後半では、いよいよEBiDAN「Yes! 東京」について探っていきます。なぜ今、この曲なのか。そして「アニメイト」とEBiDANがどう接続するのか。
「Yes! 東京」を手がかりにすると、ここ数年、別々の場所で進んでいた変化に、共通する輪郭が見えてきます。アイドル、アニメ、芸人、VTuber、スポーツ選手……いまや誰にでも「推し」がいて、どんなジャンルにもアクスタがあり、ランダムグッズがあり、誰かと誰かの「関係性」がある。
人はなぜ推しを作り、グッズを集め、交換し、同じものを好きな人たちのいる場所へ向かうのか。好きなコンテンツがあるからそこへ行くのか。それとも、そこに居続けるために次の好きなものを探しているのか。そんなことを考えていくうちに、アニメイトという場所が急に重要に見えてきます。大量のIPがひとつの建物に並び、そのすぐ外で人々がグッズを交換している。何かを好きになること、買うこと、集めること、誰かとつながることが、ほとんど同じ場所で起きている。
いまは「IPの時代」であると同時に、「OSの時代」でもあるのではないか。
EBiDAN、しゅんき、Snow Woman、ブルーロック、音楽フェス......後半では、これらを手がかりに、2026年以後の「推し」をめぐる風景について考えます。
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