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朗読
プレートに宿る羽ばたきの魔法。
そのプレートは、まるで古代神殿の扉のように神秘的な気配をまとっていた。
真紅の地に金のメダリオン、そして空を翔けるグリフィン。
ウェッジウッドの名作コロンビアパウダールビーは、
代々、王家の女性たちに、内なる力を呼び覚ます器として受け継がれてきたという。
物語は、現在のロンドンに暮らす一人の女性、クラリッサから始まる。
長年の夢だったデザイン会社の独立を目の前に、彼女の心は、期待と不安の間で揺れていた。
ある夜、眠れずにいたクラリッサは、屋根裏部屋の隅っこからこぼれる柔らかな光に気づく。
光をたどってたどり着いた先には古びた木箱。
そっと蓋を開けると、そこには一枚のプレートが大切に収められていた。
ルビーのように艶めき、重厚な金彩が施されたその美しさに、彼女の胸は高鳴った。
そして裏面には、こう小さく刻まれていた。
恐れを越えて羽ばたく時、このプレートがあなたの翼となる。
翌日、クラリッサはプレートに紅茶と小さなタルトを準備して、自分だけの静かなティータイムを楽しんでいた。
すると、ふわりと温かな光がプレートから立ち上り、伝説のグリフィンが姿を現した。
グリフィンは穏やかに翼をたたみ、静かな声で語りかけた。
クラリッサ、君の中には既に飛び立つ力がある。ただ、自分でまだ気づいてないだけだ。
そう言うと、グリフィンは片翼を広げ、優しくささやいた。
私の背に乗りなさい。君が恐れている未来を見せてあげよう。
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クラリッサは戸惑いながらも、その背に身を預けた。
次の瞬間、天井がふわりと消え、彼女たちは星空の中へと舞い上がっていく。
ロンドンの街並みを越え、星々を抜けてたどり着いたのは、未来の彼女自身だった。
そこには、自らのスタジオで自信に満ちた笑顔を浮かべるクラリッサの姿。
仲間たちに囲まれ、喜びも悩みも分かち合いながら夢を形にしていく日々。
そして、その手で生み出した作品を嬉しそうに手にするお客様たち。
これが私?
彼女は迷いや葛藤を抱えながらも、そのすべてを愛し、誇りを持って歩んでいた。
グリフィンは優しく語る。あなたが選ぶことで作られていく。
飛ぶと決めたものだけが望む場所へたどり着けるのだ。
その言葉とともにグリフィンは夜空へと溶けるように消えていった。
気がつくとクラリッサは静かに椅子の上に座っていた。
手元のプレートには今までなかった金の刻印。
それは空を翔けるグリフィンの姿。
まるでいつでもそばにいるよと語りかけているかのようだった。
翌朝クラリッサは一歩を踏み出す決意を固めた。
ルビーのように強く、花のようにしなやかに。
その日から毎朝お茶を入れてプレートに小さなお菓子をのせ、
ほんの少し自分と向き合う時間を楽しむことが日課になった。
大丈夫。あなたももっと羽ばたける。
前に進む勇気はいつもあなたの中にある。
文 ゆか
最後までお聞きいただきありがとうございました。
今日は私自身が初期からイメージする世界を文章にしたものを読ませていただきました。
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また次回の放送で会いましょう。
素敵なティータイムをお過ごしくださいね。