1. パリで学んだ「ブレない自分の作り方」
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2017-01-19 18:46

Vol.43「大きな決断をした時の反動にどう対処する?」

「アキ様は、語学や文化の壁を越えてイギリスやフランスへ単身渡ったり、起業したり、という思い切った大きな決断をした後で、反動が出たことはないのでしょうか。」という質問に答えています。

オープニングでは、フランスの健康医療制度について日本との違いをお話しています。


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こんにちは、あきです。
今日も、パリで学んだ「ブレない自分の作り方」の時間がやってまいりました。
さゆみさん、今日もよろしくお願いいたします。
お願いいたします。
この冬、まっただ中、お子さんの病気のこともありましたし、
どうしてもお医者さんにかかるっていう機会が増えますよね。
すごい多いですね。秋からずっとです。
ずっとですよね。やっぱり夏が終わると増えるんですよね。
一気に。はい。
この医療システムなんですけど、やはり日本とフランスでは全然違うなっていうのはありませんか?
あります。あります。
まず、基本的にアポを取らないと見てもらえない。
そうですよね。アポイントが必須ですよね。
予約なしでは、基本的には見てもらえないので、予約なしで救急の場合は本当に
病院の救急に行くしかないですよね。
まずその医療システムのところで、やっぱり日本と違うのは
一般医っていうんですかね、ジェネラリストっていうのがあって、
まずそこに行って、そこで診察を受けて、初めてスペシャリスト何とか科に行ける。
例外があって、歯医者と婦人科とがん科だったかな?
要はジェネラリストの予約なし、予約っていうか、ジェネラリストのでも直接行ってもいいスペシャリストっていう感じで、
それ以外は例えばお腹が痛いとかないかだったら、まずここで見てもらってからじゃないといけないとか、
皮膚科とかもどうですか?
私はね、実は全部すっ飛ばして、もうすべて。
それでアポイントを取れます?
取れます。
取れるんですよね。
待たなきゃいけないんですけど、やっぱりね、1ヶ月とか。
皮膚科長いんですよ。
皮膚科ほんと取れないですね。
今まで基本的にはジェネラリスト、家庭医みたいなところを通して行ってたんですけど、
あまりにもそこが、基本的にフランスのジェネラリストちょっとクエストなところが多いので、
主人と話し合ってすっ飛ばすことにしました。
すっ飛ばしてもいいと。
多少高くなるんですけど、それでも早い方がいいので、結局二度手間でお金がジェネラリストでかかっていくよりは直で行った方が結局早いんですよ。
そうですよね。
ということで、我が家はすっ飛ばします。
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すっ飛ばします。
だけど基本的にはジェネラリスト、一般医を通らなきゃいけないので、この二度手間感っていうのが、
すごいありますよね。
ありますよね。
やっぱりもうここのスペシャリストに行きたいと思っても、自分でもそういう予感がすると思っても、
まずそこに行かないと、例えば手紙も書いてもらえないとか、予約もしづらくなるとか、いろいろありますよね。
一度行ったスペシャリストは、もうジェネラリスト通さなくても結構問題ないので。
そうですよね。
だけど、たぶん初めて行くかは通した方が行きやすいって言いますよね。
この誰々先生の手紙があって、推薦がありますのでっていう。
さっきちょっと言い忘れたけど、やっぱり小児科もそうですよね。すっ飛ばしていい。
小児科はもうすっ飛ばしてますね。
必要ない、いっぱいに行かなくてもいいっていうやつですよね。
だから、やっぱりそういう意味では日本みたいに、予約しても基本待つっていう前提なんですけど、
そうですね。
でもそれでも、日本みたいに思い立ったらすぐ病院とかっていうことができない。
できないんですね。
思い立ったらすぐ予約っていう感じですよね。
今すぐに見てもらいたいのに、1ヶ月待ちとかそういう感じですよね。
そうなんですよね。
だから、医療システム的には健康保険とかジェネラリストのところ行っても、
基本お金かからないで大丈夫っていう社会保障的な良さもあるんだけれども、
システム的には効率が良いのか悪いのかよく分からないぞみたいな。
ちょっと私はクエスチョンな感じもするんですけど、
どっちもどっちみたいなところはありますね。
あと薬屋さんのシステムも面白いなと思うんですけど、
フランスでこの薬もらってくださいって言うと、
例えば日本だと薬剤師さんがいたりするじゃないですか。
院内処方ができたりしますよね。
でもフランスの場合はこの市販のものを、
普通の人は処方箋がないと買えないっていう前提なんだけど、
そこを薬屋さんに買いに行くと、そうすると箱がどんどん溜まっていく。
すごい薬じゃないですか。
すごい薬なんですよ。
うちの夫も言ってたんだけど、
日本はその人の症状に合わせた分だけ、3日間なら3日分もらえるのに、
フランスだと1箱結局買わなきゃいけなくて、
使うのはその半分かもしれないのに、
どんどんどんどん溜まっていくこの非効率の感じが、
なんかもったいない薬を無駄遣いしてるよねみたいな。
そういう感じはちょっとあるかな。
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薬局に余った薬を持ってきてくださいみたいなシステムもありますよね。
リサイクルじゃないけど。
だったら最初からこんなにくれなきゃいいのにって、
結局こっちも買わなきゃいけないよね。
薬剤師さんっていう日本の間隔の人たちがいなくて、
薬局屋さんみたいな人が薬剤師さんみたいな代わりでやっているっていう感じで、
だから私のイメージって薬局屋さんっていう日本の間隔でいくと、
ちょっと全然フランスは違って、
実はフランスの薬局屋さんはとってもお金持ちが多い。
そうなんですか。
もう儲かってしょうがないらしいんですよ。
そうなんだ。
今はちょっと変わってきてると思うんですけど、
やっぱりそこの薬剤師さんを薬局屋さんを通らさないと薬買えないわけだから、
絶対みんな通うじゃないですか。
だから、
大量にね。
そう、大量にね。
だから薬局屋さんみたいな感覚で思ってるけど、実は彼らは薬局屋さん。
経営者。
経営者は、だからお金持ちになれる職業みたいなイメージなんですよね。
そうなんですか。
でもね、確かにうちの近辺でも同じ経営者が薬局、町の中に2個、
持ってる?
2箇所とか持ってますよ。
だからそれぐらい幅広く展開が。
そうなんですか、そういうことなんですね。
今はちょっと違ってきてるかもしれないんですけど、
少なくとも日本の感覚の薬局屋さんのイメージとは違うんで、
お医者さんともまたちょっと違うけど、薬局屋さんは商売的にもなかなかいい。
商売なんですね。
商売だっていうのを聞いたことがあるので、ちょっと薬局屋さん行くと見方が変わる。
今まで私全然知りませんでした。
今後ちょっと気をつけて。
本当にだから町がいて、あとみんなだからファーマシアンがいる、
もう経営してる職って感じ。
会社って感じなんですね。
会社なんですよ、お店っていう感じの。
健康という名のお店。健康売ってるお店っていう感じですかね。
そういう意味での医療システムの違いっていうのは、やっぱりちょっとありますよね。
この辺はまたちょっと改めて深掘りできるところかなと思いますので、また追ってお知らせしたいと思います。
それでは本編スタートです。
本編今回は質問が来てますので、その質問にお答えしたいと思います。
さゆみさん、質問の方を読んでいただけますか。
秋様は語学や文化の壁を越えて、イギリスやフランスへ単身渡ったり起業したりという思い切った大きな決断をした後で、
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反動が出たことはないのでしょうか。
海外に渡った方からよく聞くホームシックにかかったということを秋様からは伺った記憶がありません。
また、フランスに渡られた時に、当時お付き合いしていた方とも別れたと伺った記憶がありますが、
別れた後の寂しさなどもなかったのでしょうか。
反動が出たことがないということでしたら、それは人生の羅針盤に従って大きな決断をされているからなのでしょうか。
また、もし反動が出たことがあるということでしたら、反動に対する対処の仕方を教えていただけたら嬉しいです。
私の場合は子供の頃から音楽の世界を目指していたのですが、
高校生になって諦め、普通の大学受験に舵を切って邦楽部に進学しました。
私にとって人生の大きな方向転換でしたし、受験自体は成功でした。
でも、五感で美しいものを追求する音楽の世界で生きてきた自分にとって、邦楽部で学ぶことはとても窮屈で、
理論重視、そして紛争の解決をするということは、人間の汚い部分をたくさん見なければならないと当時感じました。
これが私の人生で良かったのだろうか。
やはり音楽または芸術が私の道だったのでは?と反動が出てしまい、大学時代はとても悩みました。
社会人になって結婚を考えていた彼と自分の意思で別れた時も、
別れた後で隣に彼がいない喪失感という反動が出てつらかったのを覚えています。
今ももっと自分を活かした仕事をしたいと思っていますが、なかなか行動を変化させられず、スタートダッシュにもがいています。
人生の大きな決断をした後の反動について、秋様のアドバイスをいただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。
長いメッセージが来ました。
長かったですね。
お疲れ様でした。読んでいただいて。
さゆみさんは自分の大きな決断をした時に、その後ってこういう反動が出ることってありますか?出たことあります?
ないですね。
基本的にない?
ない。
何だと思います?なぜ出ないんだと思います?反動が。
だってそれ以外に多分考えられないからだと思います。
なるほどね。じゃあもう、例えば彼女のみたいに音楽の世界から法律の世界に行き、法律のちょっと嫌な部分を見ちゃったことによって、
音楽と法律は確かに全然違うかなって気もするので、音楽の世界のそっちに戻った方が良かったんじゃないかとか、寂しいんじゃないかとか、彼と別れた後の寂しさとか、そういうのは基本あんまりない?
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例えばね、私の場合は金融関係に行って、そこからファッションの方に移ったんだよね。
確かに大きな転換ですよね。
前の会社の上司からも戻ってこいとかいろいろ言われましたけど、でももう興味がなかったので、全く後悔もなかったですし、行きたくて行ったので、反動はなかったです。
なるほどね。
変わって良かったっていう。
そこで苦しかった時に、例えばファッションの世界に入って、やっぱり思う通りに行かないってこともあるじゃないですか。
ありますね。
その時に後悔とかもあんまりない?
なかった。例えばお給料とかね、やっぱり金融関係の方が断然良いわけですよ。
ガクンと下がりましたし、そういう面ではね、何て言うんでしょう、辛いっていうところもあったことはあったんですけど、それでも幸せでしたよ。やっぱり行きたい方向に行けたし。
もちろんね、その頃の上司とかにきついことも言われたこともあるんだけど、それでも行きたい方向に行けて良かったっていう方がありましたから。
そっちの幸せの方が強かったっていう。
多少大変なことがあっても、それは自分が選んだ道だし、こっちに来て絶対良かったっていう充実感みたいなのがあったので、こんなことでへこたれちゃいけないみたいなのはありましたよ。
なるほどね。
反動みたいなのはなかったですね。
なるほどね。
彼と別れてっていうのも、意外に引きずるかなと思ったけど、意外に引きずられしてて、はい次、次、みたいな、そういうこととかはありました。
なるほどね、そっか。なんか私も実は反動がないんですよ。確かにフランスに来たから、フランスに来なかったらどうなってただろうとか、なんかそういうことも考えたこともないし。
わかる。私もあんまり考えたことがない。
なぜ考えたことないかっていうと、決めちゃったらそこの道に行くって決めてるわけなので、後ろ見る必要がないっていう感じかなって思ったんですよね。
だからその決めちゃった後を決める前の段階に、興味もすら持たないっていう感じかなっていう気がしたので、私自身はまあさゆみさんとしては反動がない。
でも彼女みたいにそういうふうに思ってしまうっていう人は私いると思うんですよ。
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この質問を読んでて思ったんですけど、やっぱり音楽の世界っていうのをすごく好きだったんじゃないかなという感じが伝わってくるんですよね。
どっかで団長の思いで、普通の方に音楽の方の勉強じゃなくて、全く違う世界に行こうって決めた時に、やっぱりやりたいって気持ちもちょっと残ってるからっていうことじゃないかなっていう感じなんですよね。
だから反動しない方がいいとか悪いとかではなくて、反動するっていう自分の状態をやっぱり受け入れてあげてほしいかなっていう感じがしましたね。
じゃあどうやったらその反動を取り戻せるかっていうか、その反動についてどうしたらいいかっていうことなんだけれども、反動した場合には私自身はやっぱり選んだ決断した時の瞬間に戻ってほしいんですよ。
自分がなぜその決断をしたのかとか、その時の思い、自分がなぜこっちを選んだかとか、やっぱり自分が決断した時の自分の個人的思いとかが必ずあったからその道を選んでるわけで、
その部分の気持ちを忘れちゃってたりとか、あるいはその決断してなかった方の自分がちょっと美化されちゃったりとか、そこで揺れちゃってる場合が多いので、やっぱり決断した頃の自分の思いにもっと正直になるっていう。
もし反動が来ちゃって、決断した頃に戻っても、やっぱり私、例えば今回の場合音楽だったなと思ったら、また違う形で音楽を取り入れる選択だってありだと思うんですよ。
一本の道じゃなかったとしても、職業としてはやらなかったとしても、何か続けたりとかっていうことはできるので、やはりこの選んだ瞬間、自分に戻ってみるっていうのが一番おすすめかなっていう感じですかね。
だから、その思いにやっぱり正直になれると、多分自分が、ああ、やっぱり私はこっちの道に行きたいと思って選んだんだっていうふうに戻ると、多分気持ちもちょっと落ち着いてくるし、やっぱり自分が何をどう決断したのかっていうところをもう一回振り返ってほしいかなっていう気がしました。
はい、ご質問ありがとうございました。
この番組は毎週金曜日を目途にお届けしています。
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また、皆様からの質問・感想をお待ちしています。
パリプロジェクトで検索していただき、そちらのお問い合わせからPodcastを選んでいただき、質問や感想を送ってください。
どしどしご応募お待ちしています。
また来週のパリから学んだぶれない自分の作り方をどうぞお楽しみに。
さゆみさん、ありがとうございました。
ありがとうございました。
秋でした。
18:46

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