2023-09-10 16:45

岡村 正太 (株)ビーキャップ 代表取締役社長

『あらゆる現場を可視化する。』をモットーに、12万人、200社導入の屋内ソリューションNo.1屋内センシング・可視化ソリューションの『Beacapp Here』を展開し、働き方DXを後押ししています。アフターコロナでリモートワーク、ハイブリッドワーク下でのエッセンシャルツールとなりつつある、Beacapp Hereの価格優位性や、病院や流通などを中心とした、『2024年問題』への取り組みなど、今後の新たな展開について語って頂きました。

00:00
Location Weekly Japanです。今週は株式会社ビーキャップの岡村さんに来ていただきました。
岡村さん、よろしくお願いいたします。
ビーキャップの岡村と申します。よろしくお願いいたします。
そしたら、ビーキャップさんについて教えてください。
弊社は、2018年の12月に設立した会社でございまして、
現在、あらゆる現場を可視化するということをミッションとしてできた会社です。
今の第6期目を迎えているところなんですけれども、
主力のサービスとしてはですね、
ビーキャップヒアーというオフィス向け国内位置情報サービス、
3年連続の幅を取得しているサービスとして、
具体的には誰がいつ、どこで働いているのかというのを
リアルタイムに可視化しているようなサービスでございます。
利用者数もおかげさまで増えまして、今、12万人以上使っていますし、
導入者数としても200社以上使うようなサービスになってきています。
最近、アフターコロナになってからもですね、
導入の引き合いはおかげさまで顕著でして、
やっぱり働き方が変わっている企業が増えてきているなという印象があります。
それは大手企業ももちろんそうですし、中小企業も、
例えかと見直すタイミングになっておりまして、
フリーアドレスですとか、ハイブリッドワークといったような形で、
働くこともこれまでって出社すれば働いていることになっているような、
まずある種固定化されたものなんですけど、
結構その働き手の方の流動性も高まって、
いつどこでどれぐらい働いているのか見えなくなりつつあるので、
そういうときに私たちのBCAPフィアというサービスを使うと、
誰がどこにいるのかというのがパッとリアルタイムに分かるので、
オフィスにせっかくいるんだったら、
今日来ている人とちょっと会って話そうみたいな、
そういった対面コミュニケーションを組んだりですとか、
あとその会議室とか、
そういったスペースが現在の利用に対して適切に配置されているのか、
そういったリソースの最適化みたいな観点で、
行動データとかを分析されたりですとか、
そういった用途でオフィス向けにどんどんとシェアを伸ばしているサービスを展開しています。
最近オフィス以外にも病院ですとか、倉庫ですとか、
そういった場所でも、
いわゆる2024年問題と言われている、
残業時間の上限規制が入るような業界に関しても、
そういった働き方を定期的にモニタリングするじゃないですけど、
データを定量的に取っておくといったような業界では、
こういった位置情報というのを使って、
誰がどれぐらいどの場所で働いているかというのを
指標化しよう、数値化しようという動きが見られるようなところもありまして、
そこにうまくサービスが広がりつつあるような、
そういった状況でございます。
ありがとうございます。
会社のモットーというか、
あらゆる現場を可視化するっていうのは、
いつどこでどうやって思いついたんですか?
それに関しては、
もともと僕はモバイル向けのアプリ開発をしている会社の
神経事業とかを担当していたんですけれども、
その中でですね、アプリってすごくて、
全世界中のいろんなデータがリアルタイムに入ってくるわけですよね。
ツイッターとかでつぶやかれた内容とか、
それが遠く離れた場所の情報がリアルタイムに来る一方で、
身近なデータというのがあまりリアルタイムでは分からない。
具体的に例えば倉庫にトラックが到着したとかっていうのは、
03:01
実はリアルタイムでは分かって、
電票が回り回ってようやく、
あのトラック到着したんだということが分かったりする。
そういうのに自分から遠い外国のことはすぐ分かるくせに、
身近な現場のデータが分からない。
そういったことが結構様々な業界であるっていうのを見たり聞いたりしてきたので、
そこについてもう少しですね、
身近な現場のデータをリアルタイムに知ることで、
業務が改善されたり、
安心・安全になったりっていうシーンがいくつかあるんじゃないかなと思いまして、
それをあらゆる現場を可視化するというようなミッションにしたという背景があります。
でも岡村さん、アプリ以外しかないですよね。
あんまり現場とかに行かなかったんじゃないですか?
いや、めちゃくちゃ行ってましたよ。
そうなんですか?
行ってました、行ってました。
いや、アプリ会社だったんですけど、
結局アプリを開発するというか、
住宅開発のビジネスモデルなので、
優秀な人材を囲えば囲うほど伸びればと思うんですけど、
一方でサービスとして成り立てするってすごく難しいんですよね。
確かに。
で、やっぱり開発し続けて、
俺多分当時日本で一番アプリ開発のプロジェクトをやったと言っても過言ではないと思ってるんですけど、
疲れちゃったんですよ。
それこそ常に10件ぐらいのプロジェクトを回しながら、
新規の開発案件の営業もしたりですとか、
あと影響して納品したらおしまいじゃなくて、
その後のサポートとかもあるので、
その調整しながらってやると、
やっぱり1人300ぐらいのことをやりながら、
これを続けるのは厳しいなと思ったので、
なんかアプリを開発しなくても稼げるようなビジネスモデルってないのかなと探してたんですね。
ただちょうど2013年にAppleがiOS7を発表したときに、
IPコンが出るぞみたいな。
これは可能性感じたんやけど、
検知したログがどんどん溜まるっていうものなんで、
もちろん検知した後に何をするかって大事なんですけど、
そのログもちゃんとデータとして保存しておけば、
もしかしたらそのデータがビジネスになってくれる?
自分の代わりに稼いでくれるんじゃないかというふうに思いまして、
そのビジネスをやってみようということで、
iBeaconを使ったSDKのサービスですね。
BCAPとしてリリースしたんです。
ただそれどうやって使うのって皆さんが分からないんで、
ビーコンの現物を持って行ってお客さんの席に見せたりですとか、
デモを見せたりとかしているうちに、
工場とか病院とかいろんなところでここでもデモをしてよみたいな感じになって、
実際現場に行く機械プレートとか建設現場でもそうです。
データセンターとかも行ってましたし。
いろんなところに行ってやってましたね。
でもビーコンの説明って大変ですよね、意外と。
大変ですね。
なんていうんでしょう。
結構電波って、言い方ですからあやふやなものじゃないですか。
確実にその1メートルなのか2メートルなのかっていう距離で分けられるものじゃないっていうね。
電波強度とか測りながらいろいろ測定はしてると思うんですけど、
スパッとここまで電波届いて、
ここから先は一切電波届きませんみたいな、
そういうことではないと思って。
だからその概念を伝えるの結構大変でしたね。
06:04
そうですよね。
でもそれにしても2B向けのサービスしかやってないですよね、Bキャプさんって。
そうですね。
それで12万人に200社集めるって大変じゃないですか。
本当嬉しい限りではあるんですけど、
大企業さんもいらっしゃいますし、
最近中小企業もようやく増えてきてますけど、
従業員の皆さんが便利に使ってくれる環境になったっていうのは正しいかなと思って。
前まではちょっと面白ツールっていうか便利ツールみたいな位置づけだったんですけれども、
先ほど申し上げたハイブリッドワークとかフリーアドレスとかの新しい働き方になると、
意外とこれがスタンダードになると皆さんちょっと困っちゃう。
そういう現象が生まれてまして、
そこはうまく世の中のニーズと現在提供しているサービスがフィットしてきたんだなという印象があります。
なるほど。これはやっぱりコロナ後のリモートワーク導入に際してという感じですか?
はい、そうですね。
リモートワークも昔からいろんなリモートワーク推進協議会とかいろいろありましたけど、
なかなかそれでもやってる企業さんというか先進的な企業さんとか、
一部の大企業に対して意識が高い方々がやってたと思うんですけど、
それがコロナで強制的に皆さんがテレワークしたっていうこの経験がすごく重要だなと思って。
一度それを経験すると全く同じようなものを戻せないというのもありましたので、
そういった状況にうまく当てはまっているなというふうには思います。
なんか統計とかを見てると、この2023年の9月現在、いわゆるアフターコロナと言われる現状で、
だいぶリモートワークなくなりつつあるみたいな報道も出てますけど、
実際どうなんですかね、その導入された200社さんってどんな感じで、一概には言えないかもしれないですけど。
出社率はやっぱり上がってる傾向は見て取れまして、ソフトは10ポイント以上上がってると思います。
特にメーカーさんはやっぱり上がってますね。
逆にIT関連とかは、要はリモートでも生産性の高い働き方ができる業種ってあると思うんで、
業界とかあると思うんで、そういった方々はそんなに変動は大きくないですね。
リモートワークのまま業務を継続されてるっていうのも見受けられますし、
メーカーの方が多分対面コミュニケーションが多いんだと思うんですよね。
例えばカップラーメンできましたって時に、カップラーメンの試作品って多分リモートでまずできないんじゃない?
まあ確かに。
で、やっぱ集まってみんなでディスカッションしたりっていう必要性があるのかなと思いますし、
そういった生の手触りを持った意見交換とかブレストできるのってやっぱりオフィスじゃないと難しいと思うんで、
そういった職場の方々は出社率も上がってるというのはあります。
Bキャップヒアはどちらに有効なんですか?
人がオフィスに出てた方がいいんですかね?
それともリモートの方が使いやすいですかね?
どちらかと言えば、どちらかと言えば出てる方が有効です。
それも出てると結局固定席っていう企業さんの方が今徐々に少なくなってきているので、
例えば川島さんに会いに行って、会いに行こうと出社するというか出社して何か仕事を終えた後に、
09:06
今日他にも来てる人いたらちょっと会っときたいなって方々っていると思うんですよね。
そういった方々を探したりするのに使ったりされてますし、
県庁だったのが3月末とかの臨時移動のタイミングですよね。
で、あれで皆さんこう移動するときって最後に挨拶されたいじゃない。
うん、なるほど。
でもこう出社したもののいろいろ片付けてるんですけど、あれ、ちょっとあれいいんだなみたいになって、
で、うちのそのサービスに行って、今日出社してる人を確認して、
で、挨拶した人に一人一人会いに行くっていうので、
3月末のアクティブ率がやたら高かったっていうのは貴重な経験ですね。
なるほど、面白い。そういうあれですね。
人の行動、イベントに基づいてっていう行事に基づいてっていうようなのもあったりするんですね。
さっきちょっと1つ、2024年問題っていう言及がありましたけど、
ちょっと詳しく教えてもらってもいいですか。
ありがとうございます。主に医師ですとか、あとドライバーなんですけれども、
すでに民間企業は働き方改革の関連法案の中で客観的な働いてる時間、
残業時間の上限とか決められていて、これを超えると要は罰金なわけですね。
で、それを今まで医師ですとかドライバーっていうのはすぐに設定できないと。
どうしても医師とかもね、患者さんがいたら対応せざるを得ないって、
すぐに残業の上限が、たとえば960時間ですとか、
そういうのがなかなか決めにくい環境になったんですけれども、
5年間の猶予期間があったんですね。
で、5年間その猶予期間があって、その中で働き方を改革して、
で、残業時間をいよいよ2024年の4月から上限が規制されますというのが、
法律が施行されると。
そうなってくると、本当にかなり残業されてる医師の方が多いので、
ほとんどの病院がその罰則を払わなきゃいけなくなってしまうという状態になってしまうんです。
で、それを何とかしないといけないということで、
医師の働き方の、実際どこにどれぐらいの場所に行って何に時間かかってるのかというのを分析して、
すぐにその仕事を他の人に任せるかどうするか、
とにかく勤務時間を削減しないといけないというのが、
医師ですとかドライバーですとかにやっぱり発生してるような状況ですね。
なるほど。
どっちもまずいですよね、人が。
そうなんですよ。
両方とも国を支えてるインフラなので。
まさにドライバーさんなんて今完全にそんなあれになってきちゃいましたもんね。
みたいですよ。
だから待機時間とかもね、やっぱり荷物が出来上がるまで待ってたりですとか、
そういった時間も結局拘束されている時間なので、
業務の中にカウントされてくると思いますし、
結果それがずっと長時間労働になっちゃうんですよね。
なるほど。
それに対してBe Cap Hereは、
実際に誰が何をしているっていうのを可視化して、
会社に対してそれを提供するっていうような立ち位置になるんですかね。
今まで言って働いた最初の時間と働いた最後の時間というのは、
この2つの時間ぐらいしか近代では分からなかったデータなんですけど、
12:02
この内訳の時間が結構大事だと思うんで、
その何にどれくらい時間かけてるのかっていうのを知ることで、
業務改善、働き方の見直しをしようというような取り組みを始めている業者様ですとか、
忙しい人が増えてきて、
これ自動じゃないと全部自分で記録つけられますから、
1日が限界だと思う。
確かに。
これが基本的に全部自動でビーコン検知したら、
その場所にいたということで集計されるっていうのが、
非常に医者ですとかドライバーの負荷もなくですね、
データが取れるので分析に専念することができるということが、
非常に好評な理由だと思います。
あらゆる現場を可視化する上で、
多分導入に対してのコストもだいぶ安いんですよね。
うちはもう安さがやっぱり売りですね。
安くないと使ってもらえないっていうのはもちろん、
もちろんデータそのものに価値があるんですけれども、
やっぱりそのデータを見たことがないお客様がほとんどなので、
まずはどんなものなのかなっていうのを見ていただきながら、
より深いデータが欲しければそこに関してはもう少しお金をいただくような、
とにかく始めやすい金額帯にすることが重要だなと思っておりまして、
基本的には業界最安値で突っ走っていきたいと思ってます。
なるほど、そうですね。
下手したらだって2桁違うようなソリューションもありますもんね。
そうですね。
ここはだから位置情報ビジネスって難しいところなんですけれども、
どこまでの精度を推すのかっていうことですね、お客様が。
それによってやっぱり精度をどうしてもね、
センチメーター級にしたいんだったら、
それなりの技術と労力とお金がかかってしまうのは当然ですし、
実はそんなに3メートルぐらいですっていうことであれば、
安く上がる方法もあると思うんですけど。
にしても安すぎません。大丈夫ですか、BKさん。
利益出てます。
利益出てますね。
これも多分理由があって、
元津田社前の会社からうちの会社って会社を分割してできてるんですよね。
一般的な新規事業の作り方って、
新しい会社があって、
その中で事業を作って、
そこに配属されてみたい感じになるんで、
結構多めに人が張り付いていたりとか、
そういうこともあるかと思いますし、
結論会社としてそのビジネスを成り立てるためには、
これぐらいの計画を持って稼いでいくと困るっていう、
もうちょっと数字があると思うんですけど、
うちの会社を分割して、
本当にBコンばっかりやってるメンバーが、
そのまま独立して会社になってるんで、
それしかやってないんですよ。
余計なことをやってないっていう、
超筋肉質な会社みたいな感じで、
そのことのためだけに特化している、
体制だったり組織だったりするんで、
逆にいい意味で言うと、
コスパが非常に優れている経営環境ではあるかと思います。
なるほど。力強い。
あと最後の質問なんですけど、
この先、スマートシティとか、
デジタル田園都市っていうような構想だったり、
国家方針だったりってありますけれども、
その中でBキャップさんって、
どういった活躍をしていかれるイメージですかね。
ありがとうございます。
基本的にはそういう大きな構想があること自体、
15:01
すごくチャンスだなと捉えていて、
私たちができることはやっぱり、
とにかくユーザー数を増やすことだと思っているんですよね。
本当にテナントとか企業とか、
もしくは個人の方々が、
これ便利だなって思っていただけるような、
市場の仕組み、サービスをどんどん提供していくことで、
それを使っている人のボスが増えれば増えるほど、
大きな枠組みと連携するときにも、
元のサービスがあれば、
そこって非常に簡単にできたりすると思うんですよ。
逆に大きな枠組みが先にできた後に、
これの利用者数を増やそうっていうのって、
結構大変だと思うんですよね。
確かに確かに。
そういう仕組みができるのと並行して、
うちの会社としては、
実際に使っているユーザーを増やしていって、
いざそういう仕組みができたときに、
ちゃんと繋げるように準備をしておきたいというふうに思っています。
ありがとうございます。
はい、じゃあ最後にBキャプソンの今後の展望について語ってください。
はい、ありがとうございます。
現在はオフィス向けの屋内自動サービスで、
手軽に使えるということで、
ユーザー数も増えてきてまして、
ここは伸ばしていく分野ではあるんですけれども、
一方で、あらゆる現場を可視化するというミッションに立ち回って、
病院ですとか倉庫ですとか、
そういったオフィス以外の分野での、
一応活用したサービスというのを、
さまざま企画しておりますので、
この10月以降はですね、新しいサービスなんかを投入する予定ですし、
ますます、はい、そういった位置情報を手軽に使える時代を、
自分たちの手でお客さんとして作り上げることができるようにですね、
安くて使い勝手にサービスを提供していこうと思っておりますので、
引き続きよろしくお願いいたします。
はい、ありがとうございます。
ではですね、今日はBキャップの岡村さんでした。
どうもありがとうございました。
どうもありがとうございました。
16:45

コメント

スクロール