心地よいメイクの時間
わたし、とろけま~す。
音を楽しみながら準備をし始めるもろり。
今日も朝の整い時間は続きます。
この番組は、音で味わうフィクションストーリーです。
よし、スキンケア終わり。
そのままメイクも軽くしちゃおうかな。
うたのちゃん、そこにあるパウダー取って。
これのことかな。はい、どうぞ。
ありがとう。
化粧品もいい音するんですね。
このブラシを使うともっといい音するんだよ。聞いてみて。
ほんとだ。
二つが合わさるとこんないい音がするの。
この間行ったカフェで教えてもらった音のブレンドですね。
ね。この音聞いてるとゾワゾワする感じがすごい。
まさにASMRっぽい音ですね。
うんうん。
てか、このパウダー自体もきめ細かい粉でつけ心地いいな。
そうなんですね。
あ、きめ細かい粉といえば、もろりさんこの間カフェでシュガーパウダーがかかったパンケーキ食べるときに、
ふーって鼻息で吹き飛ばしてましたね。
もう思い出させないでよ。
粉雪みたいで綺麗でしたけどね。
ほんと?
綺麗だったなら、まあいっかな。
ルンルン気分で化粧しちゃおうっと。
今日の音もまたどこかで思い出すんですかね。
だねー。一つの音が鍵となって、いろんな思い出が引き出されていくもんね。
今日の音をどこかでふと聞いたときに、
そういえば宇多野ちゃんとくだらない話で盛り上がりながらメイクしてたなーとか。
思い出すかもしれませんね。
じゃあ今日は思い出の音の鍵更新中ってことですね。
いいこと言うねー。
じゃぶとん1枚。
パウダーがふわりと舞う中、2人の笑い声が響き渡ります。
そんなゆったりと流れる朝の風景、
これもまた一つの思い出の鍵となっていきます。
今日の音はいつの日かの大切な思い出になるかもしれません。
どけばー。
どけすぎでしょー。