グリーンカレー作りの失敗談
山ドクターの北杜らいふ、国際山学医のペコマです。 北都市明の町に住む北都診療所医師のペコマが、登山の魅力、応急処置のヒント、健康の秘訣など、楽しく真面目にお伝えします。
この番組は、社会福祉法人緑樹会北都診療所の提供でお送りします。 こんにちは、ペコマです。
だいぶ涼しくなって、過ごしやすくなってきましたよね。 こうなるとね、紅葉も進んできて、山に行くのもとても楽しみになってきますね。
さて、今日のバケットリスト紹介なんですけれども、いつもながら料理がうまくなりたいということでね、ちょっと私の料理変歴じゃないけど、そういうものをちょっとお話ししたいんですけれども、
私は元々、カレー作るのはそれなりに好きで、キャンプでもよく作るし、家でも時々作って、結構美味しいカレーできてるなっていつも思ってるんですけれども、
ちょっとね、いつもとは違ってグリーンカレーを作ろうかなと思ったんですね。 そんなの作ったことないんで、グリーンカレーペーストみたいなのを買って、そこに書いてあるレシピ、材料とかを調べて、
作ればいいやと思って、スーパーに行って材料を揃えて、家で作ってみたんですよ。 そしたらね、なんかどうも様子がおかしくてですね、
なんか普通、緑の乳白色みたいな感じのグリーンカレーが想定されるんですけど、なんかね、透明なんですよね。
なんかおかしいなと思ったら、ココナッツミルクを入れるところ、ココナッツオイルを入れてたんですよね。
ココナッツオイル400グラムって、多分ね、常識的に考えてすごいおかしなことをしてると思うんですけど、でもね、味は結構美味しかったですよ。
キリマンジャロ登山の魅力
でもまだね、食べきれてなくて、冷凍庫で眠っているという状況ですね。 僕の料理技術はそんなもんだということでね、これからますますうまくなっていきたいなと思っております。
で、今日は何の話をするかというと、先日、キリマンジャロ登山、アフリカの最高峰、キリマンジャロ山っていうのがあるんですけれども、
そこに山のお医者さんとして帯同をついていったっていう経験をしたので、ちょっとね、このキリマンジャロ登山の魅力みたいなのをお話ししたいなって思います。
で、登山なので魅力っていっぱいあるんですよ。そもそも山登りが好きだから山の魅力っていうのはいっぱいあるんですが、やっぱりキリマンジャロならではの魅力っていうのは何だろうっていう話をね、ちょっとさせて
いただこうかなと思います。
で、やっぱり何より魅力というか、おすすめできる点としては、標高が高いわけですよ。標高が5895メートル、だいたい6000メートルなんですね。
で、6000メートルっていうと普通は登れないんですよね。っていうのも日本の山で考えればわかりますけれども、富士山って3700メートルちょっとなんですけれども、登れるのって本当に夏のごくわずかな期間
じゃないですか。
他の時はもう寒いし雪が降るし、普通の登山の技術じゃなかなか登れないんですよね。
それが6000メートルともなったら、もうすごい気象条件が悪いし、当然雪だし、もう特別のエキスパートの人しか行けないような環境なんですね。にもかかわらずキリマンジャロの場合はですね、普通の人がハイキング
の延長として6000メートルに到達できる可能性があるという、やっぱりね、そこが一番魅力的じゃないかなと思います。
赤道直下なんですよね。タンザニアっていう国にあるんですけど、赤道直下にある、要は地球上で一番暖かい場所にある6000メートルの山なので、これだけ標高が高くても雪がもちろん降ったりすることはありますけれ
ども、条件が良ければ普通に夏山登山の延長、普通に歩くことで登ることができるという山ですね。
なので、多くの登山者ではなくて観光客だったりとか、ハイキング愛好家みたいな人たちが挑戦する山となっています。
で、標高が高いというのがすごく魅力なんですけれども、じゃあ標高が高いと何が良いのっていうとですね、それは高いところに行く気持ち良さはあるんですけど、やっぱり僕としては2つの点で結構面白いなというふう
に感じています。
1つはそれだけ高い場所に行くことって普通ないじゃないですか。高い場所に行くと生理反応、体がいろんな反応をするんですね。簡単に言うと鉱山病みたいになったりとか、逆に言うと鉱山病を克服というかならない
ように体が順応していくみたいな反応があるわけです。
これはね、なかなか普通体験できないですからね。こういう6000メートルぐらいの場所に行って自分の体がどうなるんだろうっていうことを直に体験できるっていうのが1つ面白さがあるかなと思います。
もう1つの面白さは、食性の変化がすごく短時間の間に凝縮されている。地上はもう赤道直下なすごい暑い場所なわけですよね。ジャングルがあったりする。そこから標高を上げていくとどんどんどんどん食性が変化してい
って、最後はもう鉱山の何もないものになっていくと。
そういった変化があって面白いと。この体の変化、反応と食性の変化、この2つがやっぱり高い山6000メートルに登る面白さかなというふうに思っていますので、後半ではですね、この体の反応という話と食性の変化
って話をもうちょっとね自分が体験したことを交えながらお話しできればいいかなと思います。
ここで1曲お送りしたいんですけれども、ジャンボブアナという曲です。これ、タンザニアに行ったらですね、キリマンジョロ登山の時にみんな現地の人たちが盛んに歌ってるんですよね。歌って僕たち観光客、登山者を励
ましてくれたりとか楽しましてくれたりとかですね、歓迎してくれるためにいっぱい歌って、僕も歌えるようになりましたね。ということでお聴きください。ジャンボブアナ。
はい、いかがだったでしょうか。やっぱり楽しい気分になってきますよね。こういう感じでちょっと打楽器とか使ったりしながら、みんなで踊ってっていうのがね、とても印象的な曲でした。
高所で起きる体の反応
今日はキリマンジョロの魅力みたいな話をしてるんですけれども、6千メートルぐらいある山にそれなりに気軽に特別な技術を必要とせずに登れるよと。
で、そのやっぱり高い6千メートルところに行く魅力は何かっていうことでね、2つちょっとお話ししていこうかなと思うんですけれども。
1つは自分の体がね、そんな高いところに行くとどんな変化しちゃうのかっていうのを直に体験できるっていうことですね。
で、まず高い場所っていうのはどういう環境かっていうと、寒いとかね風が強いとかいろんなことがあるんですけれども、やっぱり一番はね、低圧低酸素。
皆さん知ってると思うんですけど、だんだん空気圧が下がっていって、それに伴って酸素の量も少なくなっていくんですよね。
本来我々の体っていうのは酸素を使っていろんな行動をしたり考えたりしてるんですけれども、その使える酸素がだんだん少なくなってくると。
そうするとどんなことが起きるのか。
まず簡単に誰でも起きるのは、呼吸が早くなるんですね。
で、心拍数が早くなる。
それによって一生懸命酸素をなんとか取り入れようとするわけですね。
これは自然に起こる反応です。
で、そういうのも分かるんですよ。
サチュレーションモニターってね、酸素飽和度を測る指につけるモニターとかあるの、ご存知の方も多いと思うんですけど、
そういうのをつけるとどんどん自分の体の中の酸素が少なくなっていることが分かって、
それに伴って脈拍数、心拍数がそのモニターに表示されるんですけど、
それが上がってるっていうのも目に見えて分かるんですよね。
で、それを見ると体が一生懸命酸素を取り込もうとしてるんだなっていうのを感じることができます。
で、一方寝てる時っていうのは、今度は呼吸がですね、すごい少なくなっちゃうんですよね。
で、それも体感できるんです。
で、なんで少なくなっちゃうかっていうと、日中一生懸命呼吸しすぎてるんです。
呼吸しすぎて体から二酸化炭素っていうのがなくなっちゃって、アルカリ化っていう状態になっちゃってるんですけど、
そうするとむしろ呼吸を止めて血液をアルカリからまた中性に戻そうっていう動きが、それも起きてきちゃうんですね。
なので、地上で寝てる時以上に高い場所では呼吸が少なくなっちゃう。
で、それも経験できます。
呼吸が少なくなってきて、なんか寝苦しくて起きて、その酸素飽和度っていうのを測るとものすごい低い、地上じゃ考えられないような50何%とかですね、そういう数字になったりするわけです。
で、日中起きてる時はそんなことないのに、寝るとこんだけ下がっちゃうんだとかいうのも経験することができますね。
で、そういうふうに酸素がすごい少ないところなんですけれども、
最後の方、坂を登っていくのが非常に辛くなっていきます。
で、なんていうのかな、普通に立って休んでいる時とか座って休んでいる時はそこまで苦しくないのに、ちょっと体を動かそう、ちょっと段差を乗り越えようとすると非常に苦しく感じるんですね。
それはやっぱり体が酸素を必要とする、特に運動する時、段差を登る時、この筋肉が酸素を必要としているんだなっていうのをもうダイレクトに感じることができます。
もちろん富士山とかでも感じられるんですけれども、やっぱり6000mだと一味違うというかね、本当に酸素っていうのを取り入れながら体が動いているんだなっていうのを感じることができるっていう面白さがあるん
じゃないかなと思います。
標高による自然環境の変化
もう一つの標高が高いことの面白さは、触性の変化ですね。
地上0mのところから6000mまで数日で上がるんですけれども、そうすると気候がどんどん変化していくんですよ。
気温っていうのは100m上がるとだいたい0.6度ぐらい下がるわけですね。
それを積み重ねていくので、6000mだとだいたいもう36度ぐらいの気温の変化があると。
標高100mの変化は井戸で言うと100kmぐらいの変化があると言われています。
つまり赤道からスタートして標高が100m上がるごとに100kmずつ北に進んでいるのと同じことなんですね。
そうなると今回の場合は6000kmぐらい北の方に進んだことになるわけです。
そうすると途中日本を通り越すわけですね。
だから自然環境も、はじめジャングルみたいなところだったのが、まるで日本の森と同じような、なじみのある植物が生い茂っているような森とかを通過して、
その上に行くと今度は日本の鉱山帯みたいな背の低い植物とか鉱山植物みたいなのが生えているところに行くわけですね。
なんだけど日本とは違うので現地独特の形の植物とか珍しい植物とかあったりして、
さらにそれより上に行くと今度は何もないただのがれきになっていく。
このダイナミックな変化を数日で感じられるっていう、特に自分の足で登りながらそのグラデーションを感じられるっていうのはこの標高の高い山の面白さじゃないかなと思います。
ということで今日はアフリカのキリマンジャドの魅力みたいなところをちょっと私なりの視点でお話ししてまいりました。
さて、山ドクターの北斗ライフでは皆様からのご感想やご質問を募集しています。
FM八阪滝公式ホームページのお問い合わせフォームもしくは私個人のインスタグラムにもお問い合わせフォームを準備しておりますのでお気軽にコメントしてください。
それではまた次回の山ドクターの北斗ライフでお会いしましょう。
山ドクターの北斗ライフ。
この番組は社会福祉法人緑寺会、北斗診療所の提供でお送りしました。
ありがとうございました。