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どうも、ハリーです。
ヤマンです。
今日、持ってきた本。
じゃじゃん。
今、大人気のね、左利きのエレンという。
うん。
知ってますか?
あ、知らなかったですね、これ。
これ、今度ね、10月からドラマ化されるんですよ。
えー。
漫画なんですね。
漫画ですね。
どんな話かというと、
高校生の男の子が、クリエイターを目指すんですよ。
デザイナーになりたいぜって言って、
ちょっと異体系の子なんですよね。
うんうんうんうん。
俺はこうして、なり上がっていって、
こんなショーを撮って、みたいなのを妄想しているんですよ。
うん。
で、同じ学校に、エレンという女の子が、
まあ同級生でいるんですわ。
うんうんうん。
この子は、めちゃくちゃ絵が上手いんですよ。
めちゃくちゃ絵が上手いけど、
いろいろあって、絵描きたくないわと。
まあ、その二人がこう、混ざり合って、もう…
なんて言うの?
俺ね、漫画の説明すんごい下手なんですよね。
要は、そのエレンちゃんが天才なんですよね。
エレンちゃんが天才で、主人公のコウイチ君が、
天才じゃない普通の少年?
作者の人がインタビューで言ってたんですけど、
彼はクリエイター中二病だと。
クリエイター中二病?
そうそうそうそう。
佐藤柏とか、柳井道彦とか、
そういう広告代理店に行ったアートディレクターとかの人に、
俺はなるみたいな。
雑誌でね、インタビューされて、みたいなね。
こんなことを知って、こんなショーを撮って、
こんなインタビューされちゃうな、みたいなのを。
いや、デザイナー目指してたら誰もが夢を見る。
そうなんですか?
見るんじゃない?
思ったことないけどな。
僕もないんですよね。
ないみたいな。
でも中二病というのが、
中二病って知ってます?
中二病って聞いたことあるけど、
自分が世界の中心で、
この世界は腐っていて、他の人はそれに気づいていない。
自分だけが気づいていて、それを変えられるのは俺だけだ、みたいな。
それが中二病ですよ。
そうなると自分が世界の中心なんで、
常に俺が俺がっていう考えになりがちなんですよね。
ただ、それで学生時代は何とかいけるんですけど、
大人になったら、結局社会の中の一人としての自分という、
この現実と向き合わなきゃいけないじゃないですか。
いろんな理不尽なことあるからね、社会に出ると。
そう。
コウイチ君は他とは違うクリエイターになって、
みんなワッと言わせて、チヤホヤされたいんだぜ、みたいな。
常に持ってしまっているんですな。
デザイナーでそれは痛いな。
痛いんですかね。
しんどくない?
デザインって、実際現場に入らないとわからないですけど、
結構自分のやりたいようにやれる仕事って、
そんなにないじゃないですか。
クライアントあっての仕事ですね。
そこの妥協点の探り合いみたいな時って多くないですか、仕事してて。
だからこのコウタロウ?コウイチ?
コウイチ。
コウイチがどう成長していくかっていうのが見物っていうことですよね。
そうなんですよ。
で、コウイチ君の先輩に神谷さんという若手ホープがいて、
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その人の下でいるんですけど、
コウイチ君ずっとね、その人になりたいなりたいみたいなの。
憧れ?
そう、思ってしまってて、
何巻だったかな、1巻か2巻かな。
この人やね。
この人ですね。
これ夜中に読むと寝れなくなっちゃうんで、
パソコン開かねばってなるんで。
なんで?
なんかせねば。
あー、そんなに熱いんや、みんな。
そうそうそうそう。
なんかね、とある仕事で、
なんかお菓子の広告の仕事があると。
それの企画を出してコンペ通ったら、
実際に広告作るぜみたいなやつで、
頑張って寝ずに企画を考えるんですよ、コウイチ君。
考えるんですけど、あまり結果が出せなかったと。
その時にその先輩の神谷さんから、
下っ端根性が抜けてないと。
これがね、分かるわー。
要は、企画はコウイチ君が考えたと。
ただ、それをいい感じにまとめるのは、
他のスタッフの人が全部やって、
それを回して指示出してみたいなことができずに、
ぼーっと俯瞰していただけで終わってしまっていたと。
で、そのままじゃいかんだろうと。
アートディレクターとしての肩書きを持つ者は、
みんなからの信頼もあり、
で、どうしたらいいかという指示を受けたり、
指示を出したりっていうのが必要だと。
で、そのなんか上司の顔色ばっかり伺ってるなと。
あー、なるほどね。
なんかその新人で、特にその凡人の人の新人って、
上司というか先輩の人とかに聞きに行ったりするじゃないですか。
聞きに行ったら聞きに行ったで、
なんかやる気がある若者だなみたいな、
最初は思われるじゃないですか。
ただ、その状況すげえ楽なんですよね。
あー、はいはい。
なんかこう聞きに行ったらやる気のある若者だと言われ、
実際俺はやる気ある若者だぜと自分も思っていると。
奮い立たせて。
でもそれはその状態がずっと続くと、
いつまでもこう自分は相談される側に行かないし、
あー、はいはいはい。
なんか指示を出して現場を回すような役割だったり、
責任感だったりっていうのが持てないと。
どっかで変わらないとね。
結構人に振るのって、
説明する時間でもうできちゃうとかあるやん。
その準備するのがすごい面倒くさかったりしてて、
何でも自分でやっちゃう傾向にあってんけど、
もうこのままやったら体持てへんなと思って、
今めっちゃ振るようにしてますね。
振るスキルって誰も教えてくれないんですよね。
ね、結構。
でもそれしていかないと、
結局ビジネスとして大きくならないですしね。
プレイヤーとしてタンク上げていくっていう方法もあるとは思うんですけど、
なんか小山さんは憧れてる人とかっているんですか?
業界の。
僕ね、いないんですよ。
ていうかね、僕デザイナーのくせに
デザイン業界の有名な人の名前とかも全然知らないんですよね。
逆に同業のデザイナーキモさんとかと喋ってて、
キモさんやたら詳しいから、
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あの人のデザイン知ってるみたいなことになるんですけど、
そのあの人が全然わかんないんで、
だからちょっと僕ね、
違うと思うんですよね、他のデザイナーと。
そうですね。
もし今、高校生ぐらいの人が、
すいませんって来て、
僕もデザイナーでクリエイトしていきたいんですみたいな、
熱い学生が来て、
来たら何教えます?
いやとりあえずいろんなことやらせてあげたいですよね、でも。
あ、そうですか。
現場はこんな感じだよみたいなんで。
今うち人手不足なんでね。
フル仕事いっぱいありますよ。
スキル的な部分と、
スキル以外の部分とあるじゃないですか。
左利きのエレンの中で、
サユリちゃんっていう高校生時代の同級生がいるんですけど、
サユリちゃんめちゃくちゃ頭がいいんですよ。
帰国子女なんですよ。
8年ぐらいアメリカ行ってて、
高校から日本に帰ってきましたみたいな。
英語ペラペラなわけです。
自分は他の人より英語ができると。
で、価値っていうのは希少性だと。
常に自分が希少な価値を提供できる環境にさえいれば、
自分の価値は高いままいられると。
その通りですね。
なんで自分が得意な英語というのを生かして、
高校に行ったみたいな話があったり、
でもこのまま卒業して、
今ぐらいの英語力で社会に出ても、
グローバルな会社だったら自分よりできるやつはいっぱいいるというのを見越して、
準備せねばみたいなのをしている。
めっちゃ賢いんや。
で、さゆりちゃんが言ってるのは、
スペシャリストとジェネラリストって言ってて、
スペシャリストは何か自分がめちゃくちゃ得意な分野をひたすら突き詰めて、
それこそ野球がめちゃくちゃ得意とか、
っていうような人。
そういう人がスターとして扱われるけど、
それよりもジェネラリストという、
いろんな分野を広く知ってるのがジェネラリストで、
スペシャルな人はちょっとでも合わないと全然マッチしないと。
ジェネラリストの方だと広い視点で見れるから、
どういうふうにするのが最適かいかみたいなのを柔軟に対応できるみたいなのがあって、
世の中的にはそっちの方が需要あるよみたいな。
女子高生ながらにしてそれを考えてるんや。
すげえな。
俺も最初に勤めたデザイン会社の社長に、
お前はスペシャリストじゃない、ジェネラリストや、言われたけど。
その社長もいろんなデザイナー雇ってて、
やっぱりデザインの話になるんですよね。
スペシャリスト側の人たちと話してると。
僕そんなことなかったみたいで、
お前はジェネラリストやな、みたいな言われたことありますね。
褒め言葉なのか、何なのかよく分からないけど。
全く何も気にせえへんかったけど、それ思い出したな。
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でもね、前々回ぐらいに、
ホリエモの多動力っていう本を紹介したときに、
一個のことを突き詰めて、突き詰め続けるよりも、
ある程度のとこまで行ったら、違うジャンル行って、
その違うジャンルをまた突き詰めていって、
自分の希少価値を高めるみたいな。
そんな方法も今あるっちゃあると思うんでね。
一概にスペシャリスト派とジェネラリスト派に
分けれないとは思うんですけどね。
2つの専門性持ってる人だって、世の中にいっぱいいてるし、
その人たちってスペシャリストであり、
ジェネラリストでありだし、
なんか僕は、僕ですよ、あくまで僕の考え方ですけど、
一個のことにむちゃくちゃ突き詰めるよりかは、
幅広く3つぐらいに絞ってやっていくのが、
一番いいんじゃないかなと思いますけど。
3つぐらいじゃないですかね。
全然違うジャンルでも。
クリエイターになりたいぜという高校生が来たら、
そのデザインの道はとりあえず頑張ってもらうとして。
そうですね、デザインでも何か絞ったほうがいいですよね。
例えばお菓子のパッケージとか、
さっき出たお菓子のパッケージでもいいし、
飲食店のポスターとか、
自分の得意なフィールドを1個見つけてやって、
もう1個は全く違うお金の計算でもいいじゃないですか。
例えばしっかり自分の価格表を持っているとか。
マネタイズというか。
そうそう。
それ大事ですよね。
あんまり金言いすぎたら、
クリエイターが金の話をするのかと思われるかもしれないけど。
でもめちゃくちゃ大事ですからね。
だって金のことを考えている人のほうが、
いいものを作る感あるんですよね。
高いお金を払ってでも頼みたいと思われるには、
どうすればいいかっていうのをちゃんと考えていくと、
需要に合ったものを提供できるようになるっていうような。
どっちが割と先にあるほうが。
いや本当に。
そんなわけでね。
そんなわけでね。
左利きのエレンね。
今ジャンププラスで連載中で、
スピンオフじゃないですけど、
左利きのエレンハイプというのも、
プラスで連載しているんでね。
クリエイターになりたい人はね。
夜読むとちょっと寝れなくなるんで。
いやちょっと冒頭さっき読んだけど、
むっちゃ暑いですよね。
夢を追いかけて、
俺はこうなるんだみたいな。
僕今一番好きですねこれが。
そうなんや。
クソみたいな日にいいもの作るのがプロだ。
ってことでね、
皆さんも頑張って今日もいいものを作って。
確かに。
世の中を。
ハッピーにしましょう。
このあたりで。
失礼いたします。
おひけなすってください。
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それでは、
さよなら。
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