オリジナルサウンドの体験
わたし、とろけまーす。
オリジナルサウンドコーヒーを楽しみながら、音のブレンドを味わうもろりと歌の
音の交換ノートに感想を書いていると、店内の奥から甘い匂いがしてきました。
この番組は、音で味わうフィクションストーリーです。
あ、なんか甘くて香ばしい匂いがする。
ほんとだ。もしかして、あそこに書いてあるスペシャルサウンドクッキーじゃない?
わー、美味しそう。しかも名前にサウンドって入ってますよ。
このクッキー、味も音も楽しめるらしいよ。何の材料が入ってるのか当ててみない?
いいですね。じゃあ早速いただきます。
うん、サクサクで美味しい。それに中にチョコクリームが入ってる。
ほんと美味しいですね。生地にナッツも入ってます。
そうなんです。3種類のナッツが混ざっているんです。
それとクリームにもサクサク食感になる食材を入れたのですが、何かわかりましたか?
うーん、ライスパフかな?
そうなんです。やっぱり、なんかこの食べた時の音、懐かしく感じて。
音が懐かしい?
中学生の時によく行ってたお菓子屋さんのクッキーも、いろんな食材の食感と音を楽しめるクッキーだったの。だから懐かしいなって。
そうだったんですね。思い出と音って繋がってることがありますよね。
音は記憶を呼び起こす、引き出しの鍵みたいだね。
音って心の中に残るんですね。
こちらのクッキーに合う紅茶をお持ちしました。記憶のティーです。
お客様のお話から、記憶に寄り添うような優しくてほっとする香りを調合した紅茶です。よろしければこちらもどうぞ。
一つの音が鍵となって、一つの記憶の扉を開く。
もしかしたら、私たちの思い出は小さな音の欠片が集まってできているのかもしれません。
お待ちしております。