終身雇用の合致と問題点
【コメント】日本人同士は初対面で人間関係を築くのが苦手みたいな話を聞いたことがあります。
そういう意味では、終身雇用は日本の土壌に合致したシステムだと思いますか?
それあるんじゃないですかね。
アメリカ人とか大陸系の人って、初対面の人と仲良くなるまでのスキルが高いんですよね。
まずフレンドリーであるっていうので、会話をしていって、質問とかをして相手のことを聞いていってっていうので、
割と初対面の人の人隣を把握するまでの速度が早いんですよ。
なので、アメリカの人は割と初対面の人とかで仕事をするのが上手いっていうのがあったりするので、
あんまり相手が長年の知り合いかどうかっていうのを取引するときにそんなに需要してないんですけど、
逆に日本とかフランスとかイギリスも多分そうなんですけど、
それなりに過去にどういうことをやっている人とか関係性とかっていうのを割とちゃんと把握しようとするっていうのがあるので、
なので終身雇用が日本に向いているというのはその分あるんじゃないかなと思いますけど、
ただ、把握した人と仕事がしたいっていうのと、終身雇用の問題点が何かという話なんですけど、
例えばファクシミリというのを昔すごい東芝という会社が作っていました。
で、めちゃくちゃ儲かりました。
だから人をどんどん雇いました。
で、今ファクシミリなんか誰も買わないじゃないですか。
ところが終身雇用という仕組みにしておくと、雇った人を雇用し続けなきゃいけないんですよ。
なのでファクシミリのために雇った人がいる状態で、
そこで他の例えばメモリー事業っていうのが、
DMメモリーっていうのを作ってて、メモリーは儲かるんだけど、
そこの利益をメモリーの開発とか研究とか工場とかに投資しなくて、
ファクシミリを作る人たちの人件費に払わなければならないっていうのが日本の法律なんですよ。
雇用した人というのはその会社が赤字じゃない限りは、
クビにできないので、メモリ事業部で儲かってるんだったら、
その儲かってるお金をメモリーの研究開発や工場ではなく、
ファクシミリ事業部で働いてるやつの給料にしなきゃいけないよねっていう法律なので、
結果としてめちゃくちゃ儲かる事業部というのを作ったとしても、
過去に儲かった事業で雇った人をクビにできないんですよね。
なのでそのファクシミリ事業部はなぜか赤字のファクシミリを作り続けるみたいな。
ファックスね、ファックスのこと。
ファックスのことをファクシミリ。
ファクシミリをファックスと呼びます。すみません。
っていうのがあったりするので、
なので就寝雇用という仕組み自体が良くないと思うんですけど、
日本はその就寝雇用という仕組みを維持しようとし続けているので、
結果としてその優秀な産業型としてもその産業に投資ができなくて、
他の国がその産業にバンバン投資をして、
日本の半導体産業と競争
何かうまいことやられてしまうっていう。
なので1980年代、90年代とかで、
日本って半導体でめちゃめちゃブイブイ言わせてたんですよ、世界中に。
ところがどっこい、そこから半導体が全然うまくいかなくて、
なんかLPだみたいな感じで、
日本のいろんな半導体を役所出動でまとめてみたら、
全然投資に失敗して、
今やその東芝もメモリー事業部を売るみたいな感じになって、
半導体に関してはもうアメリカだったり台湾だったりっていうところには
もう全然勝てないよねっていう状況になっちゃった。
今3000億円とか4000億円とか払って台湾の会社に
型遅れの半導体を作る工場を熊本に作っていただいてるみたいな。
その払っていただいてっていうのは、
あなた方が払ってるんですよ。
TMSCっていう台湾の半導体を作ってる会社っていうのが、
型遅れなんか作っても利益が出ないから、
俺たち作りたくねえよっていうので作らなくなっちゃったんですよ。
でも日本の自動車メーカーとかは型遅れのICでも欲しいと。
なので日本政府が税金で確か4000億円ぐらい払って
熊本に作ったんですよ。
日本政府が4000億円払うから型遅れの工場を作ってくれませんかって
台湾の会社に頼んで、台湾がじゃあ作ってやるよって言って
会社を作ってるんですけど、そこの型遅れのものなので
そこで一生懸命働いても最新の技術にはならないんですよ。
でも頭の悪い日本人が最新の半導体が作れるのかと誤解して
3000億円、4000億円というのを国の税金で払ってるから
それは日本の科学技術力に貢献するんだと思ってるんですけど
あれは2世代ぐらい型遅れなんですよ。
ただそのおかげでトヨタは安くICは使えるんですよ。
ただトヨタが儲かったとしても別に
税金を払ってるあなた方が儲かるわけではないので。
TMSCか。台湾マニファクチャリーなんとかコンダクターだっけ?
すいません。