投資信託の選び方セミナー
和田おはまです。このチャンネルは、証券会社時代に具合の営業職で最高年収5000万円を達成し、現在は年間500人以上のお客様の投資相談に対応している私が、45歳からの投資マインドについてお話ししていきます。
今日は、「安いときに買って高いときに売るのが難しい理由」というテーマでお話ししたいと思います。
私は先日、「その場で実践!投資信託の選び方セミナー」というのを開催しました。
録画をさせていただいて、参加していただいた方のご質問にお答えしたりしてたんですけれども、録画を止めた後に、もうちょっと質問があったら受け付けますよって言ったときに、
いただいたご質問が、この安いときに買って高いときに売るということについてご質問をいただきました。
その方がおっしゃっていたのは、投資信託って値段が上がったり下がったりするので、それだったら安いときに買って高いときに売ったらいいんですか?というご質問だったんですね。
その時は、過去の値動きのグラフを見てもらいながらずっと話をしていたので、確かにグラフを見たら、ここが一番安いというのはわかるので、そういうふうに思ってしまうだろうなというお気持ちはすごくわかるんですけど、
実際、私はリーマンショックだったり、コロナショックだったり、それ以外にもいろんな大きな下げの相場のときに、証券会社とか銀行にずっといたので、下がっているときってどこがそこか本当にわからないんですよね。
例えば、今日5%下がりましたって言ったら、明日元に戻るのか、それとも明日は20%ぐらい下がっちゃうかっていうのは誰にもわからないんですよね。
リーマンショックの時とかは、リーマンブラザーズっていう大きな会社が潰れちゃったっていう、その後にすごい不景気になってっていうような原因が大きなのがあったので、大きく下げるっていうのもわかりましたけど、
例えば、記憶に新しいところでコロナショックとかも、一番すごくドーンって下がったときって、別にコロナが一番ピークに患者さんが増えて感染爆発したそのときに下がったわけではなく、どっちかというと、なんかこれからやばくなりそうだみたいなときにドーンと下がったんですね。
そのときも結構、こんなもんじゃ進まないだろう、もっともっとこれから下がるって言われているうちに、先に株の方上がっていって、その後も緊急事態宣言とかね、いろいろ感染は拡大していったんですけど、実際にその相場として下がったのは、確か緊急事態宣言が出るもっと前、3月だったと思うんですけど、
損失回避の心理と投資戦略
そんな感じでですね、後になってみたら、ここが一番安いんだなっていうのはね、わかるんですけど、その下中にいるときはですね、本当にわからないんですよね。
で、あとはやっぱりその人間の心理として、損失を避けたいっていうね、人間の心理があるんですよね。
プロスペクト理論、例えば人は1万円損するのと、1万円得をすると、得をするってなったときに、例えば自分が10万円持ってて株を買ったら、それが11万円になりましたっていうのと、10万円で株買ったのに9万円に下がりました。
この得して嬉しいなって思う気持ちと、損して嫌だなというか、腹が立つとか、悲しいとか思う気持ちはイコールではなくて、下がったときの方が感情がより動くというか、損したっていう気持ちをすごく人間は感じやすくなってるんです。
なので、なかなか損したくないという気持ちが強すぎると、逆にタイミングが本当にわからなかったりするんですよね。
なので、もちろんチャートとか色々勉強して、自分なりの投資方法をちゃんとわかった上で、ここは安くなって、このタイミングで買おうとか、このタイミングで売ろうっていうのがわかるぐらいまで勉強する人は全然それでいいと思うんですけど、
大体の人はそこまで投資自体に時間とエネルギーを避けられない人がほとんどだと思うので、そういう人はもうタイミングは考えずに、今よく言われる2位差で毎月積み立てをするというようなやり方だと、そんなにタイミングとかを測る必要がないんですよ。
これが例えば、設定をしないで、毎月私は1日の日に、例えばオールカントリー、オルカンだったらオルカンを毎月3万円ずつ買うぞって決めたとしたら、1日になった時にたまたますごく相場が上がっていたりすると、なんか今月高いからもうちょっと下がってから買った方がいいかなとか、逆に下がってたら、いやなんかこんなに下がっている時に買うのもちょっと怖いからもうちょっと様子を見ようって言って、
結局は買えなかったりするんです。積み立ての場合は設定さえしておけば、その決まった日に銀行にお金さえ置いておけば、勝手に引き落としてくれるという感じになるので、そういう人間の感情を挟まずに機械的に買うことができるというのが、一番初心者さんにもやりやすいですし、長く続けていくにはそういうやり方がいいかなと思いますので、
もちろん一生懸命勉強して、いろいろ自分なりのやり方を編み出せる人は全然それでいいと思うんですけど、そうじゃない人はあんまりそこに感情を挟まずに淡々と続けるというのがいいかなというのが私の結論になります。
ということで、いいねやコメントそしてフォローいただけたらとても嬉しいです。最後まで聞いていただきましてどうもありがとうございました。