1. テツセカ ~哲学の世界を知りたい!~
  2. #127 メビウスの輪から抜け出..
2025-07-05 39:27

#127 メビウスの輪から抜け出せなくて

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人類って本当度し難い

サマリー

このエピソードでは、加速主義の概念とその背景について掘り下げ、運命論やメビウスの輪の象徴としての世界観を探ります。また、ピーター・ティールやニック・ランドなどの影響を受けた考え方が紹介され、この新たな思想が資本主義とどのように結びついているかを考察します。さらに、ハラリの技術決定論からの人間の抗いの可能性についても考察され、加速主義の批判と自由意思の二項対立が議論されます。AIに対する人間の影響や未来の社会実験についても触れ、人間の責任とリスクが増大していることが議論されています。特に、情報格差がAIの利用に与える影響や有識者の意見に対する一般人の反応について考察されています。

メビウスの輪の象徴
スピーカー 1
メビウスの輪から抜け出せなくて、テツセカ。
スピーカー 2
この番組は哲学を知りたい3人が知らないながらも素人をあがく番組です。ミソです。
スピーカー 3
モーです。
スピーカー 1
トムキです。
スピーカー 2
なんかね、今、今日6月、日本時間で6月22日なわけなんですけどもね、
今週やった機動戦士ガンダムジークアックスという作品がね、まあすごかったんですけどもね。
で、まあそこのね、エンディングでなんか唐突に、そのビヨンドザ・タイム、メビウスの輪を越えてっていうね、
そういう曲が流れ出したというところでございますけれども、もう30年?30年近く前の曲ですね。
28年ぐらい前かな。それぐらいの曲なのに、なんかあのアップルミュージックの1位をずっと取り続けてるらしいですよ。それが出てくる。
そうなんだ、すげえ。いや、わかるわかる。あの後、次の弾き入れちゃったもんね、やっぱね。
名曲だよね、あれね。まあそんな感じなんですけど、何、ガンダムの話すんの?まだ。
スピーカー 1
ガンダムの話はしません。
スピーカー 2
あ、しない。
スピーカー 1
しません。
スピーカー 2
しない。
しゃんかい。
スピーカー 1
いやー、だからまあその、メビウスの輪が抜け出せなくて的なね、ある意味運命論みたいな話に近いのかなっていうふうに僕は思っているんですけど。
ちょっと待って、メビウスの輪から、わからないからなんなの、そもそもわかってないのに。仲間に入れてもらっていいですか。
それを詳しく言うとなんか、ちょっとネタバレっぽくなっちゃうのかなって気もするし。
スピーカー 2
いやもういいよ、ネタバレしても。
スピーカー 1
まあなんかだからその、世界がループし続けるみたいなさ、悲劇が起き続けるとかさ、運命はなんか決まっていて、
スピーカー 2
メビウスの輪ってずっとこう、なんていうやつかあれ、こうぐるぐるぐるぐるさ。
まあ要はこう帯をぐるっと曲げて反対側にくっつけるとできる輪で。
スピーカー 1
ああそうね。
スピーカー 2
どっちが表でどっちが裏なのかがわからないっていうか、そこが判別ができないっていうね。
スピーカー 1
そうやってループし続けるみたいな、まあそういう世界観の歌詞なわけですけど。
加速主義の概念
スピーカー 1
まあなんかそれが運命論とかに近いなっていう感覚を覚えてですね。
そんな中で別に全然運命論そのものの話をしたいというよりは、最近なんか流行り言葉のように、ちょっと前からですけど、加速主義という言葉。
アクセレレーションとかっていうのかな。
が、まあなんか耳にするなと。
こういうところで、加速主義について話したいのかな。
ちょっとわかんないんですけど。
なんか加速主義の文脈としては、よく使われるのはトランプ政権になってから。
トランプは、加速主義ってどんどん資本主義が発展していって、行き着くところまで行くと。
AIの発展とかもそうですけど、AIとかもどんどん発展していって、シンギュラリティとかが起こって。
ある意味、今の世界秩序みたいなのがぶっ壊れていくみたいな、ぶっ壊すところのニュアンスを帯びてるわけですよね。
この世の終わり的なニュアンスも若干あったりするわけですよ。
だからトランプは加速主義的に、今の世界をぶっ壊しに行こうとしてるんだぜみたいな。
NHKはぶっ壊すとは違うけど、なんかぶっ壊す系結構いるじゃないですか。
ぶっ壊す系のニュアンスで使われたりしていて、
アメリカのテック系とかでよく使われてる、ピーター・ティールとかさ。
ああいう人たちが言ってたりする言葉なわけですけど、それについて本を読んだんですけど。
なかなか面白くて。
なんていう本を読んだの?
加速主義っていう本が……ちょっと誰が書いたのか覚えてないですけど。
スピーカー 3
今調べてます。出てこない。加速主義じゃ出てこないんですけど。
スピーカー 1
加速主義じゃないのかな。まあまあいいや。
なんかそのきっかけみたいなのも、加速主義が出てくるきっかけみたいなのも面白くて。
マルクスの誤読から始まったとかって言われてて。
マルクスだって、ある意味資本主義が行き着くとこまで行き着くと、
もう限界を迎えて共産主義革命が起こるみたいなことを言っていたわけですよ。
だから、そうかと。
ならば、その革命を起こすためには、資本主義をめっちゃ加速させればいいんだっていう発想になって、
それでガンガン資本主義をブーストしていくっていう思考に走る人とかが出てきて。
へー。
本末戦闘なんじゃねえかみたいな感じなんだけど。
そういうニュアンスから、そもそも言葉としては出てきたみたいなことがあるらしいですね。
スピーカー 3
資本主義を加速するっていうのは、実際はどういうことをすることなの?
スピーカー 1
いやだから、めっちゃ格差とかが開いてさ。
資本家が、今実際それに近い世界になってるかもしれないけど、
資本家が富の99%を持ってます、みたいな。
そういう世界観の中で、労働者たちは団結しなければ、
そもそも生存権すら危ういぞ、みたいな感じになっていけば、
共産主義革命起こるっしょ、そりゃ。みたいな感覚でマルクスは言ってたわけですけど。
それをある意味、確かにマルクスそう言ってたけど、
ある意味それを利用して資本主義をブーストするというところに力点を置いて。
スピーカー 2
面白いね。
スピーカー 1
そうそうそう。やっていくみたいな思想が生まれてきたりとか。
それがニック・ランドっていう人が提唱したのかな?
っていうか、力強くそれを訴えたみたいな感じっぽいんですけど。
資本主義の未来像
スピーカー 1
ピーター・ティールとかもそれに影響されててみたいな感じらしくて。
そのニック・ランドの世界観はもう本当になんつーのかな、サイバーパンクみたいな世界観。
なんかもう資本主義が行き着くとこまで行き着いて、
なんというかもうその資本とかテクノロジーによって人間を超越しろみたいな。
スピーカー 2
超えてしまえみたいな。人間なんてもはやぶっ壊してしまえみたいな。
スピーカー 1
こういうAIとロボットと情報が人間を超えていくというような世界観を描いていて。
ていうか、そうとしかならんよどうせもうこの世界はみたいな感覚もあるわけですよ。
スピーカー 2
今ちょっとそれが思ったところにすぐ行ったからあれだけど。
もう要は止めようがないものだったら、もう行き着くところまで行かせてみようぜって話ね。
で、とっとと行ってその先を見ようぜみたいな感じかな。
スピーカー 1
ピーター・ティールは多分その先に何か考えていることとか、人間にとっていいこととか。
多分ピーター・ティールはおそらく考えてるんだと思うんですけど。
子孫のニックランドって人は、もうそんなんどうでもいい。人間とかどうでもいいからみたいな。
だってそういう資本主義とかが暴走し始めたら、そんなもん止めようがないんだから。
AIとかだってそうだし。
そんなの抗う術はないんですよみたいな。
そこにすげえメビウスの和感を感じるというか。
スピーカー 3
なんでピーター・ティールが出てきたの?
スピーカー 1
ピーター・ティールが影響を受けてるらしいんですよ、ニックランドにね。
スピーカー 3
ああ、そうなんだ。
スピーカー 1
ニックランドいつぐらいの人なんだろう。結構前、90年代とかの。
スピーカー 3
今ニックランドって入れてみたら、すごい怖いよ。暗黒の啓蒙症とか、絶滅への渇望とかさ。
そんなに暗いんだけど、なんかすごい怖い。
サイバーバンクなんで。
スピーカー 2
サイバーバンクってどういう世界観のことよりも。
スピーカー 1
えー、なんだ?フィフスエレメントとかさ、なんかああいうなんだろうね。
スピーカー 2
SF的な感じの世界観?
スピーカー 1
SF的な世界観。
スピーカー 2
なるほどね。
なんか最近、それこそ小原さん、小原和弘さんとかが言ってたけどさ、
ピーター・ティールとか、こういうすごい投資家的な人たちっていうのは、
なんかもうSFを勉強することを周りにめっちゃ提唱してるみたいな話っていうのをしててさ。
なんかこれからの起業家とかにとって大事なものっていうのはSFだみたいな感じのことを、
市又では言うらしいみたいなことを話してて、
スピーカー 1
なんか繋がるもの、ちょっと今繋がったなって感じがした。
確かにね。
まあ実際に人間の想像力っていうのはね、
それをこういう世界観もあるのかっていうのを勉強にはなるよね、それはね。
未来像として。
スピーカー 2
そして作られる未来像っていうのって、
スピーカー 1
まあなんかね、だいたいSFとかさ、そういうところの部分のなぞっている節っていうのがやっぱりあったりするから。
まあそういうものに近いものができるのかもなっていうのを考えると確かに勉強の余地あるよね。
いやだからなんか、まあそう止めようがないとか言われると、まあそれはそうなのかと思うし。
まああとは、それこそね、古典ラジオでさ、
科学技術の歴史とかもやってたわけじゃないですか。
まああれとかも聞いてるとさ、やっぱりなんか、
こう技術が発展したり、科学の発見があったりとかによって、
なんかその、ちょっと具体例が忘れましたけど、
歴史的な転換がやっぱり起こってしまうみたいなことが多々あるというようなことがさ、
まあ言われてるわけじゃないですか。
スピーカー 2
なんかあぶみの発明によって社会が変わるみたいな。
スピーカー 1
変わる。何が起きたかちょっと忘れましたけど。
みたいなさ、のとかも、
今なんか意外と近しいような話なのかなっていう、
加速主義的な話にも近いし、
まあ技術決定論とかっていう言い方とかもしますけど、
これ、いわゆるハラリのネクサスも最近読んで、
ただハラリはこれめっちゃ抵抗してるんですよ。
加速主義とか技術決定論とかっていうのは、
まあハラリ的には違うと。
ちゃんとそこには人間の意思を改ざさせる用事があるんだと。
だからそのAIの暴走とかもちゃんと止められるし、
そこをちゃんとやんなきゃいけないんだみたいなことをずっと訴えてたりするわけなんですよね。
意外とね。
スピーカー 3
意思って何よって感じがあるんですね。
スピーカー 1
そうそうそうそう。そこもそうなんですよね。
スピーカー 2
サピエンス全史の話なんかからするとさ、
そんな人間は結構抗えないようなものによってさ、
まあ要は支配されてきたとかさ、
そういうような話だったりするわけじゃないですか。
奴隷の奴隷であるだとかさ。
スピーカー 1
まさしくね。
スピーカー 2
そんなのなんて抗いようがないしさ、
それを仮に知っていたとしても抗えないわけじゃん。
そこでどう抗うのかなっていう気はするが。
スピーカー 1
まあまあなんかいろいろ言ってはいるんですけど、
たぶんハナリも、当然サピエンス全史を書いたときは若かったわけで、
まだ30代とかね、30代前半とかで書いてますよね。
天才すぎだろ。
その後のホモデウスとかだってその数年後、5年後ぐらいなわけで、
その頃まではやっぱりなんか人間は所詮アルゴリズムに過ぎないみたいな、
そういうようなニュアンスで書いてたりとか、
これからはどんどん科学技術が発展していって、
良くなっていくんだみたいな未来図を結構描いてたっぽい気がするんですよね。
だけどなんかね、やっぱここに至ってさすがにこのAIまずいなみたいなことを思ったらしく。
スピーカー 1
別にもともとハナリって歴史学者なんだけど、
なんかそのホモデウスとかを書いたおかげで、
すげえなんかAIに詳しい人とかそういうふうに思われたらしくて、
いやいや自分そんなでもないんですけどとか思いながらも。
でもなんかそれでいろんなAIの学者さんとかと対談する機会とかがたくさんできたと。
でリアルに話聞いてると、うんこれはねまずいねみたいな。
ところにやっぱりちょっと年相応に気づいてきたみたいな、なんかそういう感じっぽくて。
スピーカー 3
ごめんね、ミッション・インポーシブルどうぞ。
ミッション・インポーシブル見た?最近の一番最後の。
スピーカー 1
いや見てない。
スピーカー 3
いやそれ見てよほんと。
スピーカー 1
ああそうなの。
もう言わないことにするけどさ。
スピーカー 3
ちょっともうめっちゃ言いたいけどこれじゃあ。
そうなんだ。
でも見てない見てない見てくれ見て見て。
見てると思うけど、そうかじゃあ今度ね。
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 3
ごめんねミズオちゃん。
スピーカー 2
なんだっけ、なんていうかさ、やっぱ賢い人っていうのはさ、
そうやって社会に対しての、自分がなんとかしなきゃいけないみたいなさ、
そういう使命感みたいなのっていうのを持ちがちなのかね。
スピーカー 1
それもあるんじゃないですか。
だからある意味ホモデウスとかで、そういうこと言いすぎたな俺みたいな。
スピーカー 2
後ろめたさ。
スピーカー 1
後ろめたさ。
正義じゃないかもしれないそれは。
いやでもなんかまあ。
確かに。
スピーカー 2
賢い人、いやでも賢い人たちってさ、
みんななんか自分が世界をなんとかしなきゃみたいな感じでさ、
思いがちみたいなのってさ、結構感じるよね。
それこそ。
スピーカー 1
ピーター・ティールとかだってイーロンマスクとかってそうなんでしょうしね。
スピーカー 3
イーロンマスクなんてめっちゃそうじゃん。
だから言ってるじゃん、なんとかしなきゃって思って、
みんなの大多数のためにいいことをしてくれようとしてる人と、
スピーカー 2
そうじゃない人いるよって言ってるんじゃん。
見た目には昔っぽいけど。
ハラリと技術決定論
スピーカー 2
そのピーター・ティールとかイーロンマスクはどっち側なんですか。
スピーカー 3
分かんないよね。
スピーカー 1
分かんないよね。
スピーカー 3
でもそこが分かったら簡単だよね。
スピーカー 1
誰に投票するかも簡単に分かっちゃうだろうし。
そういうことか、なるほどね。
スピーカー 3
いろんな、だからね、プレゼンテーションの仕方が上手いだけの人もいるかもしれないわけだしさ、
だから何、弁論術が、上手いだけの人がいるかもしれないし、
それがめちゃくちゃAIのように頭のいい人だったら、
私たちは見抜けないってことだよね。
暗い話、ごめん。
スピーカー 1
いやいやいや。
ハラリーが具体的にどう言ってたか、今一つ思い出せないですけど、
やばいよっていうメッセージはずっと続けてきてはいましたし、
技術決定論とか、こういうアブミが開発されてこうなったみたいなのの間に、
何て言うんですか、無限のなんか要素がやっぱりあるわけで、
風が吹けばオケ屋が儲かるかもしれんが、
いやその間に人の意思開催したりとかしてるよねとか、
違う方向に持ってけるよねとか、
オケ屋儲けさせたくないと思うやついたら儲けてないよねとか、
そういう話なんだと思うんですよね。
その運命論というか、技術決定論、加速主義みたいなのに対して、
いや、人はもっと抗えるんだみたいな。
メービウスの輪から抜け出せるんだみたいな。
そういうメッセージをハラリは言ってるわけですけど。
加速主義と自由意思
スピーカー 1
なるほどね。
スピーカー 2
いや、それはそれで本当にできるのかなとも思いながら。
ここで整理をする、あえてちょっとよくわかんなくなっちゃったから整理をすると、
加速主義的な話をピーター・テイルが好きな人が言ってると、ニックランドが言っていると。
加速主義というのは、現代の技術っていうところを行き着くところまでどうせ行くんだから、
それをもうとっとと行き着くところまで行かせようぜと。
その先にある何かっていうのを見ようぜみたいな、そういう世界観ってことかな。
スピーカー 1
そういうことですね。
スピーカー 2
それに対して、いやいやそれっていうのは人の意思が介在していないし、
どうなるかわかんないみたいなものっていうのを現実させるっていうのはリスクだし、
怖いじゃん。だからちゃんと人がコントロールしてやっていこうぜって言ってるのが、ハラリ?
ハラリ。
スピーカー 1
まさしく。
スピーカー 2
そんな感じの二項対立なのかな。
スピーカー 1
そうそうそうそう。
なるほどね。
まあこれ、いつも出てくる環境決定論と自由意思みたいなのにもやっぱり近しいものがあるわけですけど。
うん。
でもなんかわかんないけど、賢い者同士が争ってるなっていう感じで。
スピーカー 2
まあね、人わかんねえだろたぶん。
99.99%の人にとってはたぶん、なるようにしかなんねえんだねっていう感じに思っちゃうような気がするから、
トモキ先生はすげえな、0.0001%のうちの一人だよたぶん。
スピーカー 1
いやいや別になんかそれを僕は眺めて、どっちもなんか面白いこと言ってんなしか思ってなかったりとか。
いやなんかうまいこと間取れねえのかなとか。
まあなんかさ、間を取るとは違うけどさ、
国文広一郎さんのさ、中道体の世界だっけ、みたいな概念とかは、
なんかちょっと間っぽい気がするけどなとか思うわけなんですよ。
まあその中道体っていうのの説明をするとめんどくさいんですけど、
なんかギリシャ、古代ギリシャだと、
なんか昔はこう、能動と受動っていう二項対立ではなかったんだ、みたいな言われ方をしてるわけです。
まあその要は自由意志、能動を発する自由意志と受動っていうのは環境によるみたいな感じじゃないですか。
それの二項対立ともかぶってくるような概念なわけですけど。
そうじゃなくて、中道体と能動体しかないみたいな話だったんですよね。
能動体っていうのはなんか自分の外部で話が完結することみたいなニュアンスで、
中道体っていうのは自分の中で終わるみたいなことなんだけど、
要はなんか、自由意志を自分が発揮したのかどうかって意外とわかんないよねみたいなところってめっちゃあるわけじゃないですか。
それこそ夏の暑いときにうわコーラ飲みてえって思ってるけど、それ自由意志なのか果たしてとか。
別に暑いからだし、ここにキンキンの自動販売機があるからだしとか。
あとは国文広一郎さんがよく例に出してるのは、惚れて舞うみたいなニュアンスですね。惚れるみたいな。
好きになるとかっていうのがあって、確かに能動としては好きなんだけど、
でもそれってある意味相手に好きにさせられてるともいえるみたいな。
能動とも柔道とも言えない、そういう柔道があるよね、みたいな。
たしかに。
スピーカー 2
なんかさ、ごめん。昔のさ、漫画がさ、リメイクアニメみたいなの結構最近されてるからさ、昔の作品のアニメとかを見たりするんだけどさ。
スピーカー 1
はいはいはい。
スピーカー 2
なんか、昔のやつとかって結構冒険とか多いじゃん。
冒険していくうちにさ、主人公とヒロインが恋に落ちていくみたいな話があるけどさ、
これさ、なんかもう、吊り橋公開場の何者でも見るもんな、みたいな感じで思って。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
これ、なんかお互いなんかもう好きにさせられ合ってるみたいな、そういう節っていうのが肝心な、みたいな、ちょうど思ってたんだよね。
スピーカー 1
たしかに。中道体的だったよね、それがね。
そういうのがまあ、こう無数にあるよねと。
だから、世の中は別に、能動とも受動とも言えないことはいくらでもあるし、
その自由意志とも環境とも言えないことなんていうのはいくらでもあるというような、まあそりゃそうだよねっていう話ではあるんですけど。
AIと社会実験
スピーカー 3
だからさ、ほら、もう私ほんと哲学とかやってなかったら、哲学なんてこんな色々見なかったしさ、見なかったし、
ちょっと疲れちゃうんだけど。
だけどさ、ほんとさ、それだから、人のせいにすんなよって思ってたの、トモキが、デイモンのせいだとかすぐ言うから。
スピーカー 1
ああ、ダイモンがね。
スピーカー 3
ダイモンが、ダイモンが言ったからとかさ、ほんとはじめはさ、何人のせいにしてんだよって思ってたわけ。
スピーカー 1
お前が選んだんだろうみたいな。
スピーカー 3
そう、君がやってんだよってずっと思ってたし、そういうふうに生きてきたじゃん、そうやって。
だからさ、ハラリさんの言うこととかもさ、その通り、いいことを考えて、全ていいことは何か、善を考え抜けば、私たちはいいところに行くんだって。
スピーカー 1
たぶんはじめのほう、せっかく聞いてもらうと、私そうかと言ってたと思うの。
スピーカー 3
信じてたってよ。
スピーカー 1
自分はきっと善に迎えると思ってたんだけど、たぶん。
スピーカー 3
でもダメだと思ったんだよね。
スピーカー 1
諦めがついた。
スピーカー 3
諦めというか、善だって自分が思ってりゃいいんじゃない?
だけどそれはもうダイモンだが何だかよくわからないのに、コントロールされてるなとか。
髪の毛を私が切りましたっていうのも、説明できないわけ、私は。
ただ切りたかっただけだから。
スピーカー 1
そうだよね。
スピーカー 3
マチューに影響されたんだ。
マチューに影響されたんだか。
マチューの髪型いいなと思っちゃった自分がいるけど、私はそれはわからないなぜなのか。
スピーカー 1
わかんない。
スピーカー 3
どうしてですかって聞かれても知らねえよと。
スピーカー 1
知らねえよと。そうそうそう。ダイモンがそう言ったんだと。
スピーカー 3
ダイモンじゃなくてもっと可愛いんだけど、私の場合は。
だけどその可愛いのが言ってきたと。
それをじゃあ説明してみろと言われると。
スピーカー 1
もうね、中道隊しかないのよ。
そうね。中道隊もそうだし、まさしく前回のアウグスティンスとかも同じような話なわけじゃないですか。
結局神がとって読めって言ったんだよね、みたいな。
だから俺は読めたけどさ、みたいなさ。
アウグスティンスが出してる例とかだと、旧約聖書とかだとさ、
ヤコブとエサウだ。
エサウっていうケムクジャラの兄弟みたいなのがいるわけですけど。
ヤコブの方はすごい神の御長を受けるのに、
エサウは嫌われてどっか行っちゃうみたいなのとかあるわけです。
そんなんどうしようもないよね、みたいな話とかしてて。
だから俺もあそこで神の声聞こえなかったら、まあどうにもなんなかったよね、みたいな。
お母さんが経験のカトリックだったとか、そういう環境に規定されちゃってるわけじゃないですか。
友達が死に際に回収したとかね。
それもまさしく中道隊的だなと思いましたけどね。
アウグスティーヌスもね。
スピーカー 3
説明するのは、じゃあ神様いるよね、みたいになっちゃうというか。
スピーカー 1
当時はそういう説明しかできなかったんでしょうけど、
でも似たようなことをたぶん感じてたんだろうなっていうのが、
すごくアウグスティーヌス読んでて思ったし。
どっちとも言えんよね、みたいなね。
スピーカー 2
アウグスティーヌスはよくわかんないけど、みんなそうなんじゃないかって思っちゃうよね、人間は。
スピーカー 1
影響されながら、影響を与えてみたいなのを、よく繰り返していて。
メビウスの輪から抜けられないと。
スピーカー 3
抜けなくていいんじゃないねって思っちゃう。ごめん、そういう話じゃない?
スピーカー 1
いやいやいや、まあまあ、そうね。
スピーカー 3
どうせそのままじゃないの?みたいな、別に抜ける必要があるかわかんないけど、
と思いますけど、どうでしょうか、みそさん。
スピーカー 1
わかんねえ。
全然わかんねえ。今回の話は本当に全然わかんねえ。
わかんねえけど、まあだから、加速主義とか、
ハラリー的な、ネクサス的な、いやもっとなんとかできるんだ、みたいなのも、
いやまあどっちもそうなんだけど、まあなんかね、どうにもならないこともあるし、
どうにかすることもあるんだろうな、ぐらいの感じだとは思うんですけど。
スピーカー 2
そうか、シンギュラリティがいつ来るのかみたいな議論はあるけれどもさ、
まあでもなんか、あと5年以内には全ての人類を、
タバになってもAIには勝てないぐらいの賢さを実装するみたいな感じのことをさ、
まあイーロンマスクなんかは言ってるわけだけどさ、
そうするとさ、なんかこういう思考実験だとかさ、
結構壮大な社会実験みたいなのをしないとさ、検証ができないものっていうのがさ、
AIに一言相談しただけでさ、
あ、それはこういうことですよ、みたいな感じでさ、教えてくれちゃうようなことっていうのがさ、
スピーカー 1
出てくるってことだと思うんだよね。
スピーカー 2
それって確かに、こうハラリが言うような怖さ、
まあイーロンマスクも怖い怖いっていつも言ってるけど、
なんかそういうところなんだろうなっていうふうにも感じるのと、
なんかその加速主義だって一種のさ、
思考実験というか、まあ社会実験としてやってみようぜみたいなことをさ、
無責任に言ってる感っていうのがあるけどさ、
それすらもなんかね、できてしまうみたいなところっていうのはありそうだよね。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
なんかさ、最近マインクラフトっていうゲームあるじゃないですか、
あれの中で10年以上、20年近くかな、
20年近く社会実験やってるサーバーみたいなのがあるみたいな話をさ、見たんだよ。
クローズのネットワーク内でさ、人間たちっていうのが仮想空間で独自の社会とかを作って、
へたすら宗教とかまで作って生きてるみたいなさ、
そういうような世界があるらしいんだけどさ、
なんかもうそういう箱庭の世界みたいなのっていうのもある意味電子の世界じゃないですか、
AIがそういう電子の世界みたいなのを一瞬にして作ってさ、
そういうものっていうのをさ、結局1と0なわけだからさ、
それを一瞬にして計算をして出してきたら、
こういう結果になりました、みたいなのができちゃうってことじゃん。20年やってたことがさ。
スピーカー 1
いやー、なんかやっぱ、ハラリの言う怖さっていうところもわかるなっていうのは思うところでもある。
スピーカー 3
だから私それでずっと考えてて、もう悶々としてたんだけど、一人で。
でもまあ、こんなただの一主婦がこんなこと考えててもどうしようもないけど、
でもさ、結局さ、AIに入ってくるデータっていうのはさ、人間がさ、
発してることでさ、そのデータがさ、アキュメレートってこう蓄積された中で、
それに対してAIが何かを発したときにそれに対しての人間のリスポンスを、
それをこうデータ化で勝利してるわけじゃない?
根本はさ、根本はそうでしょ、AIが初めじゃないわけだからさ、
根本は人間じゃん、の意志とか、意志って何かわかんないけどさ、
まあそのときに人間がやってしまう行動とか言葉とか全てを学んでるわけでしょ?
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 3
だから、だから私たちが抗えるとしたら、やっぱりこうやってぶつぶつぶつぶつ考えて、
これもデータ化されて今にAIに持ってこられるわけなんだけど、
とにかく人間はこういうふうにやってきたんだから、
AIと人間の関係
スピーカー 3
あんたたち変なことしないでよっていうふうに言い続けることなんじゃない、
スピーカー 2
言い続けるというか、入力し続けることなんじゃないかって私は思っちゃってて。
まあね。
スピーカー 3
抗うのはね、抗うというか、そのAIを私たちが思ってるように育てたいとしたらというか。
スピーカー 2
まあぶっちゃけAIは多分悪いものじゃないと思うんです。
単なる道具でしかないっていうふうな感じだし、
まあ要は外付けのCPUみたいな、外付けの脳みそだと思うんですよね、人間にとって。
でも結局一番怖いのは人間なわけで、
それを使ってなんか変なことをしだす奴らがいるっていうところが一番怖いし、
今でもね、今でもだってそういう使い方みたいなのが分からない人と使い方が分かる人の格差っていうのが結構出てるような気がするんですよ。
生活内とかでも。
なんかそれがこう講じて、
例えばもう超頭がいい人とか超こうなんか社会を変なふうに変えようみたいな感じで思ってるやつとかが、
それをAIとかを使って何かみたいなのっていうのが怖いっていうふうに僕は感じるけどね。
AI自体が怖いっていうわけではない。
スピーカー 1
別にあのAIがディストピア的な感じで人類に反逆をしてくるとか、そういう怖さっていうものではないような気がするんだよね。
スピーカー 3
でもね、ミサイルとか勝手に撃つのもAIがし始めてるということだし、
スピーカー 2
発射させてるとかね、そういうのもAIが結構やってるよみたいな、やり始めてますよみたいなのがあるらしいから。
スピーカー 3
決定権。決定権がもうAIになってるっていう。
でもそれはほらそういうふうにプログラムされてるからだよね。
こういう状態になったら撃ちなさいみたいなことを。
スピーカー 2
最適な状況っていうのを判断してくださいねっていうそういう話でしたね。
スピーカー 3
でもそれ入力してるのはじゃあ誰ですかっていう話だよね。
スピーカー 1
だからそれはそうだなっていつも思って、チャットGPTちゃんには悪いことがあっても止めてねって言ったりしてる。
スピーカー 3
変なこと言う人がいたら止めてねって言ってる。伝えてる。
やってることがちっちゃい。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
どうですかトモキ先生。
まあでもなんだろうな。
まあなんかさ、最近あずまひろきさんとかさ、そのAIとかシンギュラリティとか、加速主義とかもそうだけど、
そういうディストピア的な世界観を描くっていうので、
なんかやっぱり、西洋の終末論とか、ハルマゲドン的な、そういうのにやっぱり支配されてるよねみたいなことを言ってたりとかもしていて。
まあ確かにそういう側面もあるのかもなという気もして。
まああずまさん的にはだからそこまでAIに詳しいわけじゃないとは思いますけど、
いやどうせ別にそんなね、AIがどうこうしたところで、人間が生きる上でやらなきゃいけないこととか、
そういうのは別に変わんねえからみたいなことを言ってたりとかするわけですよね。
まあ確かにそれはそうなのかもしんねえなみたいな。
スピーカー 2
確かにね。だからこそ結局いくら世界が発展しようが、やってることは変わんねえなみたいな、
そういう世界観は多いよね結局。
スピーカー 1
そうだなあと思うしね。
スピーカー 3
だから直接的にAIのせいでお仕事が今日なくなっちゃうみたいな人とかが出てくるから、
そういう人たちに向けての理由付けとかも、アカデミア系っていうのかな、そういう頭の良くて、
スピーカー 1
なんていうの、そういう人たちって。頭が良くてみんなが意見を聞きに行くような人たちのことを。
スピーカー 3
なんていうの、そういう人たち。
スピーカー 1
有識者が。
スピーカー 3
有識者が、そうそう。
だからその有識者の人たちがいろんな人に対して説明をしていくっていうわけじゃない。
だからその有識者の人たちが、
だから今日トモキが言ってくれてるのは、両方ともこっちは自分が有識者だというふうに、
自覚がある人たちが、自分はこう思うよ、ああ思うよって言ってるだけというふうに今思えちゃってて。
そのハラリーにしても、怖いニックさんだっけ、ニックじゃなかった?
有識者と一般人の視点
スピーカー 1
ニックランド。
スピーカー 3
それが、だから私たちはそういうのを聞いて、やっぱり自分の意思を持って毎日を過ごさなければいけないのか、みたいな思っちゃったりするけど。
スピーカー 1
なるほど、確かに。
スピーカー 3
だって私は有識者じゃないから、そういう人たちの話を聞くことしかできないもんね、やっぱりは。
スピーカー 1
じゃあできないですよ、それは。
終わろっか。
スピーカー 3
何も答えにならなかったね、やっぱりね、なんか十分話せたのかしら。
スピーカー 1
いや十分話せましたよ、どこにもならんので。
どうにもならんってあるよね。
羨ましい。
スピーカー 3
今日も最後までテキセカお聞きいただきありがとうございました。
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スピーカー 2
ありがとうございます。
難しいですね。
結局答えは出ないし、今言った有識者たちが言っていることを、
我々は影響を受けて、なんか怖がったりだとか、
それってどうしようかみたいな感じの議論をするけど、
一般ピーポーというか、そこに対して考えてもどうしようもできない人間たちっていうのはいるわけで、
そういう人たちが一体どうすればいいのかみたいなところって、
一つの考える余地があるんだよなっていうふうに思う。
スピーカー 1
いやー、そうだね。
完全にそうだよね。
スピーカー 2
じゃあ次回はその話しようかな。
スピーカー 1
あー、そうだね。
スピーカー 2
それが誰かって教えてほしいよ。
自分ですよ、それ。
みそちゃんが言ってた愚民たちでしょ。
自分ですよ、自分。
スピーカー 3
自分もそうだし。
スピーカー 2
まあ、愚民はいい。
愚民はもうゴキブリみたいなもんなんで、それはどうでもいいです。
スピーカー 3
またそうやって。
いや、愚民だから、私も。
スピーカー 2
いやいや、僕らは愚民じゃないですよ。
スピーカー 3
嘘、愚民じゃない認定されてるよ、ここで。大丈夫。
スピーカー 2
俺はエリート愚民ですから。
スピーカー 1
そうなった。
スピーカー 2
そうなんだ、おもろー。
はい、じゃあちょっと次回はわかんない。
そんな話かもしれないし、違う話かもしれないですけども。
やりたいと思いますんで、よろしくお願いします。
スピーカー 1
はい、じゃあ終わります。
スピーカー 2
ありがとうございます。
39:27

コメント

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