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2025-03-09 18:44

【詩吟ch】地味だけど:「止め」が重要である5つの理由<後半:術懐(回天詩史)>

述懷(回天詩史) / 藤田東湖
三たび死を決して 而も死せず
二十五回 刀水を渡る
五たび閑地を乞うて 閑を得ず
三十九年 七処に徙る
邦家の隆替 偶然に非ず
人生の得失 豈徒爾ならんや
自ら驚く塵垢の 皮膚に盈つるを
猶忠義を余して 骨髄を塡む
嫖姚定遠 期すべからず
丘明馬遷 空しく自ら企つ
苟も大義を明らかにして 人心を正さば
皇道奚ぞ 興起せざるを患えん
斯の心奮発 神明に誓う
古人云う 斃れて後已むと
古人云う 斃れて後已むと


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サマリー

詩吟における「止め」の重要性が解説されており、余韻や前の長さ、テンポ感、緩急強弱など、詩吟の表現力を決定づける要因としての役割が強調されています。また、「止め」の技術が詩吟において美しさを生む要素であることも伝えられています。このエピソードでは、詩吟における「止め」の重要性について5つの理由が説明されており、「止め」がもたらす効果が詩吟の表現力や発声にどのように影響を与えるかが考察されています。

詩吟チャンネルの紹介
詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ちょっと最近あの配信がですね、特に通常配信がさらにあのなんか全然配信できていなくて申し訳ないんですけれども
年の末なんでですね、本業で外出する、出張する機会があって
いつも通勤の車の中でやってるんですけど、電車で出社先とか都内に行くとかなったりすると収録ができなかったり
あとは先日娘が吐いてしまって病院がワーワーみたいな
病院でも吐いてしまってワーワーしたんですけれど
そういうことがあって、あとは僕も若干疲れが残っていて朝起きられなかったりみたいな
ちょっと今立て続けに続いてしまってですね、配信が少なくなってしまいました。
収録だけして配信する気力もなくて終わったものもいくつかあったりしてですね、申し訳ないんですけれども
体調は無理せずにコツコツとちょっと頑張っていきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いします。
止めの重要性
ではですね、今日早速本題に行きたいと思うんですけれども
死因における止めですね、止め
この止めが重要な○○のいくつの理由みたいな感じで
4つ5つぐらい話せたら良いのかなと思っております。
この止めですね、止めはどういうことかというと
節長の最後のところですね
この最後のうってですね、最後のうって止めるとこ
文字通りこの止めのことに関して今日はとにかくクローズアップしていくということです。
これですね、一見するとものすごく地味な話なんですよ。
ただ声を止めるだけですからね。
だから僕も小さい頃とか10年前とか言われてもですね
そこまでピンと来なかったかなと思っています。
だけれどもですね、やっぱり人の教えたりしているとですね
ここの重要性がすごくすごく分かってくるんですよ。
止め方としてはですね、いくつかやり方がありますというか
基本的にはですね、やっぱり銀は声が結構力強いんで
僕はよく常々言っているのはゴシックタイですね
文字のゴシックタイ、ミンチョウタイとかあるじゃないですか
ゴシックタイのように太さが一定で最後のところでブッと切れるぐらいの
そういうような切り方が詩銀においては基本的にやった方が良いと思っています。
ミンチョウタイのようなとかですね
筆記タイのような、筆記タイ?
達筆な感じ、聡書タイとかで
最後を筆で書いたようなスッと消える
ああいうやり方は基本的にやめた方がいいです。
これは本当にゴシックタイがマスターした上で
さらに何かの次のスキルとしてやるそういう順番がいいですね。
銀字手見るとこんな感じですね。
宿宿
打って止める
こういうのはダメってことですね
さらにもっと力強くやろうとすると
宿宿
って感じでグワッと起きたりとか
そういうような止め方があります
まあだいたいそれぐらいで終わってくるんですけれども
このデートを止め止める際はですね口を閉じるっていうのはちょっとまああんまり良く ないんですが口の中を閉じる感じが多いですね
口の中をしたで
下の下の奥で喉の上を喉の上側をキュッと押し押し上げてこの空気の通り道をプッと 止めるみたいな
まあそれが僕はやっぱりよく使ってますね本本当の意味では多分お腹の方で絞ってこの 根元からキュッと水道のもとを閉めるみたいな感じでやった方がいい
とは思うんですけれどもまあやっぱりなんだかんだ僕は今のところ僕のレベルでは 喉の奥でキュッと止めて口は開けたままだけれどもというそういうやり方になります
で本題ですねなぜこの止めが重要なのかというところです まず真っ先に出てくるのはですね
この止めが余韻を決めるからですね余韻とか後味 この銀の後味というものを決定づけるのはこの止めになります
これがフーッと言ったらですねフーッとした感じの余韻が残りますし言ったらでそこ までの力強い感じがそのままある意味綺麗に残ってくれるんですね
この余韻を決定づけるというのがまず止めの理由の一つになります そして2つ目はですねうんと前の長さを決めるからになります
ここの前そうこうふわっと消えていったらですね 前がどれだけどこからどこが前なのかが分かりづらいんですね
ゴシックタイムにぷっと決めた方が前がじゃあこれは短めの前にしよう長めにしよう 自分でもやりやすいですし聞いている人にとっても分かりやすいというものがあります
そして3つ目ですね前が決まるということはですね 銀の速度感テンポ感というものもここで決まってくると言えます
そう前でコントロールしようと思ったらですね実はこの止めのやり方のところからこの 始まっていたという話ですね
ちょっと複雑になるんですけれどもこのちゃんとぷっと切った方がやはりテンポよく 主体的にコントロールしやすいんですけれども
毎回無意識的無意識的にふわっと消えているとですねこの前もコントロールしづらくなって ついつい銀が間延びしてしまうということになります
そしてえっと4つ目ですね4つ目としては うーんと緩急強弱が
銀の流れが決まってくるから緩急強弱が決まってくるからということになります この前を
止めの技術と美学
止めてすぐぐわっと次に行ってやるのかどうかなんというかな じゃあちょっと実演した方がいいですね
祝祝まず短めにやりましょう
シュクシュク〜〜〜〜夜変わろ〜〜〜〜
という風にやるのか
シュクシュク〜〜〜〜夜変わろ〜〜〜
これは今どっちもぷっと止める感じで
短めにやった場合と
たっぷりめにやった場合の風にやったんですけれども
これをですね
どっちもフワッとやるとやりづらいんです
宿宿
夜川を
これがですね
悪くないかと言うと
一見悪くなさそうに聞こえるんですけど
メリハリがないんですよね
どこで終わったのかどこで始まったのか
それがすごく分かりづらいというところがあってですね
やっぱり良くないですね
5つ目いきましょう
この柑橘強弱が決まるってことはですね
市場表現がもうこれで決まってくるんですよ
分かりますかね
柑橘強弱を持って
ただ揺らしていればいいのかという話ではなくてですね
市場表現を主体から柑橘強弱をつけるんですよね
もう何かどっちが先かというのが分からなくなってきた感じはあるんですけれども
詰まるところ全部を整理するとですね
この余韻が決まります
間合いが決まります
間合いが決まるということは
この銀の速度感とかも決まってくるし
この銀の流れというもの柑橘強弱という流れも決まってきます
この流れが決まってくるということは
そこでやりたい市場表現というものにも影響がしてくるという
そういう話ですね
ただの止めと思う流れということです
ここからここをピッとやるのか
メリハリをつけるのか
ダラダラと無意識的にやるのかですね
それによってこの銀というものがだいぶ変わってきます
まあもちろん他にも発声発音アクセントが
いろんな要素はあるんですけれども
止めというものもですね
立派な銀影における技術なんですね
技術
ちゃんと喉かお腹を使って止めているのか
意識的に銀影というものをコントロールしているのか
ただ出すだけじゃなくてですね
やっぱりいろんな技能でもあるじゃないですか
見栄えのいいところじゃなくて
この影の部分ですね
そぎ落とすと言いますか
終わらせるというところ
終わりがあるから美しくなる
というふうにも言えるかと思うんですけれども
この止めというものに関する重要さ
この止めの美学というものを
止めの重要性
少しでも今回伝わったならば幸いかなと思っています
まだまだちょっと僕もうまい言語化ができてない気はするんですけれども
とはいえ止めって大事ですよっていう一言の中にはですね
これだけのことが実は少なくとも含まれていると思っていただければ
もっともっと銀が深くなるんじゃないかなと思います
よしでは後半一つ吟じたいと思います
もう最近なんかほんとあれなんですよね
気持ちがなんか弱まっているんで
こういう時は無理やりこの長詩を吟じて
自分の心を洗おうかなと思っております
ということで今日吟じるのはですね
藤田透子作 術解ですね
術解 回転詩詩って書いてあるんですけど
術解になります
詩文は全体的にちょっと長いので
読むところはやめておくんですけども
内容はですね先に数尺を読ませていただきましょう
自分はこれまで死を決意したが死に至らなかったこと3回
江戸との往来のために利根川を渡ること25回
官職を願い出て許されないこと5回
39年間に家を移ること7回と変化の多い人生を送ってきた
国家の征水が偶然ではなくその原因があるように
人生の特質もまた意味があると
こうして幽閉の御徒だってひとたび肌をかけば
爪には塵や赤が溜まるという苦が胸に迫ってくる
しかしこのような境遇に落ちても忠義の心は骨髄にまで満ちている
運虚病 これどういう意味か
ひばりに去るという病ですね
や半丁のように武功を立てることはできないが
サキューメイやシバセンのように
病ってこれ病じゃない人の名前か
シバセンのように歴史に残るような書物を記したいものだ
仮初めにも仁義を明らかにし人心を正していけば
行動の起こらぬことを憂える必要があるだろうか
必ず行動は流星になるであろうと
自分は奮起して神に誓うのであると
昔の人の言った倒れて後
なんだこれ
ともえ違う蛇
という気持ちにいささかもたがむ
もうちょっと僕のアホッサ加減がこれ伝わってきますね
これ難しいな
病む病むっていうかな
倒れて後病むっていうのか
ではこちら吟じていきたいと思います
毎回ちょっとあの一発撮り初見一発撮りで
アクセントがもしかしたら間違っているかもしれませんが
参考までに聞いてください
術会
藤田透子
痛び死を消して
しかも死せず
二十五回洪水を渡る
いつたび
感知を肯定
三十九年
七章に映る
人生の
特質
当時
ならんや
ともして
ほつずい
うなしく
自ら
やしく
さばせざる
個人
どうでしたでしょうか
ちょっと
ちょっと高校が2回入ってくると思ってなくてですね
僕自身も驚きながらこの水から驚くをちょっと吟じてました
えーやはり心の準備がないとあれですね
吟じていてやっぱり思いましたけれど
今日その止めの話5つ話したんですけれど
まだありましたね
詩吟の実践
この止めのやり方によってですね
次のセリフの勢いが結構変わってきます
さらに言うと発声の仕方とかもですね
影響がしてきますね
そこをフワーってやっていると
喉が悪い意味でリセットされて
喉声になりやすかったりするんですけど
そこを勢いをプッと切ったままですね
気持ちを切らさずにいけば
その強さのままの発声で入ることができたりとか
というところもあるなぁと思って
吟じていました
だからそういうところもあると
この調子もですね
比較的吟じやすくなり
なるなぁというところですね
止めもやっぱ
大事ですし
これは転句に入るところとか
今回転句山ほどあったんですけど
そういうところにおいても
止めは重要ですね
いやーちょっとだんだん
だいぶ雑なところはなくはないんですけれども
ちょっと今は自分の精神要領のために
この調子の吟をですね
お付き合いいただけたら幸いです
また他のやつもですね
長いやつもなんかいろいろやってみようかなと思ってます
いや長いやつほんと長いですよね
どうしよっかな
でもやったことはないから
やったらきっと楽しいんでしょうね
ということで
今日はこんな感じで終わりたいと思います
次は休み明けですね
休み明けの火曜日の朝は
多分限定効果アドバイスになるかなと思うんですけど
まあまあとりあえず休み明けゆるゆると
あとはコメントいただけたら頑張れる
とても励みになりますので
コメントもお待ちしております
ではではシギンの魅力を発信するシギンチャンネル
どうもありがとうございました
バイバイ
18:44

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