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#31 特集:アダルトD2C(前半)「『ユーフォリア』とmyfans」
2026-05-25 1:09:22

#31 特集:アダルトD2C(前半)「『ユーフォリア』とmyfans」

今回の特集は「アダルトD2C」。生産者が、実店舗や中間業者に大きく依存するのではなく、アダルト商品を購入者に直接届ける——それがアダルトD2Cです。アダルト商品をただ売るのではなく、世界観や安心感ごと直接届ける仕組み。買いにくさや後ろめたさは、どう変わったのか。流通、ブランディング、セクシュアリティの現在地を語ります。

そこで接続するのは、HBOドラマシリーズ『ユーフォリア/EUPHORIA』。セックス、ドラッグ、暴力、SNS……現代の若者が抱えるさまざまな問題を極めて鮮烈に描いた本作は、主演のゼンデイヤを中心に、シドニー・スウィーニー、ジェイコブ・エロルディ、ハンター・シェイファーら豪華キャストが出演。制作はA24、制作総指揮にはドレイクも名を連ねており、現代ポップカルチャーの象徴的作品として高く評価されています。

本作で、シーズン1と2で登場していたのがマッチングアプリ。それがシーズン3では、OnlyFansのような、より直接的に「性」や親密さを流通させるプラットフォームへと置き換わります。つまり、恋愛や出会いを仲介するサービスから、性や親密さそのものを個人が直接販売・発信するプラットフォームへと、流通のかたちが変わったということ。そんなOnlyFansの日本版のような形として2021年にサービスを開始したのが「myfans」。いまや、アダルト商品だけでなく、身体そのもの、親密さそのものが「直接届けられるもの」になっている。そこでは匿名性、承認欲求、自己演出、安心感までもが商品化されていきます。

『ユーフォリア/EUPHORIA』が描いていたのは、まさにそうした「性」の流通が、現代においてどのように欲望や自己像と結びついているのか、という問題でもあります。性がいま、どのように流通し、消費され、自己演出の手段になっているのかを考えます。


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