2024-01-08 12:54

2023-12-26 - 外科医から見てこれはヤバい医者5選(後編)

2023-12-26 - 外科医から見てこれはヤバい医者5選(後編)

サマリー

このポッドキャストでは、師匠のいない医者や商品を売りさばく医者、出身大学や博士号にアピールする医者など、ヤバい医者について話しています。医者の誤選としては、カウンセリングが5分しかしない医者、クリニックが汚いけれど平気な医者、ちゃんとした医師免許がない医者、特定の商品を売りさばく医者、そして出身大学や博士号をアピールする医者が挙げられます。

医者のプロフェッショナリズム
お医者さんから見てこれはヤバい医者、5選の後半戦ですけれども、まず3つ目。
ちゃんとした師匠がいない医者、これなんかパッと聞くとですね、どういうこと?っていう感じになると思いますけども、
どういうそのプロフェッショナリズムっていうものにも、やっぱりですね、基本となる教育っていうのは重要なんですよね。
で、あの、言葉の中でいきます。そのインスタグラムの方でも書きましたけど、画竜転生を描くというふうな言葉を載せてたんですが、
どういうことかというと、画竜って絵に描いた竜ですけども、すごく絵を描くのが上手な人が、竜っていうものをどういうものか知らなくて、
だけど竜っぽいものを描いた時に、むちゃくちゃ上手に描いたんやけど、よく見たらその竜、目ないやん、というふうになってたわけですね。
ところが、その絵を描いた人は、竜に目があるっていうのを知らなかったんですよ。
知らないから、竜に目がなくても平気なんですけど、竜のことを知ってる人が見たら、竜に目がなければ、もはや竜じゃないじゃん。
何だったら、竜は目を生き生きと描ききることが、そのプロフェッショナルとしては重要だよ、というふうに言われてるわけですから、
目がない竜で、俺の絵上手やん、みたいな感じで言われてもですね、残念ながらそんな上手じゃないという話になっちゃうわけですよね。
で、これが、僕らの了解にもあります。やっぱりその、なんでしょう、医療の中でも美容医療っていうのはですね、
その、
カテゴリーで言うとですね、病気っていうものの概念から、精神的なその自我の認識っていうですね、
この、物理的に確認できる構造よりも大きな概念の中で診療というのをしてるんですね。で、美しいという概念は定義が人によって異なるという意味で、
要するにその正解と不正解というのがすごく難しい。で、この中で、その、より正しい治療、診断をして、より正しい適切な治療をしていくっていうふうにこう、
組み立てていく、治療を組み立てていくっていうのは、
ですね、やっぱりあの、経験と理論が必要なんですけど、こういうのをですね、ある程度その、学んだことがある人が、自分の次の台に教えていくっていうのが重要なんですよね。
はい、なので、その、すべての診療の中でそうなんですけども、やっぱりね、例えばあなたは誰に学んだんですか、あなたの師匠は誰ですかって時に、この人ですっていうふうにパッと言えない人、
これはですね、逆に言うと、我流転生を嗅いでいる状態、つまり、うぬぼれ屋さんですね、いわゆるね。
自分が自分の道を全部切り開けると思っている人、実際にはですね、人類がこう、脈々とこう、紡いできた歴史っていうのは、そんなに軽いものではなくて、人間の一生で全部把握するには短すぎるんですよ。
なので、お師匠さんが頑張ってきたこと、逆に言うと、お師匠さんがここまでしかいけなかったから、ここから先は課題で、これを僕の台でなんとかするんや、みたいな考え方が必要なんですね。
ちなみに僕の場合は、そのお師匠さんが全部で、えっと、5人います。
で、その、お師匠さんが全部で、えっと、5人います。
で、その、お師匠さんが全部で、えっと、5人います。
で、常にこの5人の先生たちにですね、僕の中で相談をしながら進んでいってるという感じですね。
もちろん僕のオリジナルの考え方っていうのもたくさん出てきてますけども、やっぱりその先人たちの、先輩たちのそういう考えの中で、さらにじゃあ僕は進んでこういっていこう、みたいな感じで進めてるという感じ。
なので、例えばこの先生なんかすごく良さそうなんやけど、じゃあこの先生どこで誰に学んだんやろ、みたいな感覚でですね、そういう角度でその先生を評価する、もしくは聞いてみると、
えっと、ある程度見えてくるかもしれないですね。
特定の商品を売りさばく医者
はい。続いて4つ目。
特定の商品を売りさばく医者。
これはですね、もう気なくさくなってきましたね。
えっと、ま、あの、美容業界は、なんとですね、医療界の中で最も規制が進んでいない領域の一つでして、
えっと、お医者さんの医師免許ってですね、何でもかんでも海外から輸入しまして、
日本の中で認可されてないものをバンバン使うというのが許されている不思議な医療業界。
で、厚生労働省もここに規制をかけないんです。
で、ということは安全かどうかわからないんです。
だけどお医者さんがOKって言ったらOKなんですよ。
で、ここにですね、目をつけた企業はですね、自分たちの商品を売りたい。
で、海外の商品を日本に持ち込んでですね、これをこの先生なんか言うこと聞いてくれそうやからってロックオンしまして、
その先生にこれを売らせるんです。
だから何かの商品、何かのどこかのメーカーの、
なんとかドクターみたいな、アンバサダー的な感じの人たちってやっぱりいるんですけど、
この人たちはですね、むちゃくちゃお金の匂いがムンムンします。
で、企業側ももちろんメリットがあるから、その先生たちは、
先生、ありがとうございます。もう先生のおかげでうちも繁盛してます。と。
ちょっとおいしいご飯食べに行きませんか。ちょっと海外の学会行きませんか。お金出しますか。みたいな感じになっちゃってるんだよね。
で、これが利益相反と言いまして、
一昔前にもう禁止されてるんです、海外で。
もしくは、もしそれをする場合にはディスクローズって言って、
それを受けてますよ、という表現をちゃんとしないといけないんです。
ここからスポンサーされてますよ。じゃないと、
ユーザーとして皆さんがですね、サービスを受けるときに、
ほんまにいいよって思うって言ってるコメントなのか、
企業からお金もらってるからいいよって言ってるコメントなのかによって、全然変わっちゃうじゃん。
それは広告なの?どうなの?って話になっちゃうから。
なので、その辺をですね、まあほんまに、
本来はお医者さんっていうのは、僕らヒポクラテスとも近いと言ってですね、
医学部卒業するときにお医者さんになるということは、
こういう項目を守りましょうっていう中に、やっぱり公明性大であると。
その、そういうなんていうのかな、あのー、
ね、横島言っちゃったけど、
魂売るみたいな、
はしなくて、診療患者さん困ってる人たちに対して、全身全霊で尽くしますというのを誓ってるんですけど、
ね、もう目が、だいたいそういう人たちの目って、ちょっと変わってました。
なんとなくもやがかかってるから、逆にギンギンに開いて、お金マークになってるか、どっちかですね。
まあこういうのはですね、あのいわゆる政治家がこういうことになりますと、お金もらってます、政治、
なんだっけ、なんとか資金違反みたいな、あるじゃん。つまり捕まっちゃうんですよね。
あのー、なんですけど、美容業界ではもうザラにあります。なので、
あまりにもこの商品押すな、この人とか、あまりにもこの治療ばっかりこの人を言うなと。手術じゃないですよ。商品。
レーザーであったりとか、
伊藤であったりとか、ヒアルロンさんであったりとか、明らかにこの商品、この人いつも押してるやん、っていう場合、気をつけてください。
で、しかも数年すると、もっと新しいのが出るので、前進めてたやつを進めなくなります。だいたいそういう人たちって。
もしくは、前やってた治療で、やばいケースがだんだん溜まってくる。だいたい3年なんですけど。で、こう塗り替えます。で、自分を知らんふりして、次の治療行くんですけど、その治療の被害者たちが、修正して、こっちにこう流れてくる。
出身大学や博士号、留学をアピールする医者
で、最後、5つ目。出身大学や博士号、留学をアピールする人に気をつけてください。
これはですね、先ほどのその師匠の話は、ちょっと矛盾するような感じに聞こえるかもしれないですけど、
師匠っていうのは、要はどこで学んできたっていう中で、結局自分がどうあるかって話なんですけど、
どこどこ大学、例えば日本だとよくわかりやすい、東大出身って言うとですね、なんとなくすごいって思っちゃう。日本の国民性が低い、民度が低い原因でもあるんですけど、
今、世の中はどこの大学を出身してるかというよりも、何ができるかの方が重要なんですね。
何ができるかを見定める眼がないと、その人が何ができるかがわからないので、日本人は単純に、東大出身です、慶応出身ですみたいな、あの有名大学出てると、
もしくはハーバード出身ですみたいな、って言うと、ギョギョみたいな、この人できるんじゃないと思うんですけど、実際にはそんなことないです。
例えば、むちゃくちゃ賢くて、天才的なスコアを取って、東大を卒業してます。
出席で出てますって言っても、手もこんなんで手術してたらどう思います?
プルプルプルとか言うと。
ハーバード大学出てますって言うても、もうなんか、ものすごい多動で、いろんなこと忘れまくって、手術するにも、あっちもこっちも忘れてますって言うと、どう思います?
当然手術ならないですよね。
つまり、治療をするという能力と、出身っていうのは全く別物です。
これが、日本が博士号をですね、とりあえずPHD、PHDって言うんですけど、PHDも全然治療と関係ないです。
PHDは研究の話ですから。
あの、例えば僕らの領域で美容診療をやってるのに、PHDを取りましたって、全く意味ないです。
あの、もうほぼゼロですね。
あの、僕にとってはですね、博士号を取ったんやな、あ、時間無駄にしちゃったんやな、ぐらいのしか思わないです。
つまり、その過程の中で博士号を取る期間っていうのは、診療から離れてる期間なので、年齢に対して実際の能力は下です。
で、しかも、もし博士号を取るって言ってるのに、バイトで美容に行ってました。
その結果、博士号を取った後、美容来ましたよって、もう完全にふざけてますよね。
で、美容を、要はそのバイトの延長線上でやろうとしてるから。
で、こっちはもうガチでやってる美容勢なので、そういう人たちは、まあもう、完全にクエスチョンって感じですね。
で、さらに留学も同じです。
留学も、留学してきたぜ、イエーイ!みたいな感じで言う人いるんですけど、
もちろん、留学をしてきて、そこで学んできた技術を身につけていて、それを表現できるようになっていれば、それは力になってるんですが、
留学をしたということ自体には意味はないです。
例えば、留学をしても全く成果を上げられなかった。
論文も書いてない、手術もやってない、そもそも言語も話せない、コミュニケーションもちゃんと取れなかった、でも留学しましたと言われても、
これも意味じゃないですよね。
なので、イメージが、結構日本の場合には、ラベリングって言って、これは大脳生理学的にもそういうのがあるんですけど、
こういう言葉のイメージがすごくできる人とリンクをさせてしまうという傾向があってですね、
だからそこは気をつけた方がいいですね。
本当にその人が能力が高いのかは、
やはり、
その人と会話をしてみて、
そしてその人の結果を見てみて、
そしてその人の丁寧さを見てみて、
人柄を見ていて、
その中で判断するという感じになります。
具体的にはですね、
とはいえ、なかなか先生難しいやんと、
どうやって、
じゃあそういうのを、
その人が本当に、
人もそうやし、
技術もそうやし、
判断したらええのんっていう話ができるときに、
一番シンプルな評価はですね、
やっぱり値段ですね。
施術の費用。
これは市場原理って、
僕の中では、
それこそ美容業界に出てきて、
驚いたことの一つなんですけど、
むちゃくちゃ鋭敏なんですよ、
価格って。
なので患者さんって絶対馬鹿じゃなくて、
ごまかされないですね。
で、どんな出身校とか書いても、
流されてしまう人は、
表層の一部で、
本当に賢い人たちは、
そんなところでは流されないです。
なので本当に価値があるかっていうのを、
患者さん達って常に見比べてるので、
価値があれば、
値段は上がります、絶対。
価値がなければ、
値段は下がる。
値段は下がります。
なので、
うちのクリニックでは、
お花の手術が何十万円でできますよ。
それ逆に言うと、
お前手術下手やんって言ってるのと一緒です。
ほんまに。
だからその価格を見てもらうと、
やっぱりそうなんやなと。
何か適正な価格で、
うちはやってますとか言ってても、
実際には手術をするのに時間をかけて、
素材にちゃんとしたこだわりを持って、
スタッフみんなで見ていくってなったらですね、
そんな安い価格ではできなくて、
うちは適正な価格で、
やってます。
お花の手術50万円でやります。
その代わり一人の人にかけられる時間は1時間です。
カウンセリングも一人5分ですって言ったら、
これもう嘘やんか。
適正じゃないからこれ。
なので、
まあ価格っていうのは、
そういう意味ですごく鋭敏な指標にはなるので、
まずその世の中の全体の中でですね、
例えばお花やったらお花、
骨やったら骨、
フェイスユートやったらフェイスユートっていうのを、
グラフ、グリッドみたいなのをですね、
見てみて、
このクリニックはこの価格帯でやってんねやな。
つまり、
これぐらいの先生なんやなっていう感じで見定めていけば、
分かりやすいんじゃないかなというふうに思います。
医者の評価指標
まとめます。
医者から見てやばい、
医者誤選ってとこで、
カウンセリングは5分の医者、
そしてクリニックは汚いので平気な医者、
そしてちゃんとした医師証がいない医者、
そして特定の商品を売りさばく医者、
そして出身大学や博世号を両国アピールする医者、
こういう人たちはちょっとやばいサインかなと思います。
気をつけてみてください。
以上です。
次回はですね、
えっと、
一生懸命治療してもですね、
勝手に病んでしまうような残念な患者さんたちってやっぱおられるんですけど、
そういう人の話をしたいと思います。
以上です。
じゃあねー。
See you!
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