イラン情勢とエネルギー価格への影響
日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。 毎週火曜日は日経BP、日経エネルギーネクスト編集長の山根小雪さんです。
山根さん、おはようございます。おはようございます。 あら、山根さんもちょっと鼻声のようですね。そうなんですよ。もう戦争のせいで忙しいから体力削られちゃって、ちょっと風邪気味です。
今日はやはりそのイラン情勢の余波、影響っていうところですかね。 はい。もう今日はね、せっかくなのでその話をしようかなというふうに思います。私もね、やっぱり日経エネルギーネクストってエネルギーの媒体で編集長をしているので、今回の戦争ってやっぱりエネルギー戦争なわけじゃないですか。
原油とか天然ガスっていうのをいかに潰していくかっていうようなですね、そういうところにあるので、ここのところずっとですね、いつもの倍速で原稿を書き続けていまして、そしたら鼻声になっちゃったので、今日はスタジオには行かずにですね、皆さんにね、映しちゃったら困るからですね。
いやいやいやいや、無理をなさらずにというところなんですけど、とは言ってもこの時間すいません。よろしくお願いします。解説の方を。はい、残りの体力をここに全集中したいと思います。申し訳ない。かたじけない。
はい、ありがとうございます。
ガソリン・電気・ガス料金の値上げ
はい、リアリティを持ってきたなという気がします。なかなかね、今、戦争をやめたいって言っても、トランプ大統領がやめたいって言っても、イラン側があれだけやられて、よっぽどいい条件でも出してもらわない限りは、はい、わかりました、やめますっていうような状況にはないので。
はい、これがですね、本当は1ヶ月以内で終わってくれたらよかったのにってずっと思ってたんですけども、まあもうまもなく1ヶ月ということで、じゃあどういうふうに私たちの生活に影響が出てくるのかっていうことなんですけれども、わかりやすいのはガソリンですよね。
まあ価格ものすごい変動していて、国が補助金をつけて強引に価格を引き下げている状況、まあそれはいかがなものなのかって思ってるわけですけれども、この後ですね、やっぱり電気料金やガス料金の値上げというかですね、毎月の支払額が上昇するということが出てきます。
はい。
3、4ヶ月のタイムブラグを経て項目として上がってきます。なので、3月から価格減価が上がっているので、4、5、6月ぐらいからですね、まあ料金っていうのはめちゃくちゃ上がってくるのかなというふうに思います。
それから電気の場合はですね、ちょっとわかりにくい話なんですけど、市場連動料金っていう料金プランがあるんですね。で、実はあんまりよくわからずにこのプランが安いって説明されて契約しちゃってるケースもあるので、ぜひご自宅でですね、電力の契約の確認していただきたいなと思うんですけれども、
この市場連動料金っていう料金プランの場合は、燃料費調整額みたいなですね、3、4ヶ月のタイムブラグを経てではなくて、もう翌月から料金の単価が上昇します。もしご要望があれば、この市場連動料金ってどういう料金なのかまた来週にでも解説したいと思いますけれども、
今日のところはですね、市場連動料金というプランにもしなっているご家庭があるとしたら、これは私だったら市場連動料金じゃない料金の単価が固定されている一定額で固定されているプランに今買えるかなって思います。市場連動料金ってわかりやすく書いてなくても、独自燃料費調整額っていう文言が入っている家庭向けの料金プランもあって、
これも場合によっては、もう単価がですね、翌月からどんどん上がっていくケースもあるプランなので、ここはちょっと確認していただくといいかなというふうに思います。ただ、九州エリアっていうのは、原子力発電と太陽光発電が九州の島の中にたくさんあるので、全国的に九州電力も九州で提供している新電力も料金が安いんですよ。
これはもう東京なんかに比べたらはるかに安い。はるかに安いけど、ここの九州で暮らしていらっしゃる方々にとってみると、それが当たり前なので、安い料金から上昇をしていくということになります。なので支払額としては東京に住んでいる方よりはずっと安いんだけれど、それでもやっぱり料金は上がっていくので、請求が来たときにびっくりしないように心の準備しておくのが良いかなというふうに思います。
企業向け新規契約停止の動き
今日は私が編集長をしている日経ネルネクストがおととい新しい記事を公開したので、ちょっとその記事の内容もご紹介しようかなと思うんですね。どういう記事かというと、電力販売上位30社を独自調査、企業向け新規契約に停止の動きっていう記事なんですよ。
これは日経ネルネクストが電力会社を30社、販売電力量という電気売ってる量が多いところから30社、各社みんな問い合わせをして、企業の新規契約を停止していますか、していませんかっていうことを聞いたんですね。
企業の新規契約を停止してる、停止してないってどういうことかっていうと、企業の方々って、とにかく電気使う量が多いわけですよ、家庭よりも。工場だったりとか、ビルだったりとか、ものすごい電気の量使います。家庭の本当に何十倍、何百倍、何千倍使うわけですよね。
なので電力会社にとっても、この新しいお客さんが今のタイミングで入ってきて、ちゃんと受け入れられるかどうかっていうのは結構大問題なわけです。というのは電気を供給する原価がどんどん上がってきている最中なわけですね。
で、実は2022年にウクライナの侵略があって、ロシアによるウクライナ侵略って、あの時っていうのは、ちょうどその前長く続いたコロナ禍からのね、ちょうど経済面での復活とタイミングが重なって、電力の原価ってものすごく上がったんですよ。
特に中国がロックダウンをしていて、経済が完全に止まっているところから動き出したので、急に中国が世界中の資源を買い漁った時期なんですよね。そこにロシアによるウクライナ侵略が重なって、2022年っていうのは電力会社の原価がめちゃくちゃ上がった時期なんですよ。
実はこの時、大手電力会社の新電力も上位50社が新規受付を中止したんですよね。なので、ニケーネルネクストとしては、今のこのイランの戦争も、あのウクライナの時と同じような非常にやばい状況になる気配が出てるんじゃないかということで、今回調査をしたんですね。
その調査の結果、今まだ受付停止してるのは東京ガスとエネオスの2社だけ。電力の。でももう停止してるところ出ています。それからもう3社、条件付きで停止。それから実は回答がなかったところが30社中7社あったんですけども、この7社はどうしてなかったかっていうと、今検討中なんですよっていうことを言ってるところが多かったんです。
記事が出た時には既に停止してるかもしれないから、今答えられないということですね。なので、こういうふうにですね、企業のほうが先にサービスの提供状況っていうのは変わってくるんですけれども、こういうことがもう実は起き始めていますと。
電力供給構造の複雑さと新規契約停止の理由
もうちょっとなんで企業から閉じるのかっていうことを説明したいと思うんですけど、電力の供給構造っていうのはもうむちゃくちゃ複雑で、グローアップ5回分ぐらい使ってこってりとしたいっていうぐらい複雑なんですけど、超丸めでざっくり言うと、電力会社っていうのはお客さんに供給する電力をいろんな手段で仕入れてるんですよ。
自分たちで発電所を、例えば吸収電力だったら自分たちで原子力発電所とか火力発電所持ってるじゃないですか。でも持ってるけどそれだけじゃなくて、卸電力市場っていう電力会社だけが電気を売買するための市場があって、そういうところからも電気買ってるんですよ。
なんでかっていうと、電気って実は蓄電池とかを使わない限り貯めることができなくて、今この放送に使ってる電力は今この瞬間に発電してるんですよ。発電する量は使う量を予測しながらぴったり合わせていくっていうことをやる。
なんでできんのっていうのはこれまた1回くらい使って解説したい話なんですけど、これは電気を使う量と発電する量がずれたら停電しちゃうんですよ。だからものすごい精緻な予測をしながらそういうことをやっていくんですね。
受給のバランスっていうのはしっかりキープしなきゃいけないわけですもんね。
大平 キープしなきゃいけないです。これは本当にもう数秒単位でずれないようにぴったり合わせてるんですよ。例えば電力会社が自分たちの発電所を持っている。でもこの発電所は1日一定の量しか発電できない。
でも自分のお客さんは昼間にたくさん電気を使って、夜はあんまり電気を使わないとすると、自分たちの発電所だけだと昼間は足りなくて夜は余るっていうことが起きるわけです。
なので、他の会社との契約の中で電気を売り替えしたり市場を使って売り替えしたりして、電気の発電の量と自分たちが供給する量をぴったり合わせるっていうことをやってるわけなんですね。
はい。なので、さっきの新規契約の停止の話なんですけど、既存のお客さんに供給するための電気は電力会社がいろんな工夫を凝らして、あの手この手で契約をして、コストを抑えて仕入れる準備を整えてるわけですよ。
なんですけど、今から新規のお客さんが増えたら、この新規顧客分の仕入れを新たにしなきゃいけない。でも、新規顧客分の仕入れって、このイランの攻撃後で原価がめちゃくちゃ上がった電気を仕入れなきゃいけないんですよ。
はい。だから既存のお客さんは守るけど、新しいお客さんはもうごめんなさいですよっていうことが、まず真っ先に起きてくるんですね。電力会社の経営が悪化するためのシグナルとして。
電力会社の経営リスクと家庭・企業への注意喚起
売れば売るほど赤字になったら困りますもんね。
そうなんです。2022年の時は売れば売るほど赤字になる電力会社が山のように出て、電力会社の業績はめちゃくちゃ下がって株価もめちゃくちゃ下がったんですよ。
はい。なので今回もそういう風になる可能性がやっぱりちょっと出てくる。もうシグナルは出始めたなっていうところなんですよね。
はい。なので、これはさっき家庭の方々は市場連動料金気をつけてねって言いましたが、もしリスナーの方でですね、総務部とかで働いていらっしゃって電気の契約を契約されている方は、これまたさっきの市場連動料金っていうのを選択してたら大急ぎで変更された方がいいと思います。
はい。もう企業向けのこの受付停止したところはもうダメなのでですね、まだ受付ているところでコストが安い電気を供給してくれる可能性のあるところはまだ今ならありますので、早く見直しておく方がいいのかなというふうに思います。
はい。
はい。電気の供給ちょっとややこしいので、なかなかすっきりと説明するのが難しいんですけれども、機会があったらまた解説させてください。
まとめと今後の展望
はい。ぜひぜひまたお願いいたします。
ありがとうございます。
身を削って解説していただきまして、山根さんありがとうございました。
すいません。せき込まずに終えることができました。よかったです。
お大事になさってください。
はい。来週は元気にやります。
はい。ありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は日経BP、日経エネルギーネクスト編集長の山根紗友希さんでした。
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