レモンと農業の現実
こんばんは、うつみやさです。この番組、忘れてみたい夜だからば、サラリーマンうつみやさが世界を小さく平和にしていきたい番組です。
ということで、本日はお便り回です。
ドコドコさんからのお便りをご紹介します。
あささん、こんばんは。農作業の合間に聞いています。
レモンのことが気になっています。
私、農業をしているのですが、長野県はレモンが取れない。柑橘類が取れないのです。
レモンに関わる中でどんなところが良かったですか?
冬の仕事も探していますので、柑橘類関係で季節労働できそうなツテがありましたら教えていただけると嬉しいです。
ということで、お便りありがとうございました。
レモンは温かいところでしか育てられないんですよね。
広島の富島街道っていう瀬戸内海に浮かぶ島々で活動していたんですけど、私は。
東京の立川の商店街が街おこし的なノリでレモンを育てようとしているみたいな話があって、
レモンの苗木を広島から東京に運んだんだよね、みたいな話を
富島柑橘クラブの方から数年前に聞いてたんだけど、
寒くて東京の立川でもなかなか育たなかったみたいです。
東省?広島でもたまに東省になるんだけどね。
低温障害になってしまって、氷点下とかになるとダメになっちゃうんですよ、レモンって。
立川でもダメだったってなると長野では厳しいわな。
雪降るからね、長野は。
でもリンゴとか長野有名だから果樹栽培の知見とかはありそうですけど、
柑橘はやっぱり温かくないと多分難しいだろうから、長野で柑橘はやっぱり難しいんだろうな、
ってお便りを見ながら思いました。
富島柑橘クラブの経験
レモンに関わる中でより良かったことなんですけど、
富島柑橘クラブっていうところでやってたんですけど、
私は富島柑橘クラブの人たちとの出会いがすごい良かったな、人生にとってって思ってます。
富島柑橘クラブっていうのは、
栗市の川尻町かな、地元の方々なんだけど、
代表の方がね、人間として底が見えないというか、掴みどころがあるようでないというか、
最後までっていうか、これからも付き合い続いていくんだけど、難しいなっていうか、
分かんないんだよな、この人って思うんだよね。
富島柑橘クラブをフックに、
富島のレモン農家さんのところには企業とか行政とかも出入りしてたんだけど、
その調整役として、すごい難しいバランス感覚が求められたと思うんですよ。
やっぱりいろんな思惑の人がいるからさ。
地元を良くしていきたいってめっちゃピュアで素晴らしい志だと思うんだけど、
みんなの思惑が重なることばっかりじゃないからさ、
嫌な思いすることめっちゃあったと思うんですよ。
私とかはそんなに覚悟とかないタイプなんで、
なんでボランティアでやるかって言ったら、
報酬もらわない代わりに、人との衝突とか摩擦とかは避けたいみたいな気持ちが根本にあって、
ボランティアを通じてカジュアルにソーシャルグッドなことをして、
いいことしたなーみたいな気持ちになりたいだけで、
別に私世界を変えていくためなら、
衝突も摩擦も厭いませんみたいな感じじゃ全くないから、
世界が平和になったらいいなと思ってるけど、
そう思うことで個人的に何か嫌な思いするぐらいだったら、
全然ボランティアとかしたくないなっていうタイプなんだよね。
こういう人結構多いと思うんだけど、
わざわざ口に出したりとかしないだけでね。
富島柑橘クラブは、なんていうか、
別に衝突も厭わないから世界を変えようみたいな、
別にそんな抗戦的な感じでは全くないんだけど、
それでもやっぱりいろいろあったと思うんですよ。
例えばなんだけど、レモンの栽培に泥も役立てようみたいな話があって、
それにも一枚噛んでたんですよ。
富島柑橘クラブがね。
レモンの木一本ずつ一条歩とって、
ドローンを決まったルートでレモンの木の間を飛ばして、
生育状況を遠隔で分かるようにするみたいな話だったと思うんですよ。
レモンの園地ってだいたい傾斜地にあるから、
人間が歩いて行こうと思うと結構大変で、
例えばレモン農家の高齢化が進んでるから、
いくら農家の皆さん慣れてるとはいえ、
高齢になってくるとやっぱ大変だから、
ドローンとか使えたら便利だよねみたいな話で、
めっちゃ未来感じるし、いい話じゃないですか。
いいじゃんって思ったんだけど、
地元では反対意見とかもあって、
Wi-Fi飛ばすための工事が始まった時に、
変なもの飛ばすなみたいな話で、
地元の方にめっちゃ怒られたって言ってた。
それでちゃんと説明に行って、
Wi-Fi飛ばすって言っても、
Wi-Fiってのはそんな健康を害するようなものとかでは全くないですから、
安心してくださいねみたいな話を丁寧にして、
お怒りを聞いてみたいなことをしたって言ってたんだけど、
それ聞いて、
私これ結構、
私だったら無理かもしれないって思っちゃったんだけど、
Wi-Fiで怒られるっていうエピソード自体は、
ちょっと面白いなって思ったんだけど、
Wi-Fiは氷山の一角でさ、
新しいことをするために、
それなりに摩擦があっただろうなって思うんだよね。
新しいことをすることに抵抗感を覚える方って、
一手すいて、
大小あったとは思うんだけど、
飛島柑橘クラブは新しいことに調整しまくってた分、
地元の方々とは、
それなりに摩擦もあったんじゃないかなって推察してて、
なんて言うんだろうな、
その摩擦ってさ、
やっぱ結構、
耐えられない人は耐えられないと思うんだよ。
なんか、いろんなところでさ、
地域創生の難しさ
ソーシャルグッドな志で、
地方創生みたいなの始まると思うんだけど、
そういうのが終わりがちな原因って、
こういう摩擦に耐えられなくて終わっちゃうっていうパターン、
結構ある話だなって思ってるわけ。
地域起こし協力体とか、
がうまくいかない原因とかも、
だいたいそういう摩擦やん。
YouTubeとか見てるとさ。
って思うと、
地元の方で構成されてるからってのもあったかもしれないけど、
やっぱその点なんていうか、
地元と摩擦が発生しても、
逃げずに丁寧にクリアしていくみたいな意味で、
富島柑橘クラブはマジでめっちゃ頑張ってるなって思うし、
それをずっと続けていくのってすごい大変なことだと思うから、
やっぱ中の人たちの人柄だなっていうのを、
すごい接してて感じたかな。
私も地方創生とかね、いいなって思うんだけど、
やっぱその辺の摩擦とか衝突とかを引き受けてまでやりたいかって言われると、
いや、そこまでではないかなみたいな感じになっちゃうから。
たまにその富島柑橘クラブの人たちから苦労話をダイジェストで聞くぐらいがちょうどいいんだけど、
やっぱ応援はしちゃうよね。
すごい立派だと思うわ。
ということで、そんな富島柑橘クラブのクラウドファンディングまだやってますので、
皆さんぜひご支援よろしくお願いいたします。
ということで、今週、というか明日ね。
配信日が10月18日金曜日なんだけど、この回は。
10月19日土曜日、明日の11時から15時、中野敷の森公園にてピクニックオフ会開催いたします。
関東近郊の方はぜひいらしてください。
天気もね、一応予報ではギリギリ雨とか降らずに持ちそうですね。
夜はちょっと雨降るみたいなんだけど、日中は雨降らなさそうだからちょっと安心してますということで。
忘れてみたい夜だからは毎週金曜18時から配信しています。
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ということで、それではおやすみなさい。
