんだ?
そうですね。
なんか本を読んだりとかネットを調べたりとかして、
で、自分のために自分で使ってた。
で、さっきの通薬コーディネーターの仕事っていうのが、
毎日ではないんだけれども、
12:00
仕事が入ると結構午前3まで朝早く出かけてっていう。
もうバーッと集中して時間が朝から晩までっていう感じになりますよね。
で、その仕事がゆくゆくは絶対にしんどくなるし、
結婚して子供ができてっていった時に、できなくなるんではないかと思って、
で、何か自分のリズムでできる仕事を考えた時に、
やっぱりアロマテラピーっていうのを、
私は自分で自己流でやったりしてるので、
これをちゃんと勉強しようと思ってフランスの学校に入りました。
それはコーディネーターとか通薬の仕事をしながら、
同時変更で勉強も始めた?
そうですね。
それはどれくらいの期間やる勉強だったんですか?
この間調べたんですけど、
1年間のコースで、
1年間といってもバカンスのある2、3ヶ月はないんですけど、
ダンスですからね。
で、月に3日間集中の講義で、
で、たぶん140時間くらいかな。
全部で。
1年間。
そういうコースでしたね。
じゃあ月に3日間だけ行くっていう。
で、あとは自分で勉強したりはしなきゃいけないけども、
学校自体は月に3日間で、
要は10ヶ月くらい続ける。
1年間もあるコースだった。
そうですね。
なので皆さん社会人の方が仕事をしながら来てる感じで。
で、皆さんはどういう目的でしてる方が多かったんですか?
一緒に勉強してる時の人たち。
クラスメイトは最終的に10人くらいだったんですけど、
最終的にっていうのは最初はいっぱいいたってこと?
最初はもうちょっといたかな。
最終的に10人くらいが、私以外みんなもちろんフランス人で、
かつ、医療関係者でした。
つまり、もともと医療従事者で、プラスアルファでアロマを取り入れたり。
そうですね。
例えば薬剤師さんの方が、薬局で精油が買えるんですけど、
アロマテラピーのことは全然知らないんですよ。
で、多分本が置いてあって、それを見ながらお客さんに対応してるんだけど、
自分ももっと知りたいっていうので来ていたりとか。
あと面白かったのは、スイスからいらしてる方が、
その方はお医者さんじゃないんだけれども、馬とかの獣医さん。
あっ、そっちの方便だったんですね。
そのグループでそういう仕事をしてる方。
で、馬とか、動物にもアロマテラピーを使えるっていう。
そういう方とか、あとは理学療法士の方とか。
あっ、そっちね。
15:00
そうですね。
じゃあ、ともみさんだけ?
だけ。
医療関係者じゃなかった人。
そうなんです。最初の日、みんなで自己紹介するときに、
誰もが、このアジア人はフランス語がしゃべれるんだろうか?
なんでいるんだろうか?っていうところから始まり、
で、私も自己紹介で、今まで趣味でやってたんですけど、
ちょっと興味があって勉強してみようかなと思って、なんていうもんだから。
みんなは?
みんな、えーっていう目で見られましたけど。
かなり特別な部類というか、そこから入ってくる人としては珍しい?
いないでしょうね。
みんなやっぱり基本さっきの、最初におっしゃったように、
医療の中でっていう位置づけが大きい?
そうですね、なんかブラッシュアップするためにっていう方がほぼ。
やっぱりじゃあ、医療のベースを知識として持ってない人が入ってくると、大変なことになります。
ですよね。
そっから勉強したこともいっぱいあるんですか?
そうですね。
で、最初の授業から、先生も男性だったんですけど、
フランスのアルマテラビーって本当に理系のものなので、
そうですよね、科学ですよね。
やってる方は男性が多いんですよ。
そうなんだ、なんか女性、やっぱりマッサージとかリラックスって思っちゃってるから、
女性が多いイメージがあるけど。
習いに来てる方は女性が多かったんですけど、
でも先生は、
先生はみんな男性の方。
で、最初から科学の話で、
フランス語で聞くわけですよね、科学の話を。
で、ちょっと日本の本とかで予習をしておいたので、
きっとあれのことを言ってる、きっとあれのことを言っている。
予測から始まってる。
で、辞書、電子辞書を持って行ったんだけど、
持ってないんですよね。
専門的すぎてね。
結構その1年間って苦労、勉強相当されました?
そうですね、相当しましたね。
もともと医療関係じゃないので、
その知識として解剖学とかそういうものもなかったから、
日本の本をいっぱい買って、
で、フランスの解剖学の本も買って、
照らし合わせて。
で、私自身は通訳とか翻訳とかそういうことをやってるので、
言葉と言葉の翻訳っていうところから始めて、
じゃあその言語をやってたのは全く無駄ではなかった?
無駄ではなかった、本当に。
逆にやってて良かったかもしれないですよね。
やってて良かったです。
でも、自分の中でそのアロマの勉強をしていきながら、
これをやっていこうって決めてたのは、
もう初っ端から?
そうですね。
もうじゃあやるっていう前提で、
あまりにも難しくて、やめたいとかそういうのはあんまりなかったですか?
18:00
すっごい楽しくて、
あ、そうだったんだ。
で、またここまでの骨の名前を覚えたらちょっと達成感があった。
なるほどね。
フランス語で全部覚えなきゃいけないから。
そうですね。コツコツとやっていくのが好きでしたね。
好きだったのね。
楽しかった。
で、知識も深まっていくし、
じゃあそれを終えられて、
じゃあアロマトローグとして独立というか仕事にし始めた時、
なんかご自身でどういうスタンスでやっていこうとか、
それを決める時に大変だったこととか。
そうですね。
日本に比べてフランスにはアロマテラピーをやってる人たちの教会とか、
例えばアロマテラピー検定とかそういうものがないんですね。
ない。資格試験みたいなね。
ただただ私はある学校に行って、
カリキュラム終わりましたっていう最後の口頭試験と筆記試験が一応あったので、
それでお免除はもらってるんですけど、
だからといってこのフランスの世界でこれがあれば大丈夫みたいなのはないし、
資格じゃないってことですね。国家資格とかとは違うっていうのは。
そうですね。なので、お手本にするものがない。
やってる方も日本の方ではいらっしゃらない?
聞いたことがない。たぶんやってらっしゃる方はいると思うんですけど、
私はお目にかかったことがなくて。
じゃあ全部一から出来ずに積み上げていくっていう感じだね。
やっぱり私ができることっていうのは、通訳とか翻訳をやってたっていうことが一番強いので、
日本でいうアロマセラピストみたいに施術をするとか、
そういうのではなくて誰かを治療するとか、
それも医療関係じゃないのでできないですし、
それよりもフランスのアロマテラピーっていうのを日本語に訳して
フランスの方に伝えるっていうのを一番やっていこうって。
なるほど。だから日本の方にいわゆる本場のアロマの実情だったり、
そういう知識を伝えていくっていう研究家みたいな位置づけなんですかね。
そこはぶれないようにというか、やっぱり医療の方に行けないし、行ってはいけないので。
そこがやっぱりちょっとはっきり境界線ができてる国ですよね、そういう意味ではね。
今はこういうことをされて、今どれくらい?
レッスンを始めてから2年経ちました。
21:00
ちゃんとサロンもオデオにあって、自分のサロンもあって、
フランスに住んでらっしゃる日本の方に教えてらっしゃるっていう感じなんですけど、
今後ってもっと広げていきたいなとか、ともみさんがやっていきたいなってことは何かあります?
やっぱり日本の方にフランスのアロマテレビ現状をお伝えしたいっていうのがすごくありまして、
ちょっと誤解されてるところとか。
例えば具体的に誤解されてるようなところってどんなところ?
いくつかの本で、日本の本で見たことがあるんですけど、
フランスはアロマテレビ医療の最先端みたいな言い方で、
お医者さんが西洋処方してくれるっていうのが割と普通に思ってるんですね、皆さん。
けど私15年いて、お医者さんにかかって西洋処方してくれた方はあったことがなくて。
ないですね、確かに私もないかな。
もちろんいらっしゃることは知ってます。
だけれどもそういうところに行かないといけなくて、
一般のクリニックにいるお医者さんが西洋も処方できるだけの知識は誰も持っていなくて、
もうお医者さんなんだけど、自然療法っていうのに結構傾倒してそちらの知識がある方が、
患者さんがアロマテレビでお願いしますと言えばきっとやってくれるだろうっていう感じなので、
かなりの誤解ではあると思うんですね。
フランスでのアロマの位置づけって、フランスのその医療従事者の中でのアロマの位置づけってどんな感じで捉えてますか?
フランス人が。
フランス人が捉えてる感じは。
もう本当おばあちゃんの知恵、民間療法で、最近オーガニックとかが流行ってるので見直されてきてるんですけど、
でも多分、2、30年前までは本当に誰もっていう感じだったと私は思うんですね。
だから、例えば日本でも西洋のお医者さんに行くんじゃなくて、漢方で治したいっていう人がいるように、
フランスも普通のお医者さんでお薬もらうんじゃなくて、ハーブとかアロマとかで治したいっていう人がいて、
そういう人のためにいらっしゃる。どこかにいらっしゃるって感じ。
それを自ら、行きたい人が探していくっていう位置づけ。
そうですね。タウンページとかには載ってない。
どうやって調べる?やっぱり口コミとか。
口コミとか、あとは最近だとオーガニックのショップとかにアドレスが貼ってあったりとか、
あとは最近オーガニックの展示会というのもいっぱいあるので、そういうところで情報交換したりとか。
24:00
確かにオーガニック系とか行くと必ずありますよね。声優はセットになってるみたいなところもありますよね。
最後にトモミさんが15年フランスに住み続けて、フランスの良いところっていうところを先ほど人間性の話もしてくださったんだけども、
フランス人と日本人の違い、住んでみて分かった違いとか、良いところ、それぞれの良いところとか、そういう違いを感じたところを教えていただけます。
あるいは女性という位置づけでもいいしね、フランス女性という位置づけ。
そうですね、私フランス人の友達と喋っていると、本当にコミュニケーションを取るのが好き。
フランス人の女性、女性じゃなくてもフランス人で、個人主義だとかツンケンしてるとかってよく言われますけども、
イメージ強いですよね、日本の方にはね。
でも全然そんなことはなくて、意外と仲良くなるとすっごい仲良くなりません?
そうですよね、確かに。
なんかこうやってお茶した後に、じゃあ次いつ会う?みたいな感じで、また会う?
今終わったばっかりなんだけど、みたいな。
結構本当に密に仲良くしてくれるというか、何でも相談に乗ってくれたりとか、
割とフランクに何でも家族の話とかね、いろいろしてくれたりとか、話も聞いてくれるし、
意外とフランス人ってなんかあったかいですね。
ツンケンしてるところとはちょっと違う。
だからある程度まで、やっぱり一生懸命コミュニケーションを取って、
私はそんなに悪い人じゃないですよ、みたいな。
気が合うでしょ、みたいになってくると、急に距離が縮む。
そこまではちょっと難しいかもしれないけど。
そこまでは頑張ってコミュニケーションを取るし?
大変だったらやめますけど。
そこまでしてやる必要はないっていう。
でもなんか話せばわかるっていうことがフランスにはよくあって、
普通に窓口とかでも、いやこれできないって言われた時に、
いやでもね、私ここまでやって頑張って、でもこうやってくれたらできるのになとかって、
喋れば喋るほど融通が効くことがすごく多くて。
ある意味交渉の一つですよね。
だからこの国で本当に、喋らないっていうのはすごい損をしちゃうんじゃないかなと思います。
そこがやっぱりじゃあ大事なポイントっていうか。
そうですね。
実際に仕事上でフランス人と連絡を取る時も、
27:03
メールでの返事はなかなか聞いた答えが返ってこないんですよ。
読んでくれたのかな、この文章みたいな時ありますよね。
全然違う答え返ってきたりしますもんね。
5つ質問して答えてくれるのは1個だけ。
だけど意外と電話すると全部答えてくれたりとか、
メールよりかは電話、電話よりかは会うっていうのがすごく好きなので。
フェイスとフェイスの方が大事なのね。
だからちょっと今日本がどういう感じかわからないですけど、
最近言われてるのは若者は意外とカップルが別れるのもメールでやるとか。
意外とそういうツールを日本の人って使いがちって聞くんですけど、
フランス人の場合はきっと全部会って、会って解決みたいな。
別れる時も会って別れるみたいな。
確かにそうかもしれないですね。
コミュニケーションっていう意味では確かに面白いかもしれないですよね。
最後にお子さんがまだ、現在5歳っておっしゃってましたっけ?
5歳のお子さんで、要はフランスのカルチャーと日本のカルチャーを両方持ったお嬢さんってことですよね。
自分が接してる時、あるいは教育っていう部分で何か意識されてることって、
特にそんなことありますよね。
そうですね。なかなか難しいんですけど、
彼女はわりと早くに私、保育園に入れちゃったので、
フランス語環境になってしまって、
日本語は喋ってほしい。
私、大学に行ってた時に、わりとハーフの子が来てたんですよ。
後の同じ学生に。
すっごいみんな喋るのは上手なんだけど、漢字が書けない。
あと敬語が使えない。
誰もがぶち当たるポイントですよね。
その当時はね、そんなもんかと思ったんですけど、
今娘を産んでみて、あそこまで行くのも大変だ。
しかもね、そういう学校を選んでくれるっていうだけ。
本当に素晴らしいなって思って。
日本語の敬語云々の前の段階っていうことですよね。
でも日本語でやっぱり頑張ってる?
私が日本語を喋るんですけど、やっぱり帰ってくるのはフランス語で、
5歳でもそうなっちゃうんだね。
もうこれからどんどんそっちが強くなるから、
お母さん頑張んなきゃと思ってるんですけど。
じゃあお母さんはどういうところをちょっと頑張ろうと思ってます?
お母さん頑張ると。
もうね、ダメなお母さんなので、つられてフランス語で答えない。
答えないようにするってことね。
30:02
じゃあついつい親子でフランス語になっちゃう時も?
そうですね。
主人と3人で話す時は完全に私フランス語になっちゃうし、
意外となんか怒ったりするなもん。
私日本語出てこないんですよ。
フランス語の方が怒りやすいかな。
面白いですね。
それは日本人同士よりもっていうこと?
日本人同士だったら日本語ですよね。
でも意外と出てこない時ありません?
単語?
単語は出てこないけど、怒る時はやっぱり私は日本語で怒ってるのかな。
なんかすごいタドタドしくなっちゃって。
外国人っぽくなっちゃってるんですか?
日本語が外国語っぽくなっちゃってるみたいな。
そんなに流暢ではないんですけど。
面白いですね。
なので私の方が本当に日本語を頑張る。
自分の日本語を頑張るっていうところかな。
でも娘には日本語で喋ってっていうのを徹底しないと、
今後娘が苦労することになるんで。
ましてや自分がそういう学科にいらっしゃってたから余計。
大変さもわかるし。
本当。
面白いですね。
さよみさんの今後のご活躍をまた楽しみに応援させていただきます。
ありがとうございました。
今回が2回目のインタビューでしたが、さよみさん聞いていただいて何か感想はありますか?
フランスのアロマ・トロークということで、どういった立ち位置なのかなっていうのはとても興味があったんですけど、
全然違いますね。イギリスのですとか日本のアロマ・テラピストの立ち位置と全く違う。
いわゆる民間医療みたいな、おばあちゃんの知恵みたいな、っていうふうにおっしゃってましたけど、びっくりしました。
私思い出したんですけど、やっぱりイギリスでアロマ・テラピにハマったんですよ。
結構いっぱい本を買ってきた。それをフランスにも持ってきたりして、
フランスの友達に英語版だったんだけど、自分で声優を作ってとかっていう、
要はイギリス流だから、今考えると確かにリラックスとかマッサージだったんだけど、
その時のフランス人、男性なんだけども、アロマ・テラピ、怪しいよねって言った記憶を思い出しました。
そうなんですか。だからフランス人にとってアロマ・テラピは怪しいものなんだっていう。
民間療法。
33:00
そう、だからちょっとそれがつながってきたなと思って。
違う感覚が。
なんて言うんでしょう、先ほどもね、ともみさんおっしゃってましたけど、
アロマ・テラピ、アロマ、声優について勉強するって、いわゆる理系?科学の一種?
というふうに捉えられてるような感じですよね。
もっとイギリスですとか日本だと、その声優を利用してどういうふうに体をリラックスさせようかとか、
なんていうのかな、もっと女性的な、理系文系で言うとちょっと文系寄りな感じがするんです。
美容みたいな分野とか、健康でも比較的柔らかい。
柔らかいイメージなんですけども、
フランスってやっぱりエンジニアの国というか、理系の国なんだなっていうのをちょっと感じました。
立ち位置が違うから、だから勉強の仕方も全く違うのは当然ですよね。
驚きました、今回。
やっぱりアロマの、あと私がすごく面白いなと思ったのは、
一見彼女の生き方って、
例えば美術史に興味がある、その後通訳の仕事をする、その後アロマに来てるってやってたけど、
実はやっぱり勉強とか仕事をしていく中で繋がってる?
そうですよね、文献をね、解剖学の勉強をするにも、やっぱり通訳とかのお仕事をしてたことがね、
とても役立ってる、日本語とフランス語でどう言うんだろうっていうね。
つまり彼女が全くその語学的な勉強をしてなかったら、もっと死んでましたよね。
語学に追われて、アロマどころじゃなくなってたかもしれないですよね。
だからそのベースがちゃんと活かされてアロマに行ってるっていうのは、
やっぱり一見繋がってないようなことも線と繋がってるんだなっていうのを彼女の話で。
無駄ではなかったっていうことですよね。
無駄にはならないってことですね。
あとコミュニケーションのこともとても面白かったなと思います。
フランス人のコミュニケーションはどうですか?
でもおっしゃってることすごくまとえてるというか、
仲良くなるまではフランス人ってとても時間がかかったり、
ちょっと様子を見てる感じがあると思うんですね。
だけど時間をちょっと費やして、この人大丈夫そうって一旦心を開くと、
全然態度というか、せいし方が変わってきますよね。
すごく親身になって、いろんなことを助けてくれたりっていうフランス人やっぱり多いと思います。
36:03
その境目はどこなんですかね、その子の。
そこは私もわからないよね。
それはね、人同士の化学反応によるってことなんですかね。
じゃないかなと思います。
だから最初はどんなに感じよくても、それ以上先に行くとは限らないし、
実はもう最初愛想が悪くて、全然あれって第一印象が悪くても、すごく仲が良くなるっていうパターンもありますよね。
そういえば先日スーパーでいつも買い物してたんですけれども、
いつもの担当者のお兄さんがいるんですね、若いお兄さんが。
今までは特に何もお話しすることもなく、レジ通して終わり、さよならってご挨拶して帰ってくだけだったんですけど、
ある日突然、あなたはどこのオリジン、どこのご出身なのって聞かれたんですよ。
私はもともと日本から来たのっていうふうに、日本人ですって答えたら、
じゃあ僕ちょっと日本語勉強したんだとかって言って、
ありがとうはメッセージだよねみたいな、そういう話で日本語のことで盛り上がって、
さよならのことはどう言えばいいの?日本語ではさよならっていうの?
っていう話をしてたら、すぐ近くに日本人美容師さんがいて、そこに行くといいよっていう話を教えてくれたりとか、
急に態度が変わって、毎回日本語でご挨拶してくれるようになったり。
覚えてくれたね。
今度、僕この前美容師さんまた行ってきたよーなんて話とか聞いてもいないのに、
お話が始まっちゃったのね。
すごい態度が変わってきて、びっくりしました。
何かをきっかけにそういうふうになるんでしょうね。
でもそれまで通い詰めてたから、
そこでよく来る人だなーくらいの感覚では思ってたってことですよね。
面白いですね。
やっぱりそういう意味では、フランスって結構スーパーとかどこでも気軽に声をかけてお話しするから、
その素養っていうか、そっちがもうできてるっていうか。
何度か会って、いつもご挨拶して、買い物してっていうので、
いつも来る人だな、どういう人なのかなってちょっと興味を持ってたのが、
たまたま日本人っていうのでまた話が盛り上がって、
自分も日本語ちょっと勉強してたっていうので盛り上がったんですね。
それをきっかけに仲良くしてくれて、レジもさっと通してくれて、
でもおかげでサービスもよくなりましたし。
そうですよね。だからそうやって気軽にいろんなことを質問してみたりとか、
その人のことを知るっていうことで聞いてみるのが、
一つの価格反応を起こすいいきっかけにはなりますよね。
そうですね。
コミュニケーションはやっぱり大切な国だと思います。
大切だと思います。
39:00
ありがとうございました。
パリプロジェクトで検索していただき、そちらのお問い合わせから
ポッドキャストを選んでいただき、質問や感想を送ってください。
どしどしご応募待ちしています。
また来週のパリから学んだぶれない自分の作り方をどうぞお楽しみに。
さゆみさんありがとうございました。
ありがとうございました。
あきでした。
40:00

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