「そもそも、どこにあるのかを知らない」という声から。
やり方より前の段階で止まっている方は少なくありません。今回は場所と、避けるべき場面を8分でお話しします。
知らないことは恥ではありません。知らないまま強く押すことだけが、避けたいことです。
- ✅ 前立腺の場所(膀胱の下・尿道を囲む・直腸のすぐ前側)
- ✅ 解剖図を使った調査で最も多く選ばれたのは「直腸の浅い前壁」
- ✅ 絶対に避けるべき場面=発熱・強い痛み・排尿しづらさがあるとき
- ✅ PSA検査の前は刺激を控え、行ったなら医師に伝えるという実務
- ✅ 快感の仕組みは「医学文献が正確に記述できていない」という現状
- ✅ 実施率の査読された数字は存在しないということ
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動きのある道具。ただし発熱・強い痛み・排尿しづらさがあるときは使わず、泌尿器科を頼ってください。
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参考文献・関連リンク
今回のエピソードで参考にした研究です。いずれも「関連が報告されている」という段階のもので、因果を示したものではありません。
- Anal sex practices and rectal erogenous zone maps among men and women of diverse sexual orientations (2025) — Sexual Medicine。米国 n=964。解剖図を用いた調査で、快感を感じる部位として男女ともに「直腸の浅い前壁」が最も多く選ばれました(※受動的アナルセックスについての調査で、前立腺マッサージの実施率ではありません。オンラインの便宜標本です)。
- Prostate-induced orgasms: A concise review illustrated with a highly relevant case study (2018) — Clinical Anatomy。前立腺刺激によるオーガズムについて、現在の医学文献はその発現機序を正確に記述できていないと指摘されています。
- Acute bacterial prostatitis: diagnosis and management (2016) — American Family Physician 93(2):114-120。急性の細菌性前立腺炎が疑われる患者では前立腺マッサージを避けるべきとされています(強い前立腺マッサージは菌血症、ひいては敗血症を誘発しうるため)。※これは診療手技についての推奨で、エビデンス評価はC(専門家の合意に基づく段階)です。
- Use of prostatic massage in combination with antibiotics in the treatment of chronic prostatitis (1999) — Prostate Cancer and Prostatic Diseases。慢性前立腺炎の男性73名に抗菌薬と併用し40%で症状が消失したと報告されていますが、対照群がなく抗菌薬と併用しているため、マッサージ単独の効果は分離できません。
▼次に聴くなら
- このシリーズはここで一区切りです。気になる回があれば、さかのぼって聴いてみてください。
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夢野アートは、元風俗嬢・夢野カナエのリアルな体験談と、性科学・セクシャルウェルネスの知識をもとに、性のお悩みや快感の仕組みを明るくわかりやすく発信するブログ・ポッドキャストです。
「快感を科学する」をテーマに、あなたの毎日が少し楽しくなるヒントをお届けします。
【ご注意】
本エピソードは、性に関する一般的な情報提供を目的としたもので、医学的診断や治療を目的としたものではありません。
本エピソードは一般的な情報提供であり、診断や治療を目的としたものではありません。前立腺肥大・PSA・がんの検査については、必ず医療機関の情報をご確認ください。
ご紹介した禁忌は、医療の診察手技についての推奨からの外挿です。性的な場面を対象に試験されたものではなく、その推奨自体の根拠の強さも最も強い段階ではありません。それでも、起きたときの結果が重いため避ける側に倒しています。
発熱・強い痛み・排尿のしづらさがあるときは、自己判断でのケアをやめて泌尿器科を頼ってください。爪を切り手を清潔にすること、潤滑剤を必ず使うこと、抜けなくならない形の道具を選ぶことが基本です。「健康に良い」という効能を示す根拠はありません。
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