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詩吟日本一による声を鍛えるラジオ。こんにちは、詩吟ユーチューバーのheyheyです。
今日も声に役立つ話を1つお話ししていきたいと思います。
今日お話しするテーマはですね、発音や滑舌を良くするために唇だけ気をつけていませんか?という、そういうテーマでお話ししていきます。
発音を良くしましょうとかですね、滑舌を良くしましょうとか、そういう話をされると、特に発音になるかな?になるとですね、
たぶん唇の形だけ人から指摘されたり、自分で意識することが多いかなと思います。
自分自身もですね、詩吟の先生から、もう唇の形はおはこうだよとかですね、うはこうだよとかですね、そういうふうにすごく指摘されるわけなんですけれども、
20年以上続けてきてですね、思うのは、いや唇の形だけじゃないよねっていうふうにシンプルに思います。
そのそもそもですね、声というものはある意味3次元的な存在なんですね。
口の声、なんだろう、呼吸を声帯を通して声に変換するんですけれども、別に声帯から直接出ているわけじゃなくて、その次に口の中ですね、口内の空間を通しているわけなんですよ。
なのでこの口内の空間からどういうふうに出力するかアウトプットするかによって聞こえやすい声というものが出てくるわけなんですね。
なので、つまりはこの口の中の3次元空間、これをどのように扱うかというところが発音の良さに効いてきます。
だからこういう3次元的なものをですね、唇の形だけで制御しようなんてことがおこがましいんですね。
だから今日はですね、他にどういったところを気をつけたら良いのか、全てを別に常に認識、意識する必要はないんですけれども、
とはいえですね、唇の形ばかりやるのではなくて、こっちの方を意識したら喋りやすいかもとか聞こえやすいかもとか、
そういうヒントに自分の音声を聞き直して、こっちの方がやりやすいというヒントにしていただけたらと思います。
なので4つ5つぐらいですね、参考になりそうなものをお話ししていきます。
唇以外に何があるのかというところなんですけれども、
まず下の位置ですね、下もさらに3つぐらい分かれるんですけれども、下先の位置、まずこれがありますね、下の先っちょ。
サシスセソとか、こういうタチツテトとか、ここら辺の場合はですね、下の先っちょが結構効いてきます。
これが下顎の方についているのか、空中に漂っているのか、上ら辺にいるのかですね、これによっても結構聞こえ方が変わっていきます。
そして2つ目は下の中腹です。
ナニヌネノとかですね、がメインかな、ナニヌネノ、ハヒフヘホは奥か、
ナニヌネノのあたりは、この下の中腹がどこにあるのかを意識することで、より聞こえやすい言葉になってきます。
で、あと下の根元の方ですね、ガギグゲゴとかですね、ガギングゲンゴとか、
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こういった場合は下の根元の方に意識を巡らしてあげるとですね、
こういうところにあるからこういう発音になるのね、というのが感じるかなと思います。
そして4つ目になるんですけれども、4つ目はですね、口角になりますね。
口角、つまり唇の両端のところになります。
このあたりを少し上目に、上目にやっていれば明るい声になりますし、下目にやっていたらなんか暗い感じになると。
歌を歌うときに口角を上げましょうって言うんで、これは普通にニコッという風にすれば、それだけで口角は上がります。
ただ、普段慣れていない人は放っておくとどんどんどんどん下がっていくんで、自然と下がっていくんですね。
なので声が重力に負けるっていうのも地味にこういう口角のところが効いてくるんじゃないかなと思います。
で、4つ目言ったのかな。で、5つ目がですね、奥歯です、奥歯。
これあまり言ってる人はそんな聞かないんですけれども、声がくぐもってしまうような人はですね、唇だけじゃなくて、この奥歯がちゃんと開いているかどうかというところも意識すると良いです。
奥歯が閉じたままだとですね、本当に口の先端だけアヒルみたいな感じでパカパカしているだけでですね、根元が開いていないから、その先っちょを開いてもですね、結局は聞こえづらいままなんです。
なので、奥歯の方からパカパカとちゃんと開くような意識を持つだけで、それだけで口が開放的になって聞こえやすくなるという、そういう寸法です。
だいたいそんなところかな。なんか言い忘れてるようなところがなくはないんですけれども、口の中だけでもこれだけ考えるところ、意識するポイントがあります。
私の声はどこが聞こえづらいのかなとか、あ行なのかな、が行なのかな、な行なのかなとか、そういうところに合わせてじゃあ何の音のっていうのは口をどういうところを動かしているのか。
じゃあ下の中腹を考えようかなとか、奥歯をもう少し意識して喋ってみようとか、そういうふうに考えるだけでもですね、声がだいぶ変わってくるかと思いますので、ぜひぜひ参考にしてみてください。
では最後まで聞いてくださってありがとうございました。これから仕事に行ってきます。ではバイバイ。