夏の夜と花火
あの日見渡した渚を、今も思い出すんだ
砂の上に刻んだ言葉の白姿
さっと咲いた花火を見てた
きっとまだ夏が蒸かして繋いだ
この夜が続いて欲しかった
あと何度君と同じ花火を見られるかなんて
笑う顔に何ができるだろうか
傷つくこと喜ぶこと繰り返す波と情動
焦燥最終列車の音
何度でも言葉にして君を呼ぶよ
波間を選びもう一度
もう二度と悲しまずに
吐息を飲めば消えちゃいそうな光が
きっとまだ胸に住んでいた
手を伸ばせば触れたあったかい未来は
ひそかに二人咲いて
もう少しだけ
この手繋いだこの夜が
続いて欲しいから