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2022-08-03 11:16

【詩吟ch】僕は苦手!和歌の吟じ方を解説します<田子の浦ゆ>

(和歌)田子の浦ゆ / 山部赤人
田子の浦ゆ 打ち出でて見れば 真白にぞ
富士の髙嶺に 雪は降りける

#詩吟 #和歌 #百人一首
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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方を、
分かりやすくザックバラーにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
最近はですね、ちょっと寝不足だったから、
しっかり寝て頑張らなきゃなぁと思って、
でもやる気がまたフツフツと出て、
昨日またちょっと5時間睡眠ぐらいになったりするとですね、
すぐなんか体調が少し下降気味になってくるということで、
やっぱり6時間はちゃんと寝ないといけないですね。
はい、まだまだ暑いんで頑張っていきましょう。
今日はですね、前回【詩吟ch】の話したんですけれど、
なんか結構嬉しいコメントをいただきまして、本当にありがとうございます。
という風に疑問を少しずつ答えていけたらなと思っているんですが、
今回もですね、早速和歌の吟じ方について教えてください、
というコメントがyoutubeの方でありましたので、
そちらに回答させていただきます。
和歌ですよ、和歌。
和歌はですね、正直僕結構苦手なんですよね。
だから多分無意識的に、意識的に和歌を結構避け続けてきたんですけれども、
質問されたらもう答えないわけにはいかないということで、
本当にあんまり大したことないんですが、
僕の答えられる範囲でできる限り、和歌の吟じ方についてお答えしていきたいと思います。
あまり期待しないでくださいね。
10回、10個ぐらいは吟じてきたことありますけど、
発表会とかで2、3回吟じたかな。
でも和歌の大会に出たとかはないんで、そういうことです。
ではですね、和歌。
和歌をどういうふうに吟じていくかということなんですけれども、
気をつけるべきポイント、知っておくべきポイントは5つありますので、
その順番にお話ししていきます。
先に結論からいきますね。
1つ目、和歌は上映と本映に分かれるということ。
2つ目、上映はシンプルに淡々と吟じていく。
本映はたっぷりと情緒豊かに吟じていく。
4つ目、上映も本映もアクセントは同じ。
5つ目、力強く吟じないということです。
ということで、この5つの内容で順番に説明していきたいと思います。
では1つ目ですね、和歌は上映と本映に分かれるというものです。
通常の漢詩であれば、気象転結に分かれていくんですね。
気区、生区、転区、欠区に分かれていくんですけれども、
和歌の場合はですね、そんなに多くないんですよ。
字が多くないので、1回さらさらっと終わったら、
もうそれですごい物足りない感じするんですね。
だから、同じ詩を2回吟じるわけなんですよ。
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そう、これやこの行くを変えるも別れて、あれなんだっけな。
まあいいや、この後またちゃんと吟じるんですけれども、
2回吟じていくんですね。
2回?あれ2回?違う、2回ですよね。
2回吟じていくんですけれども、
その1回目が序盤の序に映ずると書いて、上映と言います。
2回目の方は本盤に映ずると書いて、本映と言っていくわけなんですね。
この2つ、上映と本映に分かれるということが基礎的なところになります。
では2つ目ですね、上映についてどういう風に吟じていくかということなんですけれども、
上映というのはですね、本当に序盤という言葉もありまして、
この詩はこういう文章、こういう詩なんですよっていう、
ただ詩文をですね、淡々と伝えていくだけ、
できるだけ無味、感想に、短く、サラサラっと、
そういう風に吟じていくスタイルになっています。
最初からたっぷり吟じるとですね、2回やるから飽きてくるんですよ。
という意味合いも含まれていると思いますけれども、
上映とはそういうものなんですね。
で、次、本映ですね、本映。
本映からいよいよ気持ちよく、気持ちを込めて、
詩情を込めて吟じていってくださいということ、
たっぷりと伸び伸びと表現していくということが本映になっていくんですね。
くれぐれも上映からその気持ちをもう滲み出させないように気をつけてください。
そして4つ目、4つ目は上映と本映のアクセントは同じということです。
これよく間違えている人、無意識的に間違えてしまう人もいるんですけれども、
上映で淡々と言っているからアクセントも淡々で、
本映で伸び伸びやってるからアクセントも色鮮やかにやってるみたいな、
そんなことをやりがちなんですけれども、それはくれぐれもNGなんですね。
なぜなら詩吟は詩文を伝えることが命題であるから、
その上映の吟じ方によってですね、アクセントが変わるなんてことはあっちゃいけないんですよ。
言葉は言葉、それをまず丁寧に伝えて、
その後の節調ですね、節調でその表現とかを伝えていくということになるので、
詩文の伝え方としては変わらない、一定なわけです。
ということで上映と本映はアクセントが同じということを知っておいてください。
そして5つ目ですね、5つ目、和歌はとにかく強く吟じない、優しく吟じるということです。
詩吟やってるとですね、ついつい、僕も普段から言ってますけど、
力強い声を出すのに力強い声で優しく吟じないといけないという、
この矛盾する世界をですね、一体できる人はどうやってるのか、僕はもう本当すごいなと思います。
優しい詩吟ができる人はですね、本当に本当にすごいですよ。
女性に多いですし、男性でもそういう方たまにいらっしゃるんですけど、
そういうのを聞くと鳥肌が立ちますね。
僕の場合は、僕の場合はですね、本当に力強い吟をやるとき以上に、
その2倍ぐらいお腹が痛くなるほどに、本当に神経も張るし、お腹も使うし、嫌なんですよ。
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なのであの、しゃくり、この間話しましたけれども、しゃくりも結構あの、力強くやる吟で出やすいので、
あまり和歌でですね、ガンガンしゃくりを入れるというのもまあ、あまり良くないかなと思います。
であの、詩吟やってると最後の押し出したりするところもですね、
そういうようなこういう力強い表現もですね、極力なくしていってですね、
漢詩の場合だとしっかりと伸ばしてピッピッと止める、そういうような形が美しいとされているんですが、和歌は違うんですね。
スーッと行ってフッと消える、そういうような表現が美しいとされている世界観なので、
そう、だから吟じ方が全然変わってきます。本当にそうなんですよ。
ということで、力強い吟が好きな私としてはですね、この和歌が本当に苦手。めっちゃ苦手です。
ということで、5つポイントをお話しさせていただきました。
1つ目、上映と本映に分かれる。2つ目、上映はシンプルに淡々とテンポよく吟じていく。
本映はですね、情緒豊かにたっぷりと吟じていく。
4つ目、アクセントはですね、上映も本映も全く同じということ。
5つ目は、5つ目はとにかく優しく吟じていくということです。
さて、後半ですね。ここで監視しちゃったらもうアホかと言われてしまうので、詩吟、和歌をちゃんと吟じていきたいと思います。
田後の裏湯ですね。山辺の赤人が作った百人詩に出てくるやつ。
ちょっと百人詩と少し違ってきますけれども、それは何なんですかね。解釈の違いと言いますか、わからないんですけど。
富士の山に臨める歌の繁華だったかな。僕が習った時はそういう風なタイトルでしたけれども。
田後の裏湯。打ち入れてみれば真っ白にぞ、富士の高嶺に雪は降り切る。
富士山の美しさをですね、とにかく立てるわけなんですけれども。
節張もですね、節張も正直よくわかんないんですよね。むしろ詳しい人に僕はちゃんと教えをこいたい。
節張もですね、漢詩みたいになんかシンプルな型が定まっているわけではなくて、独特な感じがいくつかあるんですよ。
これも僕も結構怪しいので、これから歌う吟も節張がちょっと怪しいところがあるかもしれません。
そういうところはですね、ちゃんと指摘してください。
よし、じゃあ事故する可能性は3、4割ありますけれども、頑張っていきたいと思います。
田後の裏湯。山辺の赤人。
田後の裏湯打ち入れてみれば真っ白にぞ、富士の高嶺に雪は降り切る。
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田後の裏湯打ち入れてみれば真っ白にぞ、富士の高嶺に雪は降り切る。
富士の高嶺に雪は降り切る。
いかがでしたでしょうか。難しい。本当によくわかんない。
前半淡々と、後半はですね、本当に情緒豊かに。
そしてもう節張がよくわかんない。よくわかんないんですよ。
で、あと力強さをですね、極力減らして尺利をですね、多分1回しか入れてないんですね。
本当に1回しか入れてない。本当になんかいろんなことを意識するんですけど。
まあこの優しく吟じるって本当難しいですね。吟じる人尊敬します。
ではでは、今日はこんな感じで勘弁してください。
引き続きですね、リクエスト。こんな吟じ方知りたいとか。
詩吟に関するこういうとこ教えてほしいとか。
私の答えられる範囲ではありますけれども、できるだけわかりやすく言葉を多めに喋っていきたいと思いますので、
どしどしお待ちしております。
詩吟のミルクを発信する詩吟チャンネル。
今日は以上です。どうもありがとうございました。バイバイ。
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