会議室の空気が、少しだけ遠く歓迎ること、ありませんか? 若い世代のメンバーが次々と新しい横文字のツールや、最新のAIの話題で盛り上がっている。
自分は、「なるほどね、確かにそれは効率的だね。」なんて先輩らしく分かったような合図地を打ちながら、実は机の下でこっそりスマートフォンを使って、その言葉の意味を必死に検索している。
そんな自分が、なんだか急に古びた機械のように思えて、どっと疲れてしまう瞬間。 20代の頃は、どんな新しいことにも徹夜してでも食らいついていけたのに、今はもうその体力も気力もない。
家に帰れば、玄関のドアを開けた瞬間に、ソファーに倒れ込むように座って、「ああ、今日も一日、なんとかやり過ごしたなあ。」と深いため息をつく。
このままでいいのかなあ。時代に取り残されていくんじゃないか。でも新しいことを一から勉強する気力も、今の自分には残っていない。
正直これ、本当にしんどいですよね。私も全く同じ気持ちになる夜が何度もあります。誰にも言えない焦りって本当に重たいものです。
こんにちは。ゆる読カフェ、ようこそ。今日ピックアップする一冊は、ハイパフォーマー思考という本です。
この音声を聞き終わる頃には、その自分だけが取り残されていくような重たいモヤモヤが、「なんだ、自分もまだまだ面白いことができるじゃないか。」という前向きでワクワクするような期待に変わっているはずです。
どうか肩の力を抜いて、温かい飲み物でも飲みながら、ゆっくりお耳を傾けてみてくださいね。
さて、一つ目のお話です。私たちは何か新しいことを始めようとするとき、ついできない理由を探す天才になってしまいませんか?
例えば、会社で全く新しいプロジェクトのリーダーを打診されたとき、あるいはこれからのために英語の勉強を始めようと思い立ったとき、
いやー、うちの部署にはそれを実行する予算がないから、とか、前例がないから絶対に上層部が通さない、とか、そもそも今の自分にはそれをやり遂げるだけの時間もスキルも足りない、とか、
頭の中で瞬時に見事なまでにネガティブな要素をリストアップして、自分に強めのブレーキをかたてしまう。これ、私も本当によくやってしまうんです。
大人になればなるほど、過去の経験から失敗したときの痛みがリアルに想像できてしまうから、無意識に自分を守ろうとしちゃうんですよね。
でも、この本が教えてくれる常に圧倒的な成果を出し続けるハイパフォーマーたちの本質は全く逆なんです。
彼らは今の自分の能力や手持ちのカードなんて全く気にしていません。彼らが信じているのは未来の自分の伸びしろだけなんです。
だから、「まあなんとかなるだろう?」とロジカルにできない理由を並べて立ち止まる前に、まずは見切り発車でも第一歩を踏み出してしまうんです。
これって日常の料理で例えると、とりあえず冷蔵庫にあるもので見切り発車で作り始めてみるのと同じことなんです。
想像してみてください。週末の夜、テレビを見ていたら無精にちょっと本格的なスパイスカレーを作ってみたいなと思い立ったとしますよね。
でもネットでレシピを開くと、クミンだの、コリアンダーだの、カルダモンだの、聞いたこともないスパイスが10種類も並んでいる。
さらに、玉ねぎは焦がさないように月切りで飴色になるまで1時間炒めることなんて書いてある。
うわあ、スパイス全部買い揃えるだけで何千円もかかるじゃないか。
休日の貴重な時間を1時間も鍋の前に立って過ごすなんて無理だよ。
で、大半の人はここで一気にやる気をなくして、結局いつものレトルトカレーを温めてしまいますよね。
でもなんとかなる派の人は違います。
クミンがない?まあいつもの普通のカレー粉を少し足せばそれっぽくなるでしょう。
玉ねぎは10分でいいや、とりあえず炒め始めちゃえって深く考えずにコンロに火をつけちゃうんです。
結果的にお店みたいな完璧なカレーにはならないかもしれない。
でも自分の手で新しい味を作り出したというワクワクする経験と、
次はニンニクを少し多めにしてみようという次への発見が残るんです。
完璧な準備なんていつまで経ってもできません。
高価な調理器具を揃える前に大事なのはコンロに火をつけることなんです。
明日出社したらまずこれだけやってみてください。
誰かから少し面倒な賜り事をした時、あるいは新しいツールの導入を提案された時。
心の中でえー無理だよと思う前に、とりあえずやってみます、触ってみますと口に出してみる。
できない理由は後から考えても十分に間に合います。
まずはあなたのコンロに火をつけてみましょう。
続いて2つ目のお話です。
毎日午後3時くらいになると無意識にパソコンの右下の時計ばかり気にしてしまうことありませんか?
あー定時までまだ2時間もある早く終わらないかなーとため息をつきながらエクセルにひたすら数字を打ち込んだり、
たまったメールに感情を無にして定形文で返信したり。
自分の大切なエネルギーがまるで巨大な掃除機に吸い取られているかのようにどんどんなくなっていく感覚。
日々の仕事がただやらされている労働になってしまっている。
これ本当に心がすり減りますよね。痛いほどわかります。
でもここが本質です。
ズバリ言いますね。高い成果を出し続ける人たちは仕事を労働だなんて1ミリも思っていないんです。
彼らは自ら仕事の中に意味を作り出して全力で楽しんでしまうプレイヤーなんです。
仕事だから仕方なくこなすのではなく、どうすればこの状況を一番楽しめるかと解釈を変えて文字通り仕事をプレイしているんですね。
これって毎日の面倒な家事や育児のワンシーンに例えるとすごくわかりやすいんです。
休日の朝、ああまた部屋の掃除をしなきゃいけないのかと思うと、もうそれだけで気が重くなってベッドから起き上がるのも嫌になりますよね。
なんで自分ばっかり週末にこんな面倒なことを、といやいや掃除機をかけていると終わった頃にはどっと疲れてしまいます。
でも例えば小さい子供の行動を思い出してみてください。
雨上がりの道で大きな水たまりを見つけると親が止めるのも効かずに大喜びでバチャバチャと飛び込んでいきますよね。
大人からすれば靴がドロドロになる、帰ってからの洗濯が最悪だというただの面倒なトラブル、つまり労働です。
でも子供にとってはいかに高く水しぶきを上げるかという最高のゲーム、つまりプレイなんです。
大人の私たちだって思考回路を少し切り替えるだけでこれと同じことができるんです。
掃除をただの作業と思うからつらい、だからルールを変えてしまうんです。
お気に入りの最高にテンションが上がるアップテンポな音楽をイヤホンで流して、
よしこの3分間の曲が終わるまでにリビングの埃をすべて消し去るタイムアタックだと自分だけの裏ルールを決めてみる。
どうでしょう、なんだかちょっと体が軽く機敏に動きそうな気がしませんか。
終わった後も疲労感より達成感が増さるはずです。
同じ掃除機をかけるという行動でも自分の中に遊びのルールを作るだけで、それは苦痛な単純作業からエキサイティングなゲームに変わるんです。
明日出社したらまずこれだけやってみてください。
一番退屈だなと思っているいつもの定型業務を一つだけゲーム化してみてください。
いつもより5分早く終わらせて新記録を出すでもいいし、
メールの返信でIDがちょっとクスッとするような温かい一言をさりげなく添えるミッションでも構いません。
あなたがルールを決めるプレイヤーになった瞬間、モノクロだった仕事の景色は確実に色鮮やかに変わります。
最後3つ目のお話です。
職場の会議室で自分よりずっと若い後半や全く別の部署から来た移動者の人から
そのすすめ旗、今の時代ならこういうツールを使った方がずっと効率よくないですか?
と自分の長年のやり方をさらっと否定されるようなことを言われた瞬間、
カチンと来て、いやいやうちの部署ではずっとこのやり方でトラブルなく回してきたんだ。
現場を知らない君は分かってないよ、と反射的に厚い壁を作って跳ね返してしまった経験ありませんか?
その後でトイレの手を洗う鏡の前で、なんだか俺頭の固い頑固なおじさんおばさんになってるなぁと
密かに自己嫌悪に陥る。
いやーこれには私も本当に耳が痛いです。
経験を重ねて自分なりの必勝パターンや成功体験が出来上がっているからこそ、
無意識に自分が一番正しいと思い込んでしまうんですよね。
でもここが一番危険な落とし穴なんです。
本の教えはズバリこうです。
自分とは異なる価値観や文化をあえて面白がって受け入れなさい。
自分とは違う意見を持つ人や全く違う世界から来たよそ者を排除するのではなく、
むしろ積極的に迎え入れてダメ出しをもらうことでしか人はこれ以上成長できないんです。
これって休日の洋服の買い物で例えると、まさにと膝を打つ話なんです。
40代にもなると自分のクローゼットの中身って大体同じような色合い、
同じようなシルエットの服ばかりになってきませんか?
ネイビー、黒、グレー、着ていて安心するし、この形なら絶対に失敗しない。
自分にはこれが一番似合うという強固な正解がすでに出来上がっているんです。
そんな時、ふと入ったお店で店員さんや一緒にいたパートナーから
絶対これ似合いますよ。着てみてくださいよ。
と普段なら絶対に選ばないようなパッと明るいマスタード色のシャツや
少し変わったデザインの服を勧められたとします。
いやいや無理無理無理。私にそんな派手な色は絶対に似合わないから。
若作りしてるみたいで恥ずかしいよ。と最初は全力で拒否しますよね。
でも強く押し切られて騙されたと思って試着室に入ってみる。
そして恐る恐る鏡を見てみると、あれ意外と悪くないぞ。
顔色がパッと明るく見えるし、なんだか新しい自分みたいだ。
と自分でも驚くような発見があったりするんです。
自分のこれが正しい、これしか似合わないという強固な思い込みを一度脱ぎ捨てて
他人の異質な意見という服を着てみる。
そのほんの少しの勇気が凝り固まった自分の世界をパッと広げて
新しい魅力を引き出してくれるんです。
明日出社したらまずこれだけやってみてください。
会議やちょっとした雑談の中で自分とは全く違う、
あるいは少し耳の痛い反対意見が出たとき、反射的に否定する前に心の中で
お、マスタード色のシャツが着たなぁ、とつぶやいてみて
なるほど、そういう考え方もあるね、面白い視点だね、と
まずは一度だけ笑顔で受け入れてみてください。
きっとあなたの周囲に新しい風が吹き込んでくるのを肌で感じるはずです。
いかがだったでしょうか。
今日は私たちが陥りがちなモヤモヤから抜け出すためのヒントをお話ししました。
完璧な準備を待たずに、まずは冷蔵庫にあるもので見切り発車で料理を始めてみること。
退屈な家事を自分だけのルールでタイムアタックの楽しいゲームに変えてしまうこと。
そして普段なら絶対に選ばない派手な色のシャツをあえて面白がって試着してみること。
どれも特別な才能やお金なんて一切必要ありません。
心の持ちよう一つで今すぐ明日からできることばかりだと思いませんか。
今日お話ししたのはこの本のほんの一部つまみ食いにすぎません。
もっと深いノウハウや他の事例が気になった方はぜひ実際に本を手に取ってみてください。
あなたの人生を変える一冊になるかもしれません。
毎日本当にいろいろなことがあって不理人なことに挟まれて深いため息をつきたくなる夜もたくさんあると思います。
皆さん本当によく頑張っていますよ。
でもほんのあこし視点を変えて自分の心のOSをアップデートするだけで明日からの景色は驚くほど鮮やかにそして軽やかに変わっていきます。
あなたの人生はここからがもっと面白くなるはずです。