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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとってもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
いつも通り、詩吟、漢詩や和歌、俳句を一つご紹介して、吟じていくということで、どんな内容なのか、どういう風に吟じたらいいのか、どう楽しめばいいのか、分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
今日は、休日の収録なので、いつもよりちょっと長めの詩をですね、ご紹介していきたいと思います。
今回はですね、これすごいですよ。13歳の子供が作った詩文ですね。
10回、術解と言いますか、10回ですね。
気中の都市偶作、13歳の時にたまたま作ったということです。
雷山陽という方が作られた漢詩になっております。
1700年代後半から1800年代にかけて生きた方ですね。
たくさんの漢詩を残しておられます。
もうあの、意味がわからないですよ、これ。
13歳が作りましたからね。
そういう意味で、まず聞いてみてください。
既に水の如し、天地始終なく、人生静止あり。
いずくんぞ、古人に類して、千載静止に列するを縁。
十有三春秋、十個あると書いて、三。
三に春秋と書きます。
私ももう13歳になってしまったという意味ですね。
行くものは既に水の如し。
これはですね、成人の孔子、孔子様のおっしゃる通り、
この年月というものは、まるで川の流れのようにどんどんと過ぎ去ってしまう。
天地始終なく、人生静止あり。
天地は、自然とかですね、天地の自然というものは始まりもなければ終わりもない。
けれどもですね、始終なく、始まりも終わりもない。
けれども、人生静止あり。
人間の一生というものには、どうしても限りがあると。
いずくんぞ、古人に類して、千載静止に列するを縁。
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この短い短い一生の中でですね、
どうやったら、昔の過去の偉人のようにですね、
そういった人々の仲間入りをして、
長く立派な歴史の中に、静止に列するですね。
千載だから、もう長く長く長い間、
この立派な歴史の中に残ることができるんだろうか。
どうか、そうやってなりたいものだと。
いわゆる、漢語ですね。
そういう意味で、自分がなりたいけれども、
もうどうしたらいいんだろうと。
そういう熱い熱い志が書かれているという内容です。
これ13歳ですね。
13歳というのは、中学校1年生ですか。
意味が、意味が分かりません。
これしか感想が出てこないですね。
従有三春秋、行く者は既に水の如し。
これは五言絶句の起承転結4つの塊なんですけれど、
さらに2つ分続いている、ちょっと変わった形にはなっております。
そういう意味で五言絶句ちょっと長めということで、
中級レベルという風にランク付けしていきたいと思いますけれども、
じゃあどのように吟知で言ったら良いかですね。
これは難しい。
難しい。
従有三春秋、13歳になってしまった。
これは一体どういう気持ちで吟じたら良いんでしょうかね。
難しい。
僕も今33ですけれども、
30、33春秋ってことになるのかな。
よく分からないですね。
まだまだこれからやりたいことがあるけれども、
それでも年が過ぎるのは早いなという気持ちで吟じていくしかないんだろうなと。
若々しい熱い熱意で吟じていくしかないんだろうかなと思います。
人生生死有り。
人生のところはですね、銀河割りのように1回下がって、
さらに揺り上げのように上がっていくだいぶ変則的な節回しがついていますので、
ここがちょっと難しいですね。
人生生死有りの人生というところ。
あとは天地始終無くとか、
ここはですね、五言絶句ならではの短い言葉だけなんですけれども、
そこで一息分たっぷり10秒以上吟じ切るというところがあって、
ここでいかに人を聞かせるか、
節回しだけで人に聞かせるかというところが難しくなってくるのかなと思います。
吟じようと思うと難しい。
そして気持ちを表現しようと思っても難しい。
それでもですね、立派な立派なすごい本当に素晴らしい詩だと思いますので、
頑張って吟じていきたいと思います。
十回 気中の都市偶作 来三陽
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十月三旬中
行く者はすでに水も落とし
天地始終無く
人生に
生死に
あり
いずくんぞ
故人に
類して
潜在
生死に
レッスン
以上となります。
もう吟じているうちにですね、なんか気分が若返ってきますね。
だいぶなんかこの若々しいエネルギーがすごく含まれているのかなというふうに吟じながら感じました。
いかがでしたでしょうか。それが伝われば幸いです。
ということで今回13歳の来三陽が作った10回ご紹介させていただきました。
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詩吟の魅力が伝われば幸いです。
詩吟チャンネル今日は以上です。どうもありがとうございました。
バイバイ。
