妖怪古伝 第二シーズン 2-30回目の放送 今日の妖怪は「火車」 今回のオリジナルストーリーは、悪人の遺体を奪いに来る妖怪とヤクザ達の攻防は果たして!....ぜひお聞きください。 また番組へのご感想やご意見は X(Twitter) @youkaikoden かメール youkaikoden@gmail.com でお待ちしております。またnote 妖怪古伝では過去のシナリオを公開していますぜひご覧ください。*この番組の効果音には「Oto Logic」「Mus Mus」「効果音ラボ」様の音源を 使用させていただいています。
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サマリー
日本の妖怪・火車は、悪行を重ねて死んだ者の遺体を葬式や墓場から奪う存在として紹介される。明治時代、大嵐組の初代長次郎の葬儀に炎をまとった虎顔の化け物が現れ、悪人だった長次郎を地獄へ連れ去った。20年後、二代目源一郎の葬儀で組員たちは火車への再襲撃に備えるが、刀や槍、棍棒、拳銃はいずれも通じない。火車が連れ去ったのは善行を重ねた源一郎ではなく、長次郎と同じく人を顧みなかった若頭であり、棺桶には日の光が差し込む。
火車の伝承と長次郎の葬儀
お前さん、ひょっとして妖怪古典を探しておるのか?それならばわしが入り口まで案内してやろう。妖怪古典。このポッドキャストは毎回この館の主人が勝手に作った妖怪の。誰も聞いたことのないオリジナルストーリーが聞ける番組じゃさあ、着いたぞ。この扉の向こうじゃ気をつけてな。
貨車貨車は。悪行を積み重ねた末に死んだ者の亡骸を奪うとされる日本の妖怪である。葬式や墓場から死体を奪う妖怪とされ、伝承地は特定されておらず、全国に事例がある。正体は猫の妖怪とされることが多く、年老いた猫がこの妖怪に変化するとも言われ、猫又が正体だとも言う。
貨車から亡骸を守る方法として貨車が住むと言われる。付近の寺では葬式を2回に分けて行い、最初の葬式には棺桶に石を詰めておき、貨車に亡骸を奪われるのを防ぐこともあったという。ここは明治時代のとある町の博徒、今で言うところのヤクザ一家の屋敷の中である。今ここで、先日病で亡くなったこの一家をまとめてきた初代の大嵐長次郎の葬儀が行われていた。葬儀も無事終わり。
源一郎の葬儀と火車への迎撃
いよいよ。長次郎の棺桶が運び出されるところだった。
にわかに空が黒い雲に覆われ、稲光が走ったかと思うと、空から体に炎をまとった虎のような顔をした化け物が。降りてきて。
長次郎の棺桶を開け中の長次郎の遺体を持ち上げ、脇に抱え周りの組の者たちを睨みつけた。わりゃ南岸つけとるんや。
親分の体、どうするつもりじゃ。この長次郎は生前悪。行の。
限りを尽くしてきた。だから、わざわざ俺が地獄から迎えに来てやったのだ。お前たちも俺に連れて行かれたくなければ、これからの行いを悔い改めるんだな。化け物は。そう言うと、長次郎とともに黒い雲の中に。
消えていった。それから20年が過ぎた。初代長次郎から大嵐組を引き継いだ二代目元一郎が2日前、敵対していた組の襲撃に遭い、若くして亡くなった。
そして本日はその大嵐源一郎の葬儀が行われていた。大嵐組の者たちは20年前のようなことがまた起きては組の恥と物々しい出で立ちをしてピリ。ピリしていた。
お前らわかっちょるだろうの。自分の体張ってても親分の棺桶守るん。やぞ。
若頭、そんなことを言っても、人間ならまだしも、化け物に刀や槍が効くんですか?がばっち。
誰が?前回も長次郎親分の体をつかんでいったんじゃ。つまり、体をつかむ手がある。実体がある証じゃ。あとは組の者全員で元一郎親分の体を守るんじゃ。もし。
逃げる奴は、わしが切ったる。こうして厳しい警備の中、源一郎の葬儀は何事もなく終わ。
りいよ、いよ。棺桶を屋敷から運び出そうとするところであった。また、20年前のように空が黒い雲に覆われ、稲妻が走ったかと思うと、空から体に炎をまとった。
虎のような顔をした化け物が、降。りてきた。
おお、また来おったか。この化け物。が、大。
概にセニアいけんぞ。今日は帰り討ちにしてやる。そう言うと、組の者全員に化け物にかかれと指図した。それを合図に刀、槍、棍棒を持った者たちが。
一斉に化け物に飛びかかった。しかし、化け物は炎をまとった手を振るうと、刀も槍も棍棒も粉々に砕け散。った愚か者たちが、地獄からの使者の。
この貨車様に、そんな。ものが通じるとでも思ったのか?そんならこの鉄の玉ならどうじゃ。
わしの拳銃を喰らいやがれ。若頭は化け物に向けて銃を撃ち放った。しかし、その弾を化け物は指でつかむと弾き。
火車が連れ去った若頭
返し。てきた。そしてその弾は若頭の胸を貫いた。若頭がその場に倒れると、化け物はゆっくり空中から降りてきて。
若頭の体をつかん。だ。何のマネジャー?わしの体に触れるんじゃない。お前はどうやら勘違いしているようだな。俺が迎えに来たのはお前だ。源一郎ではない。なぜじゃこの組の親分は源一郎だ。わしじゃない。
源一郎は生前、長次郎。とは違い。
貧しい者には、施しをし。みなし。
ごたちが育っていけるように支援もしてきた。それに比べ、お前は長次郎と同じように人を人とも思わぬ修行をしてきた。よって閻魔様より直。々に。
連れてくるように。と。目が下ったのだ。いやじゃ、わしはまだ。
行きそうないんじゃい。やじ。
ゃ。そう叫ぶ若頭の口を、貨車は大きな手で塞。ぎあ。
っという間に黒い雲の中に消えていった。すると黒い雲は消えてゆき、日の光が差してきた。組の者たちの多くが取り囲み。守ろうとした棺桶には、暖かい日の光が当たっていた。
エンディング
おかえり、どうじゃった。今回の妖怪話は。もし気に入ってくれたなら、またここに聞きに来ておくれ。そしてフォローしてくれると嬉しいの。それと妖怪古典へのご意見、ご感想はこの番組の概要欄を見ておくれ。また新しい話は。毎週土曜日の午後5時に公開されるらしいから、楽しみに待っていておくれ。そう。そう、妖怪古典の話はノートでも読めるようになっているらしいぞ。よかったらそちらも覗いてみてくれ。それではまた来週の黄昏時、大間が時にまた会おうぞ。
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