射精はなぜ気持ちいいのか|〇〇は10〜15回動いていた
2026-08-20 10:30

射精はなぜ気持ちいいのか|〇〇は10〜15回動いていた

「そのとき、脳では何が起きているんでしょう」

「ドーパミンが大量に出る」「ヘロインを使ったときと同じ」——よく聞く説明の出どころを、ひとつずつ確かめました。今回は、裏づけが見つからなかったものと、たしかに測られているものを、10分でお話しします。

いちばん確かだったのは、「人によって違う」という一点でした。


  • 「ヘロインと同じ」の出どころは2003年の脳画像研究。ただし、その論文はヘロインと直接比較していない
  • その研究は4年後、同じ研究者たちが調べ直し「射精と関係していなかった部分がある」と訂正している
  • 調べ直して残った所見は「増える」ではなく「前頭前野の働きが下がる」ほう
  • ヒトの脳内でドーパミンやセロトニンの放出量を直接測った研究は、探した範囲で見つからない
  • ヒトで直接とらえられたのは、オーガズム後の海馬での内因性オピオイド放出(フィンランド・2023年)
  • ホルモンは血液で測られている。くり返し再現されているのはプロラクチンの上昇だけ
  • 骨盤の底の筋肉は、0.6秒間隔から始まり10〜15回収縮する。力のピークは7〜8回目(米国・11人・1980年)
  • そして、その収縮パターンは同じ人なら毎回似ていて、他人とは区別がついた


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参考文献・関連リンク

今回のエピソードで参考にした資料です。いずれも参加人数の少ない研究で、因果を示したものではありません。


▼次に聴くなら

  • 前回は「オナホの正しい洗い方」。洗い方を比べた研究が見つからない、という話をしています。


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夢野アートは、元風俗嬢・夢野カナエのリアルな体験談と、性科学・セクシャルウェルネスの知識をもとに、性のお悩みや快感の仕組みを明るくわかりやすく発信するブログ・ポッドキャストです。

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【ご注意】

※番組内で「研究は見つかりませんでした」「文献はありません」とお伝えしている箇所は、収録時点で私たちが調べた範囲での結果です。あとから見つかることもあります。新しい情報が出たときは、番組や記事で訂正します。

本エピソードは、性に関する一般的な情報提供を目的としたもので、医学的診断や治療を目的としたものではありません。

番組で触れたカナエの話は、本人が見聞きした範囲の実感であり、統計や医学的な根拠ではありません。

紹介した研究はいずれも参加人数が少なく、動物実験の知見は含めていません。脳の画像研究が示すのは「同時に起きていた変化」であって、快感の原因ではありません。

感じ方や回数には大きな個人差があります。他の人と比べて判断するためのものではありません。

急に射精やオーガズムの感覚が変わった、痛みがある、服薬を始めてから変化したという場合は、自己判断で薬をやめずに、泌尿器科や処方した医療機関にご相談ください。

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