2023-12-11 16:42

中西義樹 (株)データインサイト 代表取締役CEO

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世の中に氾濫するデータに対し、IT・AIをフル活用することで、本質的な正しいデータを導き出し、情報の格差をなくすことで、人々に届くイノベーションを実現したい。そんな想いを旨に、コンサルティングのプロフェッションナル集団であるデータインサイトは、データ・AIを不動産購入、就職活動など様々なライフイベントに導入し、人々に届ける。データ活用の幅広い社会実装を見据えた法人向けコンサルティング・サービスの提供などについて語って頂きました。

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Location Weekly Japanです。今日は、データインサイトの中西さんに来ていただきました。中西さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。データインサイトの中西です。
早速ですが、自己紹介、会社紹介をお願いします。
私、中西はデータインサイトを立ち上げたのは3年ちょっと前で、その前はコンサルティングファームのボストンコンサルティンググループにおりました。
さらにその前は、映画をプロデュースしていたり、ジュエリーのブランドを立ち上げたり、パリでファッションショーをやったり、いろんなことをやっていました。
もう一つ前は、初心卒で水穂フィナンシャルグループに入って、法人の営業をしていたり、というところからキャリアをスタートしています。
データインサイトは、コンサルティングファームのときにデータを使って分析して、正しい情報を整理して伝えるみたいなところが、世の中的にもっとできるんじゃないかなと思いまして、
コンサルティングファームでは、そういったデータ分析から価値を出していくみたいなプロジェクトってあるんですけれども、世の中にいろんな情報がかなりカオスな状態で散乱していますので、間違った情報も多いという中で、
情報格差を整理していきたいなというのが最初のきっかけとして、ボストンコンサルティングのときの仲間であったり、そのときにつながった IBM の IT バックグラウンドの仲間だったり、そういったメンバーで創業をしております。
現在、会社でやっていることとしましては、大きく三つほどありまして、一つ目は、法人向けのストラテジーであったり、AI を活用したりというところのコンサルティングのソリューションですね。
新規事業の策定が多いんですけれども、それ以外にも中長期の成長戦略を一緒に考えさせていただいたりであったりとか、純粋にデータを使ってマーケティングをより伸ばしたいとかですね、よりストラテジックに進化させたいみたいな、そんなテーマをご一緒にさせていただいたりしております。
二つ目がですね、不動産領域ですね。不動産ってものすごく多くの情報があるんですけれども、いっぱい情報がある割にですね、売買されたり賃貸されるときって、何となく直感で皆さん決めたりということが多くなっているようですので、もう少しそこをデータを使って情報をきれいに整理して、それを AI とかも活用して分析してですね、より多くの人が納得感を持って不動産、自分の求めているベストのところにたどり着くというような、
そんな世界を作りたいなと思って、不動産領域のサービスを展開しております。三つ目、もう一つがですね、人材領域で、不動産と人材っていうのは、何でその二つかというとですね、かなり情報格差が多い領域だと思ってまして、家を買ったり引っ越すのも年に数回しかありませんし、キャリアをチェンジする、転職するみたいなことも、私は比較的転職多いですけれども、多くの人が人生で1回あるかないか、もしくは2回ぐらいというところで、
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そういった重要な人生の議論に立ったときにですね、正しい情報で合理的なと言いますか、その人にとってぴったりの意思決定をサポートしたいという思いで、不動産ともう一つ人材業界ですね、そういったところをデータで変革していこうというふうにしております。
人材のところはですね、コンサル領域に特化した人材マッチングというところを、人材の思考力の育成みたいなところからやっていたり、それもデジタルとかAIを活用して、より合理的に思考力を伸ばしたり、その人にぴったりな求人先にマッチングしたりというところを今取り組んでおります。
実際にAIで面接間をAIがやるみたいですね、そんなプロダクトも今開発していまして、まず最初は我々の得意なコンサル領域に特化したいわゆるビジネスケースのですね、ケース面接をAIの面接間が自動で対応して評価してフィードバックするみたいな、そんな仕組みがもう間もなく年明けぐらいには実施できそうというような状況です。
なので一つ目は法人向けのソリューションと、二つ目三つ目の不動産と人材のところはですね、法人向けにも取り組みをしているんですけれども、通信向けのプロダクトも作っていっているというような状況です。ちょっと話が長くなってしまいましたが、こんな感じでよろしいでしょうか。
はい、ありがとうございます。ほとんどインタビューしなくても善意を喋ってもらえるような、こんなに楽なインタビューはないですけれども。そうですね、結構あれですね、多岐にわたってやってらっしゃるんで、これベンチャーでやってるんですか、もう結構の体制を持ってやってるんですか。
ベンチャーですね。本当はもっと領域を絞ったほうがいいのかなと思いつつ、コンサルはですね、これまで得意な部分で価値を発揮して、あとはそこで収益をしっかり上げさせていただいて、それを元に二つ目三つ目の不動産変革であったり、人材業界変革みたいなところをやっていきたい、それを投資していきたいというような形です。
まあ体制的には全然ベンチャーですね。まだ実質稼働している人員のヘッドカウントといいますか、FTEって人口換算しますと10人ぐらいっていうそんなイメージなので、やりすぎる気がしますが、みんなベンチャースピリットを持って全力でやっております。
あれですか、やっぱりベンチャーというからには上場を目指したりとかそういうことを考えていたりするんですか。
そうですね、そこも目指していきたいとは思っているんですけれども、やりたいことの中で儲かりそうなことからやっていくっていうのは比較的苦手で、どちらかというとこんなことをやるとより世の中が良くなるし、自分たちもやっていて楽しいよねみたいなことに走りがちなので、もうちょっとちゃんとこうマネタイズして稼いでいくみたいなことを、もちろんコンサルしているときはきちんとそこに向き合っているんですけど、自分ごとになるとそこからやっていくのが苦手っていうのはあるので、
本当はもっと早く売り上げ上げて上場を一気に目指していってやっていきたいんですけど、今は技術をしっかり磨き込んでいってるっていうそんなフェーズですね。
なるほど、データ格差の是正っていうのが何か会社のテーマなのかなと今のお話を聞いてて思ったんですけど、何か具体的に何でそこを目指そうと思ったのかみたいなきっかけってあったりするんですかね。
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そうですね、現体験でいきますと私の弟がですね、おっとよしなので結構いろんな人に黙らないと言って、これを弟が聞くと怒られるんですけども、いろいろ信じ込みやすいので、いろんなことを信じてお金も突っ込んでしまって、お金を吸ってしまったりとかみたいなそんな経験も多くて、
こちらとしては正しい情報を伝えてあげようと思ってるんですけども、なかなかうまく伝えられないと。世の中には歪められた情報があまりにも溢れていて、人から取る情報もそうですし、ネット上で取ってくる情報も嘘がものすごく多いので、
情報弱者って言われる存在に弟がなるのかどうかちょっとわからないですけども、ある程度情報判断できる人でさえこれだけいろんな情報が氾濫しているとですね、何が正しいのかって判断しきれないのかなと思ってまして、なんかこのカオスな情報ってどうにかならないのかななんてことはもうずっと社会人になって最初ぐらいからですかね、思っていたというところで、
あとは直接のきっかけとしましては、コンサルファームに行っていろんな情報をリサーチして分析してっていうふうにやっていく中で、ネット上の情報からまずは最初にクイックサーチしてみたいな機会が多いんですけれども、ネット上に溢れている情報の嘘の多いこと、よくもこんなに嘘の情報ばっかりネット上に転がっているなと。
そういう人たちこそデジタルのマーケティングのやり方に長けているので、検索上に上がってきたりとか広告でいっぱい見たりとか、なんか年々ネット上がひどくなっていっているなという印象を受けてまして、コンサル担当として専門でやっている人たちですら正しい情報を探すの苦労しているのに、多くの方が情報弱者とか関係なくこれはもう正しい情報をたどり着けないなと思ったというのが直接的なきっかけですね。
そこで何かコンサル時代に培ったノウハウと言いますか、情報への向き合い方とかその整理の仕方、何かを人に伝えていく、そういう力を役に立てていけないかなというふうに思いました。
なるほど。
こんな綺麗な話で大丈夫ですかね。本当に思ってるんですけど。
いいんじゃないですか。いいと思いますよ。志は大事なので。言霊っていうこともありますからね。言ってるうちにそれが真意になっていくのも全然よろしいかと思いますね。
私もLVMAジャパンを立ち上げたタイミングで、じゃあ位置情報の未来がすべてのサービスで位置情報が使われる世の中が狂って、自分で言っててちょっとこそばよかったですけど、今はもう信じてますよ。
最初のクレドを書いた時よこそばよかったですけど、まあでもそんなもんでしょうっていう感じはしますけどね。
でもじゃあそれを実現していきましょうっていう中で、ちょっとさっき新しいプロダクトでAIを活用したマッチングみたいな話もあったかなと思うんですけど、
どうですかそのAI、特に生成AIで、じゃあその生成AI自体がそのデータの信憑性とかっていうのは判断できるわけではなく、
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なんかそういうフィードデータを真実だろうがそうで中野が全部食べてしまってアウトフットしてくる。
ただそのアウトフットされてる段階ではある程度1回消化されて違う形になっていると、それっておかしいんじゃないのみたいなディスカッションが結構多いのかなと思うんですけど、
なんかその辺はどうですか、データインサイトさんは。
そうですね、おっしゃる通り普通にネット上に転がってるような情報を生成AIに学習させてくわしても、結局元のデータがゴミクズみたいな情報が多いので、
それは本当に良いAIには育っていかないと思いますので、そこをちゃんとコントロールしていくっていうことは大事かなと思いますし、
それをできるのはまさに頭を使える人間の仕事だと思いますので、そこで我々の単純にデータを扱うのは上手いだけではなく、きちんと考えを整理するみたいな、
これは人材の方でもコンサルの方でもそういった知見を今積み重ねているので、その辺りを生かしていけるといいかなとは考えてますね。
なるほど、不動産もこの人材のサービスも1個人として活用するものなんですか。
そうですね、両方あるんですけれども、最終的には1個人が活用してもらって、両方格差とかで個人が不利益をこむらないような世界を不動産でも人材でも作りたいなと思ってます。
ただ、その過程ではまずは法人で使ってもらうというところを経ていかないと、広がりが狙いづらいというところと、サービスとしてマネタイズしづらいというところもありますので、
人材であれば法人がコンサルファームだけに限らず、事業会社さんも最近ケース面接とかあるところ増えてきているので、
そういうところが人の面接官がやるよりも筋よく精度高くチャッチできるみたいなこの仕組みを使っていってもらうとかですね。
もちろんケース面接だけじゃなくて、もっと一般のいわゆる普通の人物面接みたいなところまで取り組みを広げていけますので、
法人にまずは使っていただいて、最初は人々は面接の練習相手で使うみたいなところから始まって、
その次のステップとして、AI面接官だけではなくAIエージェントといいますか、こういったご経歴でこういった経験があるのであれば、こういった仕事がフィットするんじゃないかというところを考えていく。
そこまで置き換えていけると、個人の方にとって非常に有益な仕組みができるんじゃないかなと思っています。
不動産も同様ですね。
もっとこっちで売った方が高いですよとかそんな。
不動産ですかね。
そうですね。あと買う側ですかね。売る人はそんなに今不利益を葬ってないのかなと思いまして。
もちろん早く売りたいという人は買い叩かれたりとかっていうのはありますけれども、それは経済合理性でいくとそんなに問題ないかなと。
むしろ買う人が本来自分がもっと先のキャリアというか人生プランまで考えていったら、今このタイミングでここで買うべきじゃない、もしくはちょっと価格高すぎるとかですね。
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その人、私自身もそうですけど、自分のライフステージが変わらない限りその先ってなかなか想像できないので、今の感覚ではここなんだけれども、本当にそこなんですかみたいなことも含めてきちんとシナリオまで提案できるような、
そういうエージェントが人間ではできないというか、利益を上げるために不動産、仲介して、もしくは仲介したり売ったりしてなんぼっていう世界なので、
それが機械の方が逆にフラットにきちんと機械を設計できれば、AIが正しくその人に合った物件であったり、デコメントできるんじゃないかなと思っています。
日々しよくなく。いいですね。
そういうふうにやりたいんですよね。
いいじゃないですか。
なかなか壁は厚いんですけど。
そうですね。そういうきっかけを作ってくれるベンチャーがいると面白いなというのは、非常にリズムを持っています。
ちなみに、コンサルティングの方はどういう事業者さんが本社にお問い合わせをするんですか。
そうですね。比較的大規模な企業様が多いんですけれども、他にいわゆる大企業、中堅企業さんがクライアントさんでは多いんですが、
よくご一緒させたパターンとしましては、技術とかいいプロダクトは持っているけれども、それをどう活かしていっていいか分からない。
もちろん、それで一定の評価を得て売上が立って事業が伸びているんだけれども、もっといけるんじゃないか、ポテンシャルがあるんじゃないかと思っているんだけれども、
なかなか伸ばしきれていないとか、伸ばしアグネイティブみたいなお会社さんだったり事業部さんだったりというところが、より私たちの強みを発揮してお役立てるのかなというふうには思っています。
それこそデータビジネスをやっていらっしゃったり、データはあるんだけれども、データどう活かしていいか分からない。
何か価値ありそうなんだけれども、これってどこまでの価値があり得るのか、その価値があったとして、そこに対してどうアプローチしてどう進めていけばいいのかが分からないというような、
そういうお会社さんと今一緒に取り組ませていただいていることが多いんですね。
どんな会社さんとやりたいとかありますか。
インフラ系のお会社さんであったりとか、それからインフラに近いような、例えば建築であったりとか、インフラにつながるようなものを持っていたり、
今はインフラと呼ばれていなくても、全国にいろんなところにネットワーキングができていて、そこを活用することで新しいインフラが作り得るような、そういうお会社さんがフィットするかなというふうには思っています。
なるほど。分かりました。ありがとうございます。
じゃあちょっと最後にデータインサイトの今後の展望というか、野望というか、語っていただければ。
先ほど申し上げたとおり、イノベーションを起こしたいっていうのがあってですね。
できれば弱い人のと言いますか、ほとんどの人が商売やってる人からしたら弱いというか、上手く情報とかも操作されてるって言い過ぎるかもしれないですけど、
上手く綺麗に見せられて、綺麗に整理された情報でどうしても意思決定していけると思いますので、基本的には一般の方って弱い立場かなと思いますので、
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そういう方たちにデータを武器として提供して、フラットに自分に合ったものにたどり着ける。
それが人生で大きな買い物である不動産であったり、人生の大きな機能になるような転職みたいなところで、就職もそうですけども、サポートできたらいいなと思っています。
先ほどまでAIがあって、新しい世界作りたいっていう話をしてたんですけども、結局その領域って最終的には人が重要な世界だと思ってまして、
実はどちらもエージェントって呼ばれる方が活躍しているフィールドで、人材もそうですし不動産もそう。
データで合理化したり、AIでより最適化みたいなのを導けるんですけれども、最終的にやっぱり人と人できちんとマッチしなくてはいけない場所で、
どこまで行っても機械は最適化を導くサポートはするんですけど、最後決めるのは本人であり、サポートするエージェントがサポートに入ったり、相手方もあってというような、
そういうところなので機械とかAIとかやってますけれども、最終的にやっぱり人が大事っていうのがこの領域の面白いところかなと思っていますので、
人のためのデータ、人のためのAIみたいなところを進化させていくような取り組みができたらいいなと思っております。
ありがとうございます。
すみません。そんなに考えがまとまらないまま喋っているので、話が長くてすみませんが。
今日はデータインサイトの中西さんでした。どうもありがとうございました。
ありがとうございます。
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